高速配信と高到達率を両立したメール配信システムはブラストメール

初心者でも分かる!迷惑メール判定理由と回避方法

ホーム 迷惑メール対策 初心者でも分かる!迷惑メール判定理由と回避方法
2024.07.25 迷惑メール対策

※ライター:メール配信システム「ブラストメール」編集担当

「普通にメール配信したつもりが、迷惑メール判定を受けてしまった」という方は数多くいます。

じつは最近、迷惑メール判定基準が大変厳しくなっています。気付かないうちにスパムとみなされる方法で配信してしまっている可能性が高いのです。

この記事では、普通に送ったつもりのメールが迷惑メールと判定されてしまう理由と対策について解説したいと思います。加えて、あなたが配信したメールが迷惑メールと判定させる確率を一目で確認できる「迷惑メール診断ツール」もご紹介します。

適切な回避方法を把握し、多くのユーザーに届くメール配信を実施しましょう。

ブラストメールのバナー

配信メールが迷惑メール判定される3種類の理由

なぜ普通に配信したつもりのメールが、迷惑メールとして判定されてしまうのか。

その理由は、以下の3種類に分けられます。

配信メール文章

迷惑メールでよく使われがちな単語や表現というものがあります。

それらを文章に多く盛り込むと、スパムとして認識される可能性が上がってしまうのです。

また、メルマガ経由で商品を購入してほしいために煽り表現を入れすぎることも、迷惑メールと判断される理由の1つです。

一言で原因を言い表すと、「迷惑メール業者がよく使う単語や表現を使用している」ためなのですが、その回避方法は多岐に渡ります。

チェックリスト化して、文章作成後に確認することをお勧めします。

配信方法

配信リストやメール受信環境の問題も主な原因の1つです。

リスト内の無効なメールアドレスの割合が増加することにより、迷惑メール判定を受けやすくなります。

また、メールの受信環境を考慮しない配信を行うことで、迷惑メールとしてユーザーに判断されてしまうこともあるのです。

対策数は「配信メール文章」ほど多くありませんが、効果の高い対策が中心となります。

迷惑メールとしてみなされないように、常に最適な方法で配信しましょう。

配信環境

メール配信に適した環境を構築できていないこともまた、迷惑メール判定の大きな理由です。

  • セキュアな環境からメール送信しているか
  • スパムと誤解されるような配信動作をしていないか
  • 大量の配信リストへの一斉送信がダメなら、どれだけ分割すればいいか 

 

などを考慮しなければいけません。

「配信環境」の最適化対策は、「配信内容」や「配信方法」の対策数と比較すると少ないですが、エンジニア領域のため難易度が高いです。

しかし、その分効果も非常に高いため、コストをかけてでも実施することをお勧めします。

どのようにメール配信すればいい?具体的な迷惑メール回避方法

迷惑メールとして判断されてしまう原因は上述の通りですが、次に具体的な回避方法についてご説明します。

回避方法は数多く存在しますが、全てを網羅するのは困難です。

時間の許す範囲で実施していきましょう。

配信メール文章

1-A.件名や本文は必ず埋める

件名や本文を空欄にすることは避けましょう。

仮に迷惑メールとして判定されなかったとしても、受信者側が不審に思い開封されない可能性があるので、埋める箇所は全て埋めるように心がけてください。

1-B.煽り文句や迷惑メールと誤解される単語や表現を繰り返さない

「1日で儲かる」「今すぐキャンペーンに申し込もう」などの煽り文句は何度も使わないようにしましょう。

こうした表現は、迷惑メールの典型的なパターンとして認識されています。

使う必然性があるのであれば多少なら問題ないかと思いますが、できる限り利用頻度は抑えるように心がけてください。

1-C.飾り罫線で装飾をしない

迷惑メールの中で、文字で作成した飾り罫線をたまに見ますね。▼や○などの記号を繋げて作る飾りです。
例)▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△

文字記号でデザインした罫線を利用すると、迷惑メールとして判断されやすいのです。

また、こうした罫線は文章が読みにくくなる原因にもなるため、利用は避けましょう。

1-D.過剰な色付けやフォントサイズ調整などを避ける

部分的にフォントサイズを大きくしたり赤文字にしたりする等、メール文章内で書式設定をふんだんに利用されている方は、以後利用しないことをお勧めします。

文章内の重要箇所を目立たせたいという意図はあるかと思いますが、書式設定で文字などをデザインすることもまた迷惑メールによくあるパターンとして認識されています。

強調したい箇所は、書式設定ではなく改行やスペースなどを上手く利用して目立たせましょう。

1-E.怪しいページへのURLを貼らない

メール本文中に、信頼性の低いサイトのURLを記載するのは避けましょう。

例えばセキュリティレベルの低いサイトや、危険な広告だらけのサイトへのリンクを記載すると、ほぼ確実に迷惑メールフォルダに入ってしまいます。

httpsのサイトや、権威のあるサイトへのリンクのみ設置しましょう。

1-F.アフィリエイトURLの禁止

Googleアフィリエイトプログラムへ厳しく対応しており、アフィリエイトリンクがメール文章に設置されていると高確率でスパムとして扱われます。(Gmailでない場合は多少緩和されます)

もしアフィリエイト目的でメールを配信したい場合、アフィリエイトリンクはメール本文中ではなく、リンク先のサイト上に貼るようにしてください。

1-G.無料の短縮URLサービスを利用しない

様々な企業が無料の短縮URLサービスを提供していますが、無料の短縮URLサービスは、どのようなURLも同じような見た目になってしまい、危険なサイトかどうか判断できなくなります。

そのため、迷惑メール判定の確率が上がってしまうのです。

但し、自分のサイトドメインが分かる形でURLを短縮してくれるサービスであれば、この問題は解決できるようです。

1-H.ユーザーを振り回すようなリダイレクト設定はしない

例えば、サイトのリダイレクト設定を間違えたことにより、そのリンクを踏んだユーザーが想定していないページやサイトに飛ばされてしまった場合、フィッシング詐欺の手口と類似していると判断される可能性があります。

それにより、そのURLが危険なものとして認識され、そのURLを記載したメールは今後正常に届かなくなるかもしれません。

自社サイトのURLだとしても、メールにURLを記載する際はリダイレクト設定に間違いがないか確認しておきましょう。

1-I.画像の利用頻度を抑える

メールが長くなる場合、随所に画像を利用することがあるかと思いますが、画像は入れすぎてはいけません。あくまで、テキストとのバランスを意識してください。

1-J.添付ファイルのサイズを圧縮

複数の画像やその他形式のファイル添付は、不審なメールと誤解される傾向にあるため、できる限り軽量化してzipで送付してください。

特に.exeファイルはそのまま添付してしまうと、高確率で迷惑メールとして判断されてしまうので、気を付けましょう。

1-K.配信者情報を明記する

配信者が何者なのか、すぐ分かるようにメールに明記する必要があります。

具体的に明記しなければいけない範囲は、特定電子メール法に記載されていますので、以下をご参照ください。

メール本文に、送信者などの氏名又は名称
メール本文に、受信拒否の通知を受けるための電子メールアドレス又はURL
受信拒否の通知先の直前又は直後に、受信拒否の通知ができる旨
任意の場所に、送信者などの住所
任意の場所に、苦情・問合せなどを受け付けることができる電話番号、電子メールアドレス又はURL

特定電子メール法 | 迷惑メール対策 | 迷惑メール相談センター

 

配信方法

2-A.受信者のデバイスに合わせて配信

メーラーには、HTMLメールが表示されるものとされないものが存在します。

もしテキストしか表示されないメーラーの利用者にHTMLメールを配信した場合、メール内容がよく理解できず、最終的には利用者の手で迷惑メールとして処理されてしまう可能性があります。

HTMLメールを配信する場合は、マルチパート配信を行えば上記のような問題は回避できるでしょう。

  • マルチパート配信

複数のデータを保有したメールを、受信者の環境に応じて一方のデータを表示させることができる配信方法。

ここでは、テキストメールとHTMLメールのデータを同時に保有したメールを配信することで、HTMLメールを開く環境を持つユーザーにはHTMLメールを、持たないユーザーにはテキストメールを表示させることを意味します。

2-B.配信リストのクリーニング

リストのクリーニングは、重要な迷惑メール対策の1つです。

無効なメールアドレスが多数含まれているリストにメール配信すると、大量のエラーメールが返ってきます。一定以上のエラーメールを返すようなリストへのメールは、迷惑メール判定されやすいのです。

上記のような現象を防ぐため、無効なメールアドレスを定期的に削除(クリーニング)する必要があります。このクリーニング作業の必要頻度は、メルマガ登録者数の増加率次第ではありますが、まとめて対応するより細目に実施することをお勧めします。

2-C.ダブルオプトイン登録で配信リストの精度UP

「ダブルオプトイン登録」とは、登録フォームからの申込だけでなく、その後に届く本登録メールのURLをクリックするという方法です。
この方法は、直接的な迷惑メール回避効果を持つわけではありませんが、この方法で登録される受信者の方々は、質の高い配信リストだと言えます。

それにより、以下のような効果が見込めます。

・無効なメールアドレスが登録される確率が下がる

無効なメールアドレスの登録率が下がることで、配信リストがクリーンになります。
それにより、スパムとしてみなされる確率も下がるのです。

・メルマガを登録したことを忘れて迷惑メール処理してしまった、というケースが減る

メルマガにおいて、登録したことを忘れられるということは度々発生します。それにより、ユーザーの手で迷惑メールフォルダに放り込まれてしまう可能性があります。

しかし、ダブルオプトイン登録の場合、自分が登録したと自覚しやすいため、上記のようなケースは減少します。

2-D.スパムトラップの回避

スパムトラップとは、スパム業者特定のためにブラックリスト団体やメールプロバイダなどが仕掛けるメールアドレスのことです。

このメールアドレスを配信リストに取り込み、かつ不適切な方法でメール配信してしまうと、迷惑メールとして判定されてしまいます。

配信リストの中にスパムトラップが含まれる可能性があるケースは、以下の通りです。

・メールアドレスを購入したことがある

メールアドレスを過去購入したことがある方の配信リストには、スパムトラップが紛れ込んでいる可能性があります。

購入したメールアドレスの中には古くて怪しいメールアドレスが含まれている場合が多いため、スパムトラップのリスクが高いのです。

・古いメールアドレス宛に、久々に配信再開した

長い間メールを送信していないメールアドレスが配信リスト内に存在しており、そのメールアドレス宛に久々に配信を再開した、というケースもあると思います。

その場合、長く放置されたメールアドレスがスパムトラップに変貌している可能性があります。

配信環境の設定

3-A.SPFの設定

聞きなれない単語かと思いますが、一言で言えば、「メール配信証明書」です。このSPFの設定を行うことで、迷惑メール回避率は上昇します。以下のサイトに具体的な対応方法がご紹介されていますので、ご参照ください。

SPF設定解説

かなり手間のかかる設定となるため、エンジニアなどに依頼することをお勧めします。

3-B.配信速度の調整

配信速度が高すぎると、スパム行為として認識されやすくなります。

効果的な対策ではありますが、どれほどの配信リスト数で、どれほど配信速度を落とせばよいのか、大抵の方は分かりません。

他の諸々の対策を実施した上で、まだ迷惑メール判定されてしまう場合に速度調整してみましょう。

メール配信準備の前に「迷惑メール診断」でチェック

ここまで、具体的な迷惑メール回避方法についてお伝えしました。

諸々対応し終えたら、迷惑メール診断ツール「mail-tester」で最終チェックをしてみましょう。

「mail-tester」とは、迷惑メールレベルを10段階で測定してくれる便利な海外ツールです。

配信前にこのツールで診断を受けることをお勧めします。

1.「mail-tester」にアクセスしてください。
https://www.mail-tester.com/

2.画面に、mail-testerドメインのメールアドレスがランダムで表示されています。

このメールアドレス宛に、送信元予定のメールアドレスから用意したメール文章を送信し、「THEN CHECK YOUR SCORE」をクリックしてください。

3.チェック完了まで15秒程度かかるため、しばらく待ちます。

4.チェックが完了すると、項目ごとにステータスが表示されます。

Google翻訳機能で内容を確認しましょう。

適当なメールアドレスで迷惑メールのテンプレートを送信してみたのですが、酷い点数ですね。

5.チェックマークの入っている項目は問題ないという意味ですが、減点項目は修正が必要です。左側の「+」マークをクリックして、減点理由を確認してください。

減点項目を修正し、できる限り高得点を取れたら配信準備を行いましょう。(※「mail-tester」は、迷惑メール判定の回避を保証するものではありません。あくまで改善を目的としてご利用ください)

適切な迷惑メール対策をとらないと、ブラックリストに登録されることも

ここまでご説明したように、迷惑メールの回避方法は数多く存在します。

これらの対策を実施しなければ、最悪の場合はブラックリストに登録される可能性があります。ブラックリストに登録されてしまった場合、迷惑メールフォルダにも入らなくなりますので、ビジネスに悪影響が出ない内にできる限り対策しましょう。

・関連記事メール配信のブラックリスト登録の原因と確認・解除方法

迷惑メール判定を受けることなく、高い到達率を狙うには?

様々な迷惑メール回避方法をご紹介しましたが、中でも「配信環境」の最適化はハードルが高いです。

  • SPFはどうやって設定するのか
  • 配信速度はどこまで落とすべきか
  • 大量の配信リストへの一斉送信がダメなら、どれだけ分割すればいいか・・・etc

また、上記のような対策を慎重に行えば行うほど、狙った時間帯のメール送信が難しくなり、メールマーケティング活動に支障をきたします

こうした対策は、メール配信においてレベルの高いノウハウを持っていない限り、自力で実施するのは非常に困難です。仮に自力で全て行ったとしても、そこにかかる費用や手間は相当量になることでしょう。

上記の問題を解決するには、メール配信サービスの導入をお勧めします。

API連携・SMTPリレーサービス「ブラストエンジン(blastengine)」の活用

ブラストエンジンのアイキャッチ画像

ブラストエンジン(blastengine)は、高速で大量のメール配信を実現するSMTPリレーサービスを提供するとともに、メールサーバーが不要なAPI経由のメール送信機能も提供しています。

ブラストエンジンがサーバーの管理とメンテナンスを担うことで、常に信頼性の高いIPレピュテーションを維持し、メール送信の安全性を保証します。

以下のような課題を抱えている場合、ブラストエンジンの使用を検討すべきです。

  • IPアドレスやドメインがブラックリストに登録されメールが送れない
  • 国内キャリア宛のメール配信に失敗しどう対処すれば良いか分からない
  • メールサーバーの管理や運用を自社で行いたくない


さらに、24,000社以上の導入実績を持ち、14年連続で顧客導入数No.1を誇る姉妹製品blastmailによって構築された配信基盤を活用し、各メールプロバイダーや携帯キャリアドメインに最適化されたメール配信を大規模ネットワークを通じて行い、日本国内へ高速かつ99%以上の高いメール到達率を実現しています。

このサービスは、月額3,000円から利用可能で、コストパフォーマンスに優れ、メールサポートだけでなく日本語の電話サポートも提供しています。

メールアドレスを入力するだけで簡単にトライアルを開始できますので、ぜひお試しください。

ブラストエンジンを無料で試してみる>

シェア1位のメール配信システム「ブラストメール」の活用

ブラストメールのアイキャッチ画像

ブラストメールは、前述のブラストエンジンとは異なり、メルマガ配信や大量配信メールの送信に特化しています。

ブラストメールは14年連続顧客導入数で1位を獲得しており、直感的な操作性と、優れたコストパフォーマンスにあります。幅広い業界や公共機関からの支持を受け、メール配信ツールとしての地位を確立しています。

以下のような課題を抱えている場合、ブラストメールの使用を検討すべきです。

  • 配信したメルマガが迷惑メールに振り分けられてしまう
  • 大量のメール配信に時間がかかってしまい効率が悪い
  • 安くて信頼できるメール配信システムを探している

SPF・DKIMなど、Gmailの送信者ガイドラインに対応しているのはもちろん、ターゲット分けによるセグメント配信、成果測定、HTMLメールの編集など、必要な機能を一通り備えています。最もリーズナブルなプランであれば、月額4,000円未満から利用開始できます。

そのシンプルさと低価格から、メール配信ツールの使用が初めての方にも推奨されます。無料トライアルが提供されているため、興味があればぜひ利用を検討してみてください。

ブラストメールを無料で試してみる>

まとめ

今回は迷惑メール判定される3種類の理由と回避方法をお伝えしました。最も簡単な対策はメール配信サービスを導入することです。

メール配信サービスを利用することにより、迷惑メール対策に一番効果的な「配信環境の最適化」を得ることができます。これにより、高速配信と高到達率を両立しながらメール配信が可能となります。

もし、あなたが迷惑メール判定に悩まされているのであれば、一度メール配信サービスでの配信をお試しください。

「普通にメールを送る場合と、メール配信サービスを使った場合にどのような変化があるのか」などを実際に配信テストしながら、導入した場合の効果を確かめて頂けたらと思います。

また、メールリレーサービスやメール配信サービスに関しては以下の記事でも詳しく解説していますので併せてご覧ください。

関連記事:メールリレーサービスおすすめ10選!比較のポイントや選び方、メリット・デメリットを徹底解説

関連記事:おすすめメール配信システム比較20選!図解とランキング形式で解説

契約数14年連続No.1のメール配信システム「ブラストメール」
詳しくみてみる >