メールマガジンはBtoB・BtoCにかかわらず、ビジネスの効率的な顧客コミュニケーションに欠かせない手段です。
一方、不要な機能までついた高額なツールを導入してしまい、費用対効果に見合わないと、廃止を検討している人もいるのではないでしょうか。
本記事では、メルマガツールの料金相場と正しい選び方について詳しく紹介します。
- 「これからメルマガツールの導入を検討している」
- 「今のツールがあっているのかわからない」
上記に当てはまる方は、是非最後までご覧ください。
目次
メルマガ(メールマガジン)とは?
メルマガ(メールマガジン)とは、企業や個人が登録者に向けて定期的に情報を配信する仕組みです。新商品やキャンペーン情報、イベント案内などをメールで直接届けるため、顧客とのつながりを深める手段として活用されます。
メルマガのメリットはなんといってもそのセグメント機能とコストパフォーマンスです。
特定のターゲットにピンポイントで情報を届けられるうえ、配信後の反応を測定できるのが大きなメリットです。
ただし、内容がつまらなかったり、送りすぎたりすると嫌われるリスクもあるため、読者の興味を引く工夫が必要です。
詳しい内容はこちらの記事に書いてあるので確認してみてください。
参考記事:メルマガとは?意外と知らない基礎知識や配信方法を分かりやすくご紹介!
メルマガツールとは?
メルマガツールとは、メールマガジン(メルマガ)の配信を効率的に行うためのソフトウェアのことです。「メール配信システム」「メルマガスタンド」などと呼ばれることもあります。
メルマガは、ブログ記事の更新情報、イベント情報、新商品やサービスの告知、キャンペーン情報などを配信するのに役立ちます。
関連記事:【メール配信システムおすすめ比較20選】専門家が図解とランキング形式で解説
メルマガツールの料金相場
メルマガツールの料金は、月額2,000円程度の超低価格から、100,000円以上の高価格帯のサービスまで幅広いプランが存在しています。
機能や配信数、サポート体制などによって大きく異なりますので、各社問い合わせを行い、自社の目的と費用感に合ったツールを選ぶようにしてください。
無料のツール
無料ツールは、基本的な機能のみが利用できる場合が多いです。
配信数や機能に制限がある場合も多いですが、メルマガ配信を初めて試す場合や、小規模な配信を行う場合に最適です。
ただし、セキュリティに問題がある可能性もあるので、安全に配信したい場合は有料ツールを選ぶことをお勧めします。
参考記事:無料のメール配信システムおすすめ比較10選!有料版との違いと選び方もあわせて解説します。
有料ツール
有料ツールは、高度な機能やカスタマイズ機能が利用できるだけでなく、充実したサポート体制が提供される場合もあります。
本格的なメルマガ配信を行う場合や、より効果的なマーケティング活動を行いたい場合は、有料ツールを検討する必要があるでしょう。
参考記事:メール配信システムおすすめ比較20選!専門家が図解とランキング形式で解説
メルマガツールの料金相場一覧(参考)
下記はメルマガツールを選ぶ際の料金の参考表です。
自社の保有しているアドレス数や、目的に応じて参照してみてください。
また、現在自社で利用しているツールの費用と比べて、乖離がある場合は乗り換えを検討してみてください。
配信可能アドレス | 機能 | サポート | 備考 | |
無料 | 100~1,000アドレス程度 | 配信機能のみ | ほとんどない、もしくは限定的 | 期間・機能に制限あり |
~5,000円 | 5,000アドレス程度 | メール作成の補助機能 | 一般的なサポート | メルマガを配信したい個人
スポット利用も多い |
~10,000円 | 10,000アドレス程度 | 上記に加え
迷惑メール対策など |
一般的なサポート | 法人など定期的にメール配信を行う人向け |
~30,000円 | 50,000アドレス程度 | 同上 | 一般的なサポート | BtoCなど、リスト保有数の多い企業 |
~50,000円 | 100,000アドレス程度 | 同上 | 専任担当がつくこともある | 大規模配信希望の企業 |
~100,000円 | 要問合せ(サービスによる) | 高度な分析機能など | 専任担当がつくこともある | 大企業などにおすすめ |
※上記の表はあくまで参考値です。実際は異なるシステムも多くありますので、気になるシステムがある場合は公式サイトから必ずお問い合わせください。
また、下記はおすすめのメール配信システム「ブラストメール」の料金表です。
相場と比較しても低価格のメール配信システムですが、lightプランでもかなりの機能がついている点が魅力です。
また、見落とされがちですが「配信速度」も重要です。メルマガツールを選ぶ際は必ず配信性能を確認するようにしましょう。
ブラストメールは1,150万通/時と、日本国内でもトップレベルの配信性能を持つメール配信システムで、プランにかかわらず同一環境下で利用することが可能です。
メルマガツールを利用するメリット
メルマガツールは、以下のようなメリットがあります。
メルマガ時配信を効率よく、安全に行える
メルマガツールを利用することで、配信リストの作成、メールデザインの作成、配信スケジュール設定などの作業を効率的に行うことができます。
手作業で行っていた場合、これらの作業には多くの時間と労力を要しますが、メルマガツールを使用することで、大幅に時間と労力を削減することができます。
また、通常のメーラーでBCCを使って一斉送信をするのは、情報漏洩や迷惑メール判定のリスクがあるので控えましょう。
メルマガツールを利用することによって、安全かつ確実にメールを届けることができます。
参考記事:コロナ騒動による一斉メール誤送信が頻発!誤送信に有効な防止策とは?
送ったメールの効果が測定できる
メルマガツールには、開封率やクリック率などのデータ分析機能が搭載されているものが多くあります。これらのデータ分析機能を活用することで、メルマガの効果を測定することができます。
例えば、開封率が低い場合は、配信時間やメールタイトルを変更する必要があるかもしれません。クリック率が低い場合は、配信内容やデザインを見直す必要があるかもしれません。
データ分析結果に基づいて、メルマガ配信を改善することで、より効果的な顧客コミュニケーションを実現することができます。
顧客をセグメントして効率よくアプローチできる
メルマガツールでは、配信リストをセグメント化して、顧客の属性や行動履歴に基づいて、パーソナライズされた配信を行うことができます。
例えば、年齢層や性別、興味関心に基づいて、配信内容を変更したり、配信タイミングを調整したりすることができます。
ターゲティング配信を行うことで、顧客のニーズに合った情報を提供することができ、メルマガの開封率やクリック率を向上させることができます。
コストが削減できる
メルマガツールは、手作業で行っていたメルマガ配信業務を自動化することができます。
自動化によって、人件費や時間コストを削減することができます。また、クラウド型のメルマガツールでは、サーバーなどの設備投資が不要なため、初期費用を抑えることができます。
月額の費用も抑えられる可能性が高いです。
例えばブラストメールは月額4,000円から利用できるメール配信システムです。
高額なCRMツールのオプション機能を使うよりも速く、届きやすい配信を低価格で実現できます。
API連携して組み合わせて使うことも可能なので、乗り換えや同時利用を検討してみるのもおすすめです。
メルマガツールの基本機能
メルマガツールには、様々な機能が備わっていますが、基本的な機能としては、以下のようなものがあります。
メール配信機能
配信リストの作成、配信スケジュール設定、配信結果の確認などができます。
ブラストメールのメール配信機能はこちら
効果測定機能
開封率、クリック率、配信エラー率などのデータ分析を行い、メルマガの効果を測定することができます。
ブラストメールの効果測定機能はこちら
迷惑メール判定防止機能
DKIM署名の登録機能や、Gmailの送信者ガイドラインに即した配信サーバーを持っており、到達率を高めます。
ブラストメールの迷惑メール判定防止機能はこちら
HTMLメールエディタ・テンプレート
テキストメールと異なり、色やデザインを自由に選択可能です。エディタの使いやすさは日々の業務の工数に最も影響しますので実際に見比べてみることをお勧めします。
ブラストメールのHTMLメールエディタはこちら
メルマガツールの変更でコストダウンに成功した事例
メルマガツールの乗り換えはメールマーケティングにかかる費用を落とすために最も効果的な施策です。
ツールの変更でメール配信にかかる費用を大幅に削減できた事例を紹介します。
アルク様の事例
導入のきっかけ | 費用を抑えるため、MAツールのメール配信基盤を安価なメール配信システムに置き換えようと考えた。 |
導入の決め手 | 他のメール配信システムと比較してシンプルでわかりやすい操作感で、MAツールからの移行もスムーズに行えた。 |
導入の効果 | 大規模配信を維持しながら、120万円以上費用削減できた。 |
語学教育を中心とした多岐にわたる事業を展開しているアルクさまでは、商品のプロモーションと自社メディアの更新情報のお届けにブラストメールを利用されています。
リスト数も多く週2回配信と配信頻度も高かったため、月間の配信通数が約470万通にもなっていました。その結果メール配信費用が大きな負担となっていました。
当社のように配信頻度が高い場合、アドレス数に応じた課金で通数無制限で配信できるブラストメールを導入することで、大きく費用削減ができるとわかり導入を決めました。
また、シンプルな操作画面も好評でした。
メールの件名を様々なパターンで試行錯誤し19〜20%まで改善できました。これにより、メールからのサイト流入が増加し、コンテンツ閲覧やサービス利用が促進されました。
このように現在メール配信サービスを使っている企業でも、サービスの再検討をすることでコストの削減や成果の向上が見込めるでしょう。
その際は、金額はもちろん「導入に際してサポートが充実しているか」「移行作業がスムーズに行えるか」を確認するようにしましょう。
参考記事:導入事例「アルク様」
ブラストメールには充実したサポートはもちろん、無料トライアルがあるので、操作性については実際に触ってみて試してみることが可能です。ぜひ試してみてください。
メルマガツールの選び方
メルマガツールには多様なサービスがあるので、自分に合ったサービスを選ぶことが大切です。
ここでは、メール配信システムを選ぶ時のポイントについて解説します。
配信先の安全性と到達率
到達率も非常に重要です。SPF(Sender Policy Framework)やDKIM(DomainKeys Identified Mail)といった、メールの正当性を保証するための認証プロトコルに対応していないと、メールがスパム扱いされる可能性が高くなります。
特にGmailは送信者ガイドラインもアップデートされているので、これらの対策がなされているシステムを選ぶのは必須といえるでしょう。
関連記事:【解決策】2024年2月よりGmailガイドラインが変更!1日5000件以上の配信は対応必須!
サポート体制
メールの一斉送信は個人情報を扱う非常にデリケートな領域なので、万が一の際のサポート体制は非常に重要です。特にチャットサポートや電話サポートといった、リアルタイムのサポートが提供されているか、日本語でのサポートがあるかは重要なチェックポイントになりえるでしょう。
配信規模と料金プラン
メール配信システムは、配信規模によって最適な料金プランが異なります。少量のメールであれば無料プランでも十分ですが、配信リストが増えたり、頻繁にメールを送信する場合は有料プランをお勧めします。
機能の充実度
メール配信システムには、セグメント機能や効果測定など、様々な付加機能が用意されています。必要な機能が揃っているか確認しましょう。
また、不必要な機能がついていることで、金額が高くなっているケースもあります。本当に自社で必要な機能は何かを考えたうえで、必要最低限のプランを選ぶことをおすすめします。
使いやすさ
メルマガ初心者の場合、いきなり高度なデザインの入ったメールを0から作成するのは非常に難易度が高いです。また、管理画面の見やすさも、メルマガの運用をしていく上では非常に大切です。
無料トライアルやFreeプランを提供しているサービスは、実際に使ってみることができるので、自分に合ったサービスを探すのに役立つでしょう。
低価格で安全なメルマガ配信ならブラストメール(blastmail)
ブラストメールは、14年連続で顧客導入シェア1位を獲得している信頼性の高いメール配信システムです。さまざまな業種や官公庁でも利用されており、定番のメール配信システムとして広く知られています。
迷惑メール判定対策機能はもちろん、セグメント配信や豊富なテンプレート、HTMLメールエディタなど、メルマガに必要な基本的な機能はすべて揃っています。最も安いプランなら、月額4,000円で導入することができます。
また、配信速度が高く、到達率が非常に高い点も魅力です。
「メルマガの費用が高い」「たくさん機能があっても使いこなせない」「メールマーケティングにかかっている費用を落としたい」といった方にはブラストメールがおすすめです。
無料トライアルも用意されているので、まずは試してみることをお勧めします。
まとめ
メルマガツールは、顧客とのコミュニケーションを強化し、ビジネスの成長を促進するための有効なツールです。
しかし、使いこなせない高度な機能がついていたり、低価格でも配信機能が十分でなかったりと、ツール選定の難易度は高いです。
以下の記事はメール配信システム20種を徹底比較しています。
関連記事:【メール配信システムおすすめ比較20選】専門家が図解とランキング形式で解説
自分のニーズに合ったツールを選び、効果的なメルマガ配信を行いましょう。