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【2025年8月最新】メール配信システムおすすめ比較25選!専門家が図解とランキング形式で解説。無料サービスも紹介しています。

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2025.08.06 メール配信

この記事では、数あるメール配信システムの中から、プロがおすすめする25種類のメール配信システムについて、機能や価格の違いを特徴別にまとめています。
また、特におすすめの5製品についてはランキング形式で紹介しています。

本記事をご覧頂いている方は、一斉送信やメルマガ配信に課題をお持ちで、新しいメール配信システムの導入をご検討されていたり、ご利用中のシステムやツールからの乗り換えをご検討されている方が多いと思います。

optimonsterが公開しているメールマーケティングの統計によると2025年には世界中で約45億人がメールを使用しており、この数は2027年までに48億人を超えると予測されています。

メール一斉送信やメルマガ配信をするならメールソフトよりも、「リスト管理や予約配信・効果測定」などのメールの配信に特化した様々な機能が使える「メール配信システム」が便利で使いやすく、多くの企業がメールの配信にはメール配信システムを利用しています。

また、2024年に施行されたGmailおよびYahoo!メールの送信者ガイドライン変更に続き、マイクロソフトが運営するメーラーサービスOutlookも同様のガイドライン変更をが行われました。
大切な情報を確実に届けるためにもメール配信システムの導入需要はますます高まっています。

そんなメール配信に欠かせないメール配信システムについて、利用料金やサービスの特徴についてもそれぞれ分かりやすくまとめました。
メール配信システム導入時の参考にしてみてください。

この記事の要約

  • メール配信システムとは大量のメールを一斉に、かつ効率的に配信するためのシステム
  • 一斉配信時にはセキュリティ/マナーの観点からメール配信システムの利用が必須
  • メール配信システムには「クラウド型」と「オンプレミス型」の2種類がある
  • メール配信システムを選ぶ時に最も大切なのは「配信性能」と「価格」のバランス
  • 2025年現在もメールマーケティングは効果の高いマーケティング施策として人気

※ おすすめランキングを先に見たい方、こちらのリンクからランキング項目まで飛べます。

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この記事の執筆者:森神 佑希
株式会社ラクスライトクラウド Webマーケティングリーダー
5年以上メルマガ配信の実務を行っており、先頭に立ってPDCAを回し、コンバージョン数を3倍以上に増やすことに成功。2022年からはそのノウハウを還元すべく「メールマーケティング」関連セミナーへの登壇も。メール配信システム選びのプロとしてシステム選びのサポートを日々行っている。

目次

メール配信システム(メール配信サービス)とは?

メール配信システムとは、メールの一斉配信時に発生しやすい「相手に届かない・迷惑メールに振り分けられる・誤送信」といった課題を専用の仕組みで回避しながら、その上で「リスト管理やHTMLメールの作成、予約配信」などを行えるメール配信には欠かせないシステムです。(メール配信システムはユーザーによって「メール配信サービス」「メール配信ツール」「メルマガ配信ツール」「メルマガスタンド」など、様々な呼ばれ方をしますが、ほとんど同じものを指します。)

日々仕事やプライベートで受信ボックスに届いている「メルマガ」「サービスのお知らせ」といったメールは、ほぼすべてメール配信システムによって送信されたメールです。

おそらく99%以上のビジネスパーソンは毎日メールをチェックしているでしょう。利用頻度の高い「メール」という手段は顧客へのアプローチ方法として古くから効果的とされています。
もちろん、マーケティング活動以外でもメールアプローチは有効です。たとえば、セールスの促進、キャンペーンやイベントの案内、ウェブサイトやブログなどへ流入を増やすためにメルマガを施策を行うなどが代表例です。

このように、メール配信は幅広く使えるということもあり、いくつものメール配信システムが多くの企業から提供されています。

メール配信システムでは、ただ一斉にメールを配信するだけではなく、システム内で配信対象者の管理やメールの冒頭に「●●会社 ●●様」といった宛名を自動挿入できるため、配信業務の負担を低減しつつ、メール配信の効果を高めることができます。
またメール配信システムには、これらの他にもメールの到達率・開封率を調査する効果測定や、HTMLメールの作成機能などが搭載されているのが一般的です。

メール配信システムを選ぶ際は、これらの機能とコストのバランスを考える必要があります。

メール配信システムのメリット

メール配信システムのメリットは以下の5つが挙げられます。

メール配信システムのメリット

  • 大量のメールを高速で配信できる
  • 送信したメールが顧客のメールボックスにより確実に届く
  • アドレスを一元管理し、負担が減る
  • デザイン性の高いメールを簡単に作成できる
  • 配信の効果測定ができる

大量のメールを高速で配信できる

メール配信において配信速度は非常に重要な要素です。

通常のメーラーを使う場合、サーバーに負荷がかかり、1通のメールを送るのに数時間以上かかってしまうケースも少なくありません。タイムセールなど速報性の高い情報を送りたい場合、メール配信システムを使うことをお勧めします。

ただし、一部のメール配信システムは配信速度を高める機能が不十分なものもあります。導入の際には、公式サイトで配信速度について言及されているサービスを選びましょう。

参考記事:メール配信に速度が重要な理由は?配信速度を上げる方法とおすすめのツールを紹介!

送信したメールが顧客のメールボックスにより確実に届く

メール配信システムを使えば、大量のメールを一度に送信しても迷惑メール認定されることはほとんどありません。
システムを使わずに大量にメールを送っているとサーバーにスパム認定され、メールが届かなくなってしまいます。メールの効果測定をしたいと思っても、まずはメールを確実に届けることが大前提です。

  • 確実に届けたい情報がある
  • マーケティングの効果を正しく分析したい 

上記のようなニーズを持つ方はメール配信システムの導入が必須です。

アドレスを一元管理できて、負担が減る

メール配信システムには顧客管理機能がついているものが多いです。
アドレスに対して「流入経路」「年齢」「性別」「興味関心」などのフラグを立てておくことでリストをより効率的に管理できます。

「どのようなキーワードに読者は反応するのか?」を調査し、顧客ごとに対策をとることで、メール配信による効果も高くなっていきます。ステップメールや宛名の自動差込機能、セグメント配信などを使い効率的に業務を進めることができるでしょう。

デザイン性の高いメールを簡単に作成できる

メール配信システムには画像やボタンを挿入できる「HTMLメール」を知識なしで作成できる「HTMLメールエディタ」が搭載されています。
これを使えば、効率よく魅力的なメールが作成できて、マーケティングの効果を最大化できます。

配信の効果測定ができる

メール配信で大切になるのが送った後の反応を調べることです。メール配信システムを使えば「開封率・クリック率・コンバージョン率」など詳細な効果判定を行うことができます。
さらに詳しく知りたい方は、こちらの記事がおすすめです。メール配信システム(サービス)について、メール配信の専門家が詳しくご紹介しています。

【徹底解説!】メール配信サービスを導入するメリットとは?メール配信サービスの種類・機能・導入事例をご紹介!

【ステップ別】メール配信システムの選び方

メール配信システムは、導入コストや初期設定の手間などを考えるとそう何度も乗り換えるものではありません。基本的には、次乗り換えたらそのシステムを使い続けるくらいの気持ちで準備をしましょう。
しかし、コストと機能で選んだら配信速度が遅すぎて使い物にならず、再度乗り換えをしたなどといったケースも見られます。

この章では、メール配信システム選びに失敗しないために踏むべき手順を紹介します。
ちなみに、このような記事や比較サイト、問い合わせのフェーズはステップ4以降になるので、1~3で未実施の項目がないか、改めて確認してみましょう。

メール配信システムを選ぶ際の7つのステップ

  • 目的を明確にする
  • 必要な機能をリストアップする
  • 自社の配信アドレス数と配信頻度を確認する
  • メール配信にかけられる費用を算出する
  • システムを比較する
  • 検証・問い合わせを行う
  • 確認漏れがないかチェックする

詳しい手順は以下の資料に記載してありますので、よかったら読んでみてください。

【目的別】メール配信システムの選び方

こちらの図はメール配信の目的別におすすめのメール配信システムを並べたものです。
次に、目的別のメール配信システムの選び方とおすすめの配信システムを紹介します。前章でもまず初めに目的を明確にする、というステップがありましたが、逆に言えば目的さえ絞ってしまえば大体利用すべきシステムは絞ることができます。

ここまで読んでくださっている方にも、メール配信システムを導入しようと思ったきっかけや、導入によって果たしたい目的があるかと思います。

そこでここからは、目的別に比較すべきポイントを解説していきます。

メールの到達率を高めたい

メールの到達率を高めたいのアイキャッチ画像

到達率はメール配信にとって大切な要素ですが、意外に見落とされがちなポイントです。

到達率とは、配信したメールが送信先のメールボックスに届いた率を表したものです。到達率が低い状態は「迷惑メールに振り分けられる率が高い」ではなく、「迷惑メール”にも”全く届かない状態」を指します。

一斉送信は、通常のメール送信に比べて、受信先にスパムメールと判定される確率が高いです。スパムメールと判定されたメールは迷惑メールに入ればまだ良い方で、ほとんどの場合は相手先のメールサーバーにブロックされて受信ボックスに届きません。

メール配信システムは一斉送信であっても相手に届きやすくなるシステムですが、無料の配信サービスやCGIを用いた配信では、到達率を高める対策がされていない場合もあります。

到達率を高める機能には送信認証技術である「SPFレコード・DKIM」、ブラックリストへの登録を避ける「IPアドレス分散」などがあります。有料の配信サービスではこれらの機能が備わっていることが殆どなので心配は不要ですが、無料のサービスを使う際は到達率が下がるリスクがあるので注意しましょう。

たとえば「価格改定」や「学校の行事案内」「緊急連絡」など、確実に相手に届けさせたい内容を配信する用途の場合は、到達率を高める機能が備わっているメール配信システムを選びましょう。

おすすめのメール配信システム

  • ブラストメール
  • MailPublisher
  • MailChimp 

関連記事:メール配信の到達率を上げるには?到達率を上げる5つの対策をわかりやすくご紹介します!

メールの到達率を上げる「迷惑メール判定対策」とは?

迷惑メール対策がされたシステムで安心してメール配信を行いたい のアイキャッチ画像

メール配信システムを選ぶうえで最も重要な要素のひとつが迷惑メール対策です。
昨今では、GmailやOutlookといった多くの利用者がいるメールソフトもセキュリティを強化しているため、今最も対策が必要な領域といっても過言ではないでしょう。

迷惑メール対策の方法としては、SPFレコードやDKIM署名の設定、ブラックリストへの登録を避けるIPアドレス分散などがあります。有料の配信システムであれば搭載しているケースが多いですが導入前に確認することをおすすめします。

また、迷惑メール・セキュリティ関連で言うと、メール配信におて最も避けたいのが「ブラックリスト」です。
メール配信のブラックリストとは、「迷惑メールの送信元IPアドレスリスト」のことを指します。自身のIPアドレスが登録されてしまうと、送信メールはほとんどの宛先に届かなくなってしまいます。

詳細は下記記事で解説していますので気になる方は併せてご確認下さい。

関連記事:メール配信のブラックリスト登録の原因と確認・解除方法

メール配信にかかっている費用を削減したい

メールマーケティングは費用対効果が非常に高いマーケティング施策。しかし、配信先や頻度が増え、気が付けばコストが高騰していることも少なくありません。
また、自社開発のメール配信ソフトを利用していたが、開発保守に人件費やサーバー費用などの負担がかかってメール配信システムの導入を検討する人もいます。

しかし、価格のみを選定基準にしてしまうと、到達率や配信速度などの配信品質に問題があるケースがあります。
価格を比較するのは非常にに重要ですが、本当に成果をだすメール施策を行いたいのであれば「価格」と「配信品質」のバランスを見ることを忘れないようにしましょう。

もし、現在使っているメール配信システムの料金が適正価格かわからない人は、以下のバナーから減額診断を試してみてください。

おすすめのメール配信システム

  • ブラストメール
  • Will mail
  • Mailsales 

メルマガの効果測定をしっかり行いたい

メルマガの効果測定をしっかり行いたい のアイキャッチ画像

すでにメルマガをメーラーやメール配信ソフトなどで配信している方でも、メルマガの効果を分析できていない方が多い印象です。
メルマガはきちんと効果測定を行えば、改善活動が比較的容易に行えますので、送ったら送りっぱなしは勿体ないです。

メルマガを配信し効果測定をするなら最低限「開封率・クリック率」はしっかり取得できるようにしましょう。HTMLメールを送れるメール配信システムには効果測定の機能が備わっていますので、効果測定も重視したいならHTMLメールを送れるメール配信システムを選びましょう。

業界によりますがメルマガの平均開封率は18~20%と言われています。メルマガを送っても反応がないと感じていても、開封率を調べると平均以上の数値だったという事例は数知れずあります。開封率が高くて、クリック率が低ければ、メルマガ本文の見直しやCTA(ボタンやリンク)の配置を変えてみるなどの具体的なアクションプランも立てやすいでしょう。

とくにメルマガの費用対効果を気にされている場合は「配信数・開封数・クリック数・申込数・成約数」までをセットで計測すれば、メルマガの反応と購買促進の貢献度を測れます。

おすすめのメール配信システム

  • 配配メール
  • ブラストメール 

関連記事:【メルマガの効果測定】メール配信システムで効果を分析するために知っておくべき指標・数値とは。

メールのデザイン性を重視したい

メールのデザイン性を重視したい のアイキャッチ画像

主にtoCをターゲットに配信する場合、スマホなどのモバイル端末での購読がされ、モバイル端末では長い文章などは読みづらいため、メルマガに目を止めて貰うにはメール自体のデザイン性が重要になります。

読者はメルマガやブログページをこのまま読み進めるか、わずか3秒で判断すると言われています。読者がページを開き、一番最初に目に留まる部分をファーストビューと呼びますが、メルマガを読み進めるかどうかは、メルマガを開いて目に入ったわずかな印象でもう決まってしまうのです。

テキストだけで読者にインパクトを与えるのはなかなかに難しく、他社との差別化も難しいため、自社ブランドイメージを浸透させたり、画像で視覚的に情報を伝えたい場合は、HTMLメールの配信ができるメール配信システムを選ぶと良いでしょう。

また、HTMLメールのテンプレートや独自HTMLのインポート機能があると、一からデザインを作らなくて済み、メールの作成作業が容易に行えます。

関連記事:HTMLメールとは?テキストメールとの違いを徹底解説!

大量配信を遅延なく行いたい

メール配信システム選びで忘れてはいけないポイントに「配信速度」があります。

配信速度は「一度に何通のメールを処理できるか」というという、メール配信システムにおける基本スペックのようなものです。プラン的には「10万件以上」の送信が可能であった場合でも、メールの送信スピードはメール配信システムにより大きく異なりますので注意が必要です。

大量配信を予定されている方は、導入の前に1,000万通/時など時間あたりの配信実績を掲載しているか確認するようにしましょう。
公式サイトに掲載が無い場合は、メール配信システムのサポート窓口に配信実績数と配信予定の通数を伝え、おおよその配信時間の目安を把握することを推奨します。

おすすめのメール配信システム

  • ブラストメール
  • Cuenote FC
  • SendGrid 

関連記事:メールが遅延する原因とその対策方法とは

APIなどで既存システムと連動させたい

APIなどで既存システムと連動させたい のアイキャッチ画像

名刺管理ソフトやCRMシステム、ECショップなどの顧客データベースがあるシステムすでに利用していて、配信だけをメール配信システムに委ねたい場合もあるでしょう。

API連携を使うと、顧客の重複管理や配信ステータスの変更などが不要となり、既存のシステムを操作するのみで配信まで行えるようになります。従来の顧客管理の仕組みに、メール配信の機能を付け加えるようなイメージです。

既存のシステムと連携させたい場合は、API連携の有無を確認しましょう。また、API連携が無料・有料のサービスがありますので、API連携がオプション費用になるのかなどはサービス料金ページでチェックしておきたい項目です。

なお、APIに特化したメール配信システムを検討されている場合は、低コストかつサポートやドキュメントが充実した「ブラストエンジンがおすすめです。

エンジニアを楽にするメール配信システム | ブラストエンジンの詳細を見る

おすすめのメール配信システム

  • blastengine
  • SendGrid 

導入や配信の内容について相談したい

はじめてメール配信システムを導入する企業や、現状の配信に何らかの課題を感じている場合は、サポート体制の充実度も検討するうえで非常に大切です。

サポートの主な比較軸は以下のとおりです。

基本のサポート

  • コールセンターなどの電話のサポートがあるか
  • メール/チャットのサポートはあるか
  • 日本語のサポートはあるか 
初期設定におけるサポート

  • トライアル期間のサポートはあるか
  • 導入・移行のサポートはあるか 
オプションのサポート

  • 配信内容の添削はあるか
  • 配信結果分析のサポートはあるか 

自社のフェーズやニーズによって、どこまでのサポートが必要かをよく見極めて選ぶことをおすすめします。

おすすめのメール配信システム

  • ブラストメール Proプラン
  • 配配メール Bridge 

メール配信にかかる手間をなるべく削減したい

メール配信システムは、シンプルで使いやすいことが大切です。配信業務は1度で終わりではないため、小さな違いが年間を通して見ると大きな効率の違いになります。

例えば、週に3回メール配信を行うとして、1回の配信にかかる作業時間が以下だったとします。

  • システムA:1回15分
  • システムB :1回1時間 

この時、1年間でかかる作業時間の差はなんと117時間にもなります。人件費で考えれば20~30万円です。
これだけの差がシステム選定のみで出てしまうので、システム選びは慎重に行うことをお勧めします。

使いやすさの側面で考えるべきポイントは主に「エディタ(編集画面)の使いやすさ」と「テンプレート」の量です。無料トライアルを実施できるサービスでは、必ず事前に確認をしてから導入を決めましょう。

安心して使えるシステムで配信を行いたい

メール配信は顧客の個人情報を扱うデリケートなマーケティング施策です。海外サービスや無料のサービスの場合、個人情報の漏洩や到達率の低下(および会社の信用度の低下)などのリスクがあります。

サービス品質は主に「人的サービス」「機能的サービス」の2つの観点から比較しましょう。

人的サービスの場合は「トラブル対応」「導入サポート」など文字通り人が対応してくれるサービスがどれぐらい充実しているかを確認しましょう。海外のサービスだと日本語対応がない、対応時間が日本時間でないなどの問題があることがあります。

機能的サービスはシステムの稼働率など、配信基盤そのものの信頼性を比較する観点のことです。稼働率とは、サービスがある期間の中で正常に稼動している時間の割合のことで、国内サービスで最高レベルのブラストメールなどは99.9%を実現しています。

また、Pマークなどのセキュリティに関する第三者機関認証があるかも確認しましょう。

金融機関や官公庁、自治体などの個人情報の重要性が高い顧客の導入実績があると安心でしょう。

人気のメール配信システム5選【おすすめ】

システム名 配信品質 機能 価格 操作面 サポート

こちらの比較表は、数多くあるメール配信システムの中でも、特におすすめのシステムをまとめています。
メール配信システムの詳しい機能や導入のポイントについては記事の後半で紹介しています。

以下のメール配信システムは機能やコストが優れていることに加え、口コミでも評価の高かった5つになります。

No.1
『blastmail』/(株式会社ラクスライトクラウド)

『blastmail(ブラストメール)』は高い配信スペック、シンプルな使いやすさ、価格の安さから、顧客導入シェア数14年連続1位を獲得しています。

総合評価:★★★★★
迷ったらこれ。高品質かつ誰にでも使いやすいメール配信システム。
機能評価:★★★★
本当に必要な機能だけを厳選して提供
価格評価:★★★★★
業界最安クラス。性能や機能を考えるとコスパ最高
使い易さ:★★★★★
初めての人でも使える簡単設計。シンプルだから迷わない
サポート:★★★★
電話とメールでの手厚いサポート、マニュアルなども充実

中小企業から大手企業、官公庁や学校・社団法人まで幅広く導入されており、まさに定番のメール配信システムと言えるでしょう。導入実績も25,000社と安心の実績です。

メール配信を施策として立ち上げるとは、メール配信の専任を立てて行うというものではなく、「総務・広報・営業担当」など、幅広い部門で利用のニーズがあります。これからメール配信システムの導入を検討している場合は、配信用途や担当者が変化する状況でも、柔軟に対応できる汎用的なメール配信システムがおすすめです。

ブラストメールは、ITシステムに対して「難しそう」と牽引しがちな方でも使いやすいデザインや操作性になっているので、部門をまたいで利用を想定している場合や、ITシステムの導入が初めての企業様にも安心して利用できるメール配信システムでしょう。

主な機能は下記の通りで、一斉送信はもちろん、メールマーケティングに必要な機能が一式揃っています。

  • HTMLメール作成(エディター)
  • レスポンシブデザイン(モバイル最適化)
  • フォーム作成
  • ターゲット配信
  • 効果測定
  • 迷惑メール対策 (DKIM署名)

ブラストメールはStandardプラン以上でDKIM署名を搭載しているので、メールの到達率が非常に高いです。SPFレコードも公開しているので、2024年2月から施行されたGmail 送信者ガイドラインにも対応をしています。

料金プランは以下の通りです。

プラン名 月額費用 初期費用 登録アドレス数
無料お試し 0円 0円 0~100件
Lightプラン 4,000円 10,000円(1年契約で半額) 0~5,000件
Standardプラン 8,000円〜 10,000円(1年契約で半額) 0~50,000件
Proプラン 30,000円〜 50,000円 50,001件~

『blastmail』は他のメール配信システムと比較したときに、性能とコストパフォーマンスの高さが特徴です。その他にも、メール配信システムを初めて使う方や、現行のシステムからコストを落としたい企業にオススメです。無料トライアルも可能ですので、まずは実際に試してみるとよいでしょう。

>>無料でブラストメールを試してみる

さらに、迷惑メール対策として「DKIM署名」を採用しており、SPFレコードも公開しているので、2024年2月から施行済みのGmail 送信者ガイドラインにも対応済みです。

送信者ガイドラインでは電子メール認証(DKIM署名・SPFレコード)以外にも対応事項がありますが、ガイドラインの内容は全て遵守しており、何かあればサポートスタッフへ直接連絡ができるので安心です。

また、ブラストメールのプロプランは数百万アドレスの大型配信もスムーズに行える配信スペックがあります。最短即日でメール配信も可能ですので、すぐに大量のメールを一斉配信したい方にもぴったりのサービスです。

>>ブラストメール大規模プランの料金を確認する

ブラストメール利用ユーザーの声(口コミ/レビュー)
誰でもかんたんにHTMLメールを送れるようになりました!東急株式会社
ブラストメールはやはりシンプルで使いやすいですねオンキヨー&パイオニア株式会社
“確実に届く”ことが何よりの安心。マニュアル見ずに使いこなせるシンプルさも〇株式会社モトックス
運営会社 株式会社ラクスライトクラウド
導入社数 25,000社以上
無料お試し あり(すぐに申込み&利用可能)
最低月額料金 4,000円〜
公式サイト https://blastmail.jp/
補足情報 Gmail送信者ガイドライン対応済み
※2025年8月時点

No.2
『配配メール』/(株式会社ラクス)
株式会社ラクス

メールマーケティングするなら『配配メール』

『配配メール』は、充実した機能が魅力の配信システムです。

総合評価:★★★★
本格的なメールマーケティングで成果を出せる
機能評価:★★★★★
来訪通知やホットリード抽出などの上位機能多数
価格評価:★★★
非公開のため要問合せ
使い易さ:★★★★
自由度が高く慣れたらサクサク使える
サポート:★★★★★
メール配信の成功まで手厚くサポート

ステップメールやA/Bテスト、HTMLメールなど本格的なメールマーケティングをするならあると嬉しい機能が一通り揃っています。

MAツールのようなスコアリングやランディングページ作成、Webサイトを含めた分析などは行えませんが、メール部分の分析については配配メールだけで十分な効果が期待できます。

また、定期的に無料のメールマーケティングセミナーが開催されています。

価格については、標準的なメール配信ツールに比べるとややリッチです。プランについてもオプションが幾つもあるので、導入前にある程度料金プランの理解が必要となります。

主な機能は、

  • ステップメール
  • A/Bテスト機能
  • グラフ形式での効果測定レポート確認
  • HTMLメール作成(エディター)

などがあります。メール配信の効果測定をしっかり行い、数値を分析した上で売上戦略を立てていきたい方にはお勧めのシステムです。

初期費用 月額費用 登録アドレス数
問い合わせ 問い合わせ 10,000件〜

>>配配メールの詳しい資料をダウンロードする

また、配配メールにはBtoBの商談獲得に特化した「配配メールBridge」というプランがあります。

来訪通知やトリガーメールなど、MAツールに匹敵する高機能が使えるので、マーケティングの費用対効果は抜群です。

>>配配メールBridgeについて詳しく知る

配配メール利用ユーザーの声(口コミ/レビュー)
手厚いアフターフォローと来訪通知で営業アプローチの効率化とアポ数の最大化を同時に実現!株式会社ボナンザ
メールによる契約顧客との関係性強化で解約率の改善やLTVを向上!株式会社エムティーアイ
課題だった未入会のお客様フォローを電話とメールで強化し、売上の10%底上げを実現!トライオン株式会社
運営会社 株式会社ラクス
導入社数 10,000社以上
無料お試し あり(要お問い合わせ)
最低月額料金 要お問い合わせ
公式サイト https://www.hai2mail.jp/
補足情報 Gmail送信者ガイドライン対応済み
※2025年8月時点

No.3
『blastengine』/(株式会社ラクスライトクラウド)
blastengineのアイキャッチ画像
株式会社ラクスライトクラウド

SMTP・API連携の高速メール配信ならblastengine

『blastengine』は、お客様のシステムをSMTPリレーやAPIで連携することで簡単に一斉配信やトランザクションメールを配信することができる配信システムです。

総合評価:★★★★
高いメール到達率を実現
機能評価:★★★★
 SMTPリレーやAPIの連携機能が豊富
価格評価:★★★★
低価格での提供
使い易さ:★★★
エンジニアを面倒な業務から解放
サポート:★★★★
メール・電話での手厚いサポート

日本国内へ高速かつ99%以上の高いメール到達率を実現。各メールプロバイダ、国内携帯キャリアドメインへの最適化と大規模ネットワークを経由してメール配信を行い、日本国内への圧倒的な到達率を可能にしています。

本記事でも紹介しているブラストメールの姉妹サービスとなり、導入シェア1位のメール配信システムblastmailの高い技術基盤を用いて構築されているため高速かつ安定した配信によって、到達率などメール配信パフォーマンスが非常に高くなっています。

blastengineの管理画面イメージ画像

また、ブラストエンジンは業界内で最もコストパフォーマンスに優れたサービスの一つであり、月額3,000円からの手頃な料金設定で提供されています。料金体系は配信量によって変動し、より多くのメールを送信するほど一通あたりのコストが削減されます。

通数 月額料金 初期費用 超過料金
10,000通 3,000円 0円 0.60円
30,000通 8,000円 0円 0.50円
50,000通 12,000円〜 0円 0.40円
100,000通 16,000円〜 0円 0.40円
200,000通 30,000円〜 0円 0.30円

このように、月額料金は3,000円からで初期費用もないため、国内最安クラスの価格帯で、お気軽にご導入いただけます。より詳しい料金はblastengine(ブラストエンジン)の製品資料からご確認ください。

>>ブラストエンジンの詳細資料をダウンロードする

blastengine利用ユーザーの声(口コミ/レビュー)
問い合わせ対応工数の削減と同時に機会損失を抑制できています株式会社日テレWands
一斉メール配信に係るトラブルが激減し、対応のために発生していた工数が大幅に削減された日本アイ・ビー・エム株式会社
“一度APIを組んでしまえば、自社のシステムから簡単に切り替えができるハートランドITイノベーション株式会社
運営会社 株式会社ラクスライトクラウド
導入社数 25,000社以上
無料お試し あり
最低月額料金 3,000円〜
公式サイト https://blastengine.jp/
補足情報 Gmail送信者ガイドライン対応済み
※2025年8月時点

No.4
『mailsales』/(セールスディビジョン株式会社)
セールスディビジョン株式会社

営業DXに最適な配信システムなら『Mailsales』

『Mailsales』は、リード(見込み顧客)を獲得するために、営業コンサルティング会社が監修したメール配信システムです。

総合評価:★★★★
営業DXに特化したメール配信システム
機能評価:★★★
見込み客を獲得するための必要最低限の機能
価格評価:★★★★
低価格サービス
使い易さ:★★★★
機能が絞られている分使いやすい
サポート:★★★
一般的なサポート水準

リードを獲得する必要最低限の機能に絞られており、「ITやマーケティングの専任担当者がいない」、「MA(マーケティングオートメーション)の導入が難しい」といった中小企業でもかんたんにはじめられます。
リモートワーク、テレワークがすすみ、リードの獲得を模索している企業もTELアポから脱却するセールステックツールとして、幅広い業種で導入がすすんでいます。

有料プランではAPIも公開されているので自社システムとの連携もできます。

  • HTMLメール(作成エディタ機能付き)
  • セグメント配信
  • 効果測定
  • 宛名差し込み機能
  • マルチパート配信
  • API連携

などがあります。

サポート面も充実しているので、本格導入を検討する際のフォローも受けられます。

料金プランは以下の通りです。

初期費用 月額費用 登録アドレス数
10,000円 4,950円〜 個別見積り
運営会社 セールスディビジョン株式会社
導入社数 非公開
無料お試し あり
最低月額料金 要お問い合わせ
公式サイト https://mailsales.jp/
※2025年8月時点

No.5
『MailPublisher』/(エンバーポイント株式会社)
エンバーポイント株式会社

高機能・システム連携で選ぶなら『MailPublisher』

『MailPublisher』は4,100万通/時の業界屈指の配信スピードと、MA・CMS・BIツールなどと連携可能なハイブリッドなメール配信システムです。

総合評価:★★★★
業界最高水準のメール配信システム
機能評価:★★★★★
常に最先端の機能で企業のメールマーケティングを多角的にサポート
価格評価:★★
機能に相応しい高価格帯サービス
使い易さ:★★★
不明(サイト上では無料お試し申込みなどがないため)
サポート:★★★★★
経験豊富なサポートチームが様々な種類のお問い合わせに対し懇切丁寧に対応

MailPublisherはシステム間連携をコンセプトに設計されており、APIを用いて自社サービス(クラウド含む)と様々な連携ができる点が大きな魅力です。

高機能だけあり価格も高めなため、数十万単位の大量にある配信リストを高速配信したい大企業向けのシステムと言えるでしょう。

主な機能は、

  • SMS配信
  • HTMLメール作成機能
  • 効果測定
  • プラグイン・アプリとの連携
  • 承認機能

などがあります。

サポート面も充実しているので、本格導入を検討する際のフォローも受けられます。

料金プランは以下の通りです。

初期費用 月額費用 登録アドレス数
50,000円 25,000円〜 個別見積り

>>MailPublisherの詳しい資料をダウンロードする

MailPublisher利用ユーザーの声(口コミ/レビュー)
メールサーバーのセキュリティ変更で半減した到達率の大幅な回復に成功ターゲットメディア株式会社
データ活用と運用の内製化によりROI向上を達成株式会社セブン&アイ・フードシステムズ
たまひよ会員に寄り添うメールを支える配信基盤株式会社ベネッセコーポレーション
運営会社 エンバーポイントホールディングス株式会社
導入社数 非公開
無料お試し 要お問い合わせ
最低月額料金 要お問い合わせ
公式サイト https://emberpoint.com/mailpublisher/
※2025年8月時点

到達率・大量配信が強みなメール配信システム4選

ここからは到達率や大量配信に強みがあるメール配信システムを4つ紹介します。

保有リスト数や、想定される1回の配信アドレス数が5万アドレス以上の場合はこちらのメール配信システムをおすすめします。

Blastmail  Proプラン  /(株式会社ラクスライトクラウド)

公式サイト:https://blastmail.jp/big/

ブラストメールのProプランは配信先アドレスが5万件から数百万件の配信に耐えられる大規模配信専用プランです

通常、大量配信を行いたい場合はサービスへの問い合わせからアカウントの発行、実際の配信まで最短で1週間ほどかかりますが、ブラストメールであればお問い合わせから最短即日で納品。納品後はすぐにメール配信ができます。

もちろん、SPFやDKIMなどの設定も可能となるためGmailやOutlookといった主要なメール受信サーバーが発表している送信者ガイドラインにも対応をしています。

さらに、Proプラン限定の導入支援コンサルが魅力的で特にメルマガ添削は多くの企業から好評を得ています。

ブラストメール_Proプランのイメージ画像

例えば、専任サポートをうけた企業からは以下のような声がありました。

メルマガを始めたが、⼿探りでの運⽤で配信結果の分析もできていなかったため、メルマガ添削とお悩み相談をお願いしました。お悩み相談で配信結果を分析いただき、件名や配信時間を変更したところ開封率が2.8%改善しました。また、クリック数も1.3倍に改善しました。

メール配信からの成果が感じられず困っておりメルマガ添削サポートをお願いしました。メールのデザインを改善していただき、会員限定クーポンメールのクリック数が約3倍に改善しました。その他にもブラックフライデーやお年⽟キャンペーンの販促メールでもメルマガ添削を⾏い売り上げを⼤きく伸ばすことができました。

また、Proプランは月額30,000円〜と低価格から始めることができるのも嬉しいポイントです。ここまで紹介した事例や詳しい料金は以下の料金表をダウンロードすることで確認できます。まずは資料をダウンロードしてみるとよいでしょう。

>>ブラストメールProプランの詳細はこちら

プラン名 月額費用 初期費用 登録アドレス数
無料お試し 0円 0円 0~100件
Lightプラン 4,000円 10,000円(1年契約で半額) 0~5,000件
Standardプラン 8,000円〜 10,000円(1年契約で半額) 0~50,000件
Proプラン 30,000円〜 50,000円 50,001件~

MailChimp/(Rocket Science Group)

公式サイト:https://mailchimp.com/

MailChimpはステップメール機能やレポート機能を無料で使うことができるので、ビジネスでも安心して使うことが出来ます。

ただし、全てが英語表記になっているので英語が苦手な方にとっては使い勝手が悪いかもしれません。

料金プランは以下の通りです。

初期費用 月額費用 登録アドレス数
0円 20ドル〜 1,500件〜

メールチンプには以下のような口コミが集まっています。

htmlの知識がなくても、直観的にhtmlメールの作成が可能。最低限の機能は備わっていると思うのでお手軽

やはり海外のツールのため日本語に弱い部分があり、ところどころの翻訳がおかしいです

ITreviewより引用

WEBCAS e-mail / (株式会社 WOW WORLD)

公式サイト:https://www.webcas.jp/email/

WEBCAS E-mailは株式会社WOW WORLDが運営するメール配信システムで、毎時1,000万通以上※の配信性能を誇ります。

※WEBCAS e-mailのクラウド全体の実績値(導入企業1社における配信実績は240万通以上/時)

また、WEBCASはメール配信システムだけでなく顧客管理システムやアプリ内のプッシュ通知システム、LINEのメッセージ送信機能など様々なコミュニケーションツールを扱っているのが特徴です。

システム間連携も可能なようなので、高度な連携を用いたマーケティングをいきなり0から構築したい!という人には大変おすすめです。

初期費用 月額費用 登録アドレス数
30,000円~2,400,000円 10,000円〜 不明(アドレス数に応じて金額変動)

Cuenote FC / (株式会社ユミルリンク)

公式サイト:https://www.cuenote.jp/

Cuenote FCは、毎時1,000万通以上(※)のメール送信能力を持ち、効果的なメールマーケティングをサポートする機能が豊富です。

効果測定や自動CSVインポート、直感的に操作できるHTMLエディタ、ターゲット配信、ステップメールやシナリオメールなどの機能を提供しています。

リスト数が多い大企業や高機能なシステムを求めている人におすすめなメール配信システムです。

※CuenoteFC(配信サーバー1台)における配信成功数を集計。

初期費用 月額費用 登録アドレス数
30,000円 5,000円〜 2,000件〜

配信速度の比較表

到達率、大量配信が強みのシステムの配信速度の比較をしてみました。

サービス名 1時間当たりの配信速度 10万アドレスあたりの月額料金
ブラストメール 1,150万通 50,000円

※業界最安クラス

MailChimp 非公開 57,500円

※超過料金あり

WEBCAS e-mail 1,000万通 要問合せ
Cuenote FC 1,000万通以上 100,000円

※Premiumプラン

使いやすさ、シンプルさが特徴のメール配信システム4選

メール配信の担当者は、他のマーケティング施策や広報かつ不動、営業活動といった業務の一環でメール配信を行っているケースが多いです。

そんな多忙な中メール配信を行うにはシンプルで使いやすいシステムを使うことが重要です。

ここからは、使いやすさと操作性に定評があるメール配信システムを紹介します。

blastmail  Standardプラン  /(株式会社ラクスライトクラウド)

公式サイト:https://blastmail.jp/lp/mail-beginners/

ブラストメールのStandardプランは「誰にでも簡単にメール配信を行える」ことを目的に作られた初めての人でも使いやすいメール配信システムです。

業界No.1、25,000社以上の導入実績からお客様の声を集めて出来上がった「本当に使いやすい」UIが特徴です。

下記の動画のように、直感的な操作で簡単にHTMLメールの作成から配信、効果測定まで行えるのは非常に魅力的です。

ブラストメールは操作をシンプルで簡単にするために以下のような機能が備わっています。

ブラストメールのサービス(一部)

  • 豊富なHTMLメールテンプレート
  • マニュアル不要で操作可能なメールエディタ
  • ワンクリックで効果測定ができる計測機能
  • 電話/メール/サポートサイトでの充実したサポート
  • 配信開始~完了までの時間を短縮する大量高速配信

ブラストメールの無料トライアルは実際にメールを配信することができるので、その使いやすさについて検証したい方はぜひ一度お試ししてみることをお勧めします。

プラン名 月額費用 初期費用 登録アドレス数
無料お試し 0円 0円 0~100件
Lightプラン 4,000円 10,000円(1年契約で半額) 0~5,000件
Standardプラン 8,000円〜 10,000円(1年契約で半額) 0~50,000件
Proプラン 30,000円〜 50,000円 50,001件~

コンビーズメールプラス/(株式会社コンビーズ)

公式サイト:https://plus.combz.jp/

『コンビーズメールプラス』は使いやすさを特徴にしているメール配信システムです。

最大50万通の配信に対応をしていて、導入実績が20,000社以上あります。

初めてメール配信システムを利用するかたでも歓談に操作できる管理画面で、24時間監視システムが動いているため、初心者の方でも安心です。

初期費用 月額費用 登録アドレス数
0円~ 5,500円〜 1,000件~

コンビーズメールプラスには以下のような口コミが集まっています。

クライアントのメルマガ配信に利用していますが、これまで大きなトラブルなく利用できています。

メール配信のセグメント分けの手順が、解り難かった。

ITreviewより引用

arara message/(アララ株式会社)

公式サイト:https://am.arara.com/

『arara message』はHTMLメールのテンプレート数が豊富なメール配信システムです。

3分でHTMLメールが作成できる「HTML簡単モード」や「ステップメール」「効果測定」など豊富な機能が標準搭載がされており、メール配信にかかる手間を削減してくれます。

また、年賀や暑中見舞いなど、すぐに使えるHTMLメールのテンプレートが150種類以上用意されているので、すぐに配信を行いたい人にもおすすめのサービスです。

ただしarara messageは通数課金式のメール配信システムですので、送りすぎると費用が高額になる恐れがあります。

急な配信量の増減に対応できないと高額な超過料金を払う必要がある恐れもあるので、導入時は自社のメール配信通数がどのくらいのボリュームになるかあらかじめよく確認しておくようにしましょう。

初期費用 月額費用 配信通数
問い合わせ 9,500円〜 50,000通~

※上限超過時には超過料金が発生します。

アララメッセージには以下のような口コミが寄せられています。

アナログ人間な私でも活用のしやすいツールとなっており、愛用しております。

メール配信前に配信リストのチェックが一括でできないのが残念です。

ITreviewより引用

メール商人/(株式会社イー・エム・ズィー)

公式サイト:https://mshonin.com/

『メール商人』は月額4,180円から利用することができ、1000アドレスまであれば無制限で配信できるシステムです。

HTMLメールのテンプレートが備わっており、効果測定やフォーム機能など、たくさんの機能を利用することができます。

また、運営会社のコーポレートサイトにはお客様が完全に使いこなすまで「徹底サポート宣言!」と記載があります。

電話やメールでのお問い合わせに関しては、回数無制限でのサポートがあり、月に2回、オンラインでの操作説明会も実施しています。

初期費用 月額費用 登録アドレス数
5,500円 4,180円〜 1000件~
メール商人利用ユーザーの声(口コミ/レビュー)

  • サポート担当の丁寧な説明が魅力です。同じようなサービスは、たぶん他にもあると思いますが、サポートの丁寧さはまねできません。|株式会社日本技術サービス
  • 手軽にシステムが使えるので素人の私にはありがたい存在です。もう少し使いこなせるようになりたいと思います。|株式会社エフェクト
  • 読者がどのURLをクリックしたかがわかるため、誰がどのトピックに興味をもっているかがよくわかり、読者の反応行動ごとのカテゴリで整理し、メール配信できるので、とても気にいっています。|株式会社LBC

※メール商人お客様の声より引用

格安のメール配信システム4選

ここからは国内の企業が提供している超低価格帯メール配信システムを紹介します。

費用対効果を上げるために、最低限の機能で十分だとお考えの方にはおすすめなメール配信システムです。

ただし、あまりに低価格なメール配信システムは、配信サーバーやドメイン認証に問題があり、配信速度や到達率が低い可能性があります。

また、電話でのサポートがなかったり、直通の電話番号が記載されていないケースもあるので、デリケートな顧客情報を扱う配信をする場合は注意が必要です。

オレンジメール/(株式会社オレンジスピリッツ)

公式サイト:https://mail.orange-cloud7.net/

『オレンジメール』は月額2,980円で利用することができる上に、登録アドレス数が100件以下の場合は無料で利用することもできるメール配信システムです。

他のシステムと連携することなく使用するメール配信システムなので、追加料金もかかりません。

操作がシンプルで料金形態も分かりやすいので初心者の方にもおすすめです。

初期費用 月額費用 登録アドレス数
12,800円 2,980円〜 100件〜(6ヶ月間は無料で使用可)

>>オレンジメールの詳しい資料をダウンロードする

オレンジメール利用ユーザーの声(口コミ/レビュー)

  • 「難しい」を「簡単」にしている、それがオレンジメール|株式会社ファンファーレ
  • 到達率が圧倒的に改善し、高い到達率を維持|株式会社Catch the Web
  • 見込み客を集めるのも顧客管理もずっとオレンジメール|ライズアップ株式会社

※オレンジメールご利用者様の声より引用

WiLL Mail/(株式会社サパナ)

WiLL Mail のアイキャッチ画像

公式サイト:https://willcloud.jp/

『Will Mail』は、blastmailと比較しても遜色のないコスパの良さと、手軽にメルマガを作成することができるエディタが特徴です。

マウス操作だけでHTMLメールをつくることが出来るので、メルマガの作成時間が導入前の1/4にまで短縮したと言う評判もあるようです。

料金体系にも特徴があり、

  • メール配信数による従量課金
  • 登録しているアドレスによる定量課金 

の2つを月ごとに自由に切り替えられます。

セール前やキャンペーン前などの、たくさんメールを配信したい時期にだけ②の料金形態に変えることもでき、無駄なくメール配信システムを使うことが出来ます。

主な機能は、

  • マウスのみで完結する簡単操作システム
  • スマホに対応したhtmlメールの作成
  • 効果測定
  • ステップメール配信機能

などがあります。

料金は先述の通り、2種類のプランを毎月切り替えることが可能です。

また、プレミアムプランとシングルプランが存在し、シングルプランの定額課金の場合には以下の金額になります。

初期費用 月額費用 登録アドレス数
0円 4,000円〜 500件〜

>>WiLL Mailの詳しい資料をダウンロードする

WiLL Mail利用ユーザーの声(口コミ/レビュー)

  • 簡単にメールが作成できて、スマートフォン用にメルマガを用意する必要がない|株式会社JAFサービス
  • 分析結果がシンプルっていいなと感じています|Hamee株式会社
  • 郵送していたものがメールに変わり、経費節減にも繋がっています|TAC株式会社

※WiLL Mailご利用中のお客様のお声より引用

める配くん/(株式会社ディライトフル)

める配くん のアイキャッチ画像

公式サイト:https://www.meruhaikun.com/

める配くんは有料のメール配信システムの中では比較的料金が安いのが特徴です。

低価格ではありますが、ステップメールやターゲット配信、マルチパート配信など最低限の機能は備わっています。

ただ、プランによって利用できる機能やサポートの内容が細かく制限されているので注意する必要があります。

また、最低価格で利用可能なのは1年分の料金をまとめて支払う12か月契約のみですので、短期利用やお試しの場合はこの金額では利用できません。

初期費用 月額費用 登録アドレス数
8,800円 1,980円〜(1年契約の場合のみ) 5000件

オートビズ/(株式会社 ビズクリエイト)

公式サイト:https://autobiz.jp/

オートビズはステップメールを起点にしたメール配信システムです。最低価格は月額1815円~と超格安です。

スーパーライトプランはステップメールは送れますが、逆に一斉配信ができないので、メルマガなどの大量送信を行いたい人はライトプラン以上の登録が必要です。

また、料金は通数課金制を採用しているので、決められたパッケージ以上の一斉送信を行いたい場合は超過料金を支払う必要があります。

初期費用 月額費用 登録アドレス数
11,000円〜 1,980円/月〜(1年契約で1,815円〜) 原則無制限

機能が豊富なメール配信システム5選

ここからはマーケティングや複数チャネル配信など、豊富な機能に強みがあるメール配信システムを紹介します。

配信後の分析はもちろん、高機能なツールを導入することで、日々のマーケティング活動の手助けになるかもしれません。

配配メール Bridge/(株式会社ラクス)

配配

公式サイト:https://www.hai2mail.jp/bridge.php

「配配メール Bridge」はBtoBの商談獲得に特化したマーケティングツールです。メール配信だけでなく、来訪通知や日程調整など、商談を獲得するために必要な機能がそろっています。

効率化だけでなく、効果的にアポを獲得したい方におすすめで、他のプランにはない機能を使うことができます。

複雑なMAツールはうまく使いこなせなかったが、メール配信での効果を最大化させたいという方におすすめなメール配信システムです。

料金プランについてはお問い合わせください。

初期費用 月額費用 登録アドレス数
問い合わせ 問い合わせ 問い合わせ

EXPA/(株式会社エキスパート)

公式サイト:https://ex-pa.jp/

『EXPA』はメール配信機能だけでなく、サイト制作などの機能も兼ねているサービスです。

セミナーやイベントの募集フォームやイベントの売上げ管理を作成する機能もあるので、イベントを企画する企業の方にはうってつけかもしれません。

コロナ以降、ウェビナー(オンラインセミナー)を開催して、リード獲得を目指している企業も増えています。

イベントマーケティングにおいて、メール配信、募集フォーム、イベント管理はどれも必須な機能ですので、『EXPA』の導入で効率よく運営することができます。

初期費用 月額費用 登録アドレス数
5,000円 3,800円〜 お問い合わせ

Starseven/(株式会社アークプロジェクト)

Starseven のアイキャッチ画像

公式サイト:https://www.star7.jp/

『Starseven』は携帯メール配信に特化しているメール配信システムです。

「デコメ・絵文字メール」や「モバイルHP作成」などの、携帯電話でメルマガを配信する際に有利な機能を低コストで使うことが出来ます。

料金プランは以下の通りです。

初期費用 月額費用 登録アドレス数
10,000円 4,000円〜(有料プランあり) 500件〜
Starseven利用ユーザーの声(口コミ/レビュー)

  • 記事を書くのがとても簡単で使いやすい。会員情報も管理しやすい|社会福祉法人 昭徳会
  • とても対応に満足しています。今後ともよろしくお願いいたします。|MUSICNANOメール
  • 電話での質問に分かりやすくお答えいただきました。|(有)森ファームサービス

※Starsevenお客様の声より引用

NEXLINK/(株式会社ネクスウェイ)

公式サイト:https://www.nexway.co.jp/service/nexlink/

NEXリンクは「メール」と「FAX」を両方扱えるメール配信システムです。

デジタルの情報が増えている現在でも、個別の店舗への連絡など、FAXは根強く使われている業界や業種もあります。

そういった取引先は担当者によって、メール派かFAX派かわかれることも多いので、同時に両方送れるのはうれしい機能ですね。

サービスを提供して30年というのも安心できるポイントです。手元に原稿データと宛先データを用意すれば、簡単にFAX・メールを一斉送信することが出来ます。

料金は月間のメール送信数で金額を出すプラン(テキスト・HTML共に1円/通)と、ユニークアドレス数による定額プランの2つがあります。

初期費用 月額費用 登録アドレス数
0円 10,000円〜(定額プラン) 記載なし

>>NEXLINKの詳しい資料をダウンロードする

NEXLINK利用ユーザーの声(口コミ/レビュー)

  • リストレンタルをフル活用して業務スピードを大幅アップ!|株式会社キャリア
  • 事業立ち上げ後、わずか半年で8店舗が成約!|おくるまネットワーク株式会社
  • すぐに3件の受注。年間5000万円の売上を達成|株式会社ヒルストン

※NEXLINK導入事例より引用

メール配信 NEO/(PRJAPAN株式会社)

公式サイト:https://www.mail-neo.com/

『メール配信NEO』はオンプレミス型のメール配信システムです。

クラウド上で利用するのではなく、自社サーバー内にインストールするシステムなので、柔軟なカスタマイズやAPI連携も可能です。

通常、オンプレミス型は高額なライセンス料がかかるケースが多いですが、メール配信NEOは月額料金制でリーズナブルな価格で導入することができます。

初期費用 月額費用 登録アドレス数
0円 6,300円〜(複数コースあり) 4,000件~

無料で使えるメール配信システム3選

ここからは無料で使えるメール配信システムをご紹介します。

有料のメール配信システムと比較すると、セキュリティ面で多少の不安がありますが、メールマーケティングを本格的に運用する前のお試しなどの使いたい方におすすめです。

acmailer/(株式会社シーズ)

acmailer のアイキャッチ画像

公式サイト:https://www.acmailer.jp/

acmailerはインストールして使う形のメール配信システムなので、インストールとサーバーの設定が完了すれば、期間無制限で全ての機能を無料で使うことができます。(著作権表示義務の解除をする場合のみ16,000円)

無料でもターゲット配信ができたり、予約配信ができるといった反面、自分でメールサーバーを選び、初期設定をする必要があるのでそれらの知識が無い場合には導入が難しいかもしれません。

ある程度メールに関する知識があり、コストをかけずにメールマーケティングに取り組みたいという方にはおすすめです。

初期費用 月額費用 登録アドレス数
0円 0円 無制限

まぐまぐ/(株式会社まぐまぐ)

まぐまぐ のアイキャッチ画像

公式サイト:https://www.mag2.com/

『まぐまぐ』は無料で使うことができるメール配信システムです。知名度が高く、メルマガ配信に特化したメール配信システムですが、自分が配信しているリストを知ることができないというデメリットがあります。

メールを一斉送信するだけなので、配信先のリストを他のサービスに流用したりすることはできません。

中には有料プランでのみ使用できるオプションもあり、サイト内で自分のメルマガを広告することが可能です。

料金プランは以下の通りです。

初期費用 月額費用 登録アドレス数
0円 0円(有料プランあり)〜 記載なし

堀江貴文さん、本田圭佑さんなどの有名人が有料でメルマガを配信しているので、メルマガのノウハウを学ぶという意味ではチェックするメリットもあると言えます。

SendGrid/(Twilio社/国内正規代理店:株式会社構造計画研究所)

公式サイト:https://sendgrid.kke.co.jp/

SendGridは月間で1,000億通以上の配信実績がある、米国のメール配信システムです。

低価格のサービスでありながらも、配信結果の効果測定はもちろん、遅延解析やスパム報告などの分析も可能です。

無料プランでもほとんどすべての機能が使える点も魅力的な点です。

利用料については日本時間を基準に算出されますが、オプション(マーケティングキャンペーン利用料)について米国時間が基準となるので、注意が必要です。

また、サポートについてはWebフォームのみで電話やメールでのサポートは一切ないとのことです。

料金プランは以下の通りです。

初期費用 月額費用 登録アドレス数
0円 3,000円~ 無制限(通数課金制)

メール配信システムの料金相場

メール配信システムの導入を検討しているけれど、そもそもどれぐらいが適正価格かわからないという方もいるかと思います。

ここでは、メール配信システムの料金相場について解説します。

適正価格の見極め方

メール配信システムの料金は、月額2,000円程度の超低価格から、100,000円以上の高価格帯のサービスまで幅広いプランが存在しています。

機能や配信数、サポート体制などによって大きく異なりますので、各社問い合わせを行い、必要な機能がそろっているか確認しましょう。
また、先にも記載しましたが、初めての方は価格が安いシステムの導入をおすすめします。ただし、無料のシステムはセキュリティに問題がある可能性もあるので、安全に配信したい場合は有料ツールを選ぶことをお勧めします。

もし、現在使っているメール配信システムの料金が適正価格かわからない人は、以下のバナーから減額診断を試してみてください。

メール配信システムの料金相場一覧(参考)

下記はメール配信システムを選ぶ際の料金の参考表です。

自社の保有しているアドレス数や、目的に応じて参照してみてください。
また、現在自社で利用しているシステムの費用と比べて、乖離がある場合は乗り換えを検討してみてください。

配信可能アドレス 機能 サポート 備考
無料 100~1,000アドレス程度 配信機能のみ ほとんどない、もしくは限定的 期間・機能に制限あり
~5,000円 5,000アドレス程度 メール作成の補助機能 一般的なサポート メルマガを配信したい個人

スポット利用も多い

~10,000円 10,000アドレス程度 上記に加え

迷惑メール対策など

一般的なサポート 法人など定期的にメール配信を行う人向け
~30,000円 50,000アドレス程度 同上 一般的なサポート BtoCなど、リスト保有数の多い企業
~50,000円 100,000アドレス程度 同上 専任担当がつくこともある 大規模配信希望の企業
~100,000円 要問合せ(サービスによる) 高度な分析機能など 専任担当がつくこともある 大企業などにおすすめ

※上記の表はあくまで参考値です。実際は異なるシステムも多くありますので、気になるシステムがある場合は公式サイトから必ずお問い合わせください。

関連記事:メルマガツールにいくらかけている?メルマガ配信に必要なシステムの料金相場と選び方を徹底解説

メール配信システムの料金形態

メール配信システムには複数の課金方式があります。配信頻度や目的、リテラシーに応じて適切なものを選びましょう。

クラウド型とオンプレミス型

クラウド型とオンプレミス型で課金形態が異なちります。

クラウド型は一般的に月額・年額制のサブスクリプション契約で提供元と契約し、申込後に即時にサービスを使えます。
それに対して、オンプレミス型(ライセンス契約)はサーバーやソフトを自社で構築するパターンです。導入コストは高いですが、そのほぼ月額費用は発生しません。

比較項目 クラウド型 オンプレミス型
初期費用 安価 高額(サーバやライセンス購入費用)
月額料金 比較的低い 条件によっては高額
導入までの期間 短い(即時利用可能な場合もある) 長い(設備の購入・設定に時間が必要)
維持費 安価(システム提供会社が支払う) 高額(自社で管理・更新が必要)
他システムとの連携 容易(APIが提供されることが多い) 柔軟に対応することができる
セキュリティ システム提供会社による 自社で完全にコントロール可能

関連記事:メール配信システムはクラウド型がおすすめ!オンプレミス型との特徴を比較

通数課金とアドレス数課金

クラウド型のメール配信システムの中にも、課金形態は2種類あります。

通数課金は、月間の配信数に応じて料金が変動する仕組みです。一方、アドレス数課金は、登録されているメールアドレスの件数に基づいて月額料金が決まります。主な違いは以下のとおりです。

特徴 通数課金 アドレス数課金
料金の決まり方 月間配信数に応じて変動 登録アドレス数に応じて固定
メリット 配信数が少ない月は費用を抑えられる 配信回数に関わらず料金が一定
デメリット 配信数が増えると費用が高くなる可能性 配信数が少なくても一定額の支払いが必要
適している企業 配信頻度が不定期な企業 定期的に多数のメールを配信する企業
予算管理 変動するため予算管理が難しい 固定費用のため予算管理がしやすい

おすすめはアドレス数課金制です。月間の配信通数の管理が不要で、急な配信増にも対応してくれます。通数課金の場合、超過すると配信できなくなったり、超過料金がかかる可能性があります。

無料・格安のサービスと有料サービスの違いは?なぜ低価格?

メール配信システムにはこれまで紹介してきた通り無料で使えるものや月額1000~2000円の超低価格で使えるサービスがあります。

これらのサービスはなぜ、無償や格安で提供できているのでしょうか。当然、その裏には低価格配信ができているからくりがあります。ここでは、低価格サービスがなぜ安価に提供できているのかについて解説します。

配信品質や到達率が低い

低価格サービスでは、独自ドメインの利用ができなかったり、送信IPの分散が弱かったりするため、迷惑メール判定されやすくなることがあります。

特に重要な顧客に確実にメールを届けたい場合は、配信品質が安定している有料プランの利用が望ましいといえます。低価格サービスはあくまで「届けばラッキー」という感覚で使う方が安心です。

配信通数・リスト数の制限がある

低価格で提供されるサービスの多くは、配信できるメールの通数や登録できるリスト数に制限があります。

たとえば「月1,000通まで」「登録数500件まで」などの条件が一般的です。配信規模をあらかじめ制限することで、サーバーの負荷や運用コストを抑え、低価格で提供できる仕組みになっています。

サポート体制が最小限

無料・低価格プランでは、手厚いサポートは基本的に期待できません。

問い合わせはメール対応のみ、もしくは自己解決を前提としたFAQ中心という場合が多く、電話やチャットでの即時対応は有料プランに限られます。例えばWillMailは、直通可能な電話番号はユーザーにも開示されておらず、顧客の問い合わせフォーム入力内容に応じてオペレーターから電話がかかってくる仕組みです。

運営側にとってサポート対応は大きなコストとなるため、ここを抑えることで低価格が実現しています。

広告や機能制限でコストを抑えている

無料や格安のメール配信システムは、メールのフッターに広告が入るなど、運営側が別の形で収益を得られる仕組みがあります。

また、高度な自動化や詳細な分析機能は有料プランのみ利用可能で、無料プランはあくまで基本的な配信に限定されています。運営会社は、広告収入や上位プランへのアップグレードを促すことで低価格を維持しているのです。

将来的な拡張を見越す必要がある

無料で手軽に始められるのは魅力ですが、配信規模が少しでも大きくなるとすぐに上位プランへの切り替えが必要になります。

低価格プランはお試しや小規模運用には最適ですが、継続的にマーケティングで成果を上げたい場合は、あらかじめ有料プランや他社サービスへの移行も見据えておくと安心です。

そもそもメール配信とは?

「メール配信」「一斉送信」「一斉配信」「同報メール」など、複数人にメールを同時に送信するという業務を表す言葉は多く存在しています。(どれも一斉に大量のメールを配信するという意味なので、言葉の定義に大きな違いはありません。)

では、メール配信とはいったいどのような施策で、何に役立つ施策なのか、本章で簡単に解説します。

参考記事:メール配信とは?活用法の種類や実施時の注意点、おすすめのシステムを徹底解説

配信目的と活用法

メール配信の主な目的は、顧客への情報提供、プロモーション、アンケート、イベント告知、災害やアラート情報の発信など多岐にわたります。

現代において速く、大量にメール配信が行えることは、顧客との関係性の向上といったビジネス目的だけでなく、公共機関や自治体、学校など、「重要な情報を確実に届ける必要がある組織」に不可欠なことになっています。

メール配信の効果

2023年に実施されたメールユーザー調査によると、メールユーザーの88%が1日に複数回受信トレイを確認していることがわかりました。

メール配信は、B2B企業がリードと売上を生み出すために非常に効果的な施策です。

2023年のB2B マーケティング調査によると、 B2B マーケティング担当者の 50% が複数のマーケティング戦略の中でメールマーケティングが最も影響力のあるチャネルであると述べています。

コンテンツマーケティング協会(CMI)の2025年レポートによると、 B2Bのマーケターの71%がコンテンツマーケティング戦略の 一環としてメールニュースレターを活用しています

メールを一斉配信をするときの注意点とマナー

メール配信・メール一斉送信はビジネスで頻繁に利用する機能だからこそ、使用時のマナーやリスクについては知っておく必要があります。ここでは、メール配信システムを利用した一斉配信を行うときに最低限知っておきたいマナーを紹介します。

宛先設定を間違えない

メールの一斉送信は送り先のメールアドレスを「TO」「CC」「BCC」のいずれかに設定して送付します。

  • TO・CC:受信者全員がアドレスを確認することができる
  • BCC:他の受信者からアドレスは確認できない

受信者側からみた宛先設定別の特徴は上記のようになっています。
また、送信者側からみると宛先の設定には以下のような意味合いがあることも覚えておきましょう。

  • TO:内容を確認してほしい主要人物、返信もTOの方が送る
  • CC:一応内容を知っておいてほしい方
  • BCC:他の受信者にアドレスを確認されたくない方

設定を間違えると、返信対応者が明確にならず返信遅れのリスクが生じたり、メールアドレスの流出につながってしまう可能性もあります。

特に、集客を目的としたメールの一斉配信を行っている方は、一度に大量のアドレスを扱うこともあるため注意が必要です。宛先の誤設定によるメールアドレスの流出は毎年発生しており、そのほとんどが手作業で宛先を設定する環境から一斉送信されたメールであることがわかっています。

以下の記事では、メール一斉送信時の宛先の設定時の注意点などについて詳しくまとめてあります。本記事と併せてぜひご覧ください。

関連記事:プロが教える!一斉メール配信にBCCをオススメしない理由と、正しいBCCの使い方!

宛名の書き方

ビジネスメールを送信する際は受信者の宛名を書くのもマナーです。

基本的には「企業名 役職 名前」の順で記載します。企業名を誤記してしまうケースが多いので、注意しましょう。

  • 株式会社ラクスライトクラウド
  • (株)ラクスライトクラウド
  • ラクスライトクラウド(株)

例では半角で(株)と記載していますが、全角の場合もあります。

また勝手に「株式会社」の表記を(株)に省略してしまうと、非常に失礼な宛名の記載になるので絶対に避けましょう。一斉送信の場合は、宛名の表記はTOに設定されている方までを記載しますが、あまりに多い場合は「各位」などの言葉を使って以下のようにまとめると見やすくなります。

  • 宛先各位
  • 〇〇プロジェクトメンバー各位
  • 〇〇部各位

合同プロジェクトなどで社外の方を宛名に記載する場合は、クライアントとなる企業から降順に記載し、その中で役職が上の方から記載するようにします。

株式会社〇〇 営業部部長 ー様 営業部   ー様

株式会社◇◇ 広報部プロジェクトマネージャー ー様 広報部 ー様

宛名が5人を超えるような一斉送信の場合は、先述した「各位」などを利用し見やすくまとめましょう。

ちなみに「各位」という言葉は敬称の意味を含んでいるので「お客様各位」と記載してしまうと、重複した記載になってしまいます。「お客様」に対して各位を使う場合は「顧客各位」といった記載が正しい使い方になります。

以下の記事では、宛名の書き方について詳しく解説しています。こちらも合わせてご参考ください。

関連記事:複数人へのメール送信のやり方は?宛名の書き方とマナーを例文付きでご紹介!

宛先の誤設定を防ぐためにダブルチェックを徹底する

先述したように宛先の誤設定によるメールアドレスの流出は、企業の信用問題にも関わるため絶対に防がなければなりません。近年は個人情報への関心が高まり、顧客のアドレスを流出した企業が損害賠償を支払っている例も多く見られるようになりました。

参考記事:コロナ騒動による一斉メール誤送信が頻発!誤送信に有効な防止策とは?

アドレスの誤設定は、現在紹介しているメール配信システムの利用によりかなり防止することができますので、こういったリスクを減らしたい人にもメール配信システムはおすすめです。
一斉送信をする機会が多い企業は、自社のリスクマネジメントのためにも導入を検討しましょう。

メール配信システムの基本的な仕組み

ここまでおすすめのメール配信システムを紹介しましたが、選定方法について迷われている方もいるのではないでしょうか。
ここでは、メール配信システムを選ぶ際に失敗しないために、メール配信システムの仕組みについて解説していきます。

メールが届くまでの全体の流れ

以下の図はメールを作成してから、宛先に指定したメールアドレスに届くまでの流れです。

流れを時系列に並べると以下のようになります。

メールが届く流れ

  • メールソフトで送信したメールは自社側のメールサーバーに届く
  • 宛先のメールアドレスから、配送先のメールサーバーのIPアドレス(住所)を調べる
  • 配送先のメールサーバーにメールを転送する
  • 相手先のメールサーバーにメールが届いたら、新着メールとしてメールソフトにメールが届く

詳しくは以下の記事で解説してあります。

関連記事:メール送受信の仕組みについて解説!SMTP、POP、IMAP、DNSなどの用語を理解しよう!

メール配信システムは、メールの送信→配信→受信の各段階における処理を自動化し、効率化することで、スムーズなメール配信を実現します。

大量配信すると時間がかかってしまう(配信遅延)のはなぜ?

メールを一度に大量配信すると時間がかかる理由はいくつかあります。主な要因をわかりやすく説明します。

送信制限(スループット制限)

メールサーバーやメール配信サービスには「1秒間に送れるメール数(スループット)」に制限があります。

たとえば1秒に100通しか送れないと、1万通送るには100秒かかる計算です。

受信サーバー側の制限

GmailやYahooメールなどの受信側サーバーも、大量のメールが一気に来るとスパム対策のためにブロックしたり、一時的に遅延させたりします。これも全体の配信スピードに影響します。

バウンス・エラー処理

存在しないアドレスや受信拒否されたアドレスに送った場合、バウンス(エラー返送)が発生し、その処理に時間がかかることもあります。

配信システム側の処理負荷

配信時にカスタマイズが多いと処理に時間が起こる可能性があります。

メール配信時に行う処理の例

  • メールのパーソナライズ(名前を差し込むなど)
  • 添付ファイルやHTMLメールの生成
  • ログの記録や分析用のタグ挿入 

これらを大量に処理する場合、システムに負荷がかかって処理スピードが落ちることがあります。

通信回線の帯域制限

大量のメールを送信する場合、ネットワーク帯域(通信の道路の広さ)の影響を受けます。混雑している時間帯だと遅くなることもあります。多くの配信サービスは「キュー(順番待ち)」でメールを管理し、分散して少しずつ配信しています。これは迷惑メール認定を避けるためでもあります。

配信遅延をなくす方法

上記のように配信遅延が起こってしまう原因は多岐にわたります。配信遅延が起こると、大切な情報が届けたいタイミングで届かないので、マーケティングの効果が下がるなど大きなデメリットがあります。

また、緊急速報や避難勧告など、人命にかかわるような通知をメールで配信する場合、「遅くなった」では済まないので、遅延のリスクには注意しましょう。

配信遅延をなくすには

  • セグメントに分けて配信する(例:10000通→2000通×5回)
  • 間や空いている時間帯に配信する
  • 信頼性の高い配信サービス(ブラストメール、ブラストエンジンなど)を使う 

といった手段が取れます。

特にブラストメールは、上記のリスクを避けるために徹底的に開発を行い、20年以上のサービス提供をつづけてきたメール配信システムなので、毎時1,150万通の高速配信を実現しています。

安心できるメール配信システムを選びたい方にはお勧めのシステムです。

ブラストメール公式サイト:https://blastmail.jp/

システム選びで知っておきたい「クラウド型」と「オンプレミス型」の違い

クラウド型とは、自社でサーバーやソフトを導入する必要がなく、インターネットを経由して提供元のサービスを利用するサービスです。一般的に月額・年額制のサブスクリプション契約で提供元と契約し、申込後に即時にサービスを使えます。

それに対して、オンプレミス型(ライセンス契約)はサーバーやソフトを自社で構築するパターンです。オンプレミスというとサーバー基盤から構築する場合もありますが、一斉配信ソフトを購入しパソコンにインストールして使うタイプもあります。また、プログラムだけをCGIで作成し、サーバーで動かす場合も多いです。

クラウド型メール配信システムの特徴

クラウド型メール配信システムは現在のメール配信システム市場において最も一般的なサービスです。ここではクラウド型メール配信システムの特徴を紹介します。

すべてがWEB上で完結する

クラウド型はインターネット経由でメール配信のサービスを利用するため、WEB上で完結します。また、Webでサービスを利用するため、場所や端末を選ばずに、どこでもアクセスが可能です。
例えば、出張先や普段利用しているPCに不具合が起きた場合などでも利用することが可能となります。

メール配信環境の整備が不要

クラウド型はクラウドサービス提供会社のサーバーやネットワーク環境を利用し運用します。トラブルの対応なども任せることができるため、自社での配信環境の整備は一切不要となり、インターネット環境とGoogle ChromeのようなWebブラウザさえあれば、すぐに利用することができます。

コストをかけずに運用を開始できる

クラウド型は、利用期間などに応じて料金を支払うサブスクリプション(月額購入)方式のものがほとんどです。上述したように、メール配信環境の整備や自社サーバーの購入、メンテナンス費用を用意する必要はないため初期コストをかけずにメール配信を開始・運用することができます。

例えば、弊社サービスのブラストメールの場合はサブスクリプション方式となり、最安プランでは月額4,000円から利用可能となっています。

セキュリティ対策も施されている

メール配信では「メールアドレス」などの個人情報を扱います。

そのため、クラウド型メール配信サービスの提供会社のほとんどは、高度なセキュリティ対策を行っています。もちろん、各社によってセキュリティの基準は異なりますが、サーバー管理などをプロに任せることにより、安全にメール配信を行うことができます。
もし、セキュリティを重視したサービス選定を行う場合は、プライバシーマークの有無やデータ通信を暗号化が標準搭載されているサービスを選ぶのがよいでしょう。

メール配信システムのセキュリティに関しては以下の記事で詳しく解説しています。

メール配信システムにおけるセキュリティ対策とは?リスクと対策を徹底解説

バージョンアップやプラン変更などもすぐできる

クラウド型のサービスの場合、ソフトウェアのバージョンアップなどはサービス提供会社が管理します。また、プランやオプションの有無なども自由に組み合わせ ることが可能です。

そのため、サービスを導入した後でも状況に応じてプラン変更や機能の追加、不要な機能を外したりすることができます。

主なクラウド型メール配信システム

  • ブラストメール
  • 配配メール
  • コンビーズメールプラス 

オンプレミス型メール配信システムの特徴

クラウド型は現在のメール配信システム市場において有力なサービスですが、場合によってはオンプレミス型のメール配信システムの利用がおすすめの企業もあります。

顧客情報の管理を自社内で完結できる

オンプレミス型は、自社のサーバーやパソコンにメール配信ソフトをインストールして利用します。クラウド型と違い、WEB上で顧客情報にアクセスすることができないため顧客管理を自社内で完結することができます。

導入と運用に多額のコストを要する

オンプレミス型は「買い切り」となります。月額費用は発生しませんが、導入の初期コストは高くなります。サービスによっても異なりますが、一般的には数万円~数百万円程度の導入コストが必要になります。
また、メール配信サーバーを準備したり、ネットワーク環境を整えるなどの配信環境の整備や保守の費用もかかってきます。

セキュリティ対策を自社で行う必要がある

オンプレミス型を利用する場合、セキュリティ対策を自社で行う必要があります。メール配信では登録者の個人情報を取り扱うため、強固なセキュリティを実装する必要があり、トラブルに対しても迅速な対応ができる人材も必要です。

リスクが高い上に資金も必要となってきますので、万全なセキュリティ対策が施せない場合はオンプレミス型での利用はおすすめしません。

主なオンプレミス型メール配信システム

  • WEBCAS e-mail オンプレミス型
  • acmailer 

おすすめは「クラウド型」

特にどちらが良いというわけではありませんが、クラウド型の方がコストを抑えやすく、サーバーサイドやプログラムの知識がいらず配信のチューニングも不要なので、よほどセキュリティ要件が厳しい場合以外は「クラウド型」がおすすめです。

総務省により実施された令和5年通信利用動向調査によると、クラウドサービスを利用する企業の割合は2013年から増加傾向にあり、2023年には全体の77.7%は「全社的または一部の事業所・部門で利用している」と回答しています。

また、クラウド型の導入が進んでいる背景にはクラウドサービスのセキュリティレベルの高まりがあります。最新セキュリティ機器の導入や定期的なアップデートにより、高セキュリティな環境が常に利用できる状態になっています。

比較項目 クラウド型 オンプレミス型
初期費用 安価 高額(サーバやライセンス購入費用)
月額料金 比較的低い 条件によっては高額
導入までの期間 短い(即時利用可能な場合もある) 長い(設備の購入・設定に時間が必要)
維持費 安価(システム提供会社が支払う) 高額(自社で管理・更新が必要)
他システムとの連携 容易(APIが提供されることが多い) 柔軟に対応することができる
セキュリティ システム提供会社による 自社で完全にコントロール可能

関連記事:メール配信システムはクラウド型がおすすめ!オンプレミス型との特徴を比較

メール配信システムを選ぶ際のポイント

ここまで紹介してきたように多くのメール配信システムがありますが、まずは前項で解説した「クラウド型orオンプレミス型」のどちらを使うか検証しましょう。

他にもメール配信システムを選ぶポイントはいくつもあります。その中でも代表的な6つのポイントを紹介します。

メール配信システム選定のポイント

  • 価格は適切か
  • 必要な機能が揃っているか
  • HTMLメールが簡単に送れるか
  • 配信速度に不安・懸念がないか
  • 効果測定ができるか
  • サポートが充実しているか

価格は適切か・必要な機能が揃っているか

メールは配信システムを選ぶうえで、最も大事なのが「価格は適切か」「必要な機能が揃っているか」の2点。

メール配信システムに搭載されている多くの機能はサービス提供会社が単価UPのために提供しており、必要でない場合が多いです。

メール一斉配信の初心者には価格が安いサービスを選ぶことをおすすめします。

反対に、メルマガ配信専任がいて、がっつりゴリゴリメールマーケティングを行いたい場合はステップメールがあるサービスが良いでしょう。

配信速度に不安・懸念がないか

見逃されがちですが、メール配信システムにおいて配信速度は最重要項目といっても過言ではありません。

サポートや機能が各社の戦略次第で変更可能なのに対し、配信速度は長年蓄積された技術に裏付けされているので、一朝一夕にまねできるものではないからです。

配信速度が重要な理由

  • サービスの技術力を示す指標になる
  • マーケティング効果を最大限引き出す
  • 緊急通知が必要な場合に備える
  • 顧客体験価値を上げる 

配信速度の目安は毎時100万通です。個人事業主や趣味でのメルマガ配信などの一部のケースを除き、公式サイト上での公称性能を確認して、100万通以上になっているか確認しましょう。

関連記事:メール配信に速度が重要な理由は?配信速度を上げる方法とおすすめのツールを紹介!

HTMLメールが簡単に送れるか

HTMLメールは、もはやメールマーケティングにおいて必須のメール配信形態です。です。多くのメール配信システムでは誰でも簡単にHTMLメールが送れるエディターを搭載しています。

HTMLメールでは例えば、以下のようなことが可能です。

  • 画像を挿入する
  • 文字の色を変える
  • 見出しの大きさを変える

以前はHTMLメールはスパムメールなどに使われることもあり、セキュリティ的に問題視されていましたが、現在はメールソフトや受信するデバイスなどでセキュリティの強化がされており、問題ありません。

関連記事:無料で使えるHTMLメールのテンプレート【初心者向け】

効果測定ができるか

現在、世界では「メールマーケティング」が注目されています。その基本となるのが、以下の2点。

  • メール開封率
  • リンククリック率

これらは、HTMLメールをが送れるメール配信システムを使うことで簡単に計測できます。

メールマーケティングについては以下の記事で詳しく解説していますので、参考にしてください。

関連記事:メールマーケティングとは?流行の背景や成功事例も合わせて徹底解説

サポートが充実しているか

日本にいると製品のサポートは当たり前に感じますが、海外では有料だったり、電話のサポートがなかったりします。

メール配信システムは使ってみると、意外と不明点やちょっとした疑問が生まれやすく。そのため、はじめてメール配信システムを使う人は、必ずサポートが充実したサービスを選んでください。

また、日本で流通しているメール配信システムは海外製のものも多く、日本語でのサポートがない場合や、そもそもサポート自体がない場合もありますので事前に確認しましょう。

無料トライアルが可能か

メール配信システムを選ぶ際のポイントのひとつとして、無料トライアルが可能かどうかは重要です。

無料トライアルを利用することにより、メール配信システムの機能や操作性、セキュリティなどを実際に試せます。

また、無料トライアル期間中にメールマーケティングの効果を測定することも可能です。ただし無料トライアルを利用する際には、以下の点に注意しましょう。

  • 利用できる機能や配信数が制限されている場合がある
  • 有料プランへ自動移行する場合がある
  • トライアル期間中に解約手続きをしないと、料金が発生する場合がある 

メール配信システムの主な機能一覧

メール配信システムには以下のような機能が搭載されています。

サービスによって機能の有無が異なりますので、まずはこちらを参考にして、使いたい機能に目星をつけておきましょう。

メール作成支援機能

メール配信システムにおけるメール作成支援機能とは、メールのデザインや内容を簡単に作成できる機能のことです。

メール作成支援機能の例としては、以下のようなものが挙げられます。

機能名 機能詳細
HTMLメール配信 HTML(HyperText Markup Language)を使ってメールの本文を作成するツール。文字の色やサイズを変えたり、画像や動画を挿入したり、レイアウトを自由に設定できる。HTMLファイルの取り込みが可能な場合も
パーソナル情報差し込み メール配信システムに登録された顧客情報(名前や住所など)を、メール本文の指定した位置に自動で挿入する機能。一斉配信でも個別に対応しているような印象を与えられる
テンプレート登録 HTMLメール作成機能などで作成したメール本文を保存して、再利用できるようにする機能。配信頻度の高いメールを作成する際の手間を省略できる
作成ガイド HTMLメール作成機能でメール本文を作成する際、操作方法や注意点などを表示する機能。HTMLの知識がなくても簡単にメール本文を作成できる
マルチパート配信 HTMLメールを受信する環境に応じて、HTMLパートとテキストパートを切り替えることができる機能
QRコード自動生成 メール内にQRコードを自動的に挿入する機能。メールからウェブサイトやアプリなどに誘導するために役立つ

メール配信支援機能

メール配信支援機能とは、メールマーケティングを効果的に行うための機能のことです。

よくあるメール配信支援機能の例としては、以下のようなものが挙げられます。

機能名 機能詳細
セグメント配信 顧客データや顧客の行動に合わせて、対象者を限定したメールを配信する機能。ターゲティングメールとも呼ばれ、一斉配信に比べると開封率やクリック率が高まることが期待される
ステップメール配信 複数件のメールを事前に設定したスケジュールに沿って自動で配信する機能。例えば、会員登録したユーザーに自社の商品・サービスについて数回に分けて解説を行う、などのケースで使われる
A/Bテスト配信 配信するメールの件名や本文などに複数のパターンを作成し、一部の受信者を対象にいずれかのパターンを送信して、それぞれの効果を測定する機能。効果が高かったパターンを残りの受信者に送信することにより、メルマガの運用改善ができる
配信時刻最適化 メール受信者の開封傾向や属性などを分析し、最適な配信時刻を自動で設定する機能。配信時刻によって開封率やクリック率が変わるため、効果的なタイミングでメールを届けられる
送信元アドレス 配信するメール毎に送信元アドレスを変更する機能
配信予約 あらかじめ設定した日時にメールの配信を予約できる機能
下書き保存 作成途中のメールを下書き保存する機能
テスト送信 作成したメールをテスト用の宛先に送信できる機能
DKIM署名 送信したメールが受信側で「なりすましメール」と誤判定されることによる不達を防ぐ機能
配信結果表示 メールアドレス別に配信の成功・失敗が確認できる機能

効果検証機能

メール配信システムにおける効果検証機能とは、メールマーケティングの成果を測定するための機能のことです。

具体的な機能の例としては、以下のようなものがあります。

機能名 機能詳細
開封率・クリック率測定 メールが受信者によって開封された回数や、メール内のリンクがクリックされた回数をリアルタイムに数値化する機能。メール内のリンクそれぞれのクリック数が測定できるものもある。タイトルや、本文の改善点を見つけるために役立てられる(開封率の計測はHTMLメールのみ可能)
配信エラー解析 メールが受信者に届かなかった原因を分析する機能。受信者のアドレスが間違っている、メールサーバーがダウンしている、スパムフィルターに引っかかっている、などといった原因を突き止めやすくなる
Google Analytics連携 メールからWebサイトに誘導した受信者の行動をGoogle Analyticsで追跡する機能。メールからのサイト訪問者のコンバージョン数、コンバージョン率などを測定できる

リスト管理機能

リスト管理機能とは、メールマーケティングの対象となる顧客データを効率的に管理するための機能を指します。

代表的な機能の例は、以下のとおりです。

機能名 機能詳細
顧客データの一括登録・抽出・削除 CSVファイルなどで顧客データを一括で登録したり、条件に合った顧客データを一括で抽出したり、削除したりする機能。リスト管理の効率を向上させる
登録・解除フォームの作成 顧客リストへの登録や解除が行えるフォームを作成できる機能。フォームを作成しWebサイトに設置することで、顧客自身で登録・解除を行える
空メール登録機能 指定のメールアドレスに空メールを送ってもらうだけで、送信先リストとして登録できる機能
登録用QRコード生成 登録・解除フォームや空メールの情報をQRコード化できる機能
ワンクリック解除 メール本文の指定URLをクリックすると簡単に購読解できる機能
エラーアドレスの自動削除 メール配信時にエラーが発生したアドレスを自動的にリストから削除する機能。メール配信のコストや開封率計測の精度を向上させることができる

なお、機能のより詳しい情報については以下の記事でも解説していますので参考にしてください。

関連記事:メール配信サービスの機能まとめ!メール配信サービスを選ぶ際のポイントもアドバイスします

メール配信をするときに知っておくべきGmail送信者ガイドラインとは?

2024年2月より、Gmail ユーザーへメールを配信する際にメール送信者が守らなくてはならないガイドラインが更新されています。Gmail送信者ガイドラインとはGmailユーザーを守るためにメール送信者に対してGoogleが公開しているガイドラインのことです。

【Google公式】Gmail送信者ガイドライン:https://support.google.com/mail/answer/81126

このGmail送信者ガイドラインでは、メール送信者が対応する要件と、配信システムが対応する要件に分けることができます。
これから配信システム導入を検討している人は、下記に記載した要件に対応をしている配信システムを選ぶことをおすすめします。

配信システムが設定する必要のある要件

  • ワンクリックでの登録解除を有効にする
  • メールの形式はRFC5322に準拠する
  • PTRレコード設定の必須化
  • ARCヘッダー設定の必須化 

Gmail送信者ガイドラインを守らない場合、Gmailユーザーへメールが届かない可能性が高いです。上記の要件に対応をしてる配信システムを導入し、メール送信者は下記の要件を守ったうえで、メールを配信するようにしましょう。

メール送信者が設定する必要のある要件

  • 電子メール認証(SPF・DKIM・DMARC)の必須化
  • メール送信にTLS接続を使用する
  • 迷惑メール率を0.3%以下にする
  • 受信者がメールの配信登録を容易に解除できるようにする
  • メールサービスプロバイダを利用する 

Gmail送信者ガイドラインについては下記の記事で詳しく解説をしているので、参考にしてみてください。

また、2025年7月現在、マイクロソフト社のOutlookや、Yahoo!のYahoo!メールも同様のガイドラインを発表しています。

参考記事:Yahoo Japan Enforces DMARC Adoption for Users in 2025

参考記事:【非技術者向け】Outlookがメール一斉送信者に求める新要件を発表。対象とリスク、対策についてまとめました。

メール配信システムのデメリット

メール配信システムにはたくさんのメリットがあり、一斉メール配信を行う場合は利用必須と言っても過言ではないでしょう。

ただし、メール配信システムにはメリットだけでなくデメリットも存在します。

メール配信システムのデメリットは以下の2つ。

メール配信システムのデメリット

  • 費用がかかる
  • 機能を使いこなせない場合がある

メール配信システムは基本的に有料となります。

そのため、メール配信リストが50件など少ない場合は費用対効果が合わない場合があります。目安としては、配信リスト1,000件以上あれば良いでしょう。

また、はじめは機能が豊富で高額なメール配信システムを選ぶのではなく、必要な機能が揃っていて安価なメール配信システムを選ぶようにしましょう。機能の豊富さで選ぶと、けっきょく使いこなせずに、高額な費用だけがかかってしまう場合があります。

弊社サービスのブラストメールはその顧客導入数の多さから使いやすさと高い配信品質を保ちながら、圧倒的な低価格を実現しています。まずは無料お試しをご利用いただき、メール配信システムの使い方をマスターしてみてください。

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メールリレーサービスとは?メール配信システムとの違いは?

メール配信システムとよく間違われるサービスに「メールリレーサービス」というものがあります。厳密にいえばメールリレーサービスはメール配信システムの中の1つの種別、という位置づけになるのですが、機能や目的が特殊なので分けて考えることをお勧めします。

メール配信システムは、主にマーケティング目的で用いられ、メルマガやキャンペーンメール、ステップメールなどを効率的に配信するためのツールです。

メール配信システムの特徴

  • ユーザーインターフェースが整っており、非エンジニアでも画面操作で簡単にメール作成・配信ができる
  • 顧客リストの管理、スケジューリング、開封率やクリック率といった効果測定機能も備えている 

一方、メールリレーサービスは、自社のシステムやサーバーから発信されるメールを中継して相手に届ける役割を持ちます。

メールリレーサービスの特徴

  • 会員登録時の確認メールや購入完了通知、パスワードリセット、アラート通知など、システムと連動した自動送信メールが中心
  • SMTPやAPIを介して接続するのが一般的で、メールの到達率向上機能が充実していることが多い
  • GUI操作はなく、エンジニアがシステムに組み込んで利用することが前提 

メール配信システムとメールリレーサービスの違い

以下に違いをまとめてみました。

項目 メール配信システム メールリレーサービス
主な用途 マーケティングや連絡目的の一斉配信 アプリ・サービスからの通知やトランザクションメール
インターフェース GUIあり、非エンジニアでも操作可 SMTPまたはAPI接続が前提(システム組み込み)
配信管理 リスト管理・ABテスト・レポート機能あり 配信ロジック・分析は別途構築が必要
到達率対策 サービスによる ドメイン認証や配信制御の自由度が高い
利用者 マーケティング担当者 エンジニア、システム開発者

メールリレーサービスはメール配信システムの一種ですが、利用目的や利用者は大きく異なるため、自身の目的に合ったサービスを選ぶようにしましょう。

参考:メールリレーサービスおすすめ13選!比較のポイントや選び方、メリット・デメリットを徹底解説

メール配信システムと「MAツール」の違い

メール配信システムの導入を検討する際には、MA(マーケティングオートメーション)ツールが別途候補として挙がることもあるでしょう。

ここでは、メール配信システムとMAツールの違いについて解説します。

ますは簡単な比較表をご紹介します。

比較項目 メール配信システム MAツール
主な機能 一括メール送信、開封率・クリック率の追跡 メール配信、リード管理、キャンペーン管理、分析ツール
使用目的 メール配信の効率化 マーケティング活動の自動化と最適化
メールテンプレートのカスタマイズ 高度なカスタマイズ可能 高度なカスタマイズ可能
メールキャンペーンの自動化 配信予約やステップメール 複雑なマルチチャンネルキャンペーンの自動化
メールのセグメンテーション 配信リストを分けるなど 詳細な行動ベースでセグメンテーションが可能
リード管理 基本的なリスト管理のみ 詳細なリードスコアリング、追跡、育成
メール配信時のスケジューリング 可能 複雑なスケジューリングも可能
メールレスポンスの追跡 開封率、クリック率など基本的な追跡 詳細なユーザー行動の追跡と分析
ターゲティングの精度 単純なリストベース 高度な行動ベース
分析とレポーティング 開封率、クリック率など 詳細なレポート、ROI分析、キャンペーンの効果測定
ユーザーインターフェース 機能が少ないためシンプルが多い 複雑な場合が多い
コスト MAツールよりも安価 高額なシステムが多い
導入までの期間 短い(即日配信可能なシステムもあり) 比較的長い(複雑な設定と準備期間が必要)
どのような企業に向いているか 中小企業やスタートアップ企業 大企業やマーケティング活動に注力している組織

MAツールの概要と基本機能

MA(マーケティングオートメーション)ツールとは、マーケティング活動を自動化・効率化するためのツールです。

MAツールには、以下のような機能があります。

  • 顧客情報の一元管理機能:顧客の行動履歴や購買履歴などを一括で管理できる
  • メール配信機能:顧客の興味・関心に合わせたパーソナライズされたメールを自動的に送信できる
  • Webページ作成機能:ランディングページやフォームなどを簡単に作成できる
  • アクセス解析機能:Webサイトの訪問者数や滞在時間などを分析できる
  • スコアリング機能:顧客の見込み度合いを数値化して優先順位をつけられる 

メール配信機能については、顧客の購買プロセスに応じて、適切なタイミングでメールを送ることが可能です。

例えば、資料ダウンロード後にはお礼メールや関連コンテンツの紹介、商談前にはアポイントメントの確認や事前準備の案内などを送れます。

これにより、顧客との関係性を強化し、商談の機会を創出しやすくなるのがメリットです。

メール配信にはどちらを使うべきか

メール配信は、マーケティングや販促活動に欠かせない手段のひとつです。

効果的に行うためには、適切なツールを選択することが重要です。

メール配信ツールの候補として挙がるメール配信システムとMAツールですが、それぞれどのような特徴や違いがあるのでしょうか。

メール配信システムは、「メールマーケティング関連の機能が豊富で使いやすい」「大量のメールを素早く送信できる」そして「比較的安価で導入しやすい」といった特長があります。

一方、MAツールはマーケティングに関するさまざまな施策に活用できる高機能なものが多いです。

しかし高機能なぶん、メール配信システムよりも費用がかかり、導入にあたってさまざまな準備が必要になるほか、導入後の運用や管理が難しいという課題があります。

また、メールマーケティングに特化した機能があまり豊富ではありません。

したがってメルマガやキャンペーン告知など、シンプルで安価に大量のメール配信を行いたい場合は、メール配信システムがおすすめです。

リードの属性や行動履歴に応じて細かくセグメントやターゲティングを行いたい場合や、Web接客ツールやCRMと連携してマーケティング全体を管理したい場合はMAツールを選択するべきでしょう。

メール配信システムとメーリングリストの違い

メール配信システム(メール配信サービス)と似た言葉で「メーリングリスト」というものがあります。

大枠では同じような意味で使われるので混同されがちですが、せっかくなので違いを覚えておきましょう。

項目 メーリングリスト メール配信システム
目的 内部コミュニケーションや情報共有 マーケティングや広報活動
双方向性 高い(メンバー間でやり取り可能) 低い(主に一方向の情報発信)
機能 グループ内での情報共有、コミュニケーション キャンペーンメール作成、配信リスト管理、効果測定
適した用途 企業内部の連絡やプロジェクト管理 顧客向けのマーケティングや広告
配信方法 一つのリストにメールを送信し、全員に配信 個別の宛先にメールを送信
管理 メンバーの追加・削除が必要 自動化された配信管理が可能

この表から、メーリングリストは内部コミュニケーションや情報共有に適しており、メール配信システムはマーケティングや広報活動に適していることがわかります。

参考記事:メーリングリストとは?同報メールとの違いやメリット・デメリット、おすすめのツールを詳しく解説します

メール配信とSNSの違い

メール配信とSNSは同じコミュニケーション用途として、情報伝達のために幅広く使われていますが、その目的と活用方法には大きな違いがあります。

メール配信は、既にメールアドレスを取得している人のみですが、SNSは自分とは繋がりがない人にでも、情報の共有・拡散することができます。

下記はメール配信とSNSの比較表なので、参考にしてみてください。

比較項目 メール配信 SNS
直接性 高い(個々のユーザーに直接メッセージを送信) 低い(公開投稿が基本)
到達率 高い(読者のメールボックスに直接届く) 不確定(アルゴリズムに左右される)
カスタマイズ性 高い(読者のデータに基づいてパーソナライズ可能) 限られる(一般的な内容を投稿)
エンゲージメント 限られる(一方通行のコミュニケーションが多い) 高い(ユーザーの反応や対話を促進)
分析のしやすさ 高い(開封率、クリック率など詳細な追跡が可能) 中程度(インプレッション数、いいね数など)
運用の手間 中程度(導入する配信システムによっては容易) 比較的容易(即時性のある短い投稿が中心)
プライバシーの保護 高い(個別のメールアドレスに対して送信) 低い(公開情報が多く、プライバシーが脆弱)

メール配信の目的やメリット

メール配信の目的は、受信者に直接情報を届けることです。

顧客のデータに基づいたパーソナライズされたメルマガを配信することで、顧客との関係を深め、ナーチャリング(顧客育成)をすることができます。

その他にも、プロモーションやイベントの告知、限定オファーの配信など、短期的な成果を出すために活用することができます。

SNSの目的やメリット

一方でSNSの目的は情報を拡散することです。

日本でもユーザー数の多いX(旧:Twitter)ではリポスト(リツイート)機能があり、自分のフォロワーに拡散してもらい、自社と繋がりがない人にも投稿した内容を見てもらうことができます。

その他にも、メールよりも手軽にコミュニケーションができるので、エンゲージメントが向上しやすいのもメリットの1つです。

メール配信とSNSの使い分け

メール配信とSNSは目的やメリット、強みなどが異なるので、上手に使い分けることで、メール配信の成果を伸ばすことができます。

例えば、SNSのアカウントを成長させ、フォロワーが1,000人集まったとします。

その1,000人は既に自社のファンになっている人が大半だと考えられるので、メール配信の強みでもあるナーチャリング(顧客育成)や販促コンテンツを届けることで、見込み顧客の増加やメールきっかけでの売上増加など、様々な効果が期待できます。

メール配信システムを導入する時の注意点

メール配信システムを導入する際、必ず覚えておきたい注意点を3つ紹介します。

特定電子メール法に準拠する

「特定電子メール法」は、迷惑メール対策を目的とした法律で、商業目的のメールに適用されます。主に以下のようなルールが定められています。

  • オプトインの原則:メール配信には受信者の同意が必要です。未承諾者への配信は禁止されています。
  • 送信者情報の明示:メール内に、送信者の氏名や住所、連絡先を明記する必要があります。
  • 配信停止の案内:受信者が簡単に配信停止できるリンクや方法をメールに含める必要があります。

違反が発覚した場合、最大100万円の罰金が科せられることがあります。

参考記事:「特定電子メール法」とは?違法にならないためのポイントを理解しましょう!

Gmailなど主要なメーラーの送信者ガイドラインに準拠している

2024年2月にはGmailの送信者ガイドラインがアップデートされ、送信者はドメインにSPFレコード・DKIM署名・どちらかの設定、配信時にTLS接続を行う必要など、様々な対応事項が追加されました。

対応できていないと配信エラーになってしまうこともあるので、システムを導入する際は必ずGmailの送信者ガイドラインに準拠しているか確認しましょう。

参考記事:【解決策】2024年2月よりGmailガイドラインが変更!1日5000件以上の配信は対応必須!知らずに行うと危険!?メールを大量配信する際のリスク。回避する方法も解説します!

メール配信システム導入時に見落としがちな落とし穴

メール配信システムを導入する際に事前に十分な確認を行わないと、思わぬ問題に直面することがあります。ここでは、メール配信システムを選ぶ際に見落としやすい「落とし穴」と、その回避策を解説していきます。

到達率の低さを見落とす

到達率が低いシステムは、メールが迷惑メール扱いされる可能性が高く、開封率の低下につながってしまいます。

メール配信システムの導入目的は多くの場合、大量のメールを速く確実に届けることが前提にあるので、この機能がいらないという方はほとんどいないのではないでしょうか。

到達率を確かめる方法

到達率は配信速度と違って、多くのシステムが公表していません。顧客のメールアドレスの性質などによって振れ幅があり、約束することが難しいからです。

実際「到達率が高い」といっていてもほとんど届かないメール配信システムもあります。

到達率は以下の方法で間接的に確認しましょう。

到達率を推測する方法

  • 顧客導入数、シェア率などの実績から見る
  • 配信速度が速い≒高性能な配信サーバーを持っている≒到達率も高いと判断する
  • トライアル環境で実際にメール配信を行ってみる
  • 比較サイトなどのレビューを確認する 

特におすすめなのが配信速度からの推測です。実際、高速な配信を売りにしているほとんどシステムが、到達率も高い傾向にあります。

料金体系を見落とす

メール配信システムには、「月額固定制」「従量課金制」「買い切り型」などの料金体系があります。

適切に選択しないと、予想以上のコストが発生する可能性があります。

あらかじめ自身の配信ボリュームについて把握しておきましょう。

使いにくさを見落とす

管理画面が分かりにくい、または複雑すると、運用に時間がかかってしまいます。また、誤配信のリスクも高まります。

無料トライアルやデモ版を活用し、実際の操作感を確認するようにしましょう。チームで運用する場合は複数の担当者がスムーズに利用できるかテストするのも忘れないようにしておきましょう。

サポート体制の不足

システムのトラブルや不明点が発生した際に、適切なサポートを受けられないと業務に支障をきたします。特に、大量のメールを配信する場合、迅速な対応が求められます。

サポート対応の有無(電話・メール・チャットなど)やサポートの対応時間(24時間対応か、平日限定か)をチェックしましょう。

海外のシステムは日本語対応があるかどうかも別途確認しておくとよいでしょう。

FAQやマニュアルが充実しているかも検証期間中に確認するようにするとよりよいでしょう。

必要な機能の不足または過剰

目的に合ったシステムを選択しないと、必要な機能が不足したり、逆に不要な機能が多すぎて使いこなせなかったりすることがあります。

セキュリティリスクの見落とし

メールリストには顧客の個人情報が含まれるため、適切なセキュリティ対策が施されていないシステムを選ぶと、情報漏えいや不正アクセスのリスクが高まります。

セキュリティについて製品サイトや資料で言及しているか、必ず確認するようにしましょう。

参考記事:メール配信システムの選び方!手順から見落としがちな落とし穴まで徹底解説します

メール配信システムの導入事例

ここでは、メール配信システムの実際の利用シーンについて具体的に紹介します。導入を検討している人は、自社の状況と照らし合わせて見てください。

DeNA様の事例

導入のきっかけ メルマガを複数部署にまたがって運用していたため乱立していたが、統合しようと思ったため
導入の決め手 必要な機能が低価格でそろっていた
導入の効果 シンプルな画面と高い配信性能のおかげで、大規模配信がスムーズに行えるようになった。

一度に100万件もの規模のメルマガを1日2回配信することもあるDeNA様ですが、「メルマガの作成と配信にかかる作業コストが多いこと」が課題でした。

ブラストメールを導入したことでBCCの設定に関するチェックの必要がなくなり、作業コストだけでなく配信事故のリスクを減らすことにも成功しました。

配信前のチェックなど、きちんとされていないと配信事故につながってしまいますので、以前はどうしても作業コストがかかっていました。『ブラストメール』を導入してからは、配信前のチェックが簡単にできるようになりました。

大規模配信をしている弊社にとって大きな魅力のひとつです。現在まで事故なく安全に配信できていますし、画面もシンプルでとても使いやすいですね。

また、HTMLメールエディタを利用しメルマガの作成コストも軽減しています。

中でも好評なのが、HTMLメールエディタのタグ差し込み機能です。

この機能を活用することで、テンプレートとなるHTMLメールのビジュアルを崩すことなくコンテンツを作成することができるようになったそうです。

お客様に対してメールを送信している企業はもちろん、HTMLを使ったメルマガを配信している企業もこのような使い方をすることで作業コストを軽減することができるでしょう。

参考記事:導入事例「DeNA様」

アルク様の事例

導入のきっかけ 費用を抑えるため、MAツールのメール配信基盤を安価なメール配信システムに置き換えようと考えた。
導入の決め手 他のメール配信システムと比較してシンプルでわかりやすい操作感で、MAツールからの移行もスムーズに行えた。
導入の効果 大規模配信を維持しながら、120万円以上費用削減できた。

語学教育を中心とした多岐にわたる事業を展開しているアルクさまでは、商品のプロモーションと自社メディアの更新情報のお届けにブラストメールを利用されています。

リスト数も多く週2回配信と配信頻度も高かったため、月間の配信通数が約470万通にもなっていました。その結果メール配信費用が大きな負担となっていました。

当社のように配信頻度が高い場合、アドレス数に応じた課金で通数無制限で配信できるブラストメールを導入することで、大きく費用削減ができるとわかり導入を決めました。

また、シンプルな操作画面も好評でした。

メールの件名を様々なパターンで試行錯誤し19〜20%まで改善できました。これにより、メールからのサイト流入が増加し、コンテンツ閲覧やサービス利用が促進されました。

このように現在メール配信サービスを使っている企業でも、サービスの再検討をすることでコストの削減や成果の向上が見込めるでしょう。

その際は、金額はもちろん「導入に際してサポートが充実しているか」「移行作業がスムーズに行えるか」を確認するようにしましょう。

参考記事:導入事例「アルク様」

ブラストメールには充実したサポートはもちろん、無料トライアルがあるので、操作性については実際に触ってみて試してみることが可能です。ぜひ試してみてください。

丸井織物株式会社様の事例

導入前の課題 他社システムで小規模に配信していたが効果が限定的だった
他社システムで大規模配信を行うとコストが上がりすぎた
導入のきっかけ 大規模配信とコストのバランスが優れていた
導入の効果 開封率が最大30%を超える成果を出せた
リピート購入率が高まった
専任サポートの効果 効率的な配信が可能に
添削と分析で開封率が約2%改善

デジタルプリント工場を用いたオリジナルグッズ制作サービス「UP-T」などを提供している丸井織物株式会社様ではブラストメールの導入を機にリピート購入が大幅に増加しました。

また、丸井織物株式会社様には専任サポートもご利用いただいています。

⼿探りでの運⽤で配信結果の分析などもできていなかったため、メルマガ添削と お悩み相談をお願いしました。専任サポートは非常に手厚く、導入初期は当社に最適化されたメールテンプレートをご提案いただき、今では週2回の配信を効率よく運用できています。

また、配信結果を分析いただき、配信時間の変更やメール内容を添削いただきました。その結果、開封率が2.8%改善、クリック数が1.3倍になりました。

このようにメール配信システムを導入すれば、はじめてでもクオリティの高い大規模なメルマガ配信が可能になります。その場合は、「テンプレートが充実している」「サポートが手厚い」といった観点でシステムを選ぶのが良いでしょう。

参考記事:導入事例「丸井織物株式会社様」

すべての導入事例はこちらからご覧いただけます。

【2025年版】メール配信市場の最新動向

Eメールマーケティング 市場の成長、予測によると、米国のメールマーケティング市場は引き続き成長を続けており、2025年から2032年にかけて年平均成長率(CAGR)5.9%で拡大すると予測されています。つまり2025年においても、メール配信市場は右肩上がりで成長を遂げているといえます。

後押しの要因

  • パーソナライゼーションの重視:マーケターは「メール送付先のセグメント化」「メッセージの創造」「文脈に応じた配信」に注力。
  • 技術の進化:AI、機械学習、自動化技術の導入により、より効果的なキャンペーンが可能に。
  • データ分析の重要性:より詳細な顧客行動分析とROI測定が可能に。 

また、SNSなどのマーケティング施策が拡散型で長期的な関係構築力に欠ける一方で、メールマーケティングは顧客との長期的な関係構築力でその価値を見直されつつあります。

市場規模と成長率

日本国内のSaaS型メール配信システム市場は2023年時点で842.7億円だったものが、2025年には1,166.7億円に達すると予測されています。

参考記事:https://boxil.jp/mag/a8613/

世界市場は2024年から2029年にかけて年平均成長率12.11%で成長し、2029年には203.5億ドルに達する見込みです。

参考記事:https://www.mordorintelligence.com/ja/industry-reports/email-marketing-market

メール配信システム市場のトップランナー

メール配信システムを導入する際、「安心できるサービスを利用したい」という理由で顧客導入数シェアを気にする方もいらっしゃるのではないでしょうか。

実は、メールマーケティンングツールの市場において顧客数1位のシステムは14年間変わっていません。

メールマーケティングを行うならブラストメール(blastmail)

ブラストメールのキャッチ画像

ブラストメールは、14年連続で顧客導入シェア1位を獲得している信頼性の高いメール配信システムです。さまざまな業種や官公庁でも利用されており、定番のメール配信システムとして広く知られています。

HTMLメールエディタはもちろん、セグメント配信や豊富なテンプレート、迷惑メール判定対策機能など、メールマーケティングに必要な基本的な機能はすべて揃っています。最も安いプランなら、月額4,000円で導入することができます。

また、配信速度が高く、到達率が非常に高い点も魅力です。

「とりあえずメールマーケティングを始めたい」「たくさん機能があっても使いこなせない」「メールマーケティングにかかっている工数を減らしたい」といった方にはブラストメールがおすすめです。

無料トライアルも用意されているので、まずは試してみることをお勧めします。

今後の展望

今後の展望として抑えるべきは以下の3点です。

今後の展望のポイント

  • AIをいかに使いこなすか
  • 自動化ツールの選定(どこまで自動化するか)
  • 顧客ニーズに合わせる 

AIをいかに使いこなすか

現在進行形でAI技術の活用がメール配信市場の成長を後押ししていることは言うまでもありません。

今後は生成AIをうまく活用した効率的なメール配信業務行えるかが、ビジネス成功のカギになる可能性が高いです。

参考記事:【決定版】ChatGPT×メルマガで効率的なメール配信!実際の画面付きで解説!

自動化ツールの選定(どこまで自動化するか)

また、MA/SFAといったマーケティングの自動化の流れも加速していく中、メールマーケティングの需要も引き続き高いことが予想されます。

MA導入の際には、費用対効果に合ったシステムなのかを導入前に確認するようにしましょう。

顧客ニーズに合わせる

さらに、パーソナライズされたターゲットマーケティングの需要も高まっているため、より顧客ひとり一人のニーズに合わせたメール配信を行う必要が出てきます。上述の2点をうまく活用しながら、以下に時間をかけずに効率的なマーケティング施策にできるかがメールマーケティングの成否を分けるでしょう。

メール配信市場は、デジタルマーケティングの重要性の高まりと技術革新により、今後も持続的な成長が期待されています。

メール配信システムに関するFAQ(よくある質問)

メール配信システムを選定する上で、皆さまから頂く「よくある質問」をまとめました。

ここまでのランキングと合わせて、ご参考にしてみてください。

無料と有料システムの違いはなんですか?

無料のメール配信システムの多くは、送信したメール本文に「広告」が入ります。

また、テキストメールは送れてもHTMLメールを送れないものも多いです。

到達率に関しても、配信環境のクリーニングを行っている有料メール配信システムと比べ、無料のシステムは低い傾向にあります。

関連記事:一斉メール配信サービスを選ぶなら無料?有料?徹底比較します

メール配信システムはパソコンに不慣れでも使いこなせますか?

初心者にも分かりやすい、直感的な操作が行えるシステムもありますので、普段パソコン操作になれていない方でもご利用頂けます。

メールマーケティングやマーケティングオートメーション重視のシステムでは、使える機能が多く初心者には煩雑に感じてしまう場合はあります。

メール配信システムとBCCでの一斉送信との違いは何ですか?

BCCでの一斉送信は、操作ミスなどによりメールアドレスの情報漏洩のリスクが伴います。

一斉送信需要が高まったコロナの緊急自粛宣言時にも、BCCを利用した誤送信が相次いで起こりました。

関連記事:コロナ騒動による一斉メール誤送信が頻発!誤送信に有効な防止策とは?

また、レンタルサーバーのメール機能を使っている場合は1時間あたりの送信数に上限がありますので、大量送信ができない場合もあります。

例えば、弊社が提供しているレンタルサーバー「xbit」では1時間あたり500通までの送信制限をかけています

テキストメールとHTMLメールの違いは何ですか?

テキストメールは、その名の通りテキスト文字だけで構成されたメールを指します。一方のHTMLメールは、メール背景や本文にHTML/CSSを使った画像ベースのメールです。

HTMLメールはテキストメールと比べて、読まれやすい・クリックされやすい・効果測定ができるのが特徴です。

関連記事:時代に沿わないテキストメルマガ配信はもうNG?HTMLメールを絶対に使うべき3つの理由とは

メールを配信する時に気を付けるべきことはありますか?

「特定電子メール法」への対応を忘れずに行うことを推奨しています。(オプトイン・オプトアウト)

関連記事:「特定電子メール法」とは?違法にならないためのポイントを理解しましょう!

メール配信システムを使えば、迷惑メールに入らなくなりますか?

迷惑メール判定基準は、年々厳しくなっています。迷惑メール判定基準はキャリアやプロパイダごとに異なり、配信側でコントロールすることは難しいです。

100%迷惑メールに入らせない配信は、どんなシステムであっても不可能です。ただしメール配信システムを使うことで「配信環境の最適化」の恩恵を受けられますので、スパム判定の軽減には大きく繋がります。

関連記事:メール配信システムにおけるセキュリティ対策とは?リスクと対策を徹底解説

メール配信システム使えばGmail 送信者ガイドラインに対応できるのでしょうか?

メール配信システムの中にはGmail送信者ガイドラインに対応していないシステムもありますので、注意が必要です。

無料で利用できる配信システムはGmail送信者ガイドライン未対応のケースが多いです。

公式サイトや製品資料をDLして、ガイドラインに対応しているか確認してみましょう。

SPFレコードとは何ですか?

SPFレコードとは、送信ドメイン認証の仕組みの一つです。ドメインの情報が記載されているDNSレコード内に、配信するサーバーの情報を書き込むことで、正しい送信元からの配信である旨を証明することができます。

SPFレコードの詳細は下記の記事で詳しく解説していますので、参考にしてみてください。

関連記事:【図解】SPFレコードとは??spfレコードの仕組みを初心者にも分かりやすく解説します

DKIM署名とは何ですか?

DKIM (DomainKeys Identified Mail) とは、正しい発行元メールサーバから送信された、改ざんされていないメールであると証明する電子署名方式の送信ドメイン認証技術です。設定されていることにより送信メールの信頼度が上がり、受信側で迷惑メール扱いされにくくなるという利点があります。

DKIM署名の詳細は下記の記事で詳しく解説していますので、参考にしてみてください。

関連記事:【図解あり】DKIMの役割を3分で解説!!ドメイン送信技術のDKIMの仕組みを理解しよう

DMARCとは何ですか?

DMARC(Domain-based Message Authentication, Reporting and Conformance)とは、送信元のなりすましやメールの内容を改ざんすることを防ぐために使用する、セキュリティ技術の一つです。

DMARCの詳細は下記の記事で詳しく解説していますので、参考にしてみてください。

関連記事:メールのセキュリティの鍵! 「DMARC」に関する基礎知識

メーラーとメール配信システムの違いは何ですか?

メーラーは、あくまで1対1のやりとりに特化したツールであり、大量送信に向いたものではありません。

メール配信システムでは大量送信を想定されており、メールが届きやす事/高速な配信速度など適切な配信チューニングがなされています。

関連記事:Gmailの一斉送信は何人までできる? Gmailで大量のメールを扱っている場合には要注意!

メール配信システムはどんな時に導入が有効ですか?

メール配信システムは以下のようなニーズがある方々に、導入の検討を頂いております。

  • 「訴求力の強いHTMLメールを作成したい」
  • 「メールアドレスに紐づく顧客情報の管理を行いたい」
  • 「配信の自動化をしたい」
  • 「メールの効果促進をしたい」

メール配信システムの到達率とはなんですか?

到達率は送信したメールのうち、エラーにならず受信側のメールサーバーに届けられた割合を指します。

また、メルマガ配信の到達率の目安は90%といわれています。

関連記事:メール配信の到達率を上げるには?到達率を上げる5つの対策をわかりやすくご紹介します!

目的別のおすすめメール配信システム

ここまで様々なメール配信システムを紹介しましたが、どのシステムが自社に適しているかを見極めるのは非常に難しいと思います。

それぞれの機能の特徴や価格、使いやすさやサポート面などを検討材料にして、自社に適しているサービスを見つけていきましょう。

また、導入後に後悔をしないために無料のトライアルで試してみたり、製品資料や導入事例の確認は必ず行いましょう。

メール配信システム選び方ガイド

情報量が多すぎたため「実際にどれを選べばいいかわからない」という人もいるでしょう。

そこで、弊社ではメール配信システム選び方ガイドブックを作成しました。

ガイドブックの内容

  • メール配信システムとは?
  • メール配信システムは何を基準に選べばいい?
  • メール配信システムはここで差が付く

など、このガイドブックさえ読めばひと目で選ぶべきメール配信システムがわかります。

メール配信システムの比較表

下記はこの記事で紹介をした25個のメール配信システムの比較表です。プランによってばらばらに紹介したものはまとめてあります。

各システムごとに、「特徴」「初期費用」「月額費用」「登録アドレス」「無料トライアルの有無」「対象ユーザー」を記載しているので、自社に適したシステムを見つけてみてください。

システム名 主な特徴 初期費用 月額費用 登録可能アドレス数 無料トライアル 対象ユーザー
ブラストメール シンプルな使いやすさ、コスト効率の良さ、高品質な配信性能 10,000円(1年契約で半額) 4,000円~ 5,000~ あり 中小企業から大企業、官公庁
ブラストエンジン 豊富なAPI連携機能、国内向けSMTPリレーを提供 0円 3,000円~ 通数課金制 あり システム構築を行うエンジニア
配配メール 充実した機能が魅力、本格的なメールマーケティングが可能 要問い合せ 要問い合せ 10,000件以上 あり(要問い合せ) 中大企業向け
Mailsales シンプルで使いやすい、基本的なリード獲得機能を標準搭載 10,000円 4,950円~ 3,000件~ あり 小中企業、営業DXに最適
MailPublisher 高機能、システム連携可能、高速配信 50,000円 25,000円~ 個別見積り 要問い合せ 大企業向け
Cuenote FC 高速配信を誇る、直感的な操作性が特徴 30,000円 5,000円~ 2,000件~ 要問い合せ 高速大量配信が必要なビジネス
コンビーズメール+ シンプルで簡単な操作インターフェース 要問い合せ 70,000円~ 100,000件~ 要問い合せ 小~中規模配信を行う企業。
メール配信 NEO オンプレミス型で柔軟なカスタマイズ可能 0円 6,300円~ 4,000件~ なし オンプレミス型のシステムが必要な企業
オレンジメール 低コストで簡単操作、初心者向け 12,800円 2,980円~ 100件~ あり 小規模ビジネス
配配メールBridge MAツールと遜色ない多機能なシステムで効果的なアポ獲得をサポート 要問い合せ 要問い合せ 要問い合せ あり 効率化と成果を求める企業
EXPA イベントマーケティング機能を備えた総合プラットフォーム 5,000円 3,800円~ 要問い合せ あり イベント主催企業
arara message HTMLメールのテンプレートが多い 要問合せ 9,500円~ 通数課金制 あり 配信頻度が少なく、コストを抑えたい企業
メール商人 手厚いサポートと多機能性 5,500円 4,180円~ 1000件~ なし 中小企業向け
オートビズプロ 高機能フォーム作成と顧客対応サポート 11,000円以上 9,900円~(年契約で割引) 原則無制限 あり 多様な顧客対応を必要とする企業
WiLL Mail コストパフォーマンス良好、メルマガ作成が簡単 0円 4,000円~ 500件~ あり コストを抑えたい企業
める配くん 低価格で基本的なメール配信機能を提供 8,800円 1,867円~(6ヶ月前払い) 5,000件 あり コスト重視の小中企業
MailChimp ステップメールとレポート機能が無料、英語表記 0円 $20~ 1,500件~ あり システムが英語でも問題ない企業
SendGrid 高い配信能力と詳細な分析機能 0円 ¥3,000~ 50,000件~ あり 大量配信と分析を必要とする企業
Starseven 携帯メール配信に特化、低コストで独自の機能を提供 10,000円 4,000円~ 500件~ なし モバイルユーザー向け
NEXLINK 長期運用の安定したメール配信システム、FAX送信も可能 0円 10,000円~ 記載なし なし 幅広い配信ニーズを持つ企業
WEBCAS e-mail セキュリティと配信品質重視 30,000円 10,000円~ 要問い合せ なし セキュリティを非常に重要視する企業
acmailer サーバー設定が必要だが、基本無料のメール配信システム 0円 (条件あり) 0円 (条件あり) 無制限 なし メールサーバーに知見がある企業
まぐまぐ 無料で使えるメルマガ配信システム、有料プランもあり 0円 0円(有料プランあり) 記載なし あり テキストメールのみ配信したい企業

※ ランキングを再度確認したい場合は、こちらのリンクからランキング項目まで飛べます。

まとめ

以上、おすすめのメール配信システムを25個紹介してきました。

自分たちだけで、メール配信業務を行おうとすると、迷惑メールへの対策や、送信先の振り分け、宛名をいちいち変えたりと、非常に手間がかかってしまいます。

機能や料金とサービスを照らし合わせながら、自社に最適なメール配信システムを導入して、メール業務を効率化してみてくださいね。

また、メール配信システムの基本的な説明や選び方は以下の動画でも解説していますので、ぜひご確認ください。

この記事の執筆者


株式会社ラクスライトクラウド
Webマーケティング リーダー 森神 佑希

2019年より、ブラストメールのWebマーケティングに従事。ウェブ広告の運用やサイト分析・メールマーケティングなど、集客からナーチャリングまで一貫して取り組んでいる。3年以上メルマガ配信の実務を行っており、先頭に立ってPDCAを回し、コンバージョン数を3倍以上に増やすことに成功。2022年からはそのノウハウを還元すべくセミナー登壇を行っている。

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