こんにちは。ブラストメールWEBマーケティング担当の森神です。
近年では、クラウド型のサービスが注目されるようになってきました。
特にソフトウェアはクラウドで提供されるサービスの利用が主流となっています。
総務省により実施された平成30年通信利用動向調査によると、クラウドサービスを利用する企業の割合は2013年から増加傾向にあり、2017年には全体の56.9%は「全社的または一部の事業所・部門で利用している」と回答しています。
また、メール配信システムにおいても同様にクラウド型が主流となっています。
実は大量のメールアドレスへの配信は、配信先の携帯電話会社やプロバイダーの規制を受けたり、迷惑メール対策の影響を受けたりと、確実に届けるのが難しくなっています。
そのため、メール配信システムの選定は非常に重要となります。
そこで今回は、メール配信システムにおいてメール配信環境の観点や価格の比較を中心にクラウド型とオンプレミス型(パッケージ型)それぞれの特徴を解説します。
今後、メール配信システムを検討するときの参考にしてください。
クラウド型メール配信システムの特徴
すべてがWEB上で完結する
クラウド型はインターネット経由でメール配信のサービスを利用するため、WEB上で完結します。
例えば以下の内容などがWEB上で対応できます。
- アカウントの発行
- メールの作成
- メールの配信
- 配信管理
- メール配信の顧客管理
- 効果測定
また、Webでサービスを利用するため、場所や端末を選ばずに、どこでもアクセスが可能です。
例えば、出張先や普段利用しているPCに不具合が起きた場合などでも利用することが可能となります。
メール配信環境の整備が不要
オンプレミス型の場合、メール配信サーバーやネットワーク環境の整備に加え、セキュリティ対策やトラブルに対処できる人材をすべて自社で準備する必要があります。
そのため、多額の資金や莫大な時間が必要となります。
一方で、クラウド型はクラウドサービス提供会社のサーバーやネットワーク環境を利用し運用します。
トラブルの対応なども任せることができるため、自社での配信環境の整備は一切不要となり、インターネット環境とGoogle ChromeのようなWebブラウザさえあれば、すぐに利用することができます。
コストをかけずに運用を開始できる
クラウド型は、利用期間などに応じて料金を支払うサブスクリプション(月額購入)方式のものがほとんどです。
上述したように、メール配信環境の整備や自社サーバーの購入、メンテナンス費用を用意する必要はないため初期コストをかけずにメール配信を開始・運用することができます。
例えば、弊社サービスのブラストメールの場合はサブスクリプション方式となり、最安プランでは月額4,000円から利用可能となっています。
セキュリティ対策も施されている
メール配信では「メールアドレス」などの個人情報を扱います。
そのため、クラウド型メール配信サービスの提供会社のほとんどは、高度なセキュリティ対策を行っています。
もちろん、各社によってセキュリティの基準は異なりますが、サーバー管理などをプロに任せることにより、安全にメール配信を行うことができます。
もし、セキュリティを重視したサービス選定を行う場合は、プライバシーマークの有無やデータ通信を暗号化が標準搭載されているサービスを選ぶのがよいでしょう。
メール配信システムのセキュリティに関しては以下の記事で詳しく解説しています。
メール配信システムにおけるセキュリティ対策とは?リスクと対策を徹底解説
バージョンアップやプラン変更などもすぐできる
クラウド型のサービスの場合、ソフトウェアのバージョンアップなどはサービス提供会社が管理します。
また、プランやオプションの有無なども自由に組み合わせ ることが可能です。
そのため、サービスを導入した後でも状況に応じてプラン変更や機能の追加、不要な機能を外したりすることができます。
オンプレミス型メール配信システムの特徴
顧客情報の管理を自社内で完結できる
オンプレミス型は、自社のサーバーやパソコンにメール配信ソフトをインストールして利用します。
クラウド型と違い、WEB上で顧客情報にアクセスすることができないため顧客管理を自社内で完結することができます。
導入と運用に多額のコストを要する
オンプレミス型は「買い切り」となります。月額費用は発生しませんが、導入の初期コストは高くなります。
サービスによっても異なりますが、一般的には数万円~数百万円程度の導入コストが必要になります。
また、メール配信サーバーを準備したり、ネットワーク環境を整えるなどの配信環境の整備や保守の費用もかかってきます。
セキュリティ対策を自社で行う必要がある
オンプレミス型を利用する場合、セキュリティ対策を自社で行う必要があります。
メール配信では登録者の個人情報を取り扱うため、強固なセキュリティを実装する必要があり、トラブルに対しても迅速な対応ができる人材も必要です。
リスクが高い上に資金も必要となってきますので、万全なセキュリティ対策が施せない場合はオンプレミス型での利用はおすすめしません。
メール配信システムはどちらを選ぶべきか
企業が利用する場合
メール配信システムをメルマガ配信や大規模な一斉メール配信で利用する場合は、クラウド型がおすすめです。
上述したように、配信環境を整えることなく月額料金を支払うだけでサービスを利用できるからです。
メール配信システムに必要なバージョンアップなどもサービス提供会社が行い、不具合や操作での不明点があった場合でもすぐに相談することができます。
また、メールの配信リストが増えプランアップをしたいときや、事業縮小によりメルマガ配信を一時的に辞めたいときでも、すぐに対応可能となります。
個人での利用や小規模配信の場合
プライベートで利用する場合やメールの配信規模が小さい場合は少額で利用できる可能性もあり、オンプレミス型でも良いでしょう。
ただし、トラブルが起きたときに自分で対処できる知識があることが前提となります。
導入コストは安くても結果的に保守や運用で高くつくこともあるので、個人や小規模であってもクラウド型を利用することをおすすめします。
初めてメール配信システムを使う場合
メール配信や配信環境の知識がない状態でオンプレミス型を利用するのは避けたほうが良いです。
メール配信システムを初めて利用する場合は、クラウド型を利用するようにしましょう。
クラウド型であれば自社で環境を準備する必要がなく、すぐに利用することができます。また、必要な機能を後から追加することも可能です。
オンプレミス型を選び、いざい利用しようとしたときに障害がおきたり、自社での運用が難しくなると大きな損失を被る可能性もあります。
まずは低コストで簡単に導入できる、クラウド型を利用しましょう。
クラウド型メール配信システムについてまとめ
クラウド型とオンプレミス型の2種類を紹介してきました。
オンプレミスを絶対に使わなければいけない理由がない場合は、クラウド型のメール配信システムを使うようにしましょう。
クラウド型であれば、低価格ですぐに利用することができます。
関連記事:メール配信システム比較20選!機能・料金を徹底比較
例えば、弊社サービスの「ブラストメール」であれば、月額の最低利用金額は4,000円~となっております。
また、お申込みいただければ即日利用可能となります。
現在は7日間の無料お試しを実施しています。有料プランと同様の機能が使えますので、まずはお気軽にお試しください。