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【2025年4月最新】メール配信システムおすすめ比較20選!専門家が図解とランキング形式で解説

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2025.04.01 メール配信

【2022年最新】メール配信システム比較20選!機能・料金を徹底比較

この記事では、数あるメール配信システムの中から、プロがおすすめする20種類のメール配信システムについて、機能や価格の違いをまとめています。

いま本記事をご覧頂いている方は、一斉送信やメルマガ配信に課題をお持ちで、新しいメール配信システムの導入をご検討されていたり、ご利用中のシステムやツールからの乗り換えをご検討されている方が多いと思います。

メール一斉送信やメルマガ配信をするならメールソフトよりも、「リスト管理や予約配信・効果測定」などのメールの配信に特化した様々な機能が使える「メール配信システム」が便利で使いやすく、多くの企業がメールの配信にはメール配信システムを利用しています。

また、2024年2月に施行されたGmail送信者ガイドライン変更に続き、Yahoo!メールも同様のガイドライン変更を行ったため、大切な情報を確実に届けるためにもメール配信システムの導入需要はますます高まっています。

そんなメール配信に欠かせないメール配信システムについて、利用料金やサービスの特徴についてもそれぞれ分かりやすくまとめました。

メール配信システム導入時の参考にしてみてください。

※ おすすめランキングを先に見たい方、こちらのリンクからランキング項目まで飛べます。

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この記事の執筆者:森神 佑希
株式会社ラクスライトクラウド Webマーケティングリーダー
5年以上メルマガ配信の実務を行っており、先頭に立ってPDCAを回し、コンバージョン数を3倍以上に増やすことに成功。2022年からはそのノウハウを還元すべく「メールマーケティング」関連セミナーへの登壇も。メール配信システム選びのプロとしてシステム選びのサポートを日々行っている。

目次 [非表示]

メール配信システム(メール配信サービス)とは?

メール配信システムとは、メールの一斉配信時に発生しやすい「相手に届かない・迷惑メールに振り分けられる・誤送信」といった課題を専用の仕組みで回避しながら、その上で「リスト管理やHTMLメールの作成、予約配信など」行えるメール配信には欠かせないシステムです。

メール配信システムはユーザーによって「メール配信サービス」「メール配信ツール」「メルマガ配信ツール」「メルマガスタンド」など、様々な呼ばれ方をしますが、ほとんど同じものを指します。

日々仕事やプライベートで受信ボックスに届いている「メルマガ・サービスのお知らせ」といったメールは、ほぼすべてメール配信システムによって送信されたメールです。

メール配信システムでは、ただ一斉にメールを配信するだけではなく、システム内で配信対象者の管理やメールの冒頭に「●●会社 ●●様」といった宛名を自動挿入できるため、配信業務の負担を低減しつつ、メール配信の効果を高めることができます。

またメール配信システムには、これらの他にもメールの到達率・開封率を調査する効果測定や、HTMLメールの作成機能などが搭載されているのが一般的です。

メール配信システムを選ぶ際は、これらの機能とコストのバランスを考える必要があります。

メール配信システム(メール配信サービス)と通常のメーラーの違い

メール配信システムはOutlookやGmaiといった通常のメーラーとはその目的も性能も異なります。わかりやすく比較表にしてみました。

機能・特徴 メール配信システム 通常のメーラー
大量配信能力 大量のメールを高速に配信可能 配信量に制限があり、大量配信は困難
到達率 高い到達率でメールを確実に届けられる スパムフィルターに引っかかりやすい
一斉配信の効率 数千通、数万通を数十分から数時間で配信 大量配信時に遅延や未達が発生しやすい
セグメント配信 特定条件で絞り込んだターゲットに配信可能 手動での管理が必要で時間がかかる
HTMLメール作成 専門知識不要でデザイン性の高いメールが作れる HTMLメール作成には専門知識が必要
効果測定 開封率やクリック率の測定・分析が容易 効果測定機能がない、または限定的
セキュリティ 誤送信リスクが低く、情報漏洩対策が充実 人的ミスによる誤送信リスクが高い
特定電子メール法対応 配信解除機能など法令対応が容易 法令対応に手間がかかる
自動化機能 ステップメールなど様々な自動配信が可能 自動配信機能が限定的または不可能
他システムとの連携 他のシステムと連携・連動が可能 連携機能が限定的
メール配信システムは、大量のメールを高速かつ確実に送信するためのサービスなので、一番の違いはその配信性能です。

メルマガや連絡網など、一斉送信を頻繁に行う人にとっては必須のツールといっても過言ではないでしょう。

メール配信システム(メール配信サービス)とメルマガスタンドの違い

メール配信システム(メール配信サービス)とメルマガスタンドに大きな違いはありません。基本的には単なる呼び方の違いと考えてよいでしょう。

しいて言うなら、メール配信システムは「大量・高速な配信」や「高度な分析機能」を備えた、大規模なマーケティング活動に適したツールです。

一方メルマガスタンドは、読者との関係構築を重視し、簡単に使えることを重視したツールのことを呼ぶことが多いです。

メール配信システムのメリット

メール配信システムのメリットは以下の5つが挙げられます。

メール配信システムのメリット

  • 大量のメールを高速で配信できる
  • 送信したメールが顧客のメールボックスにより確実に届く
  • アドレスを一元管理し、負担が減る
  • デザイン性の高いメールを簡単に作成できる
  • 配信の効果測定ができる

大量のメールを高速で配信できる

メール配信において配信速度は非常に重要な要素です。

通常のメーラーを使う場合、サーバーに負荷がかかり、1通のメールを送るのに数時間以上かかってしまうケースも少なくありません。

タイムセールなど速報性の高い情報を送りたい場合、メール配信システムを使うことをお勧めします。

ただし、一部のメール配信システムは配信速度を高める機能が不十分なものもあります。導入の際には、公式サイトで配信速度について言及されているサービスを選びましょう。

参考記事:メール配信に速度が重要な理由は?配信速度を上げる方法とおすすめのツールを紹介!

送信したメールが顧客のメールボックスにより確実に届く

メール配信システムを使えば、大量のメールを一度に送信しても迷惑メール認定されることはほとんどありません。

システムを使わずに大量にメールを送っているとサーバーにスパム認定され、メールが届かなくなってしまいます。メールの効果測定をしたいと思っても、まずはメールを確実に届けることが大前提です。

  • 確実に届けたい情報がある
  • マーケティングの効果を正しく分析したい 

上記のようなニーズを持つ方はメール配信システムの導入が必須です。

アドレスを一元管理し、負担が減る

メール配信システムには顧客管理機能がついているものが多いです。

アドレスに対して「流入経路」「年齢」「性別」「興味関心」などのフラグを立てておくことでリストをより効率的に管理できます。

「どのようなキーワードに読者は反応するのか?」を調査し、顧客ごとに対策をとることで、メール配信による効果も高くなっていきます。ステップメールや宛名の自動差込機能、セグメント配信などを使い効率的に業務を進めることができるでしょう。

デザイン性の高いメールを簡単に作成できる

メール配信システムには画像やボタンを挿入できる「HTMLメール」を知識なしで作成できる「HTMLメールエディタ」が搭載されています。

これを使えば、効率よく魅力的なメールが作成できて、マーケティングの効果を最大化できます。

配信の効果測定ができ

メール配信で大切になるのが送った後の反応を調べることです。メール配信システムを使えば「開封率・クリック率・コンバージョン率」など詳細な効果判定を行うことができます。

さらに詳しく知りたい方は、こちらの記事がおすすめです。メール配信システム(サービス)について、メール配信の専門家が詳しくご紹介しています。

【徹底解説!】メール配信サービスを導入するメリットとは?メール配信サービスの種類・機能・導入事例をご紹介!

メール配信システム選びの前にやっておくべきこと

メール配信システムは、導入コストや初期設定の手間などを考えるとそう何度も乗り換えるものではありません。

コストと機能で選んだら配信速度が遅すぎて使い物にならず、再度乗り換えをしたというケースも見られます。

基本的には、次乗り換えたらそのシステムを使い続けるくらいの気持ちで準備をしましょう。

目的を明確にする

メール配信システムを導入する前に、目的を明確にしましょう。目的によって、必要な機能やサービスが異なります。

メール配信システム導入で解決できる課題

  • 連絡網やニュース配信など、大量のメールを速く・確実に届けたい
  • メルマガなど、マーケティングに活用したい
  • MAツールなど高額なシステムからの乗り換えや併用でコストを落としたい
  • HTMLメールを簡単に作りたい
  • API連携による自動化で配信業務を減らしたい 

本来の目的を見失って配信システムを選ぶと、不要な機能に高額な利用料を支払うことになるので注意しましょう。

メール配信システムの主なサービスは「クラウド型」と呼ばれる月額課金制なので、高額なサービスを選ぶとランニングコストを圧迫します。

乗り換えを検討されている方は、このステップはすでに実施済みなので、現行のシステムで果たそうとしている目的を改めて言語化してみるのもおすすめです。

【ステップ別】メール配信システムの選び方

メール配信システムには選ぶ際に守っておきたいステップがあります。

ちなみに、このような記事や比較サイト、問い合わせのフェーズはステップ4以降になるので、1~3で未実施の項目がないか、改めて確認してみましょう。

メール配信システムを選ぶ際の7つのステップ

  • 目的を明確にする
  • 必要な機能をリストアップする
  • 自社の配信アドレス数と配信頻度を確認する
  • メール配信にかけられる費用を算出する
  • システムを比較する
  • 検証・問い合わせを行う
  • 確認漏れがないかチェックする

1つ目の「目的を明確にする」は前項で解説しているので、2つ目から解説していきます。

必要な機能を洗い出す

目的が決まったら、必要な機能をリストアップしましょう。

機能は豊富であるに越したことはありませんが、目的に即したもの以外のものを魅力に感じて契約してしまうと、結局その機能はあまり使わないことになってしまいます。

費用だけかさむなどのリスクがあるので、本当に必要な機能が何か、目的と照らし合わせて確認するようにしましょう。

乗り換え検討の方は、現行のシステムで利用しているものをそのまま洗い出すのではなく、他の機能で代用できたり、本当は必須ではない機能についてそぎ落として考えると、比較検討時に役に立ちます。

機能についてはこちらの章で詳しく解説しています。

自社の配信アドレス数と配信頻度を確認する

配信規模によって、選ぶべきシステムが変わります。以下のポイントを確認しましょう。

  • 配信リストの登録数
  • 配信頻度 

上記2件がわかると、月間の配信通数が決まります。

10000件に対して週3回の配信を行えば、大まかな計算で月12万通になります。

メール配信システムの課金形態はアドレス課金と通数課金に分かれるため、アドレス数と月間の配信通数はあらかじめ把握しておきましょう。

はじめてメルマガやメール配信を始める方は、最初は作成の負担を考えて週2回くらいの配信を想定しておくといいでしょう。

ただし、最初の配信頻度が低いから割安になる通数課金制を選ぶと、後々配信頻度を上げにくくなるリスクもあります。将来的にどれぐらい配信したいか、できるかまで考えて設定することをお勧めします。

メール配信にかけられる費用を算出する

メール配信にかけられる費用は以下の計算式で算出可能です。

メール配信で期待する売り上げ効果 / 許容できる費用対効果

価格についてはこちらで詳しく解説しています。

システムを比較する

機能や料金についてあらかた決まったら、いよいよサービスを比較していきます。

比較の方法は主に以下の3種類あります。

  • 製品やサービスサイトで公式情報を確認する
  • 比較サイトを用いて口コミや第3者の評価を確認する
  • 取引先や友人など、すでに導入している人に話を聞く

それぞれの方法を組み合わせつつ、ステップ3までにリストアップした要件に見合うシステムを絞り込んでいきましょう。

1~3を時間をかけて行っておくと、ここの作業が非常に楽になります。

2~3システムに絞ったら、次のステップに進めます。

検証・問い合わせを行う

システムの使いやすさや機能を確認するために、無料トライアルやデモを活用しましょう。

また、ベンダーに問い合わせを行い、サポート体制やカスタマイズの可否を確認することも重要です。

検証時に確認すべきポイント

  • 使いやすさ(管理画面が直感的か)
  • 配信速度・到達率(メールが遅延しないか)
  • サポート体制(問い合わせの対応が迅速か) 

特に配信速度と到達率は見逃しがちなポイントです。

確認漏れがないかチェックする

導入前に、以下のポイントを再度チェックしましょう。

  • 目的に合った機能が揃っているか
  • 予算内で運用できるか
  • 配信規模に耐えられるか
  • セキュリティ対策が十分か
  • 使いやすいシステムか 

この7つのステップを踏めば、自社に最適なメール配信システムを選ぶことができます。最終的には、実際に試してみて、運用しやすいシステムを導入しましょう!

参考記事:メール配信システムの選び方!手順から見落としがちな落とし穴まで徹底解説します

【目的別】メール配信システムの選び方

紹介システムの図解

次に、目的別のメール配信システムの選び方とおすすめの配信システムを紹介します。

メールマーケティングの流行や顧客とのコミュニケーションのオンライン化が求められている昨今では、メール配信の用途の幅が急激に広がっており、需要が高まっています

おそらく99%以上のビジネスパーソンは毎日メールをチェックしているでしょう。利用頻度の高い「メール」という手段は顧客へのアプローチ方法として古くから効果的とされています。

もちろん、マーケティング活動以外でもメールアプローチは有効です。たとえば、セールスの促進、キャンペーンやイベントの案内、ウェブサイトやブログなどへ流入を増やすためにメルマガを施策を行うなどが代表例です。

このように、メール配信は幅広く使えるということもあり、いくつものメール配信システムが多くの企業から提供されています。「こんなに沢山の種類があって選べない」という方向けに、まずは目的別の選び方についてポイントを解説していきます。

メールの到達率を高めたい

メールの到達率を高めたいのアイキャッチ画像

到達率はメール配信にとって大切な要素ですが、意外に見落とされがちなポイントです。

到達率とは、配信したメールが送信先のメールボックスに届いた率を表したものです。到達率が低い状態は「迷惑メールに振り分けられる率が高い」ではなく、「迷惑メール”にも”全く届かない状態」を指します。

一斉送信は、通常のメール送信に比べて、受信先にスパムメールと判定される確率が高いです。スパムメールと判定されたメールは迷惑メールに入ればまだ良い方で、ほとんどの場合は相手先のメールサーバーにブロックされて受信ボックスに届きません。

メール配信システムは一斉送信であっても相手に届きやすくなるシステムですが、無料の配信サービスやCGIを用いた配信では、到達率を高める対策がされていない場合もあります。

到達率を高める機能には送信認証技術である「SPFレコード・DKIM」、ブラックリストへの登録を避ける「IPアドレス分散」などがあります。有料の配信サービスではこれらの機能が備わっていることが殆どなので心配は不要ですが、無料のサービスを使う際は到達率が下がるリスクがあるので注意しましょう。

たとえば「営業再開メール」や「学校の行事案内」など、確実に相手に届けさせたい内容を配信する用途の場合は、到達率を高める機能が備わっているメール配信システムを選びましょう。

おすすめのメール配信システム

  • ブラストメール
  • MailPublisher
  • MailChimp 

関連記事:メール配信の到達率を上げるには?到達率を上げる5つの対策をわかりやすくご紹介します!

メルマガの効果測定をしっかり行いたい

メルマガの効果測定をしっかり行いたい のアイキャッチ画像

すでにメルマガをメーラーやメール配信ソフトなどで配信している方でも、メルマガの効果を分析できていない方が多い印象です。

メルマガはきちんと効果測定を行えば、改善活動が比較的容易に行えますので、送ったら送りっぱなしは勿体ないです。

メルマガを配信し効果測定をするなら最低限「開封率・クリック率」はしっかり取得できるようにしましょう。HTMLメールを送れるメール配信システムには効果測定の機能が備わっていますので、効果測定も重視したいならHTMLメールを送れるメール配信システムを選びましょう。

業界によりますがメルマガの平均開封率は18~20%と言われています。メルマガを送っても反応がないと感じていても、開封率を調べると平均以上の数値だったという事例は数知れずあります。

開封率が高くて、クリック率が低ければ、メルマガ本文の見直しやCTA(ボタンやリンク)の配置を変えてみるなどの具体的なアクションプランも立てやすいでしょう。

とくにメルマガの費用対効果を気にされている場合は「配信数・開封数・クリック数・申込数・成約数」までをセットで計測すれば、メルマガの反応と購買促進の貢献度を測れます。

おすすめのメール配信システム

  • 配配メール
  • ブラストメール 

関連記事:【メルマガの効果測定】メール配信システムで効果を分析するために知っておくべき指標・数値とは。

メールのデザイン性を重視したい

メールのデザイン性を重視したい のアイキャッチ画像

主にtoCをターゲットに配信する場合、スマホなどのモバイル端末での購読がされ、モバイル端末では長い文章などは読みづらいため、メルマガに目を止めて貰うにはメール自体のデザイン性が重要になります。

読者はメルマガやブログページをこのまま読み進めるか、わずか3秒で判断すると言われています。

読者がページを開き、一番最初に目に留まる部分をファーストビューと呼びますが、メルマガを読み進めるかどうかは、メルマガを開いて目に入ったわずかな印象でもう決まってしまうのです。

テキストだけで読者にインパクトを与えるのはなかなかに難しく、他社との差別化も難しいため、自社ブランドイメージを浸透させたり、画像で視覚的に情報を伝えたい場合は、HTMLメールの配信ができるメール配信システムを選ぶと良いでしょう。

また、HTMLメールのテンプレートや独自HTMLのインポート機能があると、一からデザインを作らなくて済み、メールの作成作業が容易に行えます。

関連記事:HTMLメールとは?テキストメールとの違いを徹底解説!

大量配信を遅延なく行いたい

大量配信に明確な定義はありませんが、目安としては数万から数十万件以上への一斉配信が大量送信となります。

プラン的には「10万件以上」の送信が可能であった場合でも、メールの送信スピードはメール配信システムにより大きく異なりますので注意が必要です。

大量配信を予定されている方は、導入の前に280万件/時など時間あたりの配信実績を掲載しているか確認するようにしましょう。

公式サイトに掲載が無い場合は、メール配信システムのサポート窓口に配信実績数と配信予定の通数を伝え、おおよその配信時間の目安を把握することを推奨します。

おすすめのメール配信システム

  • ブラストメール
  • Cuenote FC
  • SendGrid 

関連記事:メールが遅延する原因とその対策方法とは

迷惑メール対策がされたシステムで安心してメール配信を行いたい

迷惑メール対策がされたシステムで安心してメール配信を行いたい のアイキャッチ画像

メール配信システムを選ぶうえで最も重要な要素のひとつが迷惑メール対策です。

例えば、迷惑対策がされていないシステムを使うことで、「送信したはずのメールが届いていない」といった事象が発生する可能性があります。

迷惑メール対策の方法としては、SPFレコードやDKIM署名の設定、ブラックリストへの登録を避けるIPアドレス分散などがあります。有料の配信システムであれば搭載しているケースが多いですが導入前に確認することをおすすめします。

また、迷惑メール・セキュリティ関連で言うと、メール配信におて最も避けたいのが「ブラックリスト」です。

メール配信のブラックリストとは、「迷惑メールの送信元IPアドレスリスト」のことを指します。自身のIPアドレスが登録されてしまうと、送信メールはほとんどの宛先に届かなくなってしまいます。ここで言う「届かない」というのは、「迷惑メールフォルダに入る」という意味ではありません。

文字通り、どのメールフォルダにも入らず、届かなくなるのです。詳細は下記記事で解説していますので気になる方は併せてご確認下さい。

関連記事:メール配信のブラックリスト登録の原因と確認・解除方法

APIなどで既存システムと連動させたい

APIなどで既存システムと連動させたい のアイキャッチ画像

名刺管理ソフトやCRMシステム、ECショップなどの顧客データベースがあるシステムすでに利用していて、配信だけをメール配信システムに委ねたい場合もあるでしょう。

API連携を使うと、顧客の重複管理や配信ステータスの変更などが不要となり、既存のシステムを操作するのみで配信まで行えるようになります。従来の顧客管理の仕組みに、メール配信の機能を付け加えるようなイメージです。

既存のシステムと連携させたい場合は、API連携の有無を確認しましょう。また、API連携が無料・有料のサービスがありますので、API連携がオプション費用になるのかなどはサービス料金ページでチェックしておきたい項目です。

なお、APIに特化したメール配信システムを検討されている場合は、低コストかつサポートやドキュメントが充実したブラストエンジン」がおすすめです。

エンジニアを楽にするメール配信システム | ブラストエンジンの詳細を見る

おすすめのメール配信システム

  • blastengine
  • SendGrid 

導入や配信の内容について相談したい

はじめてメール配信システムを導入する企業や、現状の配信に何らかの課題を感じている場合は、サポート体制の充実度も検討するうえで非常に大切です。

サポートの主な比較軸は以下のとおりです。

基本のサポート

  • コールセンターなどの電話のサポートがあるか
  • メール/チャットのサポートはあるか
  • 日本語のサポートはあるか

初期設定におけるサポート

  • トライアル期間のサポートはあるか
  • 導入・移行のサポートはあるか

オプションのサポート

  • 配信内容の添削はあるか
  • 配信結果分析のサポートはあるか

自社のフェーズやニーズによって、どこまでのサポートが必要かをよく見極めて選ぶことをおすすめします。

おすすめのメール配信システム

  • ブラストメール Proプラン
  • 配配メール Bridge 

メール配信にかかる手間をなるべく削減したい

メール配信システムは、シンプルで使いやすいことが大切です。配信業務は1度で終わりではないため、小さな違いが年間を通して見ると大きな効率の違いになります。

例えば、週に3回メール配信を行うとして、1回の配信にかかる作業時間が以下だったとします。

  • システムA:1回15分
  • システムB :1回1時間

この時、1年間でかかる作業時間の差はなんと117時間にもなります。人件費で考えれば20~30万円です。

これだけの差がシステム選定のみで出てしまうので、システム選びは慎重に行うことをお勧めします。

使いやすさの側面で考えるべきポイントは主に「エディタ(編集画面)の使いやすさ」「テンプレート」の量です。無料トライアルを実施できるサービスでは、必ず事前に確認をしてから導入を決めましょう。

人気のメール配信システム5選【おすすめ】

システム名 配信品質 機能 価格 操作面 サポート

こちらの比較表は、数多くあるメール配信システムの中でも、特におすすめのシステムをまとめています。
メール配信システムの詳しい機能や導入のポイントについては記事の後半で紹介しています。

以下のメール配信システムは機能やコストが優れていることに加え、口コミでも評価の高かった5つになります。

No.1
『blastmail』/(株式会社ラクスライトクラウド)

『blastmail(ブラストメール)』はシンプルな使いやすさ、価格の安さ、機能の充実度から、顧客導入シェア数14年連続1位を獲得しています。

総合評価:★★★★★
迷ったらこれ。初心者~中級者向けのメール配信システム。
機能評価:★★★★
本当に必要な機能だけを厳選して提供
価格評価:★★★★★
機能を抑えて低価格。性能や機能を考えるとコスパ最高クラス
使い易さ:★★★★★
初めての人でも使える簡単設計。シンプルだから迷わない
サポート:★★★★
電話とメールでの手厚いサポート、マニュアルなども充実

中小企業から大手企業、官公庁や学校・社団法人まで幅広く導入されており、まさに定番のメール配信システムと言えるでしょう。導入実績も25,000社と安心の実績です。

メール配信を施策として立ち上げるとは、メール配信の専任を立てて行うというものではなく、「総務・広報・営業担当」など、幅広い部門で利用のニーズがあります。これからメール配信システムの導入を検討している場合は、配信用途や担当者が異なっていく状況化でも、柔軟に対応できる汎用的なメール配信システムがおすすめです。

ブラストメールは、ITシステムに対して「難しそう」と牽引しがちな方でも使いやすいデザインや操作性になっているので、部門をまたいで利用を想定している場合や、ITシステムの導入が初めての企業様にも安心して利用できるメール配信システムでしょう。

主な機能は下記の通りで、一斉送信はもちろん、メールマーケティングに必要な機能が一式揃っています。

  • HTMLメール作成(エディター)
  • レスポンシブデザイン(モバイル最適化)
  • フォーム作成
  • ターゲット配信
  • 効果測定
  • 迷惑メール対策 (DKIM署名)

料金プランは以下の通りです。

プラン名 月額費用 初期費用 登録アドレス数
無料お試し 0円 0円 0~100件
Lightプラン 4,000円 10,000円(1年契約で半額) 0~5,000件
Standardプラン 8,000円〜 10,000円(1年契約で半額) 0~50,000件
Proプラン 30,000円〜 50,000円 50,001件~

『blastmail』は他のメール配信システムよりも、コストパフォーマンスの高さが特徴です。その他にも、メール配信システムを初めて使う方や、現行のシステムからコストを落としたい企業にオススメです。無料トライアルも可能ですので、まずは実際に試してみるとよいでしょう。

>>無料でブラストメールを試してみる

さらに、迷惑メール対策として「DKIM署名」を採用しており、SPFレコードも公開しているので、2024年2月から施行されるGmail 送信者ガイドラインにも対応済みです。

送信者ガイドラインでは電子メール認証(DKIM署名・SPFレコード)以外にも対応事項がありますが、ガイドラインの内容は全て遵守しており、何かあればサポートスタッフへ直接連絡ができるので安心です。

また、ブラストメールには登録アドレス数50,001件以上の大規模配信プランもあります。最短即日でメール配信も可能ですので、すぐに大量のメールを一斉配信したい方にもぴったりのサービスです。

>>ブラストメール大規模プランの料金を確認する

ブラストメール利用ユーザーの声(口コミ/レビュー)
誰でもかんたんにHTMLメールを送れるようになりました!東急株式会社
ブラストメールはやはりシンプルで使いやすいですねオンキヨー&パイオニア株式会社
“確実に届く”ことが何よりの安心。マニュアル見ずに使いこなせるシンプルさも〇株式会社モトックス
運営会社 株式会社ラクスライトクラウド
導入社数 25,000社以上
無料お試し あり(すぐに申込み&利用可能)
最低月額料金 4,000円〜
公式サイト https://blastmail.jp/
補足情報 Gmail送信者ガイドライン対応済み
※2025年4月時点

No.2
『配配メール』/(株式会社ラクス)
株式会社ラクス

メールマーケティングするなら『配配メール』

『配配メール』は、充実した機能が魅力の配信システムです。

総合評価:★★★★
本格的なメールマーケティングで成果を出せる
機能評価:★★★★★
来訪通知やホットリード抽出などの上位機能多数
価格評価:★★★
非公開のため要問合せ
使い易さ:★★★★
自由度が高く慣れたらサクサク使える
サポート:★★★★★
メール配信の成功まで手厚くサポート

ステップメールやA/Bテスト、HTMLメールなど本格的なメールマーケティングをするならあると嬉しい機能が一通り揃っています。

MAツールのようなスコアリングやランディングページ作成、Webサイトを含めた分析などは行えませんが、メール部分の分析については配配メールだけで十分な効果が期待できます。

また、定期的に無料のメールマーケティングセミナーが開催されています。

価格については、標準的なメール配信ツールに比べるとややリッチです。プランについてもオプションが幾つもあるので、導入前にある程度料金プランの理解が必要となります。

主な機能は、

  • ステップメール
  • A/Bテスト機能
  • グラフ形式での効果測定レポート確認
  • HTMLメール作成(エディター)

などがあります。メール配信の効果測定をしっかり行い、数値を分析した上で売上戦略を立てていきたい方にはお勧めのシステムです。

初期費用 月額費用 登録アドレス数
問い合わせ 問い合わせ 10,000件〜

>>配配メールの詳しい資料をダウンロードする

配配メール利用ユーザーの声(口コミ/レビュー)
手厚いアフターフォローと来訪通知で営業アプローチの効率化とアポ数の最大化を同時に実現!株式会社ボナンザ
メールによる契約顧客との関係性強化で解約率の改善やLTVを向上!株式会社エムティーアイ
課題だった未入会のお客様フォローを電話とメールで強化し、売上の10%底上げを実現!トライオン株式会社
運営会社 株式会社ラクス
導入社数 10,000社以上
無料お試し あり(要お問い合わせ)
最低月額料金 要お問い合わせ
公式サイト https://www.hai2mail.jp/
補足情報 Gmail送信者ガイドライン対応済み
※2025年4月時点

No.3
『blastengine』/(株式会社ラクスライトクラウド)
blastengineのアイキャッチ画像
株式会社ラクスライトクラウド

SMTP・API連携の高速メール配信ならblastengine

『blastengine』は、お客様のシステムをSMTPリレーやAPIで連携することで簡単に一斉配信やトランザクションメールを配信することができる配信システムです。

総合評価:★★★★
高いメール到達率を実現
機能評価:★★★★
 SMTPリレーやAPIの連携機能が豊富
価格評価:★★★★
低価格での提供
使い易さ:★★★
エンジニアを面倒な業務から解放
サポート:★★★★
メール・電話での手厚いサポート

日本国内へ高速かつ99%以上の高いメール到達率を実現。各メールプロバイダ、国内携帯キャリアドメインへの最適化と大規模ネットワークを経由してメール配信を行い、日本国内への圧倒的な到達率を可能にしています。

本記事でも紹介しているブラストメールの姉妹サービスとなり、導入シェア1位のメール配信システムblastmailの高い技術基盤を用いて構築されているため高速かつ安定した配信によって、到達率などメール配信パフォーマンスが非常に高くなっています。

blastengineの管理画面イメージ画像

また、ブラストエンジンは業界内で最もコストパフォーマンスに優れたサービスの一つであり、月額3,000円からの手頃な料金設定で提供されています。料金体系は配信量によって変動し、より多くのメールを送信するほど一通あたりのコストが削減されます。

通数 月額料金 初期費用 超過料金
10,000通 3,000円 0円 0.60円
30,000通 8,000円 0円 0.50円
50,000通 12,000円〜 0円 0.40円
100,000通 16,000円〜 0円 0.40円
200,000通 30,000円〜 0円 0.30円

このように、月額料金は3,000円からで初期費用もないため、国内最安クラスの価格帯で、お気軽にご導入いただけます。より詳しい料金はblastengine(ブラストエンジン)の製品資料からご確認ください。

>>ブラストエンジンの詳細資料をダウンロードする

blastengine利用ユーザーの声(口コミ/レビュー)
問い合わせ対応工数の削減と同時に機会損失を抑制できています株式会社日テレWands
一斉メール配信に係るトラブルが激減し、対応のために発生していた工数が大幅に削減された日本アイ・ビー・エム株式会社
一度APIを組んでしまえば、自社のシステムから簡単に切り替えができるハートランドITイノベーション株式会社
運営会社 株式会社ラクスライトクラウド
導入社数 25,000社以上
無料お試し あり
最低月額料金 3,000円〜
公式サイト https://blastengine.jp/
補足情報 Gmail送信者ガイドライン対応済み
※2025年4月時点

No.4
『mailsales』/(セールスディビジョン株式会社)
セールスディビジョン株式会社

営業DXに最適な配信システムなら『Mailsales』

『Mailsales』は、リード(見込み顧客)を獲得するために、営業コンサルティング会社が監修したメール配信システムです。

総合評価:★★★★
営業DXに特化したメール配信システム
機能評価:★★★
見込み客を獲得するための必要最低限の機能
価格評価:★★★★
低価格サービス
使い易さ:★★★★
機能が絞られている分使いやすい
サポート:★★★
一般的なサポート水準

リードを獲得する必要最低限の機能に絞られており、「ITやマーケティングの専任担当者がいない」、「MA(マーケティングオートメーション)の導入が難しい」といった中小企業でもかんたんにはじめられます。
リモートワーク、テレワークがすすみ、リードの獲得を模索している企業もTELアポから脱却するセールステックツールとして、幅広い業種で導入がすすんでいます。

有料プランではAPIも公開されているので自社システムとの連携もできます。

  • HTMLメール(作成エディタ機能付き)
  • セグメント配信
  • 効果測定
  • 宛名差し込み機能
  • マルチパート配信
  • API連携

などがあります。

サポート面も充実しているので、本格導入を検討する際のフォローも受けられます。

料金プランは以下の通りです。

初期費用 月額費用 登録アドレス数
10,000円 4,950円〜 個別見積り
運営会社 セールスディビジョン株式会社
導入社数 非公開
無料お試し あり
最低月額料金 要お問い合わせ
公式サイト https://mailsales.jp/
※2025年4月時点

No.5
『MailPublisher』/(エンバーポイントホールディングス株式会社)
MailPublisher のアイキャッチ画像
エンバーポイントホールディングス株式会社

高機能・システム連携で選ぶなら『MailPublisher』

『MailPublisher』は4,100万通/時の業界屈指の配信スピードと、MA・CMS・BIツールなどと連携可能なハイブリッドなメール配信システムです。

総合評価:★★★★
業界最高水準のメール配信システム
機能評価:★★★★★
常に最先端の機能で企業のメールマーケティングを多角的にサポート
価格評価:★★
機能に相応しい高価格帯サービス
使い易さ:★★★
不明(サイト上では無料お試し申込みなどがないため)
サポート:★★★★★
経験豊富なサポートチームが様々な種類のお問い合わせに対し懇切丁寧に対応

MailPublisherはシステム間連携をコンセプトに設計されており、APIを用いて自社サービス(クラウド含む)と様々な連携ができる点が大きな魅力です。

高機能だけあり価格も高めなため、数十万単位の大量にある配信リストを高速配信したい大企業向けのシステムと言えるでしょう。

主な機能は、

  • SMS配信
  • HTMLメール作成機能
  • 効果測定
  • プラグイン・アプリとの連携
  • 承認機能

などがあります。

サポート面も充実しているので、本格導入を検討する際のフォローも受けられます。

料金プランは以下の通りです。

初期費用 月額費用 登録アドレス数
50,000円 25,000円〜 個別見積り

>>MailPublisherの詳しい資料をダウンロードする

MailPublisher利用ユーザーの声(口コミ/レビュー)
メールサーバーのセキュリティ変更で半減した到達率の大幅な回復に成功ターゲットメディア株式会社
データ活用と運用の内製化によりROI向上を達成株式会社セブン&アイ・フードシステムズ
たまひよ会員に寄り添うメールを支える配信基盤株式会社ベネッセコーポレーション
運営会社 エンバーポイントホールディングス株式会社
導入社数 非公開
無料お試し 要お問い合わせ
最低月額料金 要お問い合わせ
公式サイト https://emberpoint.com/mailpublisher/
※2025年4月時点

到達率・大量配信が強みなメール配信システム

ここからは到達率や大量配信に強みがあるメール配信システムを紹介します。

保有リスト数や、想定される月間の配信数が5万通以上の場合はこちらのメール配信システムをおすすめします。

Blastmail  Proプラン  /(株式会社ラクスライトクラウド)

公式サイト:https://blastmail.jp/big/

ブラストメールのProプランは5万アドレス以上の⼤規模配信向けです。

通常、大量配信を行いたい場合はサービスへの問い合わせからアカウントの発行、実際の配信まで最短で1週間ほどかかりますが、ブラストメールであればお問い合わせから最短即日で納品。納品後はすぐにメール配信ができます。

もちろん、SPFやDKIMなどの設定も可能となるため、2024年2月から施行されたGmail 送信者ガイドラインにも対応をしています。

さらに、Proプラン限定の導入支援コンサルが魅力的で特にメルマガ添削は多くの企業から好評を得ています。

ブラストメール_Proプランのイメージ画像

例えば、専任サポートをうけた企業からは以下のような声がありました。

メルマガを始めたが、⼿探りでの運⽤で配信結果の分析もできていなかったため、メルマガ添削とお悩み相談をお願いしました。お悩み相談で配信結果を分析いただき、件名や配信時間を変更したところ開封率が2.8%改善しました。また、クリック数も1.3倍に改善しました。

メール配信からの成果が感じられず困っておりメルマガ添削サポートをお願いしました。メールのデザインを改善していただき、会員限定クーポンメールのクリック数が約3倍に改善しました。その他にもブラックフライデーやお年⽟キャンペーンの販促メールでもメルマガ添削を⾏い売り上げを⼤きく伸ばすことができました。

また、Proプランは月額30,000円〜と低価格から始めることができるのも嬉しいポイントです。ここまで紹介した事例や詳しい料金は以下の料金表をダウンロードすることで確認できます。まずは資料をダウンロードしてみるとよいでしょう。

>>ブラストメールProプランの詳細はこちら

プラン名 月額費用 初期費用 登録アドレス数
無料お試し 0円 0円 0~100件
Lightプラン 4,000円 10,000円(1年契約で半額) 0~5,000件
Standardプラン 8,000円〜 10,000円(1年契約で半額) 0~50,000件
Proプラン 30,000円〜 50,000円 50,001件~

MailChimp/(Rocket Science Group)

MailChimp のアイキャッチ画像

公式サイト:https://mailchimp.com/

MailChimpはステップメール機能やレポート機能を無料で使うことができるので、ビジネスでも安心して使うことが出来ます。

ただし、全てが英語表記になっているので英語が苦手な方にとっては使い勝手が悪いかもしれません。

料金プランは以下の通りです。

初期費用 月額費用 登録アドレス数
0円 20ドル〜 1,500件〜

コンビーズメールプラス/(株式会社コンビーズ)

コンビーズメールプラス のアイキャッチ画像

公式サイト:https://plus.combz.jp/

『コンビーズメールプラス』は大規模配信に特化したメール配信システムです。

最大50万通の配信に対応をしていて、導入実績が20,000社以上あります。

初めてメール配信システムを利用するかたでも歓談に操作できる管理画面で、24時間監視システムが動いているため、初心者の方でも安心です。

初期費用 月額費用 登録アドレス数
問い合わせ 70,000円〜 100,000件~

>>コンビーズメールプラスの詳しい資料をダウンロードする

Cuenote FC / (株式会社ユミルリンク)

公式サイト:https://www.cuenote.jp/

Cuenote FCは、毎時1,000万通以上(※)のメール送信能力を持ち、効果的なメールマーケティングをサポートする機能が豊富です。

効果測定や自動CSVインポート、直感的に操作できるHTMLエディタ、ターゲット配信、ステップメールやシナリオメールなどの機能を提供しています。

リスト数が多い大企業や高機能なシステムを求めている人におすすめなメール配信システムです。

※CuenoteFC(配信サーバー1台)における配信成功数を集計。

初期費用 月額費用 登録アドレス数
30,000円 5,000円〜 2,000件〜

配信速度の比較表

到達率、大量配信が強みのシステムの配信速度の比較をしてみました。

サービス名 1時間当たりの配信速度 10万アドレスあたりの月額料金
ブラストメール 1,150万通 50,000円

※業界最安クラス

MailChimp 非公開 57,500円

※超過料金あり

コンビーズメールプラス 100万通 要問合せ
Cuenote FC 1,000万通以上 100,000円

Premiumプラン

コストパフォーマンスが高いメール配信システム

ここからは国内の企業が提供しているコストパフォーマンスが高いメール配信システムを紹介します。

費用対効果を上げるために、最低限の機能で十分だとお考えの方にはおすすめなメール配信システムです。

blastmail  Standardプラン  /(株式会社ラクスライトクラウド)

公式サイト:https://blastmail.jp

ブラストメールのStandardプランはDKIM署名を搭載しているので、メールの到達率が非常に高いです。

SPFレコードも公開しているので、2024年2月から施行されたGmail 送信者ガイドラインにも対応をしています。

ブラストメールは、14年連続で顧客導入シェアNo.1を獲得しており、導入実績は25,000社以上なので、信頼性も高いです。

セキュリティ対策に厳しいと思われがちな官公庁や地方自治体、誰もが知っている大手企業の実績もあるのが特徴です。

また、スタンダードプランは最大で50,000件までアドレスを登録ができるので、大量のハウスリストを保有している企業にもおすすめです。

そこまでアドレス数を保有していない企業でも、DKIM署名を利用することでメールの到達率が高まりますので、リスト数に関係なくおすすめメール配信システムです。

ブラストメールの無料トライアルは実際にメールを配信することができるので、配信ツールをご検討の方は、ぜひお試しください。

プラン名 月額費用 初期費用 登録アドレス数
無料お試し 0円 0円 0~100件
Lightプラン 4,000円 10,000円(1年契約で半額) 0~5,000件
Standardプラン 8,000円〜 10,000円(1年契約で半額) 0~50,000件
Proプラン 30,000円〜 50,000円 50,001件~

オレンジメール/(株式会社オレンジスピリッツ)

公式サイト:https://mail.orange-cloud7.net/

『オレンジメール』は月額2,980円で利用することができる上に、登録アドレス数が100件以下の場合は無料で利用することもできるメール配信システムです。

先述した『Lステップ』とは違い、LINE@などの他のシステムと連携することなく使用するメール配信システムなので、追加料金もかかりません。

操作がシンプルで料金形態も分かりやすいので初心者の方にもおすすめです。

初期費用 月額費用 登録アドレス数
12,800円 2,980円〜 100件〜(6ヶ月間は無料で使用可)

>>オレンジメールの詳しい資料をダウンロードする

オレンジメール利用ユーザーの声(口コミ/レビュー)

  • 「難しい」を「簡単」にしている、それがオレンジメール|株式会社ファンファーレ
  • 到達率が圧倒的に改善し、高い到達率を維持|株式会社Catch the Web
  • 見込み客を集めるのも顧客管理もずっとオレンジメール|ライズアップ株式会社

※オレンジメールご利用者様の声より引用

WiLL Mail/(株式会社サパナ)

WiLL Mail のアイキャッチ画像

公式サイト:https://willcloud.jp/

『Will Mail』は、blastmailと比較しても遜色のないコスパの良さと、手軽にメルマガを作成することができるエディタが特徴です。

マウス操作だけでHTMLメールをつくることが出来るので、メルマガの作成時間が導入前の1/4にまで短縮したと言う評判もあるようです。

料金体系にも特徴があり、

  • メール配信数による従量課金
  • 登録しているアドレスによる定量課金 

の2つを月ごとに自由に切り替えられます。

セール前やキャンペーン前などの、たくさんメールを配信したい時期にだけ②の料金形態に変えることもでき、無駄なくメール配信システムを使うことが出来ます。

主な機能は、

  • マウスのみで完結する簡単操作システム
  • スマホに対応したhtmlメールの作成
  • 効果測定
  • ステップメール配信機能

などがあります。

料金は先述の通り、2種類のプランを毎月切り替えることが可能です。

また、プレミアムプランとシングルプランが存在し、シングルプランの定額課金の場合には以下の金額になります。

初期費用 月額費用 登録アドレス数
0円 4,000円〜 500件〜

>>WiLL Mailの詳しい資料をダウンロードする

WiLL Mail利用ユーザーの声(口コミ/レビュー)

  • 簡単にメールが作成できて、スマートフォン用にメルマガを用意する必要がない|株式会社JAFサービス
  • 分析結果がシンプルっていいなと感じています|Hamee株式会社
  • 郵送していたものがメールに変わり、経費節減にも繋がっています|TAC株式会社

※WiLL Mailご利用中のお客様のお声より引用

める配くん/(株式会社ディライトフル)

める配くん のアイキャッチ画像

公式サイト:https://www.meruhaikun.com/

める配くんは有料のメール配信システムの中では比較的料金が安いのが特徴です。

低価格ではありますが、ステップメールやターゲット配信、マルチパート配信など最低限の機能は備わっています。

ただ、プランによって利用できる機能やサポートの内容が細かく制限されているので注意する必要があります。

また、最低価格で利用可能なのは1年分の料金をまとめて支払う12か月契約のみですので、短期利用やお試しの場合はこの金額では利用できません。

初期費用 月額費用 登録アドレス数
8,800円 1,980円〜(1年契約の場合のみ) 5000件
>>める配くんの詳しい資料をダウンロードする

API連携・SMTPリレーができるメール配信システム

APIとは「アプリケーション・プログラミング・インターフェース(Application Programming Interface)」の略称で、異なるソフトウェアやサービス間でデータを共有し、機能を連携させる技術のことです。

メール配信システムでのAPI連携においては、顧客管理システム(CRM)やデータベースなど他のアプリケーションとの間で情報をやり取りすることで、メール配信の自動化などの高度な機能を実現します。

ここではAPI連携だけでなくSMTPリレー(メールリレー)も可能な、システムとの連携に特化したメール配信システムをご紹介します。

blastengine(ブラストエンジン)/(株式会社ラクスライトクラウド)

blastengineのキャッチ画像

公式サイト:https://blastengine.jp/

株式会社ラクスライトクラウドが提供する「ブラストエンジン」は、API連携とSMTPリレーに特化したメール配信サービスです。

日本国内へ高速かつ99%以上の高いメール到達率を実現。各メールプロバイダ、国内携帯キャリアドメインへの最適化と大規模ネットワークを経由してメール配信を行い、日本国内への圧倒的な到達率を可能にしています。

本記事でも紹介しているブラストメールの姉妹サービスとなり、導入シェア1位のメール配信システムblastmailの高い技術基盤を用いて構築されているため高速かつ安定した配信によって、到達率などメール配信パフォーマンスが非常に高くなっています。

blastengineの管理画面イメージ画像

また、ブラストエンジンは業界内で最もコストパフォーマンスに優れたサービスの一つであり、月額3,000円からの手頃な料金設定で提供されています。料金体系は配信量によって変動し、より多くのメールを送信するほど一通あたりのコストが削減されます。

通数 月額料金 初期費用 超過料金
10,000通 3,000円 0円 0.60円
30,000通 8,000円 0円 0.50円
50,000通 12,000円〜 0円 0.40円
100,000通 16,000円〜 0円 0.40円
200,000通 30,000円〜 0円 0.30円

このように、月額料金は3,000円からで初期費用もないため、国内最安クラスの価格帯で、お気軽にご導入いただけます。より詳しい料金はblastengine(ブラストエンジン)の製品資料からご確認ください。

>>ブラストエンジンの詳細資料をダウンロードする

SendGrid/(Twilio社/国内正規代理店:株式会社構造計画研究所)

公式サイト:https://sendgrid.kke.co.jp/

SendGridは月間で1,000億通以上の配信実績がある、米国のメール配信システムです。

低価格のサービスでありながらも、配信結果の効果測定はもちろん、遅延解析やスパム報告などの分析も可能です。

利用料については日本時間を基準に算出されますが、オプション(マーケティングキャンペーン利用料)について米国時間が基準となるので、注意が必要です。

また、サポートについてはWebフォームのみで電話やメールでのサポートは一切ないとのことです。

料金プランは以下の通りです。

初期費用 月額費用 登録アドレス数
0円 3,000円~ 無制限(通数課金制)

マーケティング機能が強みなメール配信システム

ここからはマーケティング機能に強みがあるメール配信システムを紹介します。

配信後の分析はもちろん、高機能なツールを導入することで、日々のマーケティング活動の手助けになるかもしれません。

配配メール Bridge/(株式会社ラクス)

配配

公式サイト:https://www.hai2mail.jp/bridge.php

「配配メール Bridge」は配配メールの中で、最上位のプランです。

効率化だけでなく、効果的にアポを獲得したい方におすすめで、他のプランにはない機能を使うことができます。

複雑なMAツールはうまく使いこなせなかったが、メール配信での効果を最大化させたいという方におすすめなメール配信システムです。

料金プランについてはお問い合わせください。

初期費用 月額費用 登録アドレス数
問い合わせ 問い合わせ 問い合わせ

EXPA/(株式会社エキスパート)

EXPA のアイキャッチ画像

公式サイト:https://ex-pa.jp/

『EXPA』はメール配信機能だけでなく、サイト制作などの機能も兼ねているサービスです。

セミナーやイベントの募集フォームやイベントの売上げ管理を作成する機能もあるので、イベントを企画する企業の方にはうってつけかもしれません。

コロナ以降、ウェビナー(オンラインセミナー)を開催して、リード獲得を目指している企業も増えています。

イベントマーケティングにおいて、メール配信、募集フォーム、イベント管理はどれも必須な機能ですので、『EXPA』の導入で効率よく運営することができます。

初期費用 月額費用 登録アドレス数
5,000円 3,800円〜 お問い合わせ

アフターフォローが強みなメール配信システム

ここからはアフターフォローに強みがあるメール配信システムを紹介します。

初めてメール配信システムの導入を検討しているのであれば、導入後のサポート面も重要です。

メール配信システムは簡単な操作性のツールが多いですが、操作に自信がない方にはおすすめのメール配信システムです。

メール商人/(株式会社イー・エム・ズィー)

公式サイト:https://mshonin.com/

『メール商人』は月額4,180円から利用することができ、1000アドレスまであれば無制限で配信できるシステムです。

HTMLメールのテンプレートが備わっており、効果測定やフォーム機能など、たくさんの機能を利用することができます。

また、運営会社のコーポレートサイトにはお客様が完全に使いこなすまで「徹底サポート宣言!」と記載があります。

電話やメールでのお問い合わせに関しては、回数無制限でのサポートがあり、月に2回、オンラインでの操作説明会も実施しています。

初期費用 月額費用 登録アドレス数
5,500円 4,180円〜 1000件~
メール商人利用ユーザーの声(口コミ/レビュー)

  • サポート担当の丁寧な説明が魅力です。同じようなサービスは、たぶん他にもあると思いますが、サポートの丁寧さはまねできません。|株式会社日本技術サービス
  • 手軽にシステムが使えるので素人の私にはありがたい存在です。もう少し使いこなせるようになりたいと思います。|株式会社エフェクト
  • 読者がどのURLをクリックしたかがわかるため、誰がどのトピックに興味をもっているかがよくわかり、読者の反応行動ごとのカテゴリで整理し、メール配信できるので、とても気にいっています。|株式会社LBC

※メール商人お客様の声より引用

オートビズプロ/(株式会社 ビズクリエイト)

オートビズプロのアイキャッチ画像

公式サイト:https://powerbiz.jp/

『オートビズプロ』は高機能のメールフォームが1,000個作成することができ、あらゆるお客様に対応することができるメール配信システムです。

基本的なメール配信機能は整備されており、口コミでは電話を使ったサポートが好評でした。

電話サポートについては平日午前10時から午後6時まで対応しています。

他にもFacebookのユーザー限定グループでは、オートビズ側と他のユーザーと交流でき、サポートや情報交換が行われています。

不定期開催ではありますが、オフラインでのユーザー交流会も開催しているようです。

オートビズを活用して成功されているユーザーさんからの成功事例紹介や、ビジネスマッチングの機会があったりと、他社にはなかなかない取り組みをされています。

初期費用 月額費用 登録アドレス数
11,000円〜 9,900円〜(1年契約で8,663円〜) 原則無制限
オートビズプロ利用ユーザーの声(口コミ/レビュー)

  • 電話サポートが本当に嬉しいです。初心者には難しい設定でも、簡単に設定できるようになりました。|マザーズセラピー
  • 外国人観光客へのフォローは、好印象のようでお返事をいただけるまでになりました|有限会社柏屋
  • 手間なく適切な顧客対応ができるようになりました|カウンセラー S

※オートビズプロ利用者の声より引用

オリジナリティな機能が強みなメール配信システム

ここからは他のメール配信システムにはない、オリジナリティの高い機能が付いているメール配信システムを紹介します。

メール配信以外の機能が欲しかったり、他ツールの代用とメール配信をまとめたいといった方におすすめのメール配信システムです。

Starseven/(株式会社アークプロジェクト)

Starseven のアイキャッチ画像

公式サイト:https://www.star7.jp/

『Starseven』は携帯メール配信に特化しているメール配信システムです。

「デコメ・絵文字メール」や「モバイルHP作成」などの、携帯電話でメルマガを配信する際に有利な機能を低コストで使うことが出来ます。

料金プランは以下の通りです。

初期費用 月額費用 登録アドレス数
10,000円 4,000円〜(有料プランあり) 500件〜
Starseven利用ユーザーの声(口コミ/レビュー)

  • 記事を書くのがとても簡単で使いやすい。会員情報も管理しやすい|社会福祉法人 昭徳会
  • とても対応に満足しています。今後ともよろしくお願いいたします。|MUSICNANOメール
  • 電話での質問に分かりやすくお答えいただきました。|(有)森ファームサービス

※Starsevenお客様の声より引用

NEXLINK/(株式会社ネクスウェイ)

NEXLINK のアイキャッチ画像

公式サイト:https://www.nexway.co.jp/service/nexlink/

サービスを提供して30年の老舗メール配信システムです。手元に原稿データと宛先データを用意すれば、簡単にFAX・メールを一斉送信することが出来ます。

料金は月間のメール送信数で金額を出すプラン(テキスト・HTML共に1円/通)と、ユニークアドレス数による定額プランの2つがあります。

初期費用 月額費用 登録アドレス数
0円 10,000円〜(定額プラン) 記載なし

>>NEXLINKの詳しい資料をダウンロードする

NEXLINK利用ユーザーの声(口コミ/レビュー)

  • リストレンタルをフル活用して業務スピードを大幅アップ!|株式会社キャリア
  • 事業立ち上げ後、わずか半年で8店舗が成約!|おくるまネットワーク株式会社
  • すぐに3件の受注。年間5000万円の売上を達成|株式会社ヒルストン

※NEXLINK導入事例より引用

メール配信 NEO/(PRJAPAN株式会社)

公式サイト:https://www.mail-neo.com/

『メール配信NEO』はオンプレミス型のメール配信システムです。

クラウド上で利用するのではなく、自社サーバー内にインストールするシステムなので、柔軟なカスタマイズやAPI連携も可能です。

通常、オンプレミス型は高額なライセンス料がかかるケースが多いですが、メール配信NEOは月額料金制でリーズナブルな価格で導入することができます。

初期費用 月額費用 登録アドレス数
0円 6,300円〜(複数コースあり) 4,000件~

Lステップ/(株式会社マネクル)

Lステップ のアイキャッチ画像

公式サイト:https://linestep.jp/lp/01/

『Lステップ』はLINE@に特化したメール配信システムです。

LINEメッセージを利用しているので、お客様の目にとまりやすく情報の露出度が高いのが魅力です。

全てのプランで初期費用がかからない一方で、LINE@の費用は自己負担になるので、LINE@の配信上限である1,000通/月を超える配信をする場合は、有料プランへの切り替えが必要になります。

比較的少人数向けのお客様にメールを送信するケースでおすすめです。

初期費用 月額費用 登録アドレス数
10,000円 2,980円〜 お問い合わせ

>>Lステップの詳しい資料をダウンロードする

Lステップ利用ユーザーの声(口コミ/レビュー)

  • 採用に関する情報を一元管理して担当者の業務も効率化|人事採用
  • 新規集客から予約、顧客管理、CRMまでを一元管理|ネイルサロン
  • 登録率アップと見込客から顧客への早期引き上げを実現!|D2C(ネット通販)

※Lステップ導入事例より引用

無料で使えるメール配信システム

ここからは無料で使えるメール配信システムをご紹介します。

有料のメール配信システムと比較すると、セキュリティ面で多少の不安がありますが、メールマーケティングを本格的に運用する前のお試しなどの使いたい方におすすめです。

acmailer/(株式会社シーズ)

acmailer のアイキャッチ画像

公式サイト:https://www.acmailer.jp/

acmailerはインストールして使う形のメール配信システムなので、インストールとサーバーの設定が完了すれば、期間無制限で全ての機能を無料で使うことができます。(著作権表示義務の解除をする場合のみ16,000円)

無料でもターゲット配信ができたり、予約配信ができるといった反面、自分でメールサーバーを選び、初期設定をする必要があるのでそれらの知識が無い場合には導入が難しいかもしれません。

ある程度メールに関する知識があり、コストをかけずにメールマーケティングに取り組みたいという方にはおすすめです。

初期費用 月額費用 登録アドレス数
0円 0円 無制限

まぐまぐ/(株式会社まぐまぐ)

まぐまぐ のアイキャッチ画像

公式サイト:https://www.mag2.com/

『まぐまぐ』は無料で使うことができるメール配信システムです。知名度が高く、メルマガ配信に特化したメール配信システムですが、自分が配信しているリストを知ることができないというデメリットがあります。

メールを一斉送信するだけなので、配信先のリストを他のサービスに流用したりすることはできません。

中には有料プランでのみ使用できるオプションもあり、サイト内で自分のメルマガを広告することが可能です。

料金プランは以下の通りです。

初期費用 月額費用 登録アドレス数
0円 0円(有料プランあり)〜 記載なし

堀江貴文さん、本田圭佑さんなどの有名人が有料でメルマガを配信しているので、メルマガのノウハウを学ぶという意味ではチェックするメリットもあると言えます。

メールを一斉配信をするときの注意点とマナー

メール配信・メール一斉送信はビジネスで頻繁に利用する機能だからこそ、使用時のマナーやリスクについては知っておく必要があります。

ここでは、メール配信システムを利用した一斉配信を行うときに最低限知っておきたいマナーを紹介します。

宛先設定を間違えない

メールの一斉送信は送り先のメールアドレスを「TO」「CC」「BCC」のいずれかに設定して送付します。

  • TO・CC:受信者全員がアドレスを確認することができる
  • BCC:他の受信者からアドレスは確認できない

受信者側からみた宛先設定別の特徴は上記のようになっています。

また、送信者側からみると宛先の設定には以下のような意味合いがあることも覚えておきましょう。

  • TO:内容を確認してほしい主要人物、返信もTOの方が送る
  • CC:一応内容を知っておいてほしい方
  • BCC:他の受信者にアドレスを確認されたくない方

設定を間違えると、返信対応者が明確にならず返信遅れのリスクが生じたり、メールアドレスの流出につながってしまう可能性もあります。

特に、集客を目的としたメールの一斉配信を行っている方は、一度に大量のアドレスを扱うこともあるため注意が必要です。宛先の誤設定によるメールアドレスの流出は毎年発生しており、そのほとんどが手作業で宛先を設定する環境から一斉送信されたメールであることがわかっています。

以下の記事では、メール一斉送信時の宛先の設定時の注意点などについて詳しくまとめてあります。本記事と併せてぜひご覧ください。

関連記事:プロが教える!一斉メール配信にBCCをオススメしない理由と、正しいBCCの使い方!

宛名の書き方

ビジネスメールを送信する際は受信者の宛名を書くのもマナーです。

基本的には「企業名 役職 名前」の順で記載します。

企業名を誤記してしまうケースが多いので、注意しましょう。

  • 株式会社ラクスライトクラウド
  • (株)ラクスライトクラウド
  • ラクスライトクラウド(株)

例では半角で(株)と記載していますが、全角の場合もあります。

また勝手に「株式会社」の表記を(株)に省略してしまうと、非常に失礼な宛名の記載になるので絶対に避けましょう。

一斉送信の場合は、宛名の表記はTOに設定されている方までを記載しますが、あまりに多い場合は「各位」などの言葉を使って以下のようにまとめると見やすくなります。

  • 宛先各位
  • 〇〇プロジェクトメンバー各位
  • 〇〇部各位

合同プロジェクトなどで社外の方を宛名に記載する場合は、クライアントとなる企業から降順に記載し、その中で役職が上の方から記載するようにします。

株式会社〇〇 営業部部長 ー様 営業部   ー様 株式会社◇◇ 広報部プロジェクトマネージャー ー様 広報部 ー様

宛名が5人を超えるような一斉送信の場合は、先述した「各位」などを利用し見やすくまとめましょう。

ちなみに「各位」という言葉は敬称の意味を含んでいるので「お客様各位」と記載してしまうと、重複した記載になってしまいます。「お客様」に対して各位を使う場合は「顧客各位」といった記載が正しい使い方になります。

以下の記事では、宛名の書き方について詳しく解説しています。こちらも合わせてご参考ください。

関連記事:複数人へのメール送信のやり方は?宛名の書き方とマナーを例文付きでご紹介!

宛先の誤設定を防ぐためにダブルチェックを徹底する

先述したように宛先の誤設定によるメールアドレスの流出は、企業の信用問題にも関わるため絶対に防がなければなりません。

近年は個人情報への関心が高まり、顧客のアドレスを流出した企業が損害賠償を支払っている例も多く見られるようになりました。

参考記事:コロナ騒動による一斉メール誤送信が頻発!誤送信に有効な防止策とは?

アドレスの誤設定は、現在紹介しているメール配信システムの利用によりかなり防止することができますので、こういったリスクを減らしたい人にもメール配信システムはおすすめです。

一斉送信をする機会が多い企業は、自社のリスクマネジメントのためにも導入を検討しましょう。

メール配信システムの基本的な仕組み

ここまでおすすめのメール配信システムを紹介しましたが、選定方法について迷われている方もいるのではないでしょうか。

ここでは、メール配信システムを選ぶ際に失敗しないために、メール配信システムの仕組みについて解説していきます。

メールが届くまでの全体の流れ

以下の図はメールを作成してから、宛先に指定したメールアドレスに届くまでの流れです。

流れを時系列に並べると以下のようになります。

メールが届く流れ

  • メールソフトで送信したメールは自社側のメールサーバーに届く
  • 宛先のメールアドレスから、配送先のメールサーバーのIPアドレス(住所)を調べる
  • 配送先のメールサーバーにメールを転送する
  • 相手先のメールサーバーにメールが届いたら、新着メールとしてメールソフトにメールが届く

詳しくは以下の記事で解説してあります。

関連記事:メール送受信の仕組みについて解説!SMTP、POP、IMAP、DNSなどの用語を理解しよう!

メール配信システムは、メールの送信→配信→受信の各段階における処理を自動化し、効率化することで、スムーズなメール配信を実現します。

大量配信すると時間がかかってしまう(配信遅延)のはなぜ?

メールを一度に大量配信すると時間がかかる理由はいくつかあります。主な要因をわかりやすく説明します。

送信制限(スループット制限)

メールサーバーやメール配信サービスには「1秒間に送れるメール数(スループット)」に制限があります。

たとえば1秒に100通しか送れないと、1万通送るには100秒かかる計算です。

受信サーバー側の制限

GmailやYahooメールなどの受信側サーバーも、大量のメールが一気に来るとスパム対策のためにブロックしたり、一時的に遅延させたりします。これも全体の配信スピードに影響します。

バウンス・エラー処理

存在しないアドレスや受信拒否されたアドレスに送った場合、バウンス(エラー返送)が発生し、その処理に時間がかかることもあります。

配信システム側の処理負荷

配信時にカスタマイズが多いと処理に時間が起こる可能性があります。

メール配信時に行う処理の例

  • メールのパーソナライズ(名前を差し込むなど)
  • 添付ファイルやHTMLメールの生成
  • ログの記録や分析用のタグ挿入 

これらを大量に処理する場合、システムに負荷がかかって処理スピードが落ちることがあります。

通信回線の帯域制限

大量のメールを送信する場合、ネットワーク帯域(通信の道路の広さ)の影響を受けます。混雑している時間帯だと遅くなることもあります。

多くの配信サービスは「キュー(順番待ち)」でメールを管理し、分散して少しずつ配信しています。これは迷惑メール認定を避けるためでもあります。

配信遅延をなくす方法

上記のように配信遅延が起こってしまう原因は多岐にわたります。配信遅延が起こると、大切な情報が届けたいタイミングで届かないので、マーケティングの効果が下がるなど大きなデメリットがあります。

また、緊急速報や避難勧告など、人命にかかわるような通知をメールで配信する場合、「遅くなった」では済まないので、遅延のリスクには注意しましょう。

配信遅延をなくすには

  • セグメントに分けて配信する(例:10000通→2000通×5回)
  • 間や空いている時間帯に配信する
  • 信頼性の高い配信サービス(ブラストメール、ブラストエンジンなど)を使う 

といった手段が取れます。

特にブラストメールは、上記のリスクを避けるために徹底的に開発を行い、20年以上のサービス提供をつづけてきたメール配信システムなので、毎時1,150万通の高速配信を実現しています。

安心できるメール配信システムを選びたい方にはお勧めのシステムです。

ブラストメール公式サイト:https://blastmail.jp/

クラウド型とオンプレミス型の違い

クラウド型とは、自社でサーバーやソフトを導入する必要がなく、インターネットを経由して提供元のサービスを利用するサービスです。一般的に月額・年額制のサブスクリプション契約で提供元と契約し、申込後に即時にサービスを使えます。

それに対して、オンプレミス型(ライセンス契約)はサーバーやソフトを自社で構築するパターンです。オンプレミスというとサーバー基盤から構築する場合もありますが、一斉配信ソフトを購入しパソコンにインストールして使うタイプもあります。また、プログラムだけをCGIで作成し、サーバーで動かす場合も多いです。

クラウド型メール配信システムの特徴

すべてがWEB上で完結する

クラウド型はインターネット経由でメール配信のサービスを利用するため、WEB上で完結します。

また、Webでサービスを利用するため、場所や端末を選ばずに、どこでもアクセスが可能です。

例えば、出張先や普段利用しているPCに不具合が起きた場合などでも利用することが可能となります。

メール配信環境の整備が不要

クラウド型はクラウドサービス提供会社のサーバーやネットワーク環境を利用し運用します。

トラブルの対応なども任せることができるため、自社での配信環境の整備は一切不要となり、インターネット環境とGoogle ChromeのようなWebブラウザさえあれば、すぐに利用することができます。

コストをかけずに運用を開始できる

クラウド型は、利用期間などに応じて料金を支払うサブスクリプション(月額購入)方式のものがほとんどです。

上述したように、メール配信環境の整備や自社サーバーの購入、メンテナンス費用を用意する必要はないため初期コストをかけずにメール配信を開始・運用することができます。

例えば、弊社サービスのブラストメールの場合はサブスクリプション方式となり、最安プランでは月額4,000円から利用可能となっています。

セキュリティ対策も施されている

メール配信では「メールアドレス」などの個人情報を扱います。

そのため、クラウド型メール配信サービスの提供会社のほとんどは、高度なセキュリティ対策を行っています。

もちろん、各社によってセキュリティの基準は異なりますが、サーバー管理などをプロに任せることにより、安全にメール配信を行うことができます。

もし、セキュリティを重視したサービス選定を行う場合は、プライバシーマークの有無やデータ通信を暗号化が標準搭載されているサービスを選ぶのがよいでしょう。

メール配信システムのセキュリティに関しては以下の記事で詳しく解説しています。

メール配信システムにおけるセキュリティ対策とは?リスクと対策を徹底解説

バージョンアップやプラン変更などもすぐできる

クラウド型のサービスの場合、ソフトウェアのバージョンアップなどはサービス提供会社が管理します。

また、プランやオプションの有無なども自由に組み合わせ ることが可能です。

そのため、サービスを導入した後でも状況に応じてプラン変更や機能の追加、不要な機能を外したりすることができます。

主なクラウド型メール配信システム

  • ブラストメール
  • 配配メール
  • コンビーズメールプラス 

オンプレミス型メール配信システムの特徴

顧客情報の管理を自社内で完結できる

オンプレミス型は、自社のサーバーやパソコンにメール配信ソフトをインストールして利用します。

クラウド型と違い、WEB上で顧客情報にアクセスすることができないため顧客管理を自社内で完結することができます。

導入と運用に多額のコストを要する

オンプレミス型は「買い切り」となります。月額費用は発生しませんが、導入の初期コストは高くなります。

サービスによっても異なりますが、一般的には数万円~数百万円程度の導入コストが必要になります。

また、メール配信サーバーを準備したり、ネットワーク環境を整えるなどの配信環境の整備や保守の費用もかかってきます。

セキュリティ対策を自社で行う必要がある

オンプレミス型を利用する場合、セキュリティ対策を自社で行う必要があります。

メール配信では登録者の個人情報を取り扱うため、強固なセキュリティを実装する必要があり、トラブルに対しても迅速な対応ができる人材も必要です。

リスクが高い上に資金も必要となってきますので、万全なセキュリティ対策が施せない場合はオンプレミス型での利用はおすすめしません。

主なオンプレミス型メール配信システム

  • WEBCAS e-mail オンプレミス型
  • acmailer 

おすすめは「クラウド型」

特にどちらが良いというわけではありませんが、クラウド型の方がコストを抑えやすく、サーバーサイドやプログラムの知識がいらず配信のチューニングも不要なので、よほどセキュリティ要件が厳しい場合以外は「クラウド型」がおすすめです。

総務省により実施された令和5年通信利用動向調査によると、クラウドサービスを利用する企業の割合は2013年から増加傾向にあり、2023年には全体の77.7%は「全社的または一部の事業所・部門で利用している」と回答しています。

また、クラウド型の導入が進んでいる背景にはクラウドサービスのセキュリティレベルの高まりがあります。最新セキュリティ機器の導入や定期的なアップデートにより、高セキュリティな環境が常に利用できる状態になっています。

比較項目 クラウド型 オンプレミス型
初期費用 安価 高額(サーバやライセンス購入費用)
月額料金 比較的低い 条件によっては高額
導入までの期間 短い(即時利用可能な場合もある) 長い(設備の購入・設定に時間が必要)
維持費 安価(システム提供会社が支払う) 高額(自社で管理・更新が必要)
他システムとの連携 容易(APIが提供されることが多い) 柔軟に対応することができる
セキュリティ システム提供会社による 自社で完全にコントロール可能

関連記事:メール配信システムはクラウド型がおすすめ!オンプレミス型との特徴を比較

メール配信システムを選ぶ際のポイント

ここまで紹介してきたように多くのメール配信システムがありますが、まずは前項で解説した「クラウド型orオンプレミス型」のどちらを使うか検証しましょう。

他にもメール配信システムを選ぶポイントはいくつもあります。その中でも代表的な5つのポイントを紹介します。

メール配信システム選定のポイント

  • 価格は適切か
  • 必要な機能が揃っているか
  • HTMLメールが簡単に送れるか
  • 配信速度に不安・懸念がないか
  • 効果測定ができるか
  • サポートが充実しているか

価格は適切か・必要な機能が揃っているか

メールは配信システムを選ぶうえで、最も大事なのが「価格は適切か」「必要な機能が揃っているか」の2点。

メール配信システムに搭載されている多くの機能はサービス提供会社が単価UPのために提供しており、必要でない場合が多いです。

メール一斉配信の初心者には価格が安いサービスを選ぶことをおすすめします。

反対に、メルマガ配信専任がいて、がっつりゴリゴリメールマーケティングを行いたい場合はステップメールがあるサービスが良いでしょう。

なお、メールマーケティング業界の業界動向をまとめたレポート「2019 Email Marketing Industry Census」によると、メール配信やメールマーケティング担当者の多くがメール配信で最も活用している機能は「簡単なセグメンテーション機能」と「モバイルデバイスへの最適化」でした。

メールマーケティング業界の業界動向をまとめたレポートの画像

出展:「2019 Email Marketing Industry Census」

メールマーケティングやマーケティングオートメーションは世界的にも注目され、メール配信システムのトレンドになっています。

しかし実態としてはオートメーションツールを活用はまだまだハードルが高く、導入コストも高いことから、メール配信システムの基本的な機能である「一斉配信」、「セグメント配信」、「効果測定」を使って配信活動を行っている企業がほとんどです。

また、モバイルデバイスへの最適化の関心度が高いことも注目して頂きたいポイントです。

NTTドコモ モバイル社会研究所の「スマートフォン・ケータイ所有に関する動向について調査(2021年1月)」によると、”日本国内でスマートフォン(スマホ)、ケータイの所有者のうちスマホ比率は92.8%”でした。

日本国内でスマートフォン保有比率推移のグラフ画像

出展: 「NTTドコモ モバイル社会研究所ホームページ」

スマホの定着率は2017年から2021年の4年間で20%以上も上昇しています。2022年以降もガラパゴスケータイ(ガラケー)の衰退によりスマホの定着率は100%に近い割合に上昇していくでしょう。

2021年以降のメール配信ではメルマガ購読者はPCのみでなくスマホでも閲覧する可能性が高いことから、モバイルデバイスに最適化表示できる配信システムが注目されています。HTMLメールエディターの機能があるメール配信システムであればモバイルデバイスへの最適化対応がなされているものが多いです。

配信速度に不安・懸念がないか

見逃されがちですが、メール配信システムにおいて配信速度は最重要項目といっても過言ではありません。

サポートや機能が各社の戦略次第で変更可能なのに対し、配信速度は長年蓄積された技術に裏付けされているので、一朝一夕にまねできるものではないからです。

配信速度が重要な理由

  • サービスの技術力を示す指標になる
  • マーケティング効果を最大限引き出す
  • 緊急通知が必要な場合に備える
  • 顧客体験価値を上げる 

配信速度の目安は毎時100万通です。個人事業主や趣味でのメルマガ配信などの一部のケースを除き、公式サイト上での公称性能を確認して、100万通以上になっているか確認しましょう。

関連記事:メール配信に速度が重要な理由は?配信速度を上げる方法とおすすめのツールを紹介!

HTMLメールが簡単に送れるか

HTMLメールは、もはやメールマーケティングにおいて必須のメール配信形態です。です。多くのメール配信システムでは誰でも簡単にHTMLメールが送れるエディターを搭載しています。

HTMLメールでは例えば、以下のようなことが可能です。

  • 画像を挿入する
  • 文字の色を変える
  • 見出しの大きさを変える

以前はHTMLメールはスパムメールなどに使われることもあり、セキュリティ的に問題視されていましたが、現在はメールソフトや受信するデバイスなどでセキュリティの強化がされており、問題ありません。

関連記事:無料で使えるHTMLメールのテンプレート【初心者向け】

効果測定ができるか

現在、世界では「メールマーケティング」が注目されています。その基本となるのが、以下の2点。

  • メール開封率
  • リンククリック率

これらは、HTMLメールをが送れるメール配信システムを使うことで簡単に計測できます。

メールマーケティングについては以下の記事で詳しく解説していますので、参考にしてください。

関連記事:メールマーケティングとは?流行の背景や成功事例も合わせて徹底解説

サポートが充実しているか

日本にいると製品のサポートは当たり前に感じますが、海外では有料だったり、電話のサポートがなかったりします。

メール配信システムは使ってみると、意外と不明点やちょっとした疑問が生まれやすく。そのため、はじめてメール配信システムを使う人は、必ずサポートが充実したサービスを選んでください。

また、日本で流通しているメール配信システムは海外製のものも多く、日本語でのサポートがない場合や、そもそもサポート自体がない場合もありますので事前に確認しましょう。

無料トライアルが可能か

メール配信システムを選ぶ際のポイントのひとつとして、無料トライアルが可能かどうかは重要です。

無料トライアルを利用することにより、メール配信システムの機能や操作性、セキュリティなどを実際に試せます。

また、無料トライアル期間中にメールマーケティングの効果を測定することも可能です。ただし無料トライアルを利用する際には、以下の点に注意しましょう。

  • 利用できる機能や配信数が制限されている場合がある
  • 有料プランへ自動移行する場合がある
  • トライアル期間中に解約手続きをしないと、料金が発生する場合がある 

メール配信システムの主な機能一覧

メール配信システムには以下のような機能が搭載されています。

サービスによって機能の有無が異なりますので、まずはこちらを参考にして、使いたい機能に目星をつけておきましょう。

メール作成支援機能

メール配信システムにおけるメール作成支援機能とは、メールのデザインや内容を簡単に作成できる機能のことです。

メール作成支援機能の例としては、以下のようなものが挙げられます。

機能名 機能詳細
HTMLメール配信 HTML(HyperText Markup Language)を使ってメールの本文を作成するツール。文字の色やサイズを変えたり、画像や動画を挿入したり、レイアウトを自由に設定できる。HTMLファイルの取り込みが可能な場合も
パーソナル情報差し込み メール配信システムに登録された顧客情報(名前や住所など)を、メール本文の指定した位置に自動で挿入する機能。一斉配信でも個別に対応しているような印象を与えられる
テンプレート登録 HTMLメール作成機能などで作成したメール本文を保存して、再利用できるようにする機能。配信頻度の高いメールを作成する際の手間を省略できる
作成ガイド HTMLメール作成機能でメール本文を作成する際、操作方法や注意点などを表示する機能。HTMLの知識がなくても簡単にメール本文を作成できる
マルチパート配信 HTMLメールを受信する環境に応じて、HTMLパートとテキストパートを切り替えることができる機能
QRコード自動生成 メール内にQRコードを自動的に挿入する機能。メールからウェブサイトやアプリなどに誘導するために役立つ

メール配信支援機能

メール配信支援機能とは、メールマーケティングを効果的に行うための機能のことです。

よくあるメール配信支援機能の例としては、以下のようなものが挙げられます。

機能名 機能詳細
セグメント配信 顧客データや顧客の行動に合わせて、対象者を限定したメールを配信する機能。ターゲティングメールとも呼ばれ、一斉配信に比べると開封率やクリック率が高まることが期待される
ステップメール配信 複数件のメールを事前に設定したスケジュールに沿って自動で配信する機能。例えば、会員登録したユーザーに自社の商品・サービスについて数回に分けて解説を行う、などのケースで使われる
A/Bテスト配信 配信するメールの件名や本文などに複数のパターンを作成し、一部の受信者を対象にいずれかのパターンを送信して、それぞれの効果を測定する機能。効果が高かったパターンを残りの受信者に送信することにより、メルマガの運用改善ができる
配信時刻最適化 メール受信者の開封傾向や属性などを分析し、最適な配信時刻を自動で設定する機能。配信時刻によって開封率やクリック率が変わるため、効果的なタイミングでメールを届けられる
送信元アドレス 配信するメール毎に送信元アドレスを変更する機能
配信予約 あらかじめ設定した日時にメールの配信を予約できる機能
下書き保存 作成途中のメールを下書き保存する機能
テスト送信 作成したメールをテスト用の宛先に送信できる機能
DKIM署名 送信したメールが受信側で「なりすましメール」と誤判定されることによる不達を防ぐ機能
配信結果表示 メールアドレス別に配信の成功・失敗が確認できる機能

効果検証機能

メール配信システムにおける効果検証機能とは、メールマーケティングの成果を測定するための機能のことです。

具体的な機能の例としては、以下のようなものがあります。

機能名 機能詳細
開封率・クリック率測定 メールが受信者によって開封された回数や、メール内のリンクがクリックされた回数をリアルタイムに数値化する機能。メール内のリンクそれぞれのクリック数が測定できるものもある。タイトルや、本文の改善点を見つけるために役立てられる(開封率の計測はHTMLメールのみ可能)
配信エラー解析 メールが受信者に届かなかった原因を分析する機能。受信者のアドレスが間違っている、メールサーバーがダウンしている、スパムフィルターに引っかかっている、などといった原因を突き止めやすくなる
Google Analytics連携 メールからWebサイトに誘導した受信者の行動をGoogle Analyticsで追跡する機能。メールからのサイト訪問者のコンバージョン数、コンバージョン率などを測定できる

リスト管理機能

リスト管理機能とは、メールマーケティングの対象となる顧客データを効率的に管理するための機能を指します。

代表的な機能の例は、以下のとおりです。

機能名 機能詳細
顧客データの一括登録・抽出・削除 CSVファイルなどで顧客データを一括で登録したり、条件に合った顧客データを一括で抽出したり、削除したりする機能。リスト管理の効率を向上させる
登録・解除フォームの作成 顧客リストへの登録や解除が行えるフォームを作成できる機能。フォームを作成しWebサイトに設置することで、顧客自身で登録・解除を行える
空メール登録機能 指定のメールアドレスに空メールを送ってもらうだけで、送信先リストとして登録できる機能
登録用QRコード生成 登録・解除フォームや空メールの情報をQRコード化できる機能
ワンクリック解除 メール本文の指定URLをクリックすると簡単に購読解できる機能
エラーアドレスの自動削除 メール配信時にエラーが発生したアドレスを自動的にリストから削除する機能。メール配信のコストや開封率計測の精度を向上させることができる

なお、機能のより詳しい情報については以下の記事でも解説していますので参考にしてください。

関連記事:メール配信サービスの機能まとめ!メール配信サービスを選ぶ際のポイントもアドバイスします

Gmail 送信者ガイドラインに対応しているか

2024年2月より、Gmail ユーザーへメールを配信する際にメール送信者が守らなくてはならないガイドラインが更新されています。Gmail送信者ガイドラインとはGmailユーザーを守るためにメール送信者に対してGoogleが公開しているガイドラインのことです。

【Google公式】Gmail送信者ガイドライン:https://support.google.com/mail/answer/81126

このGmail送信者ガイドラインでは、メール送信者が対応する要件と、配信システムが対応する要件に分けることができます。

これから配信システム導入を検討している人は、下記に記載した要件に対応をしている配信システムを選ぶことをおすすめします。

配信システムが設定する必要のある要件

  • ワンクリックでの登録解除を有効にする
  • メールの形式はRFC5322に準拠する
  • PTRレコード設定の必須化
  • ARCヘッダー設定の必須化 

Gmail送信者ガイドラインを守らない場合、Gmailユーザーへメールが届かない可能性が高いです。上記の要件に対応をしてる配信システムを導入し、メール送信者は下記の要件を守ったうえで、メールを配信するようにしましょう。

メール送信者が設定する必要のある要件

  • 電子メール認証(SPF・DKIM・DMARC)の必須化
  • メール送信にTLS接続を使用する
  • 迷惑メール率を0.3%以下にする
  • 受信者がメールの配信登録を容易に解除できるようにする
  • メールサービスプロバイダを利用する 

Gmail送信者ガイドラインについては下記の記事で詳しく解説をしているので、参考にしてみてください。

【2025年3月最新速報】Yahoo!メールも送信者ガイドランを更新!

Yahoo Japanは2024年12月から2025年にかけて、DMARCとドメイン認証をユーザーに義務付ける旨を発表しました。

内容としてはGmailのガイドラインと同様に、送信元アドレスの「SPFレコード」「DKIM設定」「DMARC設定」を義務付けるものです。

今後これらを満たさないメールは、GmailのみならずYahooメールの受信箱にも届かなくなってしまいます。

参考記事:Yahoo Japan Enforces DMARC Adoption for Users in 2025

メール配信システムの料金相場

メール配信システムの導入を検討しているけれど、そもそもどれぐらいが適正価格かわからないという方もいるかと思います。

ここでは、メール配信システムの料金相場について解説します。

適正価格の見極め方

メール配信システムの料金は、月額2,000円程度の超低価格から、100,000円以上の高価格帯のサービスまで幅広いプランが存在しています。

機能や配信数、サポート体制などによって大きく異なりますので、各社問い合わせを行い、必要な機能がそろっているか確認しましょう。

また、先にも記載しましたが、初めての方は価格が安いシステムの導入をおすすめします。ただし、無料のシステムはセキュリティに問題がある可能性もあるので、安全に配信したい場合は有料ツールを選ぶことをお勧めします。

メール配信システムの料金相場一覧(参考)

下記はメール配信システムを選ぶ際の料金の参考表です。

自社の保有しているアドレス数や、目的に応じて参照してみてください。

また、現在自社で利用しているシステムの費用と比べて、乖離がある場合は乗り換えを検討してみてください。

配信可能アドレス 機能 サポート 備考
無料 100~1,000アドレス程度 配信機能のみ ほとんどない、もしくは限定的 期間・機能に制限あり
~5,000円 5,000アドレス程度 メール作成の補助機能 一般的なサポート メルマガを配信したい個人

スポット利用も多い

~10,000円 10,000アドレス程度 上記に加え

迷惑メール対策など

一般的なサポート 法人など定期的にメール配信を行う人向け
~30,000円 50,000アドレス程度 同上 一般的なサポート BtoCなど、リスト保有数の多い企業
~50,000円 100,000アドレス程度 同上 専任担当がつくこともある 大規模配信希望の企業
~100,000円 要問合せ(サービスによる) 高度な分析機能など 専任担当がつくこともある 大企業などにおすすめ

※上記の表はあくまで参考値です。実際は異なるシステムも多くありますので、気になるシステムがある場合は公式サイトから必ずお問い合わせください。

また、下記はおすすめのメール配信システムブラストメールの料金表です。

相場と比較しても低価格のメール配信システムですが、lightプランでもかなりの機能がついている点が魅力です。

関連記事:メルマガツールにいくらかけている?メルマガ配信に必要なシステムの料金相場と選び方を徹底解説

メール配信システムの料金形態

メール配信システムには複数の課金方式があります。配信頻度や目的、リテラシーに応じて適切なものを選びましょう。

クラウド型とオンプレミス型

前述のとおり、クラウド型とオンプレミス型で課金形態が異なちります。

クラウド型は一般的に月額・年額制のサブスクリプション契約で提供元と契約し、申込後に即時にサービスを使えます。

それに対して、オンプレミス型(ライセンス契約)はサーバーやソフトを自社で構築するパターンです。導入コストは高いですが、そのほぼ月額費用は発生しません。

比較項目 クラウド型 オンプレミス型
初期費用 安価 高額(サーバやライセンス購入費用)
月額料金 比較的低い 条件によっては高額
導入までの期間 短い(即時利用可能な場合もある) 長い(設備の購入・設定に時間が必要)
維持費 安価(システム提供会社が支払う) 高額(自社で管理・更新が必要)
他システムとの連携 容易(APIが提供されることが多い) 柔軟に対応することができる
セキュリティ システム提供会社による 自社で完全にコントロール可能

通数課金とアドレス数課金

クラウド型のメール配信システムの中にも、課金形態は2種類あります。

通数課金は、月間の配信数に応じて料金が変動する仕組みです。一方、アドレス数課金は、登録されているメールアドレスの件数に基づいて月額料金が決まります。

主な違いは以下のとおりです。

特徴 通数課金 アドレス数課金
料金の決まり方 月間配信数に応じて変動 登録アドレス数に応じて固定
メリット 配信数が少ない月は費用を抑えられる 配信回数に関わらず料金が一定
デメリット 配信数が増えると費用が高くなる可能性 配信数が少なくても一定額の支払いが必要
適している企業 配信頻度が不定期な企業 定期的に多数のメールを配信する企業
予算管理 変動するため予算管理が難しい 固定費用のため予算管理がしやすい

おすすめはアドレス数課金制です。月間の配信通数の管理が不要で、急な配信増にも対応してくれます。

通数課金の場合、超過すると配信できなくなったり、超過料金がかかる可能性があります。

メール配信システムのデメリット

メール配信システムにはたくさんのメリットがあり、一斉メール配信を行う場合は利用必須と言っても過言ではないでしょう。

ただし、メール配信システムにはメリットだけでなくデメリットも存在します。

メール配信システムのデメリットは以下の2つ。

メール配信システムのデメリット

  • 費用がかかる
  • 機能を使いこなせない場合がある

メール配信システムは基本的に有料となります。

そのため、メール配信リストが50件など少ない場合は費用対効果が合わない場合があります。目安としては、配信リスト1,000件以上あれば良いでしょう。

また、はじめは機能が豊富で高額なメール配信システムを選ぶのではなく、必要な機能が揃っていて安価なメール配信システムを選ぶようにしましょう。機能の豊富さで選ぶと、けっきょく使いこなせずに、高額な費用だけがかかってしまう場合があります。

弊社サービスのブラストメールはその顧客導入数の多さから使いやすさと高い配信品質を保ちながら、圧倒的な低価格を実現しています。まずは無料お試しをご利用いただき、メール配信システムの使い方をマスターしてみてください。

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メール配信システムと「MAツール」の違い

メール配信システムの導入を検討する際には、MA(マーケティングオートメーション)ツールが別途候補として挙がることもあるでしょう。

ここでは、メール配信システムとMAツールの違いについて解説します。

ますは簡単な比較表をご紹介します。

比較項目 メール配信システム MAツール
主な機能 一括メール送信、開封率・クリック率の追跡 メール配信、リード管理、キャンペーン管理、分析ツール
使用目的 メール配信の効率化 マーケティング活動の自動化と最適化
メールテンプレートのカスタマイズ 高度なカスタマイズ可能 高度なカスタマイズ可能
メールキャンペーンの自動化 配信予約やステップメール 複雑なマルチチャンネルキャンペーンの自動化
メールのセグメンテーション 配信リストを分けるなど 詳細な行動ベースでセグメンテーションが可能
リード管理 基本的なリスト管理のみ 詳細なリードスコアリング、追跡、育成
メール配信時のスケジューリング 可能 複雑なスケジューリングも可能
メールレスポンスの追跡 開封率、クリック率など基本的な追跡 詳細なユーザー行動の追跡と分析
ターゲティングの精度 単純なリストベース 高度な行動ベース
分析とレポーティング 開封率、クリック率など 詳細なレポート、ROI分析、キャンペーンの効果測定
ユーザーインターフェース 機能が少ないためシンプルが多い 複雑な場合が多い
コスト MAツールよりも安価 高額なシステムが多い
導入までの期間 短い(即日配信可能なシステムもあり) 比較的長い(複雑な設定と準備期間が必要)
どのような企業に向いているか 中小企業やスタートアップ企業 大企業やマーケティング活動に注力している組織

MAツールの概要と基本機能

MA(マーケティングオートメーション)ツールとは、マーケティング活動を自動化・効率化するためのツールです。

MAツールには、以下のような機能があります。

  • 顧客情報の一元管理機能:顧客の行動履歴や購買履歴などを一括で管理できる
  • メール配信機能:顧客の興味・関心に合わせたパーソナライズされたメールを自動的に送信できる
  • Webページ作成機能:ランディングページやフォームなどを簡単に作成できる
  • アクセス解析機能:Webサイトの訪問者数や滞在時間などを分析できる
  • スコアリング機能:顧客の見込み度合いを数値化して優先順位をつけられる 

メール配信機能については、顧客の購買プロセスに応じて、適切なタイミングでメールを送ることが可能です。

例えば、資料ダウンロード後にはお礼メールや関連コンテンツの紹介、商談前にはアポイントメントの確認や事前準備の案内などを送れます。

これにより、顧客との関係性を強化し、商談の機会を創出しやすくなるのがメリットです。

メール配信にはどちらを使うべきか

メール配信は、マーケティングや販促活動に欠かせない手段のひとつです。

効果的に行うためには、適切なツールを選択することが重要です。

メール配信ツールの候補として挙がるメール配信システムとMAツールですが、それぞれどのような特徴や違いがあるのでしょうか。

メール配信システムは、「メールマーケティング関連の機能が豊富で使いやすい」「大量のメールを素早く送信できる」そして「比較的安価で導入しやすい」といった特長があります。

一方、MAツールはマーケティングに関するさまざまな施策に活用できる高機能なものが多いです。

しかし高機能なぶん、メール配信システムよりも費用がかかり、導入にあたってさまざまな準備が必要になるほか、導入後の運用や管理が難しいという課題があります。

また、メールマーケティングに特化した機能があまり豊富ではありません。

したがってメルマガやキャンペーン告知など、シンプルで安価に大量のメール配信を行いたい場合は、メール配信システムがおすすめです。

リードの属性や行動履歴に応じて細かくセグメントやターゲティングを行いたい場合や、Web接客ツールやCRMと連携してマーケティング全体を管理したい場合はMAツールを選択するべきでしょう。

メール配信システムとメーリングリストの違い

メール配信システム(メール配信サービス)と似た言葉で「メーリングリスト」というものがあります。

大枠では同じような意味で使われるので混同されがちですが、せっかくなので違いを覚えておきましょう。

項目 メーリングリスト メール配信システム
目的 内部コミュニケーションや情報共有 マーケティングや広報活動
双方向性 高い(メンバー間でやり取り可能) 低い(主に一方向の情報発信)
機能 グループ内での情報共有、コミュニケーション キャンペーンメール作成、配信リスト管理、効果測定
適した用途 企業内部の連絡やプロジェクト管理 顧客向けのマーケティングや広告
配信方法 一つのリストにメールを送信し、全員に配信 個別の宛先にメールを送信
管理 メンバーの追加・削除が必要 自動化された配信管理が可能

この表から、メーリングリストは内部コミュニケーションや情報共有に適しており、メール配信システムはマーケティングや広報活動に適していることがわかります。

メール配信とSNSの違い

メール配信とSNSは同じコミュニケーション用途として、情報伝達のために幅広く使われていますが、その目的と活用方法には大きな違いがあります。

メール配信は、既にメールアドレスを取得している人のみですが、SNSは自分とは繋がりがない人にでも、情報の共有・拡散することができます。

下記はメール配信とSNSの比較表なので、参考にしてみてください。

比較項目 メール配信 SNS
直接性 高い(個々のユーザーに直接メッセージを送信) 低い(公開投稿が基本)
到達率 高い(読者のメールボックスに直接届く) 不確定(アルゴリズムに左右される)
カスタマイズ性 高い(読者のデータに基づいてパーソナライズ可能) 限られる(一般的な内容を投稿)
エンゲージメント 限られる(一方通行のコミュニケーションが多い) 高い(ユーザーの反応や対話を促進)
分析のしやすさ 高い(開封率、クリック率など詳細な追跡が可能) 中程度(インプレッション数、いいね数など)
運用の手間 中程度(導入する配信システムによっては容易) 比較的容易(即時性のある短い投稿が中心)
プライバシーの保護 高い(個別のメールアドレスに対して送信) 低い(公開情報が多く、プライバシーが脆弱)

メール配信の目的やメリット

メール配信の目的は、受信者に直接情報を届けることです。

顧客のデータに基づいたパーソナライズされたメルマガを配信することで、顧客との関係を深め、ナーチャリング(顧客育成)をすることができます。

その他にも、プロモーションやイベントの告知、限定オファーの配信など、短期的な成果を出すために活用することができます。

SNSの目的やメリット

一方でSNSの目的は情報を拡散することです。

日本でもユーザー数の多いX(旧:Twitter)ではリポスト(リツイート)機能があり、自分のフォロワーに拡散してもらい、自社と繋がりがない人にも投稿した内容を見てもらうことができます。

その他にも、メールよりも手軽にコミュニケーションができるので、エンゲージメントが向上しやすいのもメリットの1つです。

メール配信とSNSの使い分け

メール配信とSNSは目的やメリット、強みなどが異なるので、上手に使い分けることで、メール配信の成果を伸ばすことができます。

例えば、SNSのアカウントを成長させ、フォロワーが1,000人集まったとします。

その1,000人は既に自社のファンになっている人が大半だと考えられるので、メール配信の強みでもあるナーチャリング(顧客育成)や販促コンテンツを届けることで、見込み顧客の増加やメールきっかけでの売上増加など、様々な効果が期待できます。

メール配信システムを導入する時の注意点

メール配信システムを導入する際、必ず覚えておきたい注意点を2つ紹介します。

特定電子メール法に準拠する

「特定電子メール法」は、迷惑メール対策を目的とした法律で、商業目的のメールに適用されます。主に以下のようなルールが定められています。

  • オプトインの原則:メール配信には受信者の同意が必要です。未承諾者への配信は禁止されています。
  • 送信者情報の明示:メール内に、送信者の氏名や住所、連絡先を明記する必要があります。
  • 配信停止の案内:受信者が簡単に配信停止できるリンクや方法をメールに含める必要があります。

違反が発覚した場合、最大100万円の罰金が科せられることがあります。

参考記事:「特定電子メール法」とは?違法にならないためのポイントを理解しましょう!

Gmailの送信者ガイドラインに準拠している

2024年2月にはGmailの送信者ガイドラインがアップデートされ、送信者はドメインにSPFレコード・DKIM署名・どちらかの設定、配信時にTLS接続を行う必要など、様々な対応事項が追加されました。

対応できていないと配信エラーになってしまうこともあるので、システムを導入する際は必ずGmailの送信者ガイドラインに準拠しているか確認しましょう。

参考記事:【解決策】2024年2月よりGmailガイドラインが変更!1日5000件以上の配信は対応必須!知らずに行うと危険!?メールを大量配信する際のリスク。回避する方法も解説します!

メール配信システム導入時に見落としがちな落とし穴

メール配信システムを導入する際に事前に十分な確認を行わないと、思わぬ問題に直面することがあります。ここでは、メール配信システムを選ぶ際に見落としやすい「落とし穴」と、その回避策を解説していきます。

到達率の低さを見落とす

到達率が低いシステムは、メールが迷惑メール扱いされる可能性が高く、開封率の低下につながってしまいます。

メール配信システムの導入目的は多くの場合、大量のメールを速く確実に届けることが前提にあるので、この機能がいらないという方はほとんどいないのではないでしょうか。

到達率を確かめる方法

到達率は配信速度と違って、多くのシステムが公表していません。顧客のメールアドレスの性質などによって振れ幅があり、約束することが難しいからです。

実際「到達率が高い」といっていてもほとんど届かないメール配信システムもあります。

到達率は以下の方法で間接的に確認しましょう。

到達率を推測する方法本文が入ります

特におすすめなのが配信速度からの推測です。実際、高速な配信を売りにしているほとんどシステムが、到達率も高い傾向にあります。

料金体系を見落とす

メール配信システムには、「月額固定制」「従量課金制」「買い切り型」などの料金体系があります。

適切に選択しないと、予想以上のコストが発生する可能性があります。

あらかじめ自身の配信ボリュームについて把握しておきましょう。

使いにくさを見落とす

管理画面が分かりにくい、または複雑すると、運用に時間がかかってしまいます。また、誤配信のリスクも高まります。

無料トライアルやデモ版を活用し、実際の操作感を確認するようにしましょう。チームで運用する場合は複数の担当者がスムーズに利用できるかテストするのも忘れないようにしておきましょう。

サポート体制の不足

システムのトラブルや不明点が発生した際に、適切なサポートを受けられないと業務に支障をきたします。特に、大量のメールを配信する場合、迅速な対応が求められます。

サポート対応の有無(電話・メール・チャットなど)やサポートの対応時間(24時間対応か、平日限定か)をチェックしましょう。

海外のシステムは日本語対応があるかどうかも別途確認しておくとよいでしょう。

FAQやマニュアルが充実しているかも検証期間中に確認するようにするとよりよいでしょう。

必要な機能の不足または過剰

目的に合ったシステムを選択しないと、必要な機能が不足したり、逆に不要な機能が多すぎて使いこなせなかったりすることがあります。

セキュリティリスクの見落とし

メールリストには顧客の個人情報が含まれるため、適切なセキュリティ対策が施されていないシステムを選ぶと、情報漏えいや不正アクセスのリスクが高まります。

セキュリティについて製品サイトや資料で言及しているか、必ず確認するようにしましょう。

参考記事:メール配信システムの選び方!手順から見落としがちな落とし穴まで徹底解説します

メール配信システムの導入事例

ここでは、メール配信システムの実際の利用シーンについて具体的に紹介します。導入を検討している人は、自社の状況と照らし合わせて見てください。

DeNA様の事例

導入のきっかけ メルマガを複数部署にまたがって運用していたため乱立していたが、統合しようと思ったため
導入の決め手 必要な機能が低価格でそろっていた
導入の効果 シンプルな画面と高い配信性能のおかげで、大規模配信がスムーズに行えるようになった。

一度に100万件もの規模のメルマガを1日2回配信することもあるDeNA様ですが、「メルマガの作成と配信にかかる作業コストが多いこと」が課題でした。

ブラストメールを導入したことでBCCの設定に関するチェックの必要がなくなり、作業コストだけでなく配信事故のリスクを減らすことにも成功しました。

配信前のチェックなど、きちんとされていないと配信事故につながってしまいますので、以前はどうしても作業コストがかかっていました。『ブラストメール』を導入してからは、配信前のチェックが簡単にできるようになりました。

大規模配信をしている弊社にとって大きな魅力のひとつです。現在まで事故なく安全に配信できていますし、画面もシンプルでとても使いやすいですね。

また、HTMLメールエディタを利用しメルマガの作成コストも軽減しています。

中でも好評なのが、HTMLメールエディタのタグ差し込み機能です。

この機能を活用することで、テンプレートとなるHTMLメールのビジュアルを崩すことなくコンテンツを作成することができるようになったそうです。

お客様に対してメールを送信している企業はもちろん、HTMLを使ったメルマガを配信している企業もこのような使い方をすることで作業コストを軽減することができるでしょう。

参考記事:導入事例「DeNA様」

アルク様の事例

導入のきっかけ 費用を抑えるため、MAツールのメール配信基盤を安価なメール配信システムに置き換えようと考えた。
導入の決め手 他のメール配信システムと比較してシンプルでわかりやすい操作感で、MAツールからの移行もスムーズに行えた。
導入の効果 大規模配信を維持しながら、120万円以上費用削減できた。

語学教育を中心とした多岐にわたる事業を展開しているアルクさまでは、商品のプロモーションと自社メディアの更新情報のお届けにブラストメールを利用されています。

リスト数も多く週2回配信と配信頻度も高かったため、月間の配信通数が約470万通にもなっていました。その結果メール配信費用が大きな負担となっていました。

当社のように配信頻度が高い場合、アドレス数に応じた課金で通数無制限で配信できるブラストメールを導入することで、大きく費用削減ができるとわかり導入を決めました。

また、シンプルな操作画面も好評でした。

メールの件名を様々なパターンで試行錯誤し19〜20%まで改善できました。これにより、メールからのサイト流入が増加し、コンテンツ閲覧やサービス利用が促進されました。

このように現在メール配信サービスを使っている企業でも、サービスの再検討をすることでコストの削減や成果の向上が見込めるでしょう。

その際は、金額はもちろん「導入に際してサポートが充実しているか」「移行作業がスムーズに行えるか」を確認するようにしましょう。

参考記事:導入事例「アルク様」

ブラストメールには充実したサポートはもちろん、無料トライアルがあるので、操作性については実際に触ってみて試してみることが可能です。ぜひ試してみてください。

丸井織物株式会社様の事例

導入前の課題 他社システムで小規模に配信していたが効果が限定的だった
他社システムで大規模配信を行うとコストが上がりすぎた
導入のきっかけ 大規模配信とコストのバランスが優れていた
導入の効果 開封率が最大30%を超える成果を出せた
リピート購入率が高まった
専任サポートの効果 効率的な配信が可能に
添削と分析で開封率が約2%改善

デジタルプリント工場を用いたオリジナルグッズ制作サービス「UP-T」などを提供している丸井織物株式会社様ではブラストメールの導入を機にリピート購入が大幅に増加しました。

また、丸井織物株式会社様には専任サポートもご利用いただいています。

⼿探りでの運⽤で配信結果の分析などもできていなかったため、メルマガ添削と お悩み相談をお願いしました。専任サポートは非常に手厚く、導入初期は当社に最適化されたメールテンプレートをご提案いただき、今では週2回の配信を効率よく運用できています。

また、配信結果を分析いただき、配信時間の変更やメール内容を添削いただきました。その結果、開封率が2.8%改善、クリック数が1.3倍になりました。

このようにメール配信システムを導入すれば、はじめてでもクオリティの高い大規模なメルマガ配信が可能になります。その場合は、「テンプレートが充実している」「サポートが手厚い」といった観点でシステムを選ぶのが良いでしょう。

参考記事:導入事例「丸井織物株式会社様」

すべての導入事例はこちらからご覧いただけます。

【2025年版】メール配信市場の最新動向

Eメールマーケティング 市場の成長、予測によると、米国のメールマーケティング市場は引き続き成長を続けており、2025年から2032年にかけて年平均成長率(CAGR)5.9%で拡大すると予測されています。つまり2025年においても、メール配信市場は右肩上がりで成長を遂げているといえます。

後押しの要因

  • パーソナライゼーションの重視:マーケターは「メール送付先のセグメント化」「メッセージの創造」「文脈に応じた配信」に注力。
  • 技術の進化:AI、機械学習、自動化技術の導入により、より効果的なキャンペーンが可能に。
  • データ分析の重要性:より詳細な顧客行動分析とROI測定が可能に。 

また、SNSなどのマーケティング施策が拡散型で長期的な関係構築力に欠ける一方で、メールマーケティングは顧客との長期的な関係構築力でその価値を見直されつつあります。

市場規模と成長率

日本国内のSaaS型メール配信システム市場は2023年時点で842.7億円だったものが、2025年には1,166.7億円に達すると予測されています。

参考記事:https://boxil.jp/mag/a8613/

世界市場は2024年から2029年にかけて年平均成長率12.11%で成長し、2029年には203.5億ドルに達する見込みです。

参考記事:https://www.mordorintelligence.com/ja/industry-reports/email-marketing-market

メール配信システム市場のトップランナー

メール配信システムを導入する際、「安心できるサービスを利用したい」という理由で顧客導入数シェアを気にする方もいらっしゃるのではないでしょうか。

実は、メールマーケティンングツールの市場において顧客数1位のシステムは14年間変わっていません。

メールマーケティングを行うならブラストメール(blastmail)

ブラストメールのキャッチ画像

ブラストメールは、14年連続で顧客導入シェア1位を獲得している信頼性の高いメール配信システムです。さまざまな業種や官公庁でも利用されており、定番のメール配信システムとして広く知られています。

HTMLメールエディタはもちろん、セグメント配信や豊富なテンプレート、迷惑メール判定対策機能など、メールマーケティングに必要な基本的な機能はすべて揃っています。最も安いプランなら、月額4,000円で導入することができます。

また、配信速度が高く、到達率が非常に高い点も魅力です。

「とりあえずメールマーケティングを始めたい」「たくさん機能があっても使いこなせない」「メールマーケティングにかかっている工数を減らしたい」といった方にはブラストメールがおすすめです。

無料トライアルも用意されているので、まずは試してみることをお勧めします。

今後の展望

今後の展望として抑えるべきは以下の3点です。

今後の展望のポイント

  • AIをいかに使いこなすか
  • 自動化ツールの選定(どこまで自動化するか)
  • 顧客ニーズに合わせる 

AIをいかに使いこなすか

現在進行形でAI技術の活用がメール配信市場の成長を後押ししていることは言うまでもありません。

今後は生成AIをうまく活用した効率的なメール配信業務行えるかが、ビジネス成功のカギになる可能性が高いです。

参考記事:【決定版】ChatGPT×メルマガで効率的なメール配信!実際の画面付きで解説!

自動化ツールの選定(どこまで自動化するか)

また、MA/SFAといったマーケティングの自動化の流れも加速していく中、メールマーケティングの需要も引き続き高いことが予想されます。

MA導入の際には、費用対効果に合ったシステムなのかを導入前に確認するようにしましょう。

顧客ニーズに合わせる

さらに、パーソナライズされたターゲットマーケティングの需要も高まっているため、より顧客ひとり一人のニーズに合わせたメール配信を行う必要が出てきます。上述の2点をうまく活用しながら、以下に時間をかけずに効率的なマーケティング施策にできるかがメールマーケティングの成否を分けるでしょう。

メール配信市場は、デジタルマーケティングの重要性の高まりと技術革新により、今後も持続的な成長が期待されています。

メール配信システムに関するFAQ(よくある質問)

メール配信システムを選定する上で、皆さまから頂く「よくある質問」をまとめました。

ここまでのランキングと合わせて、ご参考にしてみてください。

無料と有料システムの違いはなんですか?

無料のメール配信システムの多くは、送信したメール本文に「広告」が入ります。

また、テキストメールは送れてもHTMLメールを送れないものも多いです。

到達率に関しても、配信環境のクリーニングを行っている有料メール配信システムと比べ、無料のシステムは低い傾向にあります。

関連記事:一斉メール配信サービスを選ぶなら無料?有料?徹底比較します

メール配信システムはパソコンに不慣れでも使いこなせますか?

初心者にも分かりやすい、直感的な操作が行えるシステムもありますので、普段パソコン操作になれていない方でもご利用頂けます。

メールマーケティングやマーケティングオートメーション重視のシステムでは、使える機能が多く初心者には煩雑に感じてしまう場合はあります。

メール配信システムとBCCでの一斉送信との違いは何ですか?

BCCでの一斉送信は、操作ミスなどによりメールアドレスの情報漏洩のリスクが伴います。

一斉送信需要が高まったコロナの緊急自粛宣言時にも、BCCを利用した誤送信が相次いで起こりました。

関連記事:コロナ騒動による一斉メール誤送信が頻発!誤送信に有効な防止策とは?

また、レンタルサーバーのメール機能を使っている場合は1時間あたりの送信数に上限がありますので、大量送信ができない場合もあります。

例えば、弊社が提供しているレンタルサーバー「xbit」では1時間あたり500通までの送信制限をかけています

テキストメールとHTMLメールの違いは何ですか?

テキストメールは、その名の通りテキスト文字だけで構成されたメールを指します。一方のHTMLメールは、メール背景や本文にHTML/CSSを使った画像ベースのメールです。

HTMLメールはテキストメールと比べて、読まれやすい・クリックされやすい・効果測定ができるのが特徴です。

関連記事:時代に沿わないテキストメルマガ配信はもうNG?HTMLメールを絶対に使うべき3つの理由とは

メールを配信する時に気を付けるべきことはありますか?

「特定電子メール法」への対応を忘れずに行うことを推奨しています。(オプトイン・オプトアウト)

関連記事:「特定電子メール法」とは?違法にならないためのポイントを理解しましょう!

メール配信システムを使えば、迷惑メールに入らなくなりますか?

迷惑メール判定基準は、年々厳しくなっています。迷惑メール判定基準はキャリアやプロパイダごとに異なり、配信側でコントロールすることは難しいです。

100%迷惑メールに入らせない配信は、どんなシステムであっても不可能です。ただしメール配信システムを使うことで「配信環境の最適化」の恩恵を受けられますので、スパム判定の軽減には大きく繋がります。

関連記事:メール配信システムにおけるセキュリティ対策とは?リスクと対策を徹底解説

メール配信システム使えばGmail 送信者ガイドラインに対応できるのでしょうか?

メール配信システムの中にはGmail送信者ガイドラインに対応していないシステムもありますので、注意が必要です。

無料で利用できる配信システムはGmail送信者ガイドライン未対応のケースが多いです。

公式サイトや製品資料をDLして、ガイドラインに対応しているか確認してみましょう。

SPFレコードとは何ですか?

SPFレコードとは、送信ドメイン認証の仕組みの一つです。ドメインの情報が記載されているDNSレコード内に、配信するサーバーの情報を書き込むことで、正しい送信元からの配信である旨を証明することができます。

SPFレコードの詳細は下記の記事で詳しく解説していますので、参考にしてみてください。

関連記事:【図解】SPFレコードとは??spfレコードの仕組みを初心者にも分かりやすく解説します

DKIM署名とは何ですか?

DKIM (DomainKeys Identified Mail) とは、正しい発行元メールサーバから送信された、改ざんされていないメールであると証明する電子署名方式の送信ドメイン認証技術です。設定されていることにより送信メールの信頼度が上がり、受信側で迷惑メール扱いされにくくなるという利点があります。

DKIM署名の詳細は下記の記事で詳しく解説していますので、参考にしてみてください。

関連記事:【図解あり】DKIMの役割を3分で解説!!ドメイン送信技術のDKIMの仕組みを理解しよう

DMARCとは何ですか?

DMARC(Domain-based Message Authentication, Reporting and Conformance)とは、送信元のなりすましやメールの内容を改ざんすることを防ぐために使用する、セキュリティ技術の一つです。

DMARCの詳細は下記の記事で詳しく解説していますので、参考にしてみてください。

関連記事:メールのセキュリティの鍵! 「DMARC」に関する基礎知識

メーラーとメール配信システムの違いは何ですか?

メーラーは、あくまで1対1のやりとりに特化したツールであり、大量送信に向いたものではありません。

メール配信システムでは大量送信を想定されており、メールが届きやす事/高速な配信速度など適切な配信チューニングがなされています。

関連記事:Gmailの一斉送信は何人までできる? Gmailで大量のメールを扱っている場合には要注意!

メール配信システムはどんな時に導入が有効ですか?

メール配信システムは以下のようなニーズがある方々に、導入の検討を頂いております。

  • 「訴求力の強いHTMLメールを作成したい」
  • 「メールアドレスに紐づく顧客情報の管理を行いたい」
  • 「配信の自動化をしたい」
  • 「メールの効果促進をしたい」

メール配信システムの到達率とはなんですか?

到達率は送信したメールのうち、エラーにならず受信側のメールサーバーに届けられた割合を指します。

また、メルマガ配信の到達率の目安は90%といわれています。

関連記事:メール配信の到達率を上げるには?到達率を上げる5つの対策をわかりやすくご紹介します!

目的別のおすすめメール配信システム

ここまで様々なメール配信システムを紹介しましたが、どのシステムが自社に適しているかを見極めるのは非常に難しいと思います。

それぞれの機能の特徴や価格、使いやすさやサポート面などを検討材料にして、自社に適しているサービスを見つけていきましょう。

また、導入後に後悔をしないために無料のトライアルで試してみたり、製品資料や導入事例の確認は必ず行いましょう。

メール配信システム選び方ガイド

情報量が多すぎたため「実際にどれを選べばいいかわからない」という人もいるでしょう。

そこで、弊社ではメール配信システム選び方ガイドブックを作成しました。

ガイドブックの内容

  • メール配信システムとは?
  • メール配信システムは何を基準に選べばいい?
  • メール配信システムはここで差が付く

など、このガイドブックさえ読めばひと目で選ぶべきメール配信システムがわかります。

メール配信システムの比較表

下記はこの記事で紹介をした20個のメール配信システムの比較表です。

各システムごとに、「特徴」「初期費用」「月額費用」「登録アドレス」「無料トライアルの有無」「対象ユーザー」を記載しているので、自社に適したシステムを見つけてみてください。

システム名 主な特徴 初期費用 月額費用 登録可能アドレス数 無料トライアル 対象ユーザー
ブラストメール シンプルな使いやすさ、コスト効率の良さ、充実な機能 10,000円(1年契約で半額) 4,000円~ 5,000~ あり 中小企業から大企業、官公庁
配配メール 充実した機能が魅力、本格的なメールマーケティングが可能 要問い合せ 要問い合せ 10,000件以上 あり(要問い合せ) 中大企業向け
Mailsales シンプルで使いやすい、基本的なリード獲得機能を標準搭載 10,000円 4,950円~ 3,000件~ あり 小中企業、営業DXに最適
MailPublisher 高機能、システム連携可能、高速配信 50,000円 25,000円~ 個別見積り 要問い合せ 大企業向け
Cuenote FC 高速配信を誇る、直感的な操作性が特徴 30,000円 5,000円~ 2,000件~ 要問い合せ 高速大量配信が必要なビジネス
Combz Mail Plus 大規模配信に特化、シンプルな操作インターフェース 要問い合せ 70,000円~ 100,000件~ 要問い合せ 大規模配信を必要とする企業
メール配信 NEO オンプレミス型で柔軟なカスタマイズ可能 0円 6,300円~ 4,000件~ なし オンプレミス型のシステムが必要な企業
オレンジメール 低コストで簡単操作、初心者向け 12,800円 2,980円~ 100件~ あり 小規模ビジネス
配配メールBridge MAツールと遜色ない多機能なシステムで効果的なアポ獲得をサポート 要問い合せ 要問い合せ 要問い合せ あり 効率化と成果を求める企業
EXPA イベントマーケティング機能を備えた総合プラットフォーム 5,000円 3,800円~ 要問い合せ あり イベント主催企業
メール商人 手厚いサポートと多機能性 5,500円 4,180円~ 1000件~ なし 中小企業向け
オートビズプロ 高機能フォーム作成と顧客対応サポート 11,000円以上 9,900円~(年契約で割引) 原則無制限 あり 多様な顧客対応を必要とする企業
WiLL Mail コストパフォーマンス良好、メルマガ作成が簡単 0円 4,000円~ 500件~ あり コストを抑えたい企業
める配くん 低価格で基本的なメール配信機能を提供 8,800円 1,867円~(6ヶ月前払い) 5,000件 あり コスト重視の小中企業
MailChimp ステップメールとレポート機能が無料、英語表記 0円 $20~ 1,500件~ あり システムが英語でも問題ない企業
SendGrid 高い配信能力と詳細な分析機能 0円 ¥3,000~ 50,000件~ あり 大量配信と分析を必要とする企業
Starseven 携帯メール配信に特化、低コストで独自の機能を提供 10,000円 4,000円~ 500件~ なし モバイルユーザー向け
NEXLINK 長期運用の安定したメール配信システム、FAX送信も可能 0円 10,000円~ 記載なし なし 幅広い配信ニーズを持つ企業
Lステップ LINE@に特化、高い視認性と情報露出度 10,000円 2,980円~ 要問い合せ あり LINEを活用したい場合
acmailer サーバー設定が必要だが、基本無料のメール配信システム 0円 (条件あり) 0円 (条件あり) 無制限 なし メールサーバーに知見がある企業
まぐまぐ 無料で使えるメルマガ配信システム、有料プランもあり 0円 0円(有料プランあり) 記載なし あり テキストメールのみ配信したい企業

※ ランキングを再度確認したい場合は、こちらのリンクからランキング項目まで飛べます。

まとめ

以上、おすすめのメール配信システムを20個紹介してきました。

自分たちだけで、メール配信業務を行おうとすると、迷惑メールへの対策や、送信先の振り分け、宛名をいちいち変えたりと、非常に手間がかかってしまいます。

機能や料金とサービスを照らし合わせながら、自社に最適なメール配信システムを導入して、メール業務を効率化してみてくださいね。

また、メール配信システムの基本的な説明や選び方は以下の動画でも解説していますので、ぜひご確認ください。

この記事の執筆者


株式会社ラクスライトクラウド
Webマーケティング リーダー 森神 佑希

2019年より、ブラストメールのWebマーケティングに従事。ウェブ広告の運用やサイト分析・メールマーケティングなど、集客からナーチャリングまで一貫して取り組んでいる。3年以上メルマガ配信の実務を行っており、先頭に立ってPDCAを回し、コンバージョン数を3倍以上に増やすことに成功。2022年からはそのノウハウを還元すべくセミナー登壇を行っている。

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