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Gmailの送信者ガイドラインを分かりやすく解説してみた!届かない原因とDMARC・ワンクリック解除の対応策

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2025.12.11 メール配信
執筆者:森神佑希

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こんにちは。ブラストメールWEBマーケティング担当の森神です。

  • 何気なく送ったメールやメルマガが相手先に届かない
  • 迷惑メールに振り分けられてしまった!

そんな経験はありませんか? 私も過去に自分が送ったメルマガが迷惑メールに振り分けられてしまい、開封率がガクンと落ちてしまった苦い経験があります。実はヤフーメールやGmailなどのフリーメールは安全メールの基準が、年々厳しくなっている傾向にあります。そのため、フリーメール宛にメール配信する機会のある方は、特に注意する必要があります。

Googleでは公式に、迷惑メールにフィルタリングされないための「送信者ガイドライン(※)」が公開されています。ただ内容が少々難しいこともあり、きちんと把握できている方は少ないのではないでしょうか。上記ガイドラインは適宜更新されており、最新では2025年11月に規制がさらに厳格化され、未対応メールは「拒否」対象となりました。

せっかく配信したメルマガが、迷惑メールフォルダに振り分けられて、読まれないことは避けたいですよね。そこで、この記事ではGoogleの「送信者ガイドライン」を噛み砕いて重要なポイントを簡潔にお伝えしたいと思います。また、2024年2月から新しく適用されるガイドラインの詳細についてはこちらの無料ガイドブックで解説をしているので、ぜひ参考にしてみてください。

これを参考に、一度メルマガの配信方針が送信者ガイドラインを満たしているかチェックしてみてはいかがでしょうか?

Googleの「送信者のガイドライン」のポイント

信頼性の高いメールアドレスを使う

Googleでは、信頼性の低いメールアドレスからの一斉送信メールをブロックしたり、迷惑メールにフィルタリングすることがよくあります。さらに、そのメールに添付ファイルがある際は、セキュリティの観点から受信を完全に拒否される場合があります。

これに対しては、「同じIPアドレスから送信する」「独自ドメインのメールアドレスを使う」Fromアドレスに同じアドレスを使う」などの対策を行いましょう。更に推奨される対策としては、以下の対応が有効とされています。

  • SPFレコードを登録する
  • DKIM署名を入れる

メルマガへの登録オプションを入れる

メルマガへはなるべく、「ユーザーの意思で購読した」仕組みとするのが良いでしょう。

具体的には、「メルマガ登録フォームから登録して貰う」もしくは「メルマガ購読を希望するチェックボックスを設ける」方法です。なお、以下の方法でメルマガ配信リストを入手するのは非推奨となっています。

  • サードパーティからメールアドレスを購入する
  • デフォルトでユーザー登録されるよう、自動でオンになっているチェックボックスをウェブフォーム上やソフトウェア内に配置する

もし上記の形式で入手したメールアドレスへメルマガ配信する場合は、次項の「登録解除オプション」を必ず入れるようにしてください。

登録解除オプションを追加する

Gmailにはユーザーに親切な機能として、開封することのないメールを大量に受信している場合、そのユーザーに登録解除オプションのカードを自動で表示してくれます。

これは一見、配信者にとって解除される可能性を上げてしまうように思えますが、実はユーザーが登録解除できるようにすることで開封率・クリック率、費用対効果を高めることができるのです。またGoogleは、解除オプションを設定しているメルマガに良い評価をします

Gmail側でこの機能を表示させるのを検討しても良いですが、要するに配信解除の導線があることが大切なのです。

メール本文に「登録解除方法」を明示するようにしましょう。最もスマートな導線は、登録解除URLをメール本文に差し込む形かと思います。

2024年2月からの新ガイドラインについて

2023年10月にGoogleから新しいGmail ガイドラインが発表されました。

https://support.google.com/mail/answer/81126

上記のガイドラインでは2024年2月以降、Gmailアカウントに1日あたり5,000件以上を超えるメールを送信する送信者は、送信ドメインにSPFレコード・DKIM署名・DMARCメール認証の設定が必要と記載があります。詳細は後述します。

他にも、「受信者がメールの配信登録を容易に解除できるようにすること」という記載もあります。

新しいガイドラインが適用された後に、メールが受信者に届かないといったことがないように、ガイドラインの内容を把握することと、どのような設定が必要なのか理解を深めましょう。

詳細については下記の記事で詳しく解説をしているので、参考にしてみてください。

この記事のポイント
  • 2024年2月から適用されるガイドラインの詳細
  • 対応が必要となるSPFレコード、DKIM署名、DMARCについて
  • 上記の具体的な設定方法
  • 安易に配信解除ができるフォームとは

SPF(Sender Policy Framework):送信元の「住所」を確認する

SPFはあらかじめ送信元として許可するIPアドレスリストをドメインのDNS情報に登録しておく仕組みです。これは現実世界における「差出人の住所確認」に似ています。受信側のサーバーはメールを受け取るとその送信元IPアドレスがDNSに登録されたリストと一致するかを照合します。

もしリストにない場所から送られていればなりすましの可能性があると判断できるわけです。もっとも基本的な認証技術でありすべての送信者が必ず設定しなければなりません。

  • v=spf1 include:_spf.google.com ~all

DKIM(DomainKeys Identified Mail):メールに「封印」をする

DKIMはメールに電子署名というデジタルのハンコを押す技術です。これは手紙における「封蝋(シーリングワックス)」をイメージすると分かりやすいでしょう。送信側は秘密鍵を使ってメールヘッダーに署名を付与し受信側は公開鍵を使ってその署名を検証します。

もしメールが配送途中で悪意ある第三者によって書き換えられていれば署名の検証が失敗するため改ざんを検知することができます。またIPアドレスに依存しないためメール転送システムを経由した場合でも認証が維持されやすいという強みがあります。

DMARC:認証失敗時の「ルール」を決める

DMARCはSPFやDKIMの認証が失敗したメールをどのように扱うかを送信者自身が宣言するための仕組みです。いわば「認証という検問を通過できなかった怪しいメールに対する警備員への指示書」のような役割を果たします。

送信者はDNSレコードを通じて「そのまま通す(none)」「隔離する(quarantine)」「拒否する(reject)」のいずれかのポリシーを指定できます。ガイドラインでは1日5,000件以上のメール送信者に対しDMARCの導入を義務付けており最低でも「none」の設定が必要です。またDMARCには自社ドメインを騙るメールの発生状況をレポートとして受け取る機能もありセキュリティ状況の可視化にも役立ちます。

  • v=DMARC1; p=none; rua=mailto:dmarc-reports@example.com

3つの技術の関係性と導入の優先順位

これら3つの技術はどれか一つあれば良いというものではなく相互に補完し合う関係にあります。SPFとDKIMは「正規のメールであることを証明する認証技術」でありDMARCは「認証結果に基づいた取り扱いを決めるポリシーと運用ルール」です。

なぜ3つとも必要かというとSPFだけではメール転送時に認証エラーになりやすくDKIMだけでは封筒(ヘッダー)の偽装を完全には防げないからです。これらを組み合わせることでメール配信の信頼性を強固なものにできます。

  • SPF:送信元の身元を保証する(必須)
  • DKIM:内容の真正性を保証し転送に備える(必須)
  • DMARC:認証失敗時の対応を決め自社ドメインを守る(5,000件以上は必須)

まずはSPFとDKIMを確実に設定しその上でDMARCを導入して認証状況をモニタリングする流れで対応を進めましょう。

今回のガイドラインで求められているSPF・DKIM・DMARCの3つの技術は、いわば「メールの身分証明書」です。これらがどのように連携して「なりすまし」を防いでいるのか、全体像を整理したい方はこちらをご覧ください。

5,000件以上の送信者に必須!「ワンクリック登録解除」への対応

2024年2月以降のガイドライン変更において特に影響が大きいのがワンクリック登録解除の義務化です。これは個人用Gmailアカウント宛てに1日5,000件以上のメールを送信する送信者に対して適用されます。

受信者がメール配信を不要と感じた際にわずかな手間で購読を停止できる仕組みを提供することは、ユーザビリティの向上だけでなく受信トレイプロバイダからの信頼を獲得するためにも不可欠です。対応が不十分な場合は迷惑メールとして判定されるリスクが高まるため早急な確認と実装が求められます。

メールヘッダーへの「List-Unsubscribe」記述方法

ワンクリック解除の実装とは単にメール本文内に配信停止用URLを記載することではありません。技術的にはRFC 8058に準拠した形式でメールのヘッダー情報に「List-Unsubscribe」および「List-Unsubscribe-Post」というフィールドを含める必要があります。これによりGmailの受信画面上で件名の横などに「メーリングリストの登録解除」というリンクが自動的に表示されるようになります。

多くのメール配信システムではこの機能が標準実装されているか設定項目として用意されていますが、自社開発のシステムを利用している場合はヘッダー情報の改修が必要になるでしょう。正しく実装されているかを確認するには受信したメールのソースコードを表示してヘッダー部分をチェックすることをお勧めします。

マーケティングメールとトランザクションメールの区別

ワンクリック解除の要件はすべてのメールに適用されるわけではありません。対象となるのは主にプロモーションやマーケティングを目的としたメールであり、ユーザーがサービスの利用にあたって必要とする通知などは対象外となります。ガイドライン違反を避けるためにも自社が送信しているメールの種類を正しく分類して管理しましょう。

  • マーケティングメール(対象):メールマガジンやクーポン配布および新商品の案内など
  • トランザクションメール(対象外):パスワードの再設定通知や注文完了メールおよび配送状況の通知など

対応後は「Google Postmaster Tools」で健全性を監視しよう

認証設定や解除リンクの実装が完了してもそれで安心はできません。ガイドラインでは迷惑メール率を一定以下に保つことが明確な数値基準として定められているからです。送信したメールがGmail側でどのように評価されているかを正確に把握するためにGoogleが無料で提供している「Postmaster Tools」を活用しましょう。

このツールに自社のドメインを登録することで到達率やエラーの原因などの詳細なデータを可視化できます。定期的に管理画面を確認し数値が悪化している兆候があれば即座に対策を打つ運用体制を整えることが重要です。

迷惑メール率(Spam Rate)の確認方法

Postmaster Toolsの中でも特に注視すべき指標が迷惑メール率です。これは受信者が手動で「迷惑メール」ボタンを押した割合を示しています。Googleのガイドラインではこの数値を0.1%未満に維持することを推奨しており0.3%以上になるとメールが遮断されたり迷惑メールフォルダに振り分けられたりする可能性が極めて高くなります。

たとえ正当なメールであっても受信者にとって不要であれば迷惑判定を受けることがあるため、配信リストのクリーニングやコンテンツの見直しを行う際の重要な判断材料としてください。

ドメイン評価とIP評価の見方

Postmaster Toolsでは送信ドメインや送信IPアドレスの信頼性が4段階のランクで評価されます。評価が高い順にHigh・Medium・Low・Badとなり、Bad評価になるとメールのほとんどが拒否される状態となります。日頃からHighの状態を維持できているかが到達率を左右する鍵です。

もし評価が下がってしまった場合は、過去にスパムトラップに送信していないかや、ユーザーからの苦情が増えていないかなど原因を特定して改善に取り組む必要があります。高い評価を維持し続けることが安定的かつ確実なメール配信を実現するための近道です。

メール大量送信にはメール配信システムを活用する

ここまで解説した「送信者ガイドライン」の要件を、自社のメールサーバーやGmailなどの一般的なメーラーだけで全て満たし続けるのは、専門的な技術知識が必要となり非常にハードルが高い作業です。

特に「ワンクリック登録解除」のためのヘッダー情報の書き換えや、大量配信時のIPレピュテーション管理を自力で行うのは現実的ではありません。そこで推奨されるのが、メール配信システムの導入です。

メール配信システムを使うメリット

メール配信システムとは、その名の通りメールを「大量に・高速に・確実に」届けることに特化したツールです。 これを利用することで、今回のようなガイドライン変更があっても、システム側が機能アップデートで対応してくれるため、利用者は難しい技術設定に悩まされることなく本来の業務に集中できます。

  • 技術的な要件をクリアできる:SPF・DKIM・DMARCの設定サポートや、登録解除ヘッダーの自動付与など、ガイドライン準拠に必要な機能が備わっています。
  • 到達率を高める独自の仕組み:複数のIPアドレスからの分散配信など、迷惑メール判定を避けるための技術的なチューニングが行われています。
  • 効果測定ができる:メールの到達率はもちろん、開封率やクリック率を可視化できるため、Postmaster Toolsと合わせてより詳細な分析が可能です。

おすすめのメール配信システム「ブラストメール」

これからメール配信システムを導入する、あるいは乗り換えを検討されているのであれば、15年連続顧客導入シェアNo.1の「ブラストメール」がおすすめです。 ブラストメールは、今回解説したGmailの「送信者ガイドライン」にいち早く対応しており、以下の機能を標準で提供しています。

  • DKIM署名の作成・設定
  • DMARC設定のサポート
  • ワンクリック登録解除(List-Unsubscribeヘッダー)への対応

難しい専門知識がなくてもマニュアルに沿って設定するだけで、Googleが求める高いセキュリティ要件を満たしたメール配信が可能になります。また、月額4,000円〜という低価格から利用でき、シンプルな操作性で誰でも簡単に使いこなせる点も多くの企業様に選ばれている理由です。

現在、すべての機能を無料でお試しいただけるトライアルも実施中です。ガイドライン対策にお悩みの方は、ぜひ一度ブラストメールの実力をお試しください。

FAQ

Q:2024年2月以降のGmailガイドライン変更の主な目的は何ですか?
A:主な目的は、なりすましメールやスパムメールによる被害からユーザーを保護し、メールのセキュリティと信頼性を高めることです。この変更により、迷惑メールの削減と、正規のメールの到達率向上が期待されます。
Q:1日に5,000件以上のメールをGmailアカウントに送る送信者が必須となる対応は何ですか?
A:1日5,000件以上のメールを送信する送信者は、**SPFレコード、DKIM署名、DMARCメール認証という3つの認証技術をドメインに設定すること**が必須となりました。これらが未設定の場合、メールが迷惑メールに分類されたり、配信が拒否されたりする可能性があります。
Q:すべての送信者に適用される新しい要件には何がありますか?
A:すべての送信者に適用される要件としては、送信メールを暗号化するためにTLS接続を利用することや、ユーザーが簡単に登録解除できるように、メール内に**ワンクリック登録解除機能**を設けることが含まれます(2024年6月以降)。
Q:ガイドラインに対応しないと、どのような問題が発生しますか?
A:ガイドラインに準拠していないメールは、Gmailによって**迷惑メールフォルダに自動で振り分けられたり、最悪の場合、送信が拒否されたりする**可能性があります。これはメールの到達率の低下に直結し、ビジネスに大きな影響を与えます。

まとめ

今回はGmailの送信者ガイドラインを元にメールやメルマガが届きやすくなる方法を説明しました。本記事でお伝えしたものはGoogleのガイドですが、他のプロパイダーにも当てはまると思います。

また、2024年2月からのGmail送信者ガイドライン変更についてはウェビナーでも解説をしております。いつでも無料で視聴できるウェビナーなので、ご興味ある方はお気軽にお申込みください。

森神佑希

この記事の執筆者
株式会社ラクスライトクラウド Webマーケティングリーダー
森神佑希

顧客導入社数シェアNo.1のメール配信システム「blastmail」のWebマーケティング担当。2年以上メルマガ配信の実務を行っており、先頭に立ってPDCAを回してきた。メルマガのノウハウは日本最高クラスと言っても過言ではない。

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