「Will Mail」は、株式会社サパナが提供するクラウド型のメール配信システムです。初心者から中堅まで幅広く利用されており、導入社数は2,800社になります。
他のメール配信システムではあまり見られない料金形態を採用しており、お得に使えたという企業も多いようです。
本記事では、そんなWill Mailのサービス内容や機能・料金から口コミまで詳しく解説します。
他のサービスと比べたときのWill Mailの特徴や、サポート体制・料金をを詳しく解説するため、ぜひ参考にしてください。
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目次
Will Mailとは?
Will Mailは、株式会社サパナが提供する、日本国内向けのメール配信システムです。Will Mailの主な特徴は以下のとおりです。
柔軟な料金体系
Will Mailは月額4,400円から利用可能で、従量課金・定額課金の両方に対応しています。
最短1ヶ月から契約でき、プランや配信上限数、メールアドレス件数も自由に変更できるため、必要な分だけ無駄なく使えます。
ベーシックな分析が可能
WillMailには開封率やクリック率、コンバージョン率などの基本指標に加え、ヒートマップ分析やファーストタッチ分析など、12種類の分析機能が搭載されています。
グラフやヒートマップで直感的に効果測定ができ、過去のキャンペーンとの比較ができます。
メール配信に必要な基本的な分析ができるといえるでしょう。ただし、使い慣れていない分析機能は施策の判断を惑わせることがあるので注意しましょう。
Will Mailのサポート体制
メール配信システムを利用する際、サポートがしっかりしているかどうかは非常に重要です。ここでは、Will Mailのサポートの有無や、利用方法について解説します。
電話サポートはあるのか?
Will Mailのホームページ上には、連絡可能な電話番号の掲載はありませんでした。
問い合わせについては原則問い合わせフォームを用いたサポートになるようです。
※フォームの問い合わせ内容に応じて担当者から電話等で連絡があるようなので、口頭でのサポートが全く受けられないということはなさそうです。
メール配信は顧客の個人情報を扱う非常にデリケートなマーケティング施策なので、いざという時にすぐに電話で話せない点は注意しておくべきでしょう。
特に初めてメール配信を行う方や、大規模なアドレスを保有している会社は、こまめな問い合わせ対応をしてもらえる会社を選ぶのが無難といえます。
サポートの利用方法とサポート範囲
Will Mailのサポートは、上述の通り原則問い合わせフォームのみ対応しています。
また、FAQや一般的なマニュアルは用意されているようなので、配信になれている人なら自己解決も可能でしょう。
Will Mailの料金
Will Mailの月額料金は4,400円~です。
ただし、4,400円で配信したい場合、利用可能な機能が制限される可能性があります。
また、Will Mailは料金プランを「アドレス数課金制」「通数課金制」から選ぶことができ、毎月変更も可能です。
コストの最適化ができる一方で、毎月の金額変動が激しくなるので、年間で一括の予算取得をするような中規模以上の企業にはあまり活用できないかもしれません。
※通数課金プランは超過料金が発生した場合大幅な像なくになる可能性があるので、緊急配信で配信量が増える、といった場合にプラン変更をし忘れるとそんをするかのうせいがあります。
また、初期費用が無料なので、短期的に配信したい人、継続利用の予定がない人にはお得なサービスかもしれません。
各企業のニーズに合わせたカスタマイズや追加オプションについては、株式会社サパナに直接お問い合わせいただくことをお勧めします。
他サービスとの比較
Will Mail以上に長期間にわたってサービスを提供している「ブラストメール」と比較してみます。
「ブラストメール」と比較
ブラストメールは株式会社ラクスライトクラウドが運営する顧客導入数シェア14年連続No.1、25,000社の導入実績があるメール配信システムです。
Will Mailと比較して、より高品質なメール配信がより低価格に利用可能です。
またブラストメールはメール配信システムを初めて導入する人でも簡単にHTMLメールを作成することができるエディタを標準で搭載しているので、初心者の方でも安心です。
また、ブラストメールは導入時から実際の運用に至るまで手厚いサポートがあるのも特徴です。
初心者の人でも安心して配信ができるので、気になる方は是非一度無料トライアルからサポートを受けてみてください。
Will Mailの口コミ・評判
実際のユーザーから寄せられている口コミを一部ご紹介します。
ポジティブな意見
「HTMLメールの作成が直感的で簡単に行える」
「設定が難しくなく、メールマーケティングを簡単にはじめることができる。」
※ITreviewより引用
HTMLメールの作成や配信に関するシンプルな操作性についての言及が多いようです。
改善点
「メールマーケティングの分析や施策の事例・アドバイスが共有されると便利。」
「初期の迷惑メールなどの防止設定が多く導入時にマニュアルだけでなく、フローで説明してほしい。」
※ITreviewより引用
導入時のサポートやその後のコンサルティング、相談といったフォロー体制に対して改善を求める声が多かったです。
Will Mailのメリット
Will Mailの主なメリットを詳しく解説します。
柔軟な料金体系
Will Mailの最大のメリットは、「柔軟な料金体系」といえるでしょう。
従量課金と定額課金を毎月どのタイミングでも選べるため、顧客側が月ごとに最もお得なプランを選べるという特徴は、他のメール配信システムではあまり見られません。
注意点として、プランの変更漏れやご操作などで想定以上の料金がかかってしまう、年額での予算がとりにくい(もしくは年間でとった予算の都合で期末にメール配信ができなくなる)などの可能性があげられます。導入時には自社の料金いくらになるか、十分気を付けましょう。
初心者にも使いやすい
管理画面が分かりやすく、HTMLメールもテンプレートやエディタを使って簡単に作成できるため、専門知識がなくてもスムーズに運用できます。
基本的に低価格で契約期間も柔軟、すぐに解約することもできるので初めての方でも安心して利用できる点が大きな強みです。
Will Mailのデメリット
Will Mailは多くのメリットを提供するメール配信システムですが、いくつかのデメリットも存在します。
これらを理解した上で自社で取り入れるべきメール配信システムか検討しましょう。
小~中規模向けの配信性能
メール配信システムを選ぶ際に重要なのが、システムの肝である「配信速度」です。
メール配信システムにおける配信速度は自動車におけるエンジンと同じぐらい大切なものなので、しっかりとメールを届けたい、ある程度の速報性が必要な連絡を行う場合は配信性能の高いシステムを選ぶようにしましょう。
Will Mailが公開している毎時100万通というスペックは、100万アドレスを超えるような大規模配信には向かない、小~中規模向けの配信システムです。
また、注意書きに「ベストエフォートです」という記載があることからも、実際の配信で100万通を1時間で送りきるのは難しいでしょう。
サポート体制に不安が残る
WillMailは前述のとおり、原則電話サポートが行われていません。(正確には顧客から電話をかけることができず、入電を待つ形になる)
ですので緊急時や時間の都合がそもそもつきにくい方などはサポート体制に不安が残るかもしれません。
また、オンボーディング(導入)時におけるサポートについても、改善してほしいという要望がレビューサイトに掲載されていましたので、注意が必要です。
Will Mailの代わりのメール配信システム
Will Mailは高機能で便利なサービスである一方、電話のサポートがなかったり、料金形態が不明瞭ゆえに導入をためらっているもいるかと思います。
そこで、Will Mailと同様のメール配信サービスで、日本企業が運営している、配信性能とサポート満足度が非常に高いメール配信システムを紹介します。
大量のメールを一斉送信するならブラストメール(blastmail)
ブラストメールは、14年連続で顧客導入シェア1位を獲得している信頼性の高いメール配信システムです。
「Will Mail」と比べて圧倒的に多くのお客様に選ばれているので、使いやすさと圧倒的なコストパフォーマンスを実現しています。さまざまな業種や官公庁でも利用されており、定番のメール配信システムとして広く知られています。
迷惑メール対策機能はもちろん、セグメント配信や効果測定、HTMLメールエディタなど、基本的な機能はすべて揃っています。料金はシンプルなアドレス数課金のみです。最も安いプランなら、月額4,000円で導入することができます。
また、業界トップクラスの配信速度と到達率も魅力の一つです。
「まずはメルマガをやってみたい」「メールマーケティングにかかるコストを落としたい」「たくさん機能があっても使いこなせない」といった方にはブラストメールがおすすめです。
無料トライアルも用意されているので、まずは試してみることをお勧めします。
API連携・SMTPリレーサービスならブラストエンジン(blastengine)
ブラストエンジンは、日本国内の企業向けに提供されているメール配信プラットフォームで、SendGrid同様、API連携・SMTPリレーで大量のメール配信やトランザクションメールの配信を効率的かつ確実に行うことができるサービスです。
ブラストメールがメールマーケティング初心者向けなのに対して、ブラストエンジンは技術者向けに開発されたシステムなので、より複雑で柔軟なカスタマイズが可能です。
国内企業が運営しているサービスなので、サポートも日本語でメール/電話の対応が可能でなっており、SendGridと比較しても手厚いフォローが可能です。月額3,000円からとコストパフォーマンスにも優れています。
メールアドレスの入力のみで無料トライアルが可能ですので、まずは気軽にお試しください。
まとめ:Will Mailはこんな企業におすすめ
Will Mailは、小規模~中規模のメール配信を行いたい企業に最適です。
無料プランでもある程度の機能が提供されている点も魅力といえるでしょう。
一方、金額の変動が激しく、配信キャパシティに上限を設けていることから、長期的にメール配信を行いたい企業や、アドレスを多く保有する企業は別のサービスも検討することをお勧めします。
メール配信システムは他にも様々ありますので、他のシステムを調べたい方は下記の記事を参考にしてみてください。
