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メール配信のクリック率とは?反応率と何が違う?業種・ジャンルごと平均値やクリック率の上げ方を徹底解説!

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2021.01.29 メール配信

メール配信のクリック率とは?反応率と何が違う?業種・ジャンルごと平均値やクリック率の上げ方を徹底解説!

クリック率はメール配信において最も重要な指標といっても過言ではないでしょう。メール配信の目的は多くの場合、本文内のURLを押してもらうことなためです。

そこで今回は、メール配信における重要指標であるクリック率についてわかりやすく解説していきます。具体的には以下のような内容となっています。

  • クリック率の計算方法
  • 反応率や開封率といったその他の指標との違い
  • 各業界・ジャンルごとのクリック率の平均
  • クリック率を上げる7つの方法

それでは、クリック率について解説していきます。

メール配信のクリック率とは? 計算方法は「クリック数 ÷ 配信成功数」

メール配信におけるクリック率とは、配信に成功したメールのうち、どれくらい本文内のURLが押されたか(クリック、タップ)を示す指標です。配信に成功したメールとは、受信ボックスに届いたメールだけでなく、迷惑メールボックスに届いたメールも含みます。

計算方法は下記のとおりです。

クリック数 ÷ 配信成功数 × 100 = クリック率

クリック率の水準は業種ごとの振れ幅がありますが、おおむね1~3%の範囲に収まることが多いです。クリック率は数値が小さくなりやすいため、小数点第2位まで評価するとよいでしょう。

クリック率の指標としての特徴は、メール配信を俯瞰的に評価できることです。クリック率の変動を追っていくことで、メール配信がどれくらい成果を出しているかを判断でき、改善ポイントを考えるためのきっかけが得られます。

一方、メール配信の件名や本文といった細部を評価したいときは、クリック率ではなく、このあと紹介する「反応率」と「開封率」を見るのが適しています。

クリック率と「反応率」の違い

クリック率とよく似た指標に反応率というものがあります。反応率とは、開封されたメールのうち、どれくらい本文内のURLがクリックされたかを示す指標です。

計算方法は下記のとおりです。

クリック数 ÷ 開封数 × 100 = 反応率

たとえば配信総数が1万通で、開封数が2000通、URLのクリック数が150件だった場合、クリック率と反応率はそれぞれ下記のとおりとなります。

  • クリック率:1.5%
  • 反応率  :7.5%

メール配信を俯瞰的に評価したいときに見るクリック率に対して、反応率はメール配信の本文だけを評価したいときに参考にする指標となります。

クリック率と「開封率」の違い

クリック率や反応率と合わせてよく参考にされる指標に開封率があります。開封率とは、配信に成功したメールのうち、開封されたメールがどれくらいあったかを示す指標です。

計算方法は下記の通りです。

開封数 ÷ 配信成功数 × 100 = 開封率

たとえば配信総数が1万通で、開封数が2000通だった場合、開封率は20%となります。

先ほど紹介した反応率はメール配信の本文を評価するときに見る指標でしたが、開封率はメール配信のタイトル(件名)や配信日時を評価したいときに参考にする指標です。

【2020年】業種・ジャンルごとのクリック率平均

業種・ジャンルごとのメール配信のクリック率平均を以下に載せておきます。参考になれば幸いです。

業種・ジャンル クリック率 開封率

農業・食品サービス

2.94% 23.31%

建築・建設

2.51% 22.51%

芸術・アーティスト

2.95% 26.27%

音楽・ミュージシャン

2.94% 21.88%

美容・パーソナルケア

1.92% 16.65%

ビジネス・金融

2.72% 21.56%

キャンペーン・クーポン

2.23% 15.06%

ECサイト

2.01% 15.68%

ゲーム

3.66% 21.10%

政治

2.37% 22.94%

健康・フィットネス

2.69% 21.48%

医療・歯科・ヘルスケア

2.49% 21.72%

飲食店

1.34% 19.77%

SNS

3.32% 21.06%

旅行・運輸業

2.25% 20.44%
引用:2020年メールマーケティング統計まとめ(原文:How do you compare? 2020 email marketing statistics compilation)

こうして見ると、やはりクリック率は1~3%の範囲に収まることが多いようですね。もしメール配信のクリック率が1%を切るようなら、何かしらの施策を講じる必要があるといえるでしょう。

メール配信のクリック率を上げる7つの方法

ここからは、メール配信のクリック率を上げる以下7つの方法を紹介していきます。

  • タイトル(件名)を改善して開封率を上げる
  • 配信タイミングを最適化する
  • ファーストビューを作り込む
  • コンテンツは一つまでに絞る
  • ターゲティング配信を活用する
  • HTMLメールを活用する
  • テキストメールの場合は装飾を駆使する

各方法について詳しく見ていきましょう。

タイトル(件名)を改善する

メール配信のタイトル(件名)は開封率に影響を与える要素ですが、クリック率にも影響を与えます。なぜなら開封率が上がれば自ずとクリック率も上がるためです。

タイトルの付け方としてマストで覚えておくべきことは、文字数を15~20文字ほどに収めることです。あまりにも件名が長いと、スマホで見たときに内容が伝わりづらく、開封されれにくくなります。

タイトルを作るときは、実際に自分のスマホへテストメールを送って検証してみるとよいでしょう。こうするとよりユーザー目線でタイトルをチェックできます。

また、弊サイトでは効果的なメールタイトルの作り方をまとめた資料を無料配布中です。そちらもあわせて参考にしてみてください。

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配信日時を最適化する

配信日時の最適化もタイトル同様、直接的には開封率を改善するための施策です。

最適な配信日時というのは購読者の属性によって異なりますが、基本的には購読者が暇そうな時間を狙って配信するのがよいでしょう。たとえば食事後や就寝前、通勤の時間帯などです。

実際に最適化を図っていく際は、「この購読者には20時に、あっちの購読者には19時に」という風にABテストのような形で検証すると効率がよいです。

ファーストビューを作り込む

ファーストビューとは、メールを開封したとき最初に表示される領域のことです。

ファーストビューを改善することで反応率が高まり、結果的にクリック率も上がりやすくなります。なぜならファーストビューはメールを開封した購読者ほぼ全員の目に届く領域で、改善することで得られるインパクトが他の領域よりも大きいためです。

また、ファーストビューの中でもさらに冒頭部分にあたる文章はプリヘッダー(メール開封前に表示される本文プレビューのこと)に表示されるため、開封率にも多少影響を与えます。

メール配信の本文というのは長くなりやすいため、つい満遍なく力を入れてしまいがちです。しかし実際には、ファーストビューの作り込みに命をかけるようにするくらいの勢いでいきましょう。

本文をABテストにかける際も、まずはファーストビューの検証から優先的にこなすことで、効率よくPDCAを回せます。

メール配信ごとに目的を定め、情報を絞る

メール配信の本文作成をしていると、「あれも、これも」とつい色々な情報を詰め込んでしまいがちですが、これはよくありません。

メール配信を最初から最後まで読む購読者はほんの一握りしかいないため、メール配信に盛り込むコンテンツや情報は可能な限り絞りましょう。

情報を適切に絞り込むには、メール配信ごとに目的を明確に定めることが重要です。たとえばセールの告知が目的なら、セールの内容やセール対象商品の紹介などに留め、新商品の案内などは控えるべきです。

あまりにもコンテンツや情報が詰め込んでしまうと、成果が上がらないコンテンツを作るのに時間を浪費したということになりかねません。本文作成においては「選択と集中」に意識を向けていきましょう。

ターゲティング配信を活用する

ターゲティング配信とは、「男性にはヒゲ脱毛の配信、女性には全身脱毛の配信」といった具合で、購読者の属性ごとに内容を場合分けするメール配信の方法です。

ターゲットごとにメール配信を用意しないといけないため手間がかかりますが、上手くはまればクリック率を劇的に改善できる施策です。

ターゲティング配信を実践する際は、件名やファーストビューなど、レバレッジの効く箇所から優先的に場合分けすることで、より少ない労力で高い効果を見込めます。

HTMLメールを活用する

HTMLメールとは、ビジュアルリッチな本文が作成できるメールの形式のことです。画像が挿入できたり、URLをボタンにしたりできるため、テキストだけのメールよりも視覚的な訴求効果が強まります。

HTMLの知識を要するため導入の難易度は少々高いですが、テキストだけのメールは少々時代遅れ感が否めなず、反応もあまり取れません。そのため、多少無理してでもHTMLメールを採用する価値は高いでしょう。

また、難易度が高いとはいえ、無料公開されているテンプレートを使えばHTMLの知識がなくてもオシャレなHTMLメールがすぐに作成できます。

弊サイトでは無料で使えるHTMLメールテンプレートを紹介しているため、そちらも参考にしてみてください。

無料で使える!HTMLメールのテンプレートをご紹介

なの、HTMLメールの作成で注意しておきたいのは、レスポンシブデザイン(PCでもスマホでも快適に見られるWebデザインのこと)です。

昨今はメール配信もスマホで見るというユーザーが多く、PCとの比率は「ほぼ半々」との調査結果があります(引用:メールマガジンに関する意識調査2020)。

PCにだけ特化してしまうと、極端な話、半分の購読者を捨てることになってしまうため、リッチなHTMLメールを作成する場合はレスポンシブにも気を配るようにしましょう。

テキストメールの場合は装飾を駆使する

なんらかの事情でHTMLメールが作れないという場合は、スペースや記号を活用してできる限りクリック率を確保するための工夫を凝らしましょう。

たとえばURLの周辺をラインで囲うなどすれば、「ここが押せるところですよ」ということがひと目でわかりますよね。

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また、「 ̄(オーバーライン)」を活用することで擬似的に下線装飾もできます。

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以上の他にも、テキストメールで視覚的に訴求するための手法は色々とあります。「メルマガ 装飾」などでGoogle検索すれば参考サイトがたくさん出てくるため、ぜひ試してみてください。

メール配信のクリック率まとめ

メール配信のクリック率とは、メール配信を俯瞰的に評価したいときに役立つ指標です。クリック率の変動を追ったり、クリック率の中身を分析することで、開封率や反応率といったさらに細かな指標の改善につなげていきます。

クリック率は一般的に1~3%の範囲に収まることが多く、もしあなたのメール配信がクリック率1%を切る場合は何らかの施策を講じる必要があるかもしれません。逆にクリック率3%以上であれば、よいパフォーマンスを発揮できているといえるでしょう。

クリック率の改善は、大まかに開封率を改善するアプローチと、反応率を改善するアプローチの2通りがあります。各アプローチにおける具体的対策は以下のとおりです。

  • 開封率を改善……タイトルと配信日時の最適化
  • 反応率の改善……ファーストビューの最適化、一通に盛り込む情報を絞る、ターゲティング配信の活用

これらの他、HTMLメールの活用は開封率と反応率の両方に影響を与えうる施策です。もしHTMLメールの導入がまだであれば、ぜひ導入を検討してみてください。

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