メールマーケティングの初心者に最適な配信システムはブラストメール

メールマーケティングとは?基礎知識やメリット・実施方法を徹底解説【2024年最新版】

ホーム マーケティング メールマーケティングとは?基礎知識やメリット・実施方法を徹底解説【2024年最新版】
2024.03.07 マーケティング

メールマーケティングの成功手法を徹底解説【2021年最新版】

こんにちは。ブラストメールでマーケティング担当をしている森神です。

今回はわたしがマーケティング担当として実践しているメールマーケティングの基礎と、具体的な手法まで徹底的に解説します。

メールマーケティングは効果的なマーケティング手段ではありますが、その効果や基本を理解しないまま初めてしまうと、効果を今一つ出せずに終わるでしょう。

そのため、これからメールマーケティングをはじめたい人と考えている人や、メールマーケティングの効果をもっと高めたい人は、本記事をぜひ参考にしてください。

また本記事の内容をより分かりやすくコンパクトに資料形式まとめています。無料でダウンロードいただけますので、ご活用ください。

はじめてでも成果がでる!メールマーケティングの教科書

アバター
この記事の執筆者:森神 佑希
株式会社ラクスライトクラウド Webマーケティングリーダー
3年以上メルマガ配信の実務を行っており、先頭に立ってPDCAを回し、コンバージョン数を3倍以上に増やすことに成功。2022年からはそのノウハウを還元すべく「メールマーケティング」関連セミナーへの登壇も。メール配信システム選びのプロとしてシステム選びのサポートを日々行っている。

目次

メールマーケティングとは?

メールマーケティングとは、メールを使ったマーケティング活動のことです。

メールマーケティングの効果は、セールや商品情報の販促・セミナー申込み・自社メディアへの誘導など多岐に渡ります。顧客へのあらゆる行動促進に用いられるため、多くの企業がメールマーケティングを実践しています。

また、メールマーケティングの効果を最大化するには、大前提として「ターゲティング(セグメンテーション)」が欠かせません。一斉送信からターゲットを絞ってコンテンツを配信することで、行動促進を高められるのです。

ターゲットの絞り込み例

  • 〇〇地区にお住まいの方限定!
  • 40代のお客様限定クーポン
  • 過去にメルマガを3回開封した人 など

メールマーケティング最大のメリットは、ターゲティングによって読者の興味・関心をより刺激できるコンテンツが配信可能な点です。

「メール集客は初めて」「メルマガが上手くいかない」という場合は、メールマーケティングの考えを取り入れることで、大きな改善が期待できます。

なお、メールマーケティングの具体的な事例は、アディダスに学ぶ「メルマガを販促に活用する方法」を徹底解説で詳しく解説しています。あわせて参考にしてください。

メールマーケティングと「メルマガ」の違い

メールマーケティングは「メルマガ」と似ていますが、厳密には少し異なります。

  • メールマーケティング
    ターゲティングを意識したメール配信のこと
  • メルマガ
    購読者全員に対し、コンテンツをメールで一斉送信すること

このように、メールマーケティングはメール配信におけるスタンスを指すのに対して、メルマガはメール配信の形態そのものを指す概念です。また、メルマガを行うということは、必然的にメールマーケティングを行うということでもあります。

ただし、メルマガをどのように配信しているかによってメールマーケティングの実施度合いは変わる、という点には留意してください。

  • メールマーケティングの実施度が「低い」メルマガ
    自社商品・サービスの最新情報やキャンペーンを告知するなど、速報媒体的に利用する。また、コンテンツは購読者全員に対して同じ内容を配信する
  • メールマーケティングの実施度が「高い」メルマガ
    購読者のセグメント(年齢・業界・開封数など)を意識し、開封率やクリック率の分析・改善を継続的に行う。また、必要に応じてセグメントごとにコンテンツを送り分ける

メールマーケティングとメルマガの違いについては下記の記事で詳しく解説をしているので、参考にしてください。

関連記事:メールマーケティングとメルマガの違いを解説!

メールマーケティングが重要とされている背景

「メールマーケティングは重要だ」と言われても、「にわかには信じられない」と思う人は多いでしょう。近年におけるテキストを用いたコミュニケーションといえば、メールではなくチャットアプリ(LINEやMessengerなど)が主流なためです。

しかし、そのような想像に反して、メルマガの市場規模は毎年10%以上のペースで伸び続けている事実が存在します。メールマーケティングは今もっとも熱いマーケティング施策と言っても過言ではありません。

下記グラフは、米国のデジタルマーケティング会社によるメールマーケティング市場の調査データです。

出展:Email Market2017/Redical Group,inc. [2020]

グラフによれば、メールマーケティング市場の規模は毎年10%以上で伸び続けていることが分かります。

LINEやTwitterなどのSNSが台頭する中「メール」は古いと思われがちです。しかしデータが示すように、メール配信市場は世界的に拡大している、というのが事実なのです。

市場から個人という規模に落としてみても、「確かにメールでやりとりすることはほぼ無いが、お気に入りのメルマガはいくつかあるし、よく読んでいる」という人は多いでしょう。

Gmailなどのフリーメールが普及したおかげで、今どきは誰でも簡単にメールアドレスが作れますし、その分良質なメルマガを受け取りやすい状況にあるためです。

また、ビジネスの場合は、外部とのやり取りではチャットよりメールが活用されやすいという性質があります。そのためメールマーケティングはB2Bでより高い効果を発揮するのです。

以上の内容をまとめると、「コミュニケーション手段としての地位はチャットに移行したものの、情報媒体としての地位がまだまだ堅い。また、ビジネスにおいてはメールがコミュニケーション手段として現在も活用されている」となります。

こうした背景があるため、メールマーケティングはあらゆる企業が実践しているのです。

参考:メルマガか?LINE@か?マーケティング上手な企業ほど両方続けている理由

メールマーケティングの投資対効果はトップクラス

デジタルマーケティング領域の調査会社である英Adestra社のレポートによると、メールマーケティングは数あるマーケティング手段の中でROI(投資対効果)が最も高いと言われています。

デジタルマーケティングを実施している企業のうち、メールマーケティングの効果を「とても良い」または「良い」と回答した割合は74%。

また、メールマーケティングに1ドル費やすごとに38ドル分の効果が期待できる、というダイレクトマーケティング協会の調査データも存在します。

コミュニケーション手段として好まれるのが「メール」

Why Consumers Prefer B2C Emails Over Other B2C Digital Communications』の記事によると、「(特にB2Cにおいて)企業からのコミュニケーションはどんな方法を望むか?」の質問に対して、74%もの人が「メール」と回答しています。

また顧客は、好みのブランドやサービス・商品についてのやりとりについても「メール」を希望するようです。

これはB2Bであっても同様です。メールであれば顧客側がライススタイルに合わせてじっくり読むことができますし、電話に比べて煩わしさも感じずらいでしょう。

メールは利用者が多いコミュニケーション手段だけでなく、顧客自体が望んでいるコンタクト方法でもあるのです

メールマーケティングの種類

すでに紹介したメルマガを含め、メールマーケティングには下記の通り4種類の方法があります。

  • メルマガ
  • ステップメール
  • セグメント配信(ターゲット配信)
  • リターゲティングメール

各方法について詳しく解説します。

メルマガ

すでに解説した通り、メルマガとは購読者全員へ一斉にコンテンツを送るメール配信のことです。読者にとって価値ある情報を定期的に配信することで、顧客の信頼を獲得できたり、購買意欲を刺激できたりといった効果が得られます。

具体的な活用方法としては、自社メディアの新着記事を紹介する、セール・キャンペーンの開催を告知するなどが挙げられます。メルマガはあらゆるWeb施策と相性が良いため、メールマーケティングの筆頭にあたる手段です。

メルマガの大きな特徴は、作成コストが低いながら一度に多くの顧客にアプローチできるため、費用対効果が高い点です。また、後述のステップメールと違って各配信の連続性を気にせずに済みます。

他の施策と相性が良い、作成コストが低いなど様々な観点からいって、メールマーケティング初心者にとってメルマガはもっともハードルが低い方法です。

参考:メルマガとは?初心者に役立つ基礎知識をまとめてご紹介!

ステップメール

ステップメールとは、購読者の流入日時を起点として「流入初日はメールA、2日目はメールB、3日目はメールC…」のように、順序よく送られるメール配信のことです。

活用方法としては、購買直後の顧客に商品の使い方をフォローアップする、学習コンテンツを配信するなどが挙げられます。

メルマガと大きく異なるのはシナリオ設計が必要な点です。各メール配信に連続性を持たせ、なおかつ効果的なストーリーテリングメールマーケティング上級者向けの方法といえます。

その分、ステップメールは短期間で大きな行動変容を期待できるため、上手くはまれば爆発的な成果が得られます。なお、メルマガとステップメールの違いについては以下の記事で詳しく解説しています。

「メルマガ」と「ステップメール」の違いとは? 両者の違いを正しく理解しよう!

セグメント配信(ターゲット配信)

セグメント配信とは、特定の属性を持っている、もしくは行動を取った購読者に絞って送られるメール配信のことです。「ターゲット配信」と呼ばれることもあります。

属性・行動の絞り込み例

  • 年齢・生年月日
  • 性別
  • 職業
  • 業種・業界
  • メール開封数
  • 問い合わせ履歴
  • 購買履歴 など

このようにセグメント配信は、購読者に紐付いている様々な情報を利用できます。そのためセグメント配信を使いこなせれば、メールマーケティングの効果はグッと高まるでしょう。

活用のポイントは、セグメント配信単体ではなく、メルマガやステップメールと併用することです。

セグメント配信はその他の配信と併用するのが効果大

  • メルマガ × セグメント配信
    誕生日クーポンのセグメント配信を毎月セットする、反応数が一定以上の購読者には事例紹介や資料配布といったプロモーションメールを送る など
  • ステップメール × セグメント配信
    流入元や読者の属性に応じてシナリオルートを分岐させる、最後の配信に反応(URLクリックなど)があってから次の配信を送る など

もちろんセグメント配信は単体でも活用できます。例えば資料請求フォームの入力中に離脱した購読者に対してリマインドメールを配信する、しばらくメルマガを開封していない購読者の掘り起こしを狙って(差出人名を変えるなどして)配信する、といった具合です。

リターゲティングメール

リターゲティングメールとは、購買見込みの高い行動を取っているユーザーを狙うメール配信のことです。ターゲティングの際には、Webサイトにおける行動履歴やメールへのアクション(開封、クリックなど)といったデータを元にします。

リターゲティングメールの強みは、顧客の温度感がまだ高いうちにアプローチできることと、休眠顧客を掘り起こしに活用できる点です。

リターゲティングメールの活用例

  • ECサイトにおいて、商品がカゴに入ったまま一定時間が経過したユーザーを狙って、リマインドを配信する(カゴ落ちの防止)
  • Webサービスの利用データ(転職サイトなら、検索条件の絞り込み方やよく見る求人の傾向など)を元に、おすすめコンテンツを配信する
  • 最終購入から半年経過したなどの休眠顧客に対してイベントやお得なキャンペーンの告知を行い、掘り起こしを図る

セグメント配信が主にユーザーの属性で絞り込むメール配信なら、リターゲティングメールはユーザーの行動で絞り込むメール配信といえます。両方とも活用して、メールマーケティングの効果を最大化しましょう。

メールマーケティングのメリット

メールマーケティングの主なメリットは以下の3つです。

  • 開封率・クリック率が高い
  • 潜在層に購入を促すことができる
  • マーケティング施策の中でROIが高い

それぞれ詳しく解説していきます。

開封率・クリック率が高い

開封率・クリック率とは、読者がメールを開封した割合と、添付されているURLをクリックした割合を表します。数値が高ければ高いほどそのメールは高い効果を発揮したということを示すため、メールを使った集客では注目すべき重要な指標です。

メールマーケティングでは「見込み顧客や「潜在顧客」などのように配信ユーザーを絞り込み、ターゲットの状態に合わせたメールを作成します。

そのため、ただ一斉配信するだけのメルマガと比べると「開封率」と「クリック率」が高くなりやすい点が、メールマーケティング最大の魅力です。

潜在層を顕在層へと引き上げ、購入につなげられる

潜在層とは、自社のサービス・商品を知ってはいるものの購入には至っていないユーザー層のことです。

メールマーケティングは、メールを配信するターゲットを絞ることによって、潜在的なニーズを抱えているユーザーに効果的なアプローチができます。

一般的にメルマガリストに存在するユーザーのうち約99%は潜在層だと言われています。この99%を売上へとつなげるには、メールマーケティングこそが有効なのです。

マーケティング施策の中でROIが高い

この記事の冒頭でもお伝えしたように、メールマーケティングは数あるマーケティング手段の中でROI(投資対効果)が最も高いと言われています。

ROIとは投資した資本・資金に対してどれだけのリターンが得られたかを表した指標のことです。計算式は「投資によって得られたリターン」÷ 「投じた資本・資金」です。

参考:ROI(投資利益率)はどんな指標?計算方法やマーケティングでのROIの考え方について徹底解説

しかもメールマーケティングは、読者リスト(顧客のメールアドレス)さえあれば低コストで始められます。つまりメールマーケティング効果がでやすい上に、ハードルが低い販促手法なのです。

効果測定しやすい 

特定の顧客にメッセージを送付する場合、メールマーケティングのほかにDMなどの紙媒体を用いた施策もあります。

現代においても紙媒体の施策は有用性が認められてはいるものの、細かい効果測定が難しいという課題があります。

一方で、メールマーケティングであれば、Webサイトの解析と同じようにデジタルデータの解析を行うことができるため、到達率・開封率・解除率等のさまざまな指標を細かく計測することが可能です。

効果測定を行いやすく、PDCAを素早く的確に回せることも、メールマーケティングを実践する大きなメリットです。

メールマーケティングのデメリット

メールマーケティングを成功させるには、メリットとあわせてデメリットの理解も必要です。そのため、ここからはメールマーケティングのデメリットを解説します。

運用コストがかかる

メールマーケティングは、ただ一斉配信するだけのメルマガと比べると運用コストがかかります。メールマーケティングを実践するということは、成果を上げるために様々な工夫を行うということだからです。

メールマーケティングにおける工夫の例

  • ペルソナ設定
  • ターゲットにあわせたコンテンツの作成
  • HTMLを用いたデザイン性・視認性の高いメール作成
  • CTAやクリックの導線設計 など

たとえば、購読者を潜在層と顕在層の2種類にセグメントしても、一般的なメルマガ配信においては1つのコンテンツを一斉配信します。一方メールマーケティングの考えを取り入れるなら、潜在層と顕在層それぞれに最適化したコンテンツをひとつずつ作成するのです。

▲注意点
メールマーケティングを行うには、「セグメント配信機能」が備わるメール配信システム導入が必須。GmailやOutlookなどの通常のメーラーでは、メールマーケティングはほぼ不可能

また、メールマーケティングには良質なコンテンツを作成できる人材や時間の確保が不可欠です。マーケティングやIT関係の知識がない方が、メールマーケティングを単独で行うのは難しいでしょう。

配信コストがかかる

メールの配信業務は、手作業でやるとリストの管理だけでも重労働です。しかし管理にばかり時間をとられてしまうと、コンテンツ作成や効果測定など他の業務がおろそかになり、本末転倒な事態になりかねません。

こうしたデメリットを解消するため、メールマーケティングを行う多くの企業は、リスト管理やセグメント配信機能付きの「メール配信システム」を利用しています。あなたもメールマーケティングを行うなら、ぜひシステムの力を借りましょう。

なお、メール配信システムは国内だけでも200種類ほどあり、機能や料金がどれも異なります。システム選びに失敗すると余計なコストが発生するため、メールマーケティングに利用するシステムはできるだけ低コストかつ、目的にマッチしているものを選びましょう。

メールマーケティングで解決できる課題

メールマーケティングを実施することで、企業が抱える以下のような課題を解決できます。

  • 顧客とのエンゲージメントを高める
  • 営業を効率化しリソース不足を解消する

各課題をメールマーケティングがどのように解決できるのか、詳しく解説します。

顧客とのエンゲージメントを高める

エンゲージメントとは、企業と顧客のつながりや信頼関係の度合いのことです。多くの企業にとって、エンゲージメントを高めることは優先課題のひとつでしょう。売上をあげたり、顧客を自社サービスのファンにするためには信頼関係が重要となります。

極端な例を挙げます。ある日、あなたの自宅にセールスマンがやってきて、次のように言いました。

「この壺を家に飾れば金運が上がって、しかも長生きになります。お金持ちになって、100年、200年と長生きしたければ、ぜひ壺を買ってください」

あなたの返事は当然「いいえ、買いません」でしょう。しかも即答です。エンゲージメントを高めずに商品を売込むと、上記のようなやり取りが起こりうるのです。

メールマーケティングでは、顧客と信頼関係を効果的に構築できます。ザイアンス効果(単純接触効果)といって、定期的に送られるメールを開くなどして繰り返し接した物事は、はじめは興味が無くとも段々と好きになっていくためです。

ザイアンス効果(単純接触効果)

人は初めのうちは興味がなく、苦手なものであっても、何度も見たり、聞いたりすることで、良い感情が起こるようになること

参考:ザイアンス効果(単純接触効果)とは?マーケティングに利用できる心理学を分かりやすく解説

また、既存顧客に対して商品購入後にフォローメールを送ることで、リピーターやファン化を促せます。メールマーケティングはあらゆる顧客層のエンゲージメントを高めるのに、なくてはならない考え方なのです。

営業を効率化しリソース不足を解消

営業の現場では、大量のリストに対して片っ端から電話をかけたり飛び込んだり……というローラー作戦的アプローチが取られることがあります。このようなやり方は非常に効率が悪いため、各リストの対応優先度を設定するなどの効率化を図らなければなりません。

メールマーケティングはまさに、営業リストの優先度を明確にできる点が大きなメリットです。

たとえば「特定のURLをクリックした人だけに架電をする」など、温度感の高い見込み客を営業へパスすることで、営業のリソース不足を解消しつつ売上を上げられます。つまりメールマーケティングを実施すると、効果的なアプローチを効率よく実現できるのです。

他にも、メールマーケティングとMAツールを組み合わせることで「自社サイトのホームぺージを閲覧中」など、顧客がもっとも興味・関心のあるタイミングでのアプローチが可能となります。

MA(マーケティングオートメーション)ツールとは

顧客の情報や行動履歴など、収集した情報の一元管理ができるツール

MAツールをうまく活用できれば、営業とマーケティングを最大限効率化できます。ただしMAツールは高機能な分、高価です。まずはメールマーケティングを実施し、軌道にのってからMAツールを検討すると良いでしょう。

メールマーケティングの目的を達成するためのペルソナ設定

ペルソナ設定とは、ターゲットとする顧客の属性を深掘りし特定の一人物(仮想)まで落とし込む顧客分析手法です。メールマーケティングに限らず、ペルソナ設定はマーケティングを実施するうえで不可欠な施策となります。

参考:ペルソナの作り方徹底解説!すぐに使えるテンプレートもあります

ペルソナ設定のメリット

ペルソナ設定の最大のメリットは他者と共通認識がもてることです。

例えば、「男性, 30代, 都内のIT企業に勤務」というターゲット像があったとします。これは一見、具体的に思えるかもしれませんが、それでも人によって抱くイメージはバラバラです。そのターゲットは人によっては「30歳」かもしれませんし、「39歳」かもしれません。

ペルソナ設定ではそうしたターゲット像のあやふやさを排除し、組織内で人物に対する認識の統一を図れます。

ペルソナ設定における属性の深掘り例

  • 男性 → フリー素材サイトなどを利用して顔写真まで設定する
  • 30代 → 「34歳」と明確に年齢を決める
  • 都内のIT企業に勤務 → 在籍年数、ポジション、仕事の悩み、給料の金額など、こと細かに決める

このように、特定の一人物を仮想顧客として共通認識を持つことができれば、広報担当者、制作担当者、メルマガ担当者、デザイン担当者など関係者間での認識のずれを解消できます。

また、共通認識がもてること以外にも、顧客ニーズをより深く正しく理解できる、顧客目線でコンテンツを考えられるなど、ペルソナ設定には大きなメリットがあります。

ペルソナ設定の手順

ペルソナは5つのステップで作成していきます。

  • 顧客データを集める
  • 顧客データをグループに分類する
  • ターゲットとするグループを選定する
  • グループから特定の人物の仮想イメージを作る
  • 作成したペルソナイメージからストーリーを作る

より詳しいペルソナの設定方法は、ペルソナ設定ガイドブックにまとめました。無料でダウンロードいただけますので、あわせてご覧ください。

【テンプレート付き】この1冊で丸わかり!ペルソナ設定ガイドブック

メールマーケティングで配信すべきコンテンツ3パターン

ブラストメールでは様々なパターンのメールを作成、配信しています。今回はその中でも覚えておくべき下記3パターンをご紹介します。

  • メルマガ完結パターン
  • クリック誘導パターン
  • カタログパターン

近年のメール配信は、HTMLメールによる画像中心のコンテンツが主流です。そのため上記3パターンで共通しているのは、「HTMLメール」の活用が基本となる点に留意しましょう。

HTMLメールとはメールの文字の大きさや色を変えたり、画像を挿入したりできるメールのこと。テキストと画像を組み合わせ、自由にデザインできるため視覚的に情報を伝えられる

それではメール配信の各パターンについて解説します。

メルマガ完結パターン

メルマガ完結パターンとは、メルマガをホームページやイベント案内などの誘導に使うのではなく、メルマガ内ですべてが完結するメール配信です。メルマガ媒体そのものをコンテンツとして提供するもので、有料メルマガやニュースレターによく見られます。

クリック誘導パターン

クリック誘導パターンとは、メルマガを他のコンテンツへの導線として利用するメール配信です。

このメルマガの目的は、設置したCTA(call to action)に読者を誘導することにあります。メインとなるコンテンツは誘導先であるブログやイベントページに用意し、メルマガは「クリックしたくなる」導線の役割を担います。

カタログパターン

カタログパターンとは、「製品紹介」をメインコンテンツとしたメール配信です。クリック誘導パターンと似ていますが、カタログ形式で特定のカテゴリ・ジャンルに属するラインナップを一覧で見せるため、より購買欲や興味を高めやすい効果があります。

制作コスト面を考慮すると、おすすめは「クリック誘導型」か「カタログ型」です。

Webサービスの利用促進やイベント案内、不動産や自動車販売など「メルマガ内だけでは訴求が難しいサービス・金額規模」はクリック誘導型、グッズ販売やアパレルショップなどはカタログ型と相性が良いです。

メールマーケティングの実践に必要な5つのステップ 

メールマーケティングをスムーズに実践して成功率を高めるには、適切な手順のもとで施策を進めていく必要があります。

ここでは、メールマーケティングの実践に必要な5つのステップをご紹介します。

メールマーケティングの目的・目標の設定 

メールマーケティングを実践する場合、まずは目的・目標を設定する必要があります。

目的・目標が曖昧なままだと、取り組むべき道筋が見えず、施策の成功・失敗すら判断できません。

そのため、最初に必ずメールマーケティングの目的を明確化する必要があります。

目標設定の際は以下のような指標を用いて、具体的な数値を設定しましょう。

  • KGI(Key Goal Indicator:重要目標達成指標)

達成すべき最終的な目標。売上○○円など、定量的な数値目標を設定する。

  • KPI(Key Performance Indicator:重要業績評価指標)

組織の目標達成度合いを把握・計測するために指定する定量的な目標。KGIを達成するための目標と言える。

メールマーケティングにおいては、不達率(エラー率)、開封率、クリック率などの指標を用いてKPIを設定するのが一般的です。

はじめてメールマーケティングを行う場合、適切な目標設定が行えない可能性もあるでしょう。

ただ、最低ラインや暫定目標でも構わないので、KGI・KPIの設定は必ず行っておきましょう。

メールマーケティングで用いられる指標については、本記事の後半にて詳しく説明します。

配信リストの作成 

目的・目標を定めたら、メールマーケティングを実践するための配信リストの作成を行います。

以下のような方法を用いて、目的・目標に沿ったメールアドレスを収集します。

  • Webサイト等からのメルマガ登録促進
  • 資料・パンフレット等のURL・QRコードからの登録促進
  • 名刺交換・アンケート等からのメールアドレス収集 

リストに蓄積されたメールアドレスの母数が少ないと、メールマーケティング施策の効果は小さなものになってしまいます。

繰り返しPDCAを回していくためにも、できるだけ多くのアドレスを収集するのがポイントです。

一定数のメールアドレスが集まったら、年齢・性別・興味関心等の顧客情報をもとに、セグメント分けされた配信リストを作成しておきましょう。

メールの作成 

続いて、メールマーケティングで配信するためのメールを作成します。

メールを配信する目的・目標に応じてセグメントを選定し、セグメント内に含まれる顧客の属性などに合わせて、配信するメールの内容をカスタマイズしていきましょう。

このとき、ターゲットを具体的にイメージするために、理想の読者像であるペルソナを設定しておくのがおすすめです。

ペルソナの作成方法については下記の記事で詳しく解説をしているので、参考にしてみてください。

関連記事:ペルソナの作り方徹底解説!すぐに使えるテンプレートもあります

その他にも、テンプレートやエディタ等を駆使して、効率的にメールの作成を行うのもポイントとなります。

メールの配信 

各セグメントに対して、対応したメールの配信を行っていきます。

大量のメールを手動で送信するのは多大な労力と時間がかかるため、メール配信システムを活用するのがおすすめです。

システムからメール配信を行うことで、エラーアドレスの排除・予約配信日時の指定などを行うことができ、高い到達率で効率的なメール配信を行うことができます。

効果測定と改善 

メールマーケティングは長期的な施策であり、一度の配信でパフォーマンスを最大化することはできないため、効果測定と改善を繰り返すことが重要です。

メールの配信を行ったら、必ず配信結果について効果測定を行いましょう。

測定結果をもとに課題・問題の洗い出しを行い、メールコンテンツ・配信方法・配信頻度などの改善を進めていきます。

手間と時間をかけてPDCAを繰り返すことで、パフォーマンスの改善につながっていくでしょう。

効果測定の方法と、結果をもとにした改善方法については、本記事の後半で解説します。

メール・メルマガの作り方

メール・メルマガコンテンツの作成とは、読者が求めている情報を届ける作業です。ペルソナ設定などを元に、適したコンテンツを配信していきましょう。

以降の解説ではメールのタイトル(件名)本文など、実際のコンテンツの作り方について詳しく触れていきます。

読者が求めるコンテンツの種類

メールの作り方を知るにあたって、読者が求めるコンテンツの種類について把握しておきましょう。そうすれば自社に置き換えてイメージしやすくなります。

読者が求める3つのコンテンツ

  • How To :潜在層向け
    「〇〇のやり方、コツ」などがHow To(ノウハウ)系のコンテンツ
  • News:潜在層向け
    業界・自社についての最新情報や季節ごとのトレンドなどは幅広いユーザーに好まれる
  • Case Study:顕在層向け
    ケーススタディや事例は、コンバージョンやお問合せに繋がりやすいキラーコンテンツとなりえる

メールマーケティング成功の鍵はタイトル(件名)

配信したメルマガが効果を発揮したかどうかは、まずメールの開封率に表れます。開封率はメルマガタイトルに大きく影響されるため、メールマーケティングにおいて最も重要な要素のひとつです。

人間心理の3原則

人間心理の3原則は、世界的に有名なマーケッター、マックスウェル・サックハイムが提唱したものです。広告業界では壊すべき3つの壁として表現されます。

  • NOT READ
    見込み客はあなたの広告を読まない
  • NOT BELIEVE
    見込み客はあなたの広告の内容を信じない
  • NOT ACT
    見込み客はあなたの広告を信じても行動しない

メールマーケティングでは人間心理の3原則を前提に、読者の興味をひき、根拠を元に信じさせ、行動すべき理由を提示する必要があるのです。

それでは、実際どのようにして壁を壊せば良いのか? 具体的には「4Uの原則」を意識しましょう。

クリック率を上げる4Uの原則

3つの壁を越えるためには4Uの法則を意識する必要があります。

4Uの原則とは、世界的な企業家 マイケル・マスターソンが提唱した原則で、メルマガに限らずマーケティング手法として活用されています。

  • Useful(有益性)
    記事を読むことで、「有益な情報を手に入れられる」と訴求すること
  • Urgent(緊急性)
    時間的な緊急性のアピールを行い、「今」記事を読んでもらう工夫をすること
  • Ultra specific(超具体性)
    数字などを使いタイトルに具体性を持たせること
  • Unique(独自性)
    ありきたりな言い回しではなく、他のコンテンツと差別化すること

メルマガ配信をするのはマーケティングのプロやコピーライターとは限りません。むしろ現場の人員だけで完結させるというケースの方が多いでしょう。そうしたとき、4Uの原則を意識したコンテンツ作成が非常に役立ちます。

また、オリジナリティあふれる優れたキャッチコピーを生み出すのはプロでも難しいことですが、「有益性」「緊急性」「具体性」の3点であれば次のメルマガ配信からでも取り入れられます。ぜひ実践してください。

魅力的なタイトル(件名)の例

「人間心理の3原則」と「4Uの原則」を踏まえ、効果の出やすいメルマガタイトルの例を紹介します。

誰向けかを明示する(有益性の強化)

有益性を打ち出すには、「そのメルマガは誰に向けて書くのか」を考えるのが非常に有効です。例えば読み手の属性をタイトルではっきり明示すれば、「これは自分に関係あることだ」と読者に思わせることができます。

誰向けかを明示するタイトル例

  • マーケティング担当者、必見!メルマガでリードを獲得する3STEP
  • 【メルマガ配信”初心者”むけ】今日から使えるHTMLテンプレート
  • 【ブラストメール利用者限定】Amazonギフト券があたる紹介キャンペーン

単に「Amazonギフト券をプレゼント」としても、誰向けのキャンペーンか不明瞭なため、他のメルマガに埋もれて見逃されてしまう可能性が高いです。そのため、上記例のように「あなたのことですよ」ということを明示してあげるのが、有益性の強化につながります。

他にもメールマーケティングで使えるメルマガタイトル11例を、魅力が伝わるメルマガタイトルの付け方にまとめました。無料でダウンロードいただけますので、あわせてご覧ください。

魅力が伝わるメルマガタイトルの付け方

希少性・限定感を出す(緊急性の強化)

タイトルに希少性や限定感を出すことで緊急性が強化され、読者に「今」動くべきだとアクションを促すことが可能となります。

希少性・限定感を出すタイトル例

  • 【本日まで】3月中のお申込み限定!初期費用無料キャンペーンのご案内
  • 【先着30名限定】今すぐ使えるHTMLメール䛾テンプレート7選
  • メール開封者限定!今すぐ使える『メルマガ』タイトル

数字を入れる(具体性の強化)

数字を入れ込むことでタイトルに具体性を出せます。また、豆知識として、マーケティング心理学では偶数よりも奇数の方が高い効果が生まれると実証されています。

数字を入れたタイトル例

  • 「読まれる」メルマガタイトル7選
  • 成果が上がる「営業メール」を送る3つのポイント
  • 1日たった”100円”。いま、治療院で流行っている集客術

独自性の強化は競合他社のメルマガを参考にする

独自性を出す最良の方法は、競合他社のメルマガを参考にすることでしょう。参考にするといっても、真似るというより「被らないようにする」という方向が近いです。

そこで実際に自分のメールアドレスを使って、競合他社のメルマガを片っ端から登録しましょう。そうすれば、どうにかして他社よりも目を引く言い回しや見せ方はできないか、ということを考えるきっかけが得られるはずです。

メールマーケティングの例文

多くの人は「メールマーケティングで成果の出る例文を知りたい」という悩みを抱えています。そこで、ここからはメールマーケティングの例文を紹介します。

開封率の高い例文

以下に示すのは、ブラストメールが2024年度に配信したメルマガの中で、開封率の高かったタイトルの例文です。

1. キャンペーンパターン
ブラストメールご紹介キャンペーン!Amazonギフト券5,000円分獲得の大チャンス[blastmail]

2. ターゲットに刺さったパターン
メールの開封率を上げるには?件名を付ける3つのコツ[blastmail]

3. 「禁止」パターン
【見逃し厳禁】ブラストメール9月の更新記事一覧

ひとつめの例文は開封によって得られる利益が分かりやすく、開封率が高かったのも納得といえます。ふたつめの例文も、シンプルがゆえに開封率に悩む読者のニーズに直球で刺さったということでしょう。

面白いのは3つめの例文です。人は何かを禁止されると、それに強く反応してしまう心理が働きます。この心理的習性が働いた結果、「禁止」パターンは高い開封率を付けたのかもしれません。

クリック率の高い例文

ここからはブラストメールが2024年度に配信したメルマガの中で、クリック率の高かったものを紹介します。

1.「適切なタイミング」パターン

件名

新年の挨拶メールのマナーや例文をご紹介します!

本文

こんにちは。ブラストメールの森神です。

今回は新年の挨拶メールの例文とマナーについてのご連絡です。

近年では、年賀状だけでなくメールを使って新年の挨拶をするケースも増えてきました。

しかし、いざ新年の挨拶メールを作成しようとすると、文章やマナーに不安が残るのではないでしょうか。

本日や明日に2024年初出社の方も多いかと思います。以下のブログにて新年の挨拶メールの例文とマナーについて詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。

季節ネタやビジネスマナーに関する話題は、一定の反応が得られる鉄板コンテンツですね。

なお、本メールはHTMLメールで送っており、実際にはもう少しデザインが入っています。実際のメールは以下のリンクからご確認ください。

新年の挨拶メールのマナーや例文をご紹介します!

2.「人気記事をリンクに設定する」パターン

件名

ビジネスメール書き出しの基本と9つのシチュエーション別例文

本文

こんにちは。ブラストメールの森神です。

先日、 メールの「書き方・送り方」最低限押さえておくべき5つのポイントをお伝えしたところ、「もっと詳しく教えて欲しい」とのご連絡を多数いただきました。

そこで今回は、ビジネスメールの書き出しについてマナーと例文をご紹介。

  • 初めて連絡する相手への書き出し
  • お詫び・謝罪する場合の書き出し
  • お願い・確認をする場合の書き出し など

9つのシチュエーション別に解説します。

ビジネスメールで誤った言葉や失礼な言葉を使ってしまい、信用を失いたくない人は必見です。

3分あれば確認できますので、メールに少しでも不安がある方はチェックしてください。

こちらもビジネスマナーに関する内容ですが、誘導先のコンテンツは多数のアクセスや反応があった人気コンテンツでした。本メールもHTMLメールで送っているので、実際のメールは以下のリンクからご確認ください。

ビジネスメール書き出しの基本と9つのシチュエーション別例文

3. プレゼントパターン

件名

メリークリスマス!ブラストメールからのプレゼント

本文

Merry Christmas!

こんにちは。ブラストメールの森神です。

本日はクリスマス・イヴということで、特別に有料noteを無料でプレゼントいたします。

本来は500円で販売しているものですが、ブラストメールからのクリスマスプレゼントとして、ぜひご覧ください。

noteの内容は、スターバックスに学ぶ「ブランドイメージを活かしたメルマガ販促」の方法です。

『メルマガを販促に有効活用していきたいけど、具体的にどうすればいいかわからない』という人にぴったりの内容となっています。

本メールだけの特別プレゼントですので、お見逃しなく。

こちらは季節ネタと特典を絡めたコンテンツで、お得感の演出が上手くはまったようです。本メールは¥もHTMLメールで送っているので実際のメールは以下のリンクからご確認ください。

メリークリスマス!ブラストメールからのプレゼント

なお、以下の記事にて各例文の詳しい解説を行っています。例文を元にメールマーケティングのコンテンツを作成したい人は参考にしてください。

メールマーケティングの例文を紹介!開封率・クリック率を上げる方法

メールマーケティングの効果測定方法

ここからはメールマーケティングの効果測定について解説します。開封率やクリック率など、効果測定の指標と概要、計算式を表にまとめたため、最初に把握しておきましょう。

効果測定を行う際は、各指標の目標値(KPI)を設定しましょう。例えば「開封率20%、クリック率2%」といった具合です。そうすることで「送信」から「CV」までの、どのフェーズで課題があるかわかり、効果的な対策を行えます。

効果測定の指標目安

  • 送信数:1,000件以上
  • 到達率:95%
  • 開封率:15%~20%
  • クリック率:1%~3%
  • コンバージョン率:1%(CVポイントによって異なる)

それぞれの指標について下記で詳しく解説します。

参考:【メルマガの効果測定】メール配信システムで効果を分析するために知っておくべき指標・数値とは

送信数を増やす

メール配信の効果を高めるためには、ある程度の送信数(配信リスト)が必要となります。具体的には、1,000件以上のリストを集めましょう。

また、配信リストはメルマガ購読の解除などで減少するため、定期的にリストを増やす仕組みが必要です。

配信リスト数を増やす仕組み例

  • Webサイトに登録フォームを設置する
  • セミナー開催・資料プレゼント
  • 展示会に出展する
  • 名刺交換

到達率を上げる

配信したメールは必ず届くとは限りませんが、それでも到達率の目安は「95%」以上を確保しましょう。つまり「ほとんど届いている」という状態です。

また、無効なメールアドレス宛にメールを送信し続けると、スパム(迷惑メール業者)と認定される可能性があるため注意が必要しましょう。

スパム認定されるリスクを回避するためには、エラーとなるアドレスを判定し、メール配信を停止する必要があります。メール配信が失敗する理由は以下が挙げられるため、可能な範囲で対策しておきましょう。

メール配信失敗3つの理由

  • 配信先のメールアドレスが存在しない
    定期的に読者リストから削除する。ただし、メール配信システムのリスト管理機能を利用すれば手作業は不要
  • メールのサイズが大きすぎて受信できない
    画像の枚数を減らしたり、解像度をギリギリまで落とすなどして対策する
  • メール受信者の容量がいっぱいで受信不可
    受信ボックスの容量をコントロールするのは難しいため、無理に対策しない

なお、さらに詳しい内容はメール配信のブラックリスト登録の原因と確認・解除方法でも解説しています。

参考:メール配信の到達率を上げるには?到達率を上げる5つの対策をわかりやすくご紹介します!

開封率を改善する

開封率はメールが開かれたかどうかのことで、効果測定において最も重要な指標のひとつとなります。開封率の一般的な水準は15%以上です。15%を下回るようなら、何かしらの改善が必要と考えて良いでしょう。

開封率に関係しているのは、メールのタイトルや配信タイミングなどです。特にタイトルは最も重要で、開封率を改善するならまずチェックすべきポイントといえます。読者が件名を見ただけで内容を推測でき、読むメリットを感じるタイトルにしましょう。

開封率を改善する方法

  • メールのタイトル(最重要)
  • メール配信の曜日や時間帯
  • 配信するコンテンツの内容

なお、メールの開封率を測定するためには、HTMLメールで送信し、なおかつメール受信者がHTMLメールを受信できる必要があります。

参考:メールの開封率を知るにはどうすれば良い? 開封率を上げる4つの方法!

クリック率を改善する

クリック率はメール内のリンクがクリックされたかどうかの指標です。開封率の一般的な水準は1%以上で、この数値を下回るようなら何かしらの改善が必要と考えられます。

メルマガ配信の目的にもよりますが、コンテンツを読んでもらいCV(コンバージョン)につなげるためには、クリック率を上げることが重要です。

クリック率に大きく影響する要素

  • ファーストビューの内容
  • CTAの内容や位置
  • クリック先のコンテンツ

なお、CTAとは「Call To Action」の略であり、日本語では「行動喚起」と訳されます。たとえば、CTAをテキストリンクからボタンにリンクに変えるなど、様々なパターンでABテストをしてみましょう。

参考:メール配信のクリック率とは?反応率と何が違う?業種・ジャンルごと平均値やクリック率の上げ方を徹底解説!

コンバージョン率を上げるコツ

コンバージョン率の水準はメール配信の目的やコンバージョンポイント、配信リストなどによって大きく異なりますが、一応の目安は「1%」です。

コンバージョン率は「(目標達成数 / クリック数)✕ 100」で算出します。

コンバージョンポイント例

  • 無料トライアルの申込み
  • セミナーの申込み
  • 資料ダウンロード

どのようなCVポイントや配信リストでも重要なのは、メールと誘導先コンテンツの一貫性です。誘導先コンテンツが「メール内容と合致していない」と、コンバージョン率低下の原因になるため注意しましょう。

メールマーケティングの効果測定方法については、「効果分析」に役立つ5つの指標にまとめました。無料でダウンロードいただけますので、あわせてご覧ください。

メルマガ配信の成果を高める効果測定指標

効果測定を行うときの3つのポイント

メールマーケティングで効果測定を行うときは下記の3つポイントを意識することが重要です。

効果測定時の3つポイント

  • 定期的に効果測定をする時間を設ける
  • 1通の結果に一喜一憂しない
  • 定量的な目標を設定して分析する

この3つのポイントおさえて効果測定を行うことで、メールマーケティングでの成果が上がりやすくなります。

定期的に効果測定をする時間を設ける

効果測定を行うタイミングにばらつきがあると、数値が安定しません

配信してから数時間と翌日の配信結果は大きく異なります。

そのため、週に1回もしくは月に2~3回、効果測定を行うタイミングを決めることをおすすめします。

1通の結果に一喜一憂しない

良い結果も悪い結果も「たまたま」ということが多いです。

試している施策については3回以上は実施して、判断するといいでしょう。

たまたま開封率が悪かっただけで、「本来であればいつもより高い開封率をキープできる件名だった」などのもったいないケースが発生してしまいます。

定量的な目標を設定して分析する

メールマーケティングだけでなく、施策の目標を立てる時には必ず、定量的な目標を設定しましょう。

仮のその目標が未達成の場合でも、定量的な目標であれば目標との差分が分かりやすく、置かれている状況をより認識することができます。

目標の立て方

  • 【定性目標】開封率を今までよりも上げよう
  • 【定量目標】開封率を今までよりも3%上げよう

上記のように定量的な目標であれば未達成の場合でも差分が分かり、達成の場合では達成率を算出することもできます。

メールマーケティング成功事例

メールマーケティングは数多くの企業が行っている分、成功事例もたくさんあります。ここからは弊社の事例も含めメールマーケティングの成功事例を4つご紹介します。

事例1. ブラストメール

9年連続で顧客導入数シェア No.1のメール配信システム『ブラストメール』も、実際に自社でメールマーケティングに取り組んでいます。

ブラストメールは広告やSEOでの集客をメインとしています。その中で、最終目標としているのが「無料トライアル」の獲得です。

成果を一部分だけ切り取ってお伝えすると、メールマーケティングを始めて約9ヶ月で、メルマガ経由の1ヶ月あたりのトライアル数は約6倍にもなりました。

メールマーケティングでの配信リストは、「失注顧客」と「資料ダウンロード顧客」の2種類のセグメントをターゲットとしています。

事例2. オウチーノ様

オウチーノ

オウチーノ様はインターネットを利用した住宅情報等の提供サービスを運営しています。8年以上ブラストメールを運用いただいており、サービス利用者の行動、属性、ニーズの分析に弊サービスを活用しています。

弊社はインターネットを利用した住宅情報をお客様にご提供しています。新築物件と中古物件のそれぞれのサイトで、資料請求情報を入力いただいたお客様の中で、メール配信を希望されるお客様に、新着情報や物件の情報などを『ブラストメール(※)』で配信しています。

今はだいたいエリアを分けて2日に1回というペースで配信していますね。資料請求だけで終わってしまわず、その後もお客様との関係性を構築することを目的に。実際に、メール配信とリターゲティング広告で比較してCPCに換算したら、メール配信の方が安価で効果も見込めたんです。

資料請求いただいたお客様のメールアドレスデータと、管理システムが連携していて、毎日自動的に同期するから、登録者数の増減が常に把握できることがありがたいですね。1年を通してみたら、お客様の動きや属性、ニーズが見えて分析することもできる。自動連携が仕組み化されているので、他社さんのサービスに変えるとかいう選択肢は今は無いですね。気がつけばもう8年もお世話になっています(笑)ポータルサイトを運営する会社にはかなりオススメです。

ブラストメール導入事例ページ(オウチーノ様)より引用

事例3. enish様

enish

enish様はソーシャルアプリ・ゲームの企画・開発・運営を営む企業です。ブラストメールの利用を通して、「TwitterやFacebookよりもメールの方が断然、反応が良い」とのお声をいただけております。

私たちは、ソーシャルゲームアプリをお客様に提供しているのですが、リリース前の新作ゲームの特典の案内などを、登録されたお客様へメールを送っています。登録者の方がお友達を紹介することで、さらに特典が得られる仕組みになっているんです。おかげさまで登録者数が2ヵ月で10万人を超えました。もちろんゲームへの期待感というのもありますが、お知らせメールが“遅延なく、確実に届く”ことでも紹介が広がり、結果として登録者数10万人を超えたのだと思います。ありがたいですね。

昨今メールマガジンの効果を疑う声もよく聞きますが、私たちはメール配信の力を常に実感しています。もちろん私たちも公式のTwitterやFacebookで情報を公開していますが、反応がいいのは断然メール配信の方です。SNSが進化し続けていても、メール配信には敵わないと思います。

ブラストメール導入事例ページ(enish様)より引用

事例4. ハウスオブローゼ様

houseofrose

ハウスオブローゼ様は、自然志向の化粧品販売やリフレクソロジーサロンの運営を営む企業です。読者リストがほぼゼロの段階からブラストメールを導入いただき、現在では30店舗の顧客向けに大量のメルマガ配信を行っています。

始めたばかりの頃はなかなか浸透せず、数十人のお客さまに向けて配信を行っていました。その後、基本的なことですが、少しでもお客さまの目に入ればという思いから、ポップやチラシに力を入れるようにしたんです。レジの前やウェイティングルームなど、目立つ場所に設置したり、スタッフにメルマガの案内をしてもらったり。そのように、メルマガ配信をしていることを知っていただけるよう、少しだけ工夫しましたら、導入当初は最小プランだったのが、プランアップをお願いするほどの会員さまを集めることが出来ました。

メルマガ会員限定のキャンペーンを配信したり、新商品ご案内の配信をしたりと、30店舗分の配信なので、今は毎日ほぼメールを送っている形になりますね。毎月配信しているクーポン付のメルマガは評判が良いと、店舗スタッフからの声も聞くようになりました。メルマガを楽しみにしてくださるリピーターのお客さまもいらっしゃるので、店舗展開をしている方には、コストパフォーマンスも良く費用対効果も得られる、『ブラストメール(※)』をやらない手はないかと思いますよ!

ブラストメール導入事例ページ(ハウスオブローゼ様)より引用

事例5. ディー・エヌ・エー様

メルマガ配信は毎日、多いときで1日2回送っているのですが、一度の配信で100万件規模になる配信をしています。配信前のチェックなど、きちんとされていないと配信事故につながってしまいますので、以前はどうしても作業コストがかかっていました。

『ブラストメール』を導入してからは、配信前のチェックが簡単にできるようになりました。大規模配信をしている弊社にとって大きな魅力のひとつです。現在まで事故なく安全に配信できていますし、画面もシンプルでとても使いやすいですね。

HTMLメールもよく利用させていただいているのですが、タグの差し込み機能が充実しておりますので、元のテンプレートができていれば、タグの部分を変えるだけで全て簡単に操作できました。HTMLメールのソースはひとつ変えるとずれが生じてしまい、結果全体のレイアウトが崩れてしまうこともあります。

ブラストメール導入事例ページ(ディー・エヌ・エー様)より引用

メールマーケティングの成功事例に関しては以下の記事でさらに詳しく解説していますので参考にしてください。

関連記事:メールマーケティングの成功事例を紹介!効果が出る10つの共通点とは?

海外で主流のメールマーケティングのノウハウ

メールマーケティングのノウハウを日本より一足先に確立させた、海外の事例をご紹介します。もちろん、日本国内でも活用できる内容となっているため、あなたも参考にしてください。

参考:海外では常識!?メールマーケティングの最先端を覗いてみよう

UXにこだわる

UX(ユーザーエクスペリエンス)とは「ユーザーが自社のサービスを通じて得られる体験」のことです。

参考:ユーザーエクスペリエンスとは?UX向上で考慮すべき要素と面白い事例もご紹介します

メールマーケティングでは、配信するメルマガだけでなく、自社のホームページなどもコンテンツにあたります。たとえば、メルマガの場合は以下の3点に気を配りましょう。

  • デザインが整っているか
  • 主張がわかりやすく、誰でも理解できるか
  • お問い合わせフォームや購入方法がわかりやすいか

サービスを利用しているお客様自身の姿を想像したり、ペルソナを設定することで、UXは向上させられます。

パーソナライズ

Web広告などと同様に、メールマーケティングではパーソナライズが重要です。そして、パーソナライズを実現するのになくてはならないのが、すでに解説した「ペルソナ設定」というわけです。

パーソナライズとは顧客のニーズを把握し、適切なメッセージや商品を提供すること

ただ読者(ターゲット)の興味関心に合わせるのではなく、ペルソナを元により個人的な悩みや欲求にフォーカスすることで、深く刺さるコンテンツが作成できます。

スマートフォンへの対応

スマホの普及により、レスポンシブデザインの導入はメールマーケティングの基本となりました。

実際、メールマーケティング業界の動向をまとめたレポート「2019 Email Marketing Industry Census」によると、メールマーケティング担当者が最も活用しているメール配信システムの機能は「セグメンテーション」と「モバイルデバイスへの最適化」とのことです。

レスポンシブデザインを導入すると、パソコンかスマホかにかかわらず、どんなデバイスでも意図通りの見た目でメールを表示できます。そのため訴求力を損わずに集客が可能です。

メルマガを簡単にレスポンシブ化する方法は実は超簡単!HTMLメールをレスポンシブ化する方法とはで詳しく解説しているので、参考にしてください。

動画・イラストを効果的に配置する

人は「知覚全体の9割の情報を視覚から得ている」と言われています。この記事でも紹介したHTMLメールを活用することで、デザイン性の高いメルマガを作成することができます。

例えば、ブラストメールのテンプレートより抜粋した下記GIF画像をご覧ください。

いかがでしょうか。ついGIF画像をじーっと見てしまいませんでしたか? メルマガを読むユーザーにも、それと同じことが起こっています。

文字だけのメルマガでなく、画像や図を使って視覚的にアプローチすると、効果的なメールマーケティングが可能となるのです。

また、以前はメールマーケティングをいち早く取り入れた海外のノウハウは、実現ハードルが高いものばかりでした。

現在では日本でもメールマーケティングに関するノウハウが広く認知され、状況が変わりました。メール配信システムを導入すれば、難易度の高いノウハウを簡単に実現できるようになったのです。

メールマーケティングで使えるメール配信システムの特徴

メールマーケティングを行うにはメール配信システムが必須です。

顧客のメールアドレスをエクセルで管理し、Gmailなどを使いBCCで一斉配信……という方法も可能ではあります。しかしながら、この方法は情報漏洩リスクがあったり作業が重すぎたりとデメリットが大きいため、あまりおすすめしません。

メール配信システムは国内だけでも200種類ほどありますが、ここでは特に「メールマーケティングに使えるシステムはどのようなものか」ということに焦点を当てて紹介します。

セグメント配信ができる

メールマーケティングでは、ターゲットにあわせてコンテンツを配信することが重要です。また、それを実現するのがセグメント配信となります。

セグメント配信では、特定の条件を指定してメールを配信可能です。

セグメント配信における条件指定の例

  • 過去の失注顧客リスト
  • 展示会で名刺交換したリスト
  • 資料ダウンロードユーザーリスト など

よく知られているメール配信システムのほとんどはセグメント配信機能を備えています。しかし、無料で使えるものなど、ごく一部のサービスはセグメント配信が不可能な場合もあるため、注意しましょう。

エディタ機能でHTMLメールを作れる

先述したように、メールマーケティングでは効果測定ができることと、デザイン性の高いメールを送ることはとても重要です。それを実現できるのがHTMLメールです。

しかしながら、HTMLメールを自力で作成するのはIT関係の知識が必要なため、誰でも作成できるわけではありません。

そうした不便を解決するのがHTMLメールのテンプレートが備わったメール配信システムです。パソコン初心者でもテンプレートを使えば、まるで積み木を積み上げるかのような直感的な操作で、HTMLメールを作成できます。

メルマガ作成の負担を極力減らすためにも、簡単にHTMLメールが作れるサービスを利用しましょう。

開封率・クリック率を計測できる

メール配信システムは開封率やクリック率が計測できるもの、すなわち効果測定が可能なものを選びましょう。メールマーケティングでは開封率やクリック率を計測し、「分析」と「改善」を行うことが最も重要だからです。

メールマーケティングで使えるメール配信システム

実際にメールマーケティングで使うべきサービスを紹介します。もちろん「セグメント配信」「HTMLメールエディタ」「効果測定」の3つの機能を備えていることを前提とします。

今回紹介するのは以下の3つです、

おすすめのメール配信システム

  • 9年連続導入シェアNo.1「ブラストメール(blastmail)」
  • 上級者向けのメールマーケティングなら「配配メール」
  • 世界で選ばれる「Benchmark Email」

各サービスの特徴を以下の表にまとめました。

メール配信システム 月額料金 登録メールアドレス数 HTMLメール作成の簡単さ ステップメール サポート
ブラストメール

4,000円~

5,000件~

テンプレート多数

×

なし

メール・電話

配配メール ×

10,000円~

お問い合わせ

×

テンプレートなし

あり

メール・電話

Benchmark

1,800円~

600件~

英語テンプレート

あり

×

電話無し

それぞれ良さがあるので、詳しく解説していきます。

13年連続導入シェアNo.1「ブラストメール(blastmail)」

 

ブラストメールは業界シェアNo.1のメール配信システムで、22,000社以上の導入実績があります。誰もが知っているような大企業や官公庁が導入しているため、安心してご利用いただけます。

導入実績がある企業例

  • ANA
  • 環境省
  • 東京ガス
  • コカコーラ
  • 早稲田大学 など

月額料金は4,000円からと、業界最安クラスです。中・小規模の企業でも少ない負担で導入可能な価格水準となっています。

機能的な特徴は「早い・簡単」です。毎時280万通の超高速配信を実現した技術のおかげで、大量の配信を正確な時間に、確実に届けることを可能としています。

また、パソコン初心者でも直感的に理解できる操作画面となっており、専門知識不要でメール配信の効果測定やHTMLメールの作成を実現しました。

さらには電話サポートも充実しており、初めてメール配信システムを使う人でも安心して利用可能です。

以下のような人はブラストメールがおすすめです。

ブラストメールをおすすめする人

  • 初めてメールマーケティングをする人
  • 安くて使いやすいサービスを探している人
  • まずは開封率とクリック率を計測したい人

ブラストメールでは7日間の無料お試しができるので、まずは実際に使って機能や使いやすさを実感してください。

ブラストメールの無料お試しはこちらから

上級者向けのメールマーケティングなら「配配メール」

配配メールは、ステップメール機能をはじめとしたメールマーケティングに使える機能が豊富な、メールマーケティング上級者向けのメール配信システムです。たとえば顧客データベースを活用した個別配信(OnetoOne配信)を実現しています。

主な機能

  • トリガーメール
  • シナリオメール
  • ステップメール
  • セグメント配信 など

「メールマーケティング」と聞けば、MAツールをイメージする人も多いかもしれませんが、MAツールは非常に高価(月額:数百万円など)なため、小・中規模の組織が簡単に手が出せるサービスではありません。

そこで、メール配信とマーケティングオートメーション(MA)の中間に位置しているのがるのが配配メールです。配配メールはよりマーケティング課題に特化していながら、MAよりもシンプルかつ手軽、そして安価に利用できます。

ただし、ブラストメールと比較すると月額料金は大幅に上がるため、過去にメールマーケティングの経験があり、より豊富な機能を使いたいと感じている人におすすめです。

配配メールの公式サイトはこちら

世界で選ばれる「Benchmark Email」

Benchmark Emailは世界的に利用されているメール配信システムです。

ブラストメールより月額料金が少し高い分、ステップメールが使えます。ただし、配配メールのような本格的なメールマーケティングはできません。価格や機能面は「ブラストメール」と「配配メール」の中間のようなイメージです。

致命的な欠点として、「電話サポートがなく、運営も米国中心であるためサポート対応は期待しづらい」というのが点が挙げられます。管理画面やテンプレートも英語表記が多く、取っつきにくいと感じる人は多いでしょう。

「どうしてもステップメールを使いたい。だけど配配メールは価格的に手が出せない」という人は検討してみるとよいでしょう。

Benchmark Emailの公式サイトはこちら

今回は3サービスのみ厳選して紹介しました。以下の記事ではシステムの選ぶときのポイントなども詳しく解説していますので、併せてご覧ください。

関連記事:メールマーケティングにおすすめのツール5選

関連記事:メール配信システム比較20選!機能・料金を徹底比較

メールマーケティングまとめ

メールマーケティングは他のマーケティング施策と比べ、少ない費用ではじめることができ、効果も出やすいです。

最近では、新型コロナウイルスの影響でテレワークも増え、より一層メールマーケティングの重要性が上がりました。今後は世界的にもさらに拡大していくことが予想されます。

本記事ではメールマーケティングの基礎をすべてお伝えしましたので、メールマーケティング初心者の方はぜひ参考にしてください。

最後にメールマーケティングを成功に導くポイントをおさらいします。

  • メールマーケティングの目的を明確にする
  • 目的にあわせてターゲットを決める
  • ターゲットにあわせたコンテンツを配信する
  • メール配信後に効果測定を行う

この4つさえ理解していれば、メールマーケティングは成功させられるでしょう。コンテンツの内容は初めから完璧を求めず、PDCAを回して自社にとってよりよい成果を追い続けることが重要です。

とはいえ、頭ではわかっていても、実行しなければ意味がありません。真に大事なのは「とにかくやってみること」です。

ブラストメールは7日間無料でお試しいただけるので、まずは実際にメールを配信し「開封率」「クリック率」を計測してみてください。お試し期間中でもサポート担当がいますので、不明点があれば何でも聞いていただけます。

メールマーケティングを実施し、自社の課題を解決し、売上・利益の拡大を目指しましょう。

>>契約数13年連続No.1のメール配信システム「ブラストメール」

この記事の執筆者


株式会社ラクスライトクラウド
Webマーケティング リーダー 森神 佑希

2019年より、ブラストメールのWebマーケティングに従事。ウェブ広告の運用やサイト分析・メールマーケティングなど、集客からナーチャリングまで一貫して取り組んでいる。3年以上メルマガ配信の実務を行っており、先頭に立ってPDCAを回し、コンバージョン数を3倍以上に増やすことに成功。2022年からはそのノウハウを還元すべくセミナー登壇を行っている。

>>登壇セミナーや執筆・監修した記事などはこちら

初心者向けマーケティング情報
契約数13年連続No.1のメール配信システム「ブラストメール」
詳しくみてみる >