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【徹底解説!】メール配信サービスを導入するメリットとは?メール配信サービスの種類・機能・導入事例をご紹介!

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2024.04.05 メール配信

メール配信・メールマガジン(メルマガ)は、以下のような役割を担う重要なマーケティング手法です。

  • キャンペーン等の告知
  • 販売促進
  • 知識やノウハウの共有
  • ファンの獲得・育成

さて、あなたはどのような方法でメール配信をしていますか? 最もシンプルな方法は、Outlook(アウトルック)やThunderbird(サンダーバード)などの電子メールソフトを利用し、BCCで一斉送信する方法かと思います。 次によくあるのが、契約しているレンタルサーバーにCGIを組み込んで、メールサーバー経由で配信する方法です。

そして最後にメール配信システムを利用する方法です。

メール配信システムを使った一斉配信は、その他の方法と比べてどのようなメリットがあるのでしょうか?

本記事ではメールを一斉配信する際の注意点について説明し、メール配信システムの主な機能、導入する目的・メリット、導入事例から選び方のポイントまで詳しく解説します。

目次

メール配信システムを使わない一斉配信の注意点

まずは、そもそもメール配信システムを使わずに一斉配信を行うと、どのようなデメリットがあるかを解説します。

  • BCC設定ミスによる情報漏洩リスクがある
  • 到達率が悪くなる
  • メール配信遅延や配信数に上限がある
  • 読者登録フォームの作成・レイアウトが大変
  • HTMLメール作成がむずかしい
  • 開封されたかがわからない
  • 迷惑メール・スパム(ブラックリスト)扱いになることがある

BCC設定ミスによる情報漏洩リスクがある

BCCでメールを一斉配信している場合は情報漏洩の危険が常に付きまといます。具体的には、BCCに入れるはずのメールアドレスを誤ってTOやCCに入れてしまうケースです。

情報漏洩の多くは、このような「些細な人的オペレーションミス」によって引き起こされます。

このような人的ミスの予防施策としては、確認作業の強化(チェックリスト化や二重確認など)が一般的です。 しかし、その確認作業を人間が行う以上、人的ミスの可能性はゼロにできません。

人的ミスによる情報漏洩リスクを排除するには、メール配信システムを導入するなど、そもそもBCCを使わずにメール配信を行う仕組みを取り入れることが最善策となります。

参考記事:プロが教える!一斉メール配信にBCCをお勧めしない理由と、正しいBCCの使い方!

到達率が悪くなる

BCC送信のリスクは情報漏洩以外にもあります。それは、同一のIPアドレスから大量配信を行うと迷惑メール業者と判定されてしまうリスクです。

昨今、迷惑メール業者による「成りすまし被害や詐欺」などが多発している関係で、配信に対してのセキュリティ基準は大変厳しくなっています。

たとえば、GoogleはGmailのセキュリティ基準を公開していますが、ガイド内で一斉送信メールのブロックについて言及されています。BCCでのメール一斉配信はメールの到達率そのものを下げてしまう可能性があるのです。

メール配信遅延や配信数に上限がある

自社サーバーにインストールするタイプのメール配信システムや、BCC送信を利用している場合、環境によっては数十分もの配信遅延が起こる場合があります。

これはキャンペーン開催や速報といったタイムリーな情報を配信する際に致命的です。 また、遅延どころかサーバー側から送受信を制限される場合もあります。

ここまでくると、一斉配信だけでなく通常のビジネスメールにまで悪影響が及ぶでしょう。一度に大量のメール配信を行うなら、メール配信システムの利用は前提条件といえます。

読者登録フォームの作成が大変

顧客にメール配信を行うには、顧客に登録フォームの入力をしてもらう(オプトインさせる)必要があります。メール配信システムを使わない場合、その登録フォームの作成や運用にITの専門知識が必要という点は、メール配信初心者にとって大きなデメリットです。

一方、メール配信システムを使えばシステム上でかんたんに登録フォームが作れます。さらには、メールアドレス登録に空メール登録ダブルオプトインが利用できるため、顧客の入力ミスを高いレベルで防げます。

HTMLメール作成がむずかしい

読者に商品・サービスの魅力をアピールする際に大切なのが、フォントのメリハリ(サイズや色づけなど)や画像などの視覚的な要素です。

テキストだけのメール配信よりも、そうした視覚的な要素が豊富なメールの方がユーザーの心を掴みやすくなります。

凝ったデザインやをメールで実現するにはHTMLメールのノウハウが不可欠となりますが、HTMLの経験・知識がない場合、自身でHTMLメールを構築するには多大な学習コストを要することでしょう。

また、顧客の受信環境によってはHTMLメールを開くことができないため、その点も留意しなくてはいけません。

具体的には「マルチパート配信」といって、顧客の受信環境に応じてHTMLメールとテキストメールのどちらかを送り分ける配信方法を実践する必要があります。

HTMLメールの作成機能やマルチパート配信機能が備わるメール配信システムであれば、PC初心者でも上記のようなことが簡単に行えます。

開封率の測定が大変

開封率とは、配信したメールが実際にどのくらい開封されたかを表す数値です。メール配信の改善を行うのに、開封率は必要不可欠な指標となります。

メール配信システムを利用しない場合、開封率を測定するにはHTMLメールを自ら作成し、なおかつ外部の分析ツール(Google アナリティクスなど)を使う必要があります。ある程度ITに慣れていないと、開封率の測定環境を整えるのは困難を極めるでしょう。

迷惑メール・スパム(ブラックリスト)扱いになることがある

メール配信システムを使わずメルマガなどの「大量の一斉配信」を行うときに注意すべき点があります。それは、メールが迷惑メールフォルダに振り分けられたり、迷惑メール(スパム)業者と認識されてしまう危険性があることです。

ブラックリストに登録されるとメルマガだけでなく通常のビジネスメールも届かなくなるため、業務に支障が出ます。 迷惑メールに判定される基準や回避方法はこちらの記事をご覧ください。

初心者でも分かる!迷惑メール判定理由と回避方法

ブラックリストに登録される原因や、診断方法、解除方法などについてはこちらの記事で解説しています。

メール配信のブラックリスト登録の原因と確認・解除方法

メール配信システムを導入する目的とは?

メール配信システムはメルマガや問い合わせへの自動応答などといった、短時間で大量のメールを一斉送信する目的で導入されることが多いです。

ここまでに詳しく解説したように、メーラーを使った一斉配信には、到達率の悪化やスパム判定といった重大な問題をはらんでいます。

しかしメール配信システムであれば、大量配信を行ってもスパム判定されにくく、なおかつリスト管理も一部自動化されるため、到達率を高く維持しやすいのです。

また、メールマーケティングの実践(効果測定やセグメント配信など)も、大量配信と並んで主要なメール配信システムの導入目的です。

メール配信システムであれば誰でもビジュアルリッチなHTMLメールを作成できますし、APIによって様々なデータをメール配信の最適化に活かせます。

メール配信編:メール配信システムのメリット

ここからはメール配信システムのメリットについて、「メール配信」と「リスト管理」ふたつの面で紹介していきます。まずはメール配信におけるメール配信システムのメリットについて6つ解説します。

  • メールアドレスの手入力が不要
  • 大量の一斉配信が効果的に行える
  • HTMLメールが誰でも簡単に作れる
  • セグメント配信が可能
  • メール配信の効果測定が容易になる
  • セキュリティ対策がより簡単に行える

メールアドレスの手入力が不要

メール配信システムでは、メール配信時に外部の顧客リストからメールアドレスを手入力するような作業はありません。

全顧客リストへの一斉配信時はもちろん、セグメント配信を行う場合でも、絞込み検索をかけるように特定の条件を選択して配信セットを行うだけです。

このためメーラーを使うより作業量が減るだけでなく、「BCCに貼ったつもりがCCやTOに貼っていた」のような重大なトラブルにつながりうる人的ミスも根本的に防げます。

大量の一斉配信が効果的に行える

GmailやOutlookなどといった、いわゆるメーラーと呼ばれるツールは大量の一斉配信を行える設計になっていません。

そのためメーラーでメルマガを送ると、「予約した時間よりも数十分遅れて届く」「ISP(インターネットサービスプロバイダー)にスパム判定されてしまい、到達率が悪くなる」といった問題が起こります。

メーラーの目的は、あくまでもメールによる双方向的なコミュニケーションの実現にあるです。

一方メール配信システムは、メルマガのような一度に何万通ものメール配信を行っても正確な時間に届くように、なおかつ高い到達率が維持できるように設計(IP分散など)されています。

たとえば、13年連続で顧客導入数No.1のメール配信システム「ブラストメール」は、1時間に1,150万通もの超高速配信が可能です。

HTMLメールが誰でも簡単に作れる

メール配信システムにはHTMLメール作成を支援する機能(エディタやテンプレートなど)備えるものがあります。

参考記事:無料で使える!HTMLメールのテンプレートをご紹介

本来HTMLメールを作るにはITの知識が必要ですが、そうしたメール配信システムを利用すれば、ITの知識がない人でもかんたんにHTMLメールが作れます。

また、最初からテンプレートが用意されているメール配信システムなら、非デザイナーでもオシャレなメールが作成可能です。

現場だけで効果的なメール配信を実現可能です。 ただしHTMLメールはユーザーの受信環境によって、正常に表示できない場合があります。

こうした問題への対策として、メール配信システムの中にはマルチパート配信(HTMLメールが開けない環境ではテキストを表示する)機能を備えるものがあります。

HTMLメール機能を重視するのであれば、以下のような点に注意してメール配信システムを選びましょう。

  • HTMLエディタ機能があるか
  • テンプレートは用意されているか
  • マルチパート配信まで対応しているか

セグメント配信が可能

セグメント配信(ターゲット配信)とは、配信先の顧客リストを「女性・20代後半・既婚」のような一定の条件で絞り込むメール配信のことです。顧客を絞り込みにより、コンテンツをさらにパーソナライズさせることが可能となり、効果的なメール配信を行えます。

参考記事:セグメント配信とは?メールマーケティングの基礎知識をわかりやすく解説

メルマガやステップメールなど、なんらかのメールマーケティング施策を行っている企業なら、必ずといって良いほどセグメント配信を活用しているでしょう。

実際、メールマーケティング業界の動向をまとめたレポート「2019 Email Marketing Industry Census」によれば、メール配信システムでもっとも活用されている機能は「簡単なセグメンテーション機能」とのことです。

メール配信の効果測定が容易になる

メールマーケティングを行う上では、開封率やクリック率といった指標の検証と、検証結果を元にしたメール配信の改善活動が欠かせません。

また、メール配信の効果を測定するにはメール配信システムを使うことがほぼ前提となってきます。

メール配信システム無しで効果測定を行うのも不可能ではありませんが、そのためにはアクセス解析ツールの使い方やHTMLメールの作成方法に関する知識が必要です。

そうした知識が無いと分析環境を整えるだけでも苦労してしまい、メール配信どころの話ではなくなってしまいます。

メール配信で確実に成果を上げたいのであれば、メール配信システムをぜひ導入しましょう。

セキュリティ対策がより簡単に行える

迷惑メール対策はリスト管理だけでなく、「SPFレコード」の設定や「DKIM署名」といった技術的なセキュリティ対策も必要です。

メール配信システムなら、そうしたセキュリティ対策の実施についても十分なサポートが用意されています。

参考記事:メール配信システムにおけるセキュリティ対策とは?リスクと対策を徹底解説 | メール配信システム「blastmail」Offical Blog

たとえばメール配信システム「ブラストメール」では、SPFレコード設定の手順書や、DKIM署名を簡易化する機能が用意されています。

さらにはメール配信におけるデータ通信を暗号化するプロトコル「StartTLS」が標準搭載となっており、迷惑メール判定を受けにくい仕様となっています。

リスト管理編:メール配信システムのメリット

ここからはリスト管理におけるメール配信システムのメリットを3つ紹介します。

  • 登録フォームが簡単に生成できる
  • 顧客リストに様々なデータを自動で紐付けられる
  • リストクリーニングが自動で行われる

登録フォームが簡単に生成できる

多くのメール配信システムでは登録フォームを作成する機能があります。フォームをゼロから作るのはIT関連の専門知識が必要ですが、メール配信システムであればフォーム作成はもちろん、項目の追加・削除まで初心者でもかんたんに行えます。

また、複数フォームの作成によってリストごとに流入経路を判別することも容易になり、高度なメールマーケティングを実施可能です。

顧客リストに様々なデータを自動で紐付けられる

多くのメール配信システムは、登録フォームに入力された情報や、メール本文のURLクリックといったデータを顧客リストに紐付けることが可能です。

また、APIが提供されているメール配信システムであれば、問い合わせや購入履歴といったデータもメール配信に活用できます。

顧客リストに紐付けられるデータの例

  • 登録フォームに入力した情報(氏名・生年月日・電話番号など)
  • どんなメールを開封したか
  • どのURLをクリックしたか
  • メールを開封した日時
  • 問い合わせ履歴・資料ダウンロード履歴
  • 購入履歴(商品内容や金額など)

このように、メール配信システムでは様々なデータを柔軟に顧客リストへ紐付けられます。そのためメールマーケティングにおける意思決定を、よりデータありきで行えるようになるのです。

リストクリーニングが自動で行われる

メール配信がスパム判定される原因のひとつが、無効なメールアドレス(エラーリスト)への大量送信です。高い到達率を維持するには、定期的にエラーリストを取り除き、顧客リストをいつもキレイな状態に保つ必要があります。

エラーリストは手作業で取り除くこともできますが、メール配信システムであればより簡単です。

なぜならメール配信システムの中には、メール配信がエラーで返ってきたメールアドレスについては自動的に配信をストップする機能を備えるものがあるためです。

メール配信システムのデメリット

様々なメリットがあるメール配信システムですが、メーラーでのメール配信と比べた際のデメリットも存在します。それは「費用がかかる」と、「サービスによっては使い方を覚えるのが大変」の2点です。

費用がかかる

メール配信システムには様々な機能が備わっている反面、導入・運用には金銭的コストがかかってきます。

とはいえ、料金設定はサービスによってまちまちです。低価格でメール配信システムを提供するサービスを中心に選定を進めれば、費用面のデメリットを最小限にできます。あなたがメール配信初心者であれば、そうしたサービスを優先的に検討しましょう。

ただし、価格が安い分、機能や使い勝手も値段相応となってくるケースは多いため、メール配信システムは最低限どのような機能が必要かを事前に把握しておくことが大事です(詳細は後述)。

また、可能であれば無料トライアルで実際に機能や使い勝手を確認しましょう。サービス選びを成功させるには、結局のところ「実際に使って判断する」のがもっとも確実です。

サービスによっては使い方を覚えるのが大変

GmailやOutlookは比較的誰でも使い方を知っていますが、メール配信システムは多くの場合、イチから使い方を覚える必要があります。

そのため、「本格運用までがそもそも大変」「担当者しか使い方を知らない」といった問題が起こりがちです。

こうした問題を解消するには、あまりに多機能なメール配信システムを避けるようにし、なおかつ使いやすさを重視したサービスを選ぶようにしましょう。

また費用面の項でも解説したように、無料トライアルが可能なメール配信システムは、実際にサービスを利用した上で使いやすさを判断するのも重要です。

メール配信システムの種類

メール配信システムのサービス形態は、「クラウド型」と「オンプレミス型(パッケージ型)」のふたつに分類できます。

クラウド型とはインターネットを介してメール配信システムを使うサービス形態で、オンプレミス型は自社サーバーにシステムをインストールして使うサービス形態のことです。

それぞれのメリット・デメリットを下記のとおり表にまとめてみました。

クラウド型 オンプレミス型
メリット ○ 配信規模が変わっても必要に応じてプラン変更できる ○ 最初から一定のセキュリティ対策が施されている ○ サーバーなど、自社でメール配信環境を用意する必要がない ○ 自宅や外出先からでもメール配信システムを扱える ○ 最短即日でサービスの利用を開始できる ○ 顧客情報をインターネットから切り離して管理できる ○ 配信規模が小さい場合、クラウド型よりも費用を抑えられる可能性がある
デメリット × 顧客情報を外部のサーバーに保存するため、セキュリティ要件に合わない場合がある × 自社でセキュリティ対策を行う必要がある × 規模によっては莫大なサーバーの管理および運用コストが発生する × 配信規模の拡大に柔軟に対応しにくい × 自社オフィスからしか使えない

参考記事:メール配信システムはクラウド型がおすすめ!オンプレミス型との特徴を比較

このようにクラウド型の方がメリットは多いため、2021年現在の主流はクラウド型のメール配信システムのほうとなっています。

オンプレミス型の需要が無いわけではありませんが、オンプレミス型を取り扱う業者はやはり減少傾向にあります。

「自社のルール上、顧客情報を外部ネットワークに保存できない」のような特別な事情が無い限り、メール配信システムはクラウド型を選ぶようにしましょう。

メール配信システムの主な機能

多くのメール配信システムには、以下5つの機能が備わっています。

  • セグメント配信(ターゲット配信)
  • HTMLメール作成
  • 効果測定
  • 迷惑メール対策
  • API連携

メール配信システムを導入する際は、最低でもこれらの機能があるサービスの中から選ぶようにするのがおすすめです。それでは、各機能について詳しく解説します。

セグメント配信(ターゲット配信)

すでに解説した通り、配信先の顧客リストを一定の条件で絞り込むメール配信をセグメント配信といいます。

セグメント配信はメールマーケティングの基本ともいえるメールの配信方法です。セグメント配信を上手に使えているかどうかで、メール配信の効果は大きく左右されます。

現状メール配信システムを謳うサービスのほとんどはセグメント配信が利用できるため、セグメント配信機能の有無について神経質になる必要はありません。

ただし、配信画面の使い勝手はサービスによって異なるため、無料トライアルを利用する際には「セグメント配信は使いやすいか?」という点をかならずチェックしましょう。

HTMLメール作成

HTMLメールとは、メールの本文中に画像を貼れたり、URLテキストを埋めたボタンを設置できたりなどデザインの自由度が高いメール形式です。

また、開封率を測定するのにもHTMLメールの利用が不可欠です。

参考記事:HTMLメールとは?テキストメールとの違いを徹底解説!

メール本文にデザインを入れることと開封率の測定は、いずれもメールマーケティングを実施する上で大切な要素です。

最初は使わなくとも、メールマーケティングを継続する予定があるならいずれ活用することになるでしょう。

そのためメール配信システムを導入する場合は、HTMLメール作成機能(エディタ)があるものを選ぶようにしてください。

また、メールデザインの手間を極限まで省きたいなら、最初からデザインテンプレートが用意されているサービスを選ぶのがおすすめです。

効果測定

より効果的なメール配信を行うためには、過去の配信から改善ポイントを探ったり、上手くいったメール配信の共通点を見いだしたりする必要があります。そこで役立つのがメール配信システムの効果測定機能です。

メール配信システムは開封やクリックといった、メールに対するあらゆるユーザー行動を収集・解析しています。

これにより各配信の効果が「開封率・クリック率・コンバージョン率」といった形で把握できるのです。

メール配信システムではメール配信の効果がハッキリ現われる指標

  • 配信結果(到達したかどうか)
  • 到達率
  • 開封率・開封された日時
  • クリック率・クリックされた日時
  • URLをクリックしたユーザーの情報

迷惑メール対策

到達率を高く保つのに欠かせない迷惑メール対策ですが、その具体的な方法としては以下の4つが挙げられます。

4つの迷惑メール対策

  • SPF
  • DKIM
  • DMARC
  • StartTLS

「SPF / DKIM / DMARC」の3つは自社のメール配信が第三者のなりすましではないことを証明するセキュリティ対策で、「StartTLS」はメール配信の通信を暗号化するセキュリティ対策です。

メール配信システムのセキュリティ性を比較する際は、それら4つのキーワードが出てくるかどうかをチェックしましょう。

API連携

APIが提供されているメール配信システムなら、外部ツールや自社システムに蓄積されたデータをメール配信に活用することが可能です。 APIは、サービスによって一部のプランでしか提供されていないか、追加オプションとして提供される場合もあります。中にはAPIが提供されていないサービスも存在するため、メール配信システムの導入にあたってデータ連携を前提としている場合は十分注意しましょう。

メール配信システムの導入事例

ここからメール配信システムの導入事例を4つ紹介します。

事例1. 株式会社モトックス様

株式会社モトックス様は酒類・食品の輸入、仕入、卸売事業を営む企業です。弊社サービスの「ブラストメール」を導入し、品物の発送通知や、取引先・一般消費者向けのメルマガ配信に活用していただいています。

『ブラストメール』を導入する前に他社さんのサービスも比較検討しました。他社さんの十分すぎるほど充実した機能に魅力を感じ採用を考えたこともありました。

でも、よく考えてみれば “確実に届くかどうか”が一番大切なのではないかと思ったんです。 御社は「確実に届く」ということを力強く謳っていましたし、契約社数の実績もそれを裏付けていると思ったので。現に「確実に届く」ことが導入してから一番満足している点ですね。

引用:「“確実に届く”ことが何よりの安心。マニュアル見ずに使いこなせるシンプルさも○」|株式会社モトックス様

事例2. 株式会社オウチーノ様

株式会社オウチーノ様は住宅・不動産の情報サイトを運営されている企業です。

弊社「ブラストメール」を8年以上運用されており、サイト会員向けのメルマガ配信に活用していただいています。

弊社はインターネットを利用した住宅情報をお客様にご提供しています。新築物件と中古物件のそれぞれのサイトで、資料請求情報を入力いただいたお客様の中で、メール配信を希望されるお客様に、新着情報や物件の情報などを『ブラストメール』で配信しています。

今はだいたいエリアを分けて2日に1回というペースで配信していますね。資料請求だけで終わってしまわず、その後もお客様との関係性を構築することを目的に。実際に、メール配信とリターゲティング広告で比較してCPCに換算したら、メール配信の方が安価で効果も見込めたんです。

引用:「リターゲティング広告よりも安価で効果アリ」|株式会社オウチーノ

事例3. 株式会社PTP様

株式会社PTP様はハードディスクレコーダー「SPIDER」の開発と、「SPIDER」に関連する検索・ソーシャルサービスの開発および販売を行う企業です。

弊社「ブラストメール」を利用して、ソフトウェアアップデートの通知やセミナー開催の案内に活用いただいています。

必要な機能が全てそろっているにも関わらず一番安かったので、上司を説得するには十分でした。金額の面で敷居が低いのは担当にとってはありがたいです。

難しいシステム入れて数十万円とかだとリスクも大きいですが、無料体験や、低価格のプランから始めてみて、後でプラン変更が出来るというのは助かりますね。 導入後の変化としては、手間が断然減りました。

例えば、法人のお客様なのか、個人のお客様なのか、また、配信内容によっては更に配信リストを区分けしなくてはならない。前はそれにかなり時間がかかっていたんです。

それが『ブラストメール』だと一瞬で終わる。どれくらいかっていうと、3時間が3分程度に。大袈裟じゃないですよ(笑)。

引用:「欲しい機能がそろっているのに業界最安値。3時間かかっていた作業が3分に短縮された」|株式会社PTP様

事例4. 株式会社LIFULL様

株式会社LIFULL様は不動産・住宅情報サイト「HOME’S」をメイン事業に展開する企業です。弊社「ブラストメール」とLIFULL様の顧客管理機能をAPIで連携し、注文住宅の検討ユーザーに向けたメルマガ配信などに活用いただいております。

弊社サービスに参画いただいているハウスメーカーさまや工務店さまには、独自の顧客管理機能をご用意しており、ブレインさんのご助力もありこの度、新しくメール配信機能を提供することができました。これにより一般的なお問合せの他に、特典や臨時ニュースなど、注文住宅をご検討されているお客さまにとって有益な情報をお届けすることができるようになります。

使い方は一斉配信ですが、送信元アドレスをAPIで連携させることによって、担当者から直接メールが届けられるようになりました。

機械的じゃない、人の手を感じられるようにしたかったのです。

このサービスを提供したことによって、「お客さまへのアプローチ方法が広がった」と嬉しい声も届いております。API仕様の公開や担当者の丁寧で分かりやすい説明で、安心して導入することができています。ブレインさんの弊社満足度、すごく高いです(笑)。

引用:「マッチング率NO.1を目指して。 メール配信機能をプラスでお客さま満足度アップ!」|LIFULL様

メール配信システムは何がおすすめ?

もしメール配信システムを導入するのが初めてであれば、できるだけ低価格で、なおかつ必要な機能があらかた揃っているサービスを選ぶようにしましょう。必要な機能とは、「メール配信システムの主な機能」の項で解説した以下5つの機能を指します。

  • セグメント配信(ターゲット配信)
  • HTMLメール作成
  • 効果測定
  • 迷惑メール対策
  • API連携

これらはどれも、効果的なメールマーケティングを行う上で最低限必要な機能です。妥協のないようにしてください。

また、サービス同士を適切に比較する上で大切なのが「実際の利用体験」です。

無料トライアルを提供しているサービスでは必ず無料トライアルを利用しておき、「実際に使ってみてどうだったか」を元にサービスの善し悪しを判断しましょう。

なお、どんなサービスが人気なのかを手っ取り早く知りたい場合は、以下の比較記事が参考になります。

比較記事はこちら:【2021年最新】メール配信システム20選!機能・料金を徹底比較

メール配信システムの導入メリットまとめ

メール配信システムの導入目的は、「大量のメール配信」と「メールマーケティングの実践」のふたつが主です。それら目的の実現を支援するため、HTMLメールエディタやセグメント配信など、様々な機能がメール配信システムには備わっています。

また、メール配信システムには、メール配信とリスト管理の面で以下のようなメリットがあります。

メール配信時におけるメリット

  • メールアドレスの手入力が不要
  • 大量の一斉配信が効果的に行える
  • HTMLメールが誰でも簡単に作れる
  • セグメント配信が可能
  • メール配信の効果測定が容易になる
  • セキュリティ対策がより簡単に行える

リスト管理におけるメリット

  • 登録フォームが簡単に生成できる
  • 顧客リストに様々なデータを自動で紐付けられる
  • リストクリーニングが自動で行われる

これらの中でも、「メールアドレスの手入力が不要」というメリットは非常に大きな意味を持ちます。

なぜなら、このメリットによって単純に生産性向上が見込めるだけでなく、入力ミスによる顧客情報の漏洩リスクも排除できるためです。

メール配信システムを使わない一斉配信には、「ささいなミスで重大なトラブルにつながりうる」「自社のメールがスパム判定される」など様々なデメリットがあります。

場合によっては、成果を生むどころか悪影響が勝ってしまう可能性すらあるでしょう。

そのためメルマガなどの大量配信を行うつもりなら、必ずメール配信システムを導入の上、実践してください。なお、メール配信システムの選び方については、下記の資料でも詳しく解説しています。

無料でダウンロードできるため、ぜひ参考にしてください。

参考資料:メール配信のプロが教える!「メール配信システムの選び方」ガイドブック

初心者向けマーケティング情報
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