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【開封率40%超えを目指す】メールマーケティングの重要KPIと改善策

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2025.08.06 マーケティング

あなたの会社では、メールを「送る」ことで満足していませんか?

せっかくコストや時間をかけてメルマガを配信しても、それが読者の目に触れ、行動につながっていなければ、実は「届いているだけ」では意味がありません。

メールマーケティングで本当に成果を出すためには、単にメールが「届く」だけでなく、その後の読者の反応を正確に測る「指標(KPI)」を設定し、改善を続けることが不可欠です。

この記事では、令和の最新メールマーケティングにおいて、あなたが必ず追うべき3つの重要指標と、それぞれの目標値、そしてその数値を改善するためのヒントを分かりやすく解説します。

関連記事:メールマーケティングとは?流行の背景や成功事例も合わせて徹底解説

なぜメールマーケティングに「指標(KPI)」が必要なのか?

メールマーケティングの目標は、単にメールを送信することではありません。最終的には、商品購入や資料請求、さらに問い合わせやウェブサイトへの誘導など、具体的な「成果(コンバージョン)」につなげることです。

しかし、闇雲にメールを送り続けても、本当に効果が出ているのか分かりません。

そこで重要になるのが、KPI(Key Performance Indicator:重要業績評価指標)です。KPIを設定し、定期的に数値を追うことで、次のことを把握し管理できます。

  • 現状の把握:客観的に今のメールマーケティングがどれくらいの効果を上げているかを把握できます。
  • 課題の発見:どこに問題があるのか(例:メールは届いているが開かれない、開かれているのにクリックされないなど)を特定できます。
  • 改善策の検討:発見した課題に基づき、具体的な改善策を立てられます。
  • 効果測定:改善策が実際に効果があったのかを数値で確認し、次の施策に活かせます。 

メルマガ成功ライン!まず目指すべき3つの重要指標

現代のメールマーケティングにおいて、特に注目すべき3つの重要指標と、その目安となる目標値をご紹介します。
もちろん、業界や目的によって数値は変動しますが、まずはこのラインを目指して、あなたのメールマーケティングの状況をチェックしてみましょう。

開封率は40%を目指す

開封率とは、送信したメールのうち、受信者に開封された割合を示す指標です。いくらメールが到達(届く)していても、開封されなければ内容は読まれません。

つまり、開封率はメールマーケティングの効果を測る上で、最も基本的ながら非常に重要な指標です。
この開封率は20%台から30%台で十分と言われてきましたが、昨今その様子が変わってきました。

開封率40%を目指すべき理由

近年、Gmailなどの受信プロバイダーが迷惑メール対策を強化した影響で、配信したメールの開封率が低く見えることがあります。

開封率が低くなる理由としては、ドメイン評価が下がり迷惑メールフォルダに振り分けられてしまう、あるいは、魅力的な件名のメールを配信できていない、もしくは送信のタイミングが適切ではないなどが考えられます。

関連記事:メール配信の到達率を上げるには?到達率を上げる5つの対策をわかりやすくご紹介します!

関連記事:メルマガの開封率を知るにはどうすれば良い? 開封率を上げる7つの方法!

開封率を上げるための対策

メールの開封率を上げていくためには、次のような対策が考えられます。

  • 配信リストの管理:メールを長く開封していない方は、配信対象リストから除外しましょう。メールクリーニングを使うのが有効です。
  • 魅力的な件名:読者が「開きたい」と思うような、具体的で興味を引く件名を工夫しましょう。短い方が読みやすいことが多いです。
  • 送信元の表示名:誰からのメールか一目でわかるように、会社名やブランド名を明確に表示しましょう。
  • パーソナライズ:読者の名前を件名に挿入するなど、パーソナライズ(個別最適化)された件名は開封率を高める効果があります。
  • 送信頻度とタイミング:読者がメールをチェックしやすい時間帯や曜日を選び、過剰な送信頻度にならないよう調整しましょう。

これらの対策を講じることで、ドメイン評価も上がり通常の受信ボックスにメールが届きやすくなります。

エラー率は3%以下を維持!安全なメール配信の証

エラー率(バウンス率)とは、送信したメールが何らかの理由で相手に届かなかった(バウンスメールとなった)割合を示す指標です。エラーメールが多いと、あなたの送信ドメインの評価が低下し、他の健全なメールまで届きにくくなるリスクがあります。

なぜエラー率を低く保つことが重要なのか?

エラーメールが多いということは、あなたのメールリストに無効なアドレスや、スパムトラップ(迷惑メール業者を特定するために、受信プロバイダーが意図的に設置しているアドレス)が含まれている可能性が高いことを意味します。

このような状態が続くと、受信プロバイダーから「この送信元は、無効なアドレスに大量のメールを送るスパム送信者かもしれない」と判断され、ドメインの信頼性(レピュテーション)が著しく低下してしまいます。

エラー率を下げるための3つの対策

エラー率を下げるためにはとにかく丁寧なリストメンテナンスが必要です。

  • メールリストの定期的なクリーニング:定期的に(最低でも年に一度)、古いアドレスやエラーとなるアドレスをリストから削除するメールクリーニングを実施しましょう。一般的に、メールリストは1年で約20%が使用不可になるとも言われます。
  • バウンスメールの適切な処理:メール配信システムで自動的にエラーアドレスを検出し、その後の配信リストから除外する設定が必須です。
  • オプトイン(購読同意)の徹底:メールアドレス取得時には、必ず読者の同意(オプトイン)を得るようにし、誤ったアドレスの登録を防ぎましょう。 

迷惑メール報告率は0.3%以下に!読者の不満を最小限に

迷惑メール報告率とは、あなたのメールが受信者によって「迷惑メール」として報告された割合を示す指標です。
この数値が高いと、受信プロバイダーから「この送信元は迷惑メールを送っている」と判断され、ドメイン評価が大きく損なわれ、メール到達率に深刻な影響を及ぼします。

なぜ迷惑メール報告率を低く保つべきなのか?

0.3%と聞くと少なく感じるかもしれませんが、これはGoogleやMicrosoftなどの受信プロバイダーが送信者向けのガイドラインにおいて具体的に示している重要な指標の一つです。

ユーザーからの迷惑メール報告は、送信元の「信頼性」を判断する上で最も直接的なマイナス要素となります。この数値が高いと、せっかく届いたメールも迷惑メールフォルダに直行してしまう可能性が高まります。

迷惑メール報告率を下げるための4つの対策

  • 明確なオプトイン(購読同意):読者がなぜメールを受け取っているのかを理解していることが重要です。
  • 適切な配信頻度:読者が「多すぎる」と感じる頻度での配信は避けましょう。
  • 簡単で分かりやすい配信停止(オプトアウト):読者が不要だと感じたときに、すぐに配信停止できるリンクをメール内に明確に表示しましょう。配信停止が難しいとストレスがたまり、迷惑メール報告をしてしまう読者が増えてしまいます。
  • 読者の期待に応えるコンテンツ:購読時に提供すると約束した内容と、実際に送るメールの内容に乖離がないようにしましょう。読者が本当に求めている情報を提供することが、エンゲージメント(関心度)を高め、迷惑メール報告を防ぐ最善策です。

その他の重要指標:クリック率(CTR)とコンバージョン(CV)

上記の3つはメール到達と読者エンゲージメントの土台となる指標ですが、さらにメールマーケティングの効果を最大化するためには、以下の指標も合わせて追うことが重要です。

クリック率(CTR:Click Through Rate)

メール内のリンクがクリックされた割合です。開封されたメールが、どれだけ次の行動につながったかを示します。

関連記事:集客の効果を高める「CTA」とは!?クリック率が高いメルマガの作り方

コンバージョン(CV)

メールからの最終的な成果(例:購入、資料請求、問い合わせなど)につながった割合です。メールマーケティングの最終目標達成度を示します。

これらの指標は、メールの内容やCTA(行動喚起)の最適化に役立ちます。

メールマーケティングならメール配信システムの導入が必須

メールマガジンなど定期的に大規模なメール送信を行う際は「メール配信システム」の利用をおすすめします。ここでは、メール配信システムのメリットについて説明します。

宛先リストの管理が容易

メール配信システムにはセグメント配信機能がついていることが多く、送信先を容易に調整できます。Gmailなどのメーラーでも可能ではありますが、誤送信等のリスクがあるので、あまりおすすめのやり方ではありません。

大量のメールを一度に効率的に送信できる

メール配信システムは多くの場合、大量送信に適したサーバーを使用しているので、一度に大量のメールを送ることができます。また、有料サービスの場合、送信通数やアドレス数に応じて料金が設定されているので、自分に合ったシステムを導入すれば、低価格で大量のメール配信が可能です。

特にブラストメールは、アドレス数に応じた料金プランなので、配信数の少ないメルマガ初心者にもお得に使えるサービスです。

HTMLメールを知識なしで作成できるエディタがある

メール配信をマーケティング目的で行う場合、HTMLメールの利用は必須です。

メール配信システムにはHTMLメールを知識なしで直感的に操作できる「エディタ」やあらかじめ構成が組まれている「テンプレート」といった機能が備わっています。

エディタの使いやすさはシステムによってさまざまなので、必ず無料トライアルなどで操作感を試してから選びましょう。

スパムフィルタ対策が充実している

メール配信システムにはドメイン認証などセキュリティに特化した機能が備わっています。また、信頼度の高いIPアドレスを保有していることも多く、通常のメーラーで配信を行うよりも到達率が高くなります。

セキュリティ上のリスクを抑えられる

誤送信やCC/BCC間違いといった人的エラーから生じる情報漏洩といったリスクも最小限に抑えられます。

配信の分析ができる

メール配信システムは多くの場合、到達率や開封率、クリック率といった指標の分析が可能です。

特にメルマガを送りたい場合、施策の効果測定は必須です。通常のメーラーを使った一斉送信ではどれだけ届いたか、何人が開封したか、といったデータが全く取れません。

メルマガを送りたい人にはメール配信システムの利用を強くお勧めします。

参考記事:メール配信システムおすすめ比較25選!専門家が図解とランキング形式で解説

メール配信システムの選び方

メール配信システムには多様なサービスがあるので、自分に合ったサービスを選ぶことが大切です。

ここでは、メール配信システムを選ぶ時のポイントについて解説します。

配信規模と料金プラン

メール配信システムは、配信規模によって最適な料金プランが異なります。少量のメールであれば無料プランでも十分ですが、配信リストが増えたり、頻繁にメールを送信する場合は有料プランをお勧めします。

配信先の安全性と到達率

到達率も非常に重要です。SPF(Sender Policy Framework)やDKIM(DomainKeys Identified Mail)といった、メールの正当性を保証するための認証プロトコルに対応していないと、メールがスパム扱いされる可能性が高くなります。

特にGmailは送信者ガイドラインもアップデートされているので、これらの対策がなされているシステムを選ぶのは必須といえるでしょう。

関連記事:【解決策】2024年2月よりGmailガイドラインが変更!1日5000件以上の配信は対応必須!

サポート体制

メールの一斉送信は個人情報を扱う非常にデリケートな領域なので、万が一の際のサポート体制は非常に重要です。特にチャットサポートや電話サポートといった、リアルタイムのサポートが提供されているか、日本語でのサポートがあるかは重要なチェックポイントになりえるでしょう。

機能の充実度

メール配信システムには、セグメント機能や効果測定など、様々な付加機能が用意されています。必要な機能が揃っているか確認しましょう。

また、不必要な機能がついていることで、金額が高くなっているケースもあります。本当に自社で必要な機能は何かを考えたうえで、必要最低限のプランを選ぶことをおすすめします。

使いやすさ

メルマガ初心者の場合、いきなり高度なデザインの入ったメールを0から作成するのは非常に難易度が高いです。また、管理画面の見やすさも、メルマガの運用をしていく上では非常に大切です。

無料トライアルやFreeプランを提供しているサービスは、実際に使ってみることができるので、自分に合ったサービスを探すのに役立つでしょう。

メールマーケティングを行うならブラストメール(blastmail)

ブラストメールのキャッチ画像

ブラストメールは、14年連続で顧客導入シェア1位を獲得している信頼性の高いメール配信システムです。さまざまな業種や官公庁でも利用されており、定番のメール配信システムとして広く知られています。

HTMLメールエディタはもちろん、セグメント配信や豊富なテンプレート、迷惑メール判定対策機能など、メールマーケティングに必要な基本的な機能はすべて揃っています。最も安いプランなら、月額4,000円で導入することができます。

また、配信速度が高く、到達率が非常に高い点も魅力です。

「とりあえずメールマーケティングを始めたい」「たくさん機能があっても使いこなせない」「メールマーケティングにかかっている工数を減らしたい」といった方にはブラストメールがおすすめです。

無料トライアルも用意されているので、まずは試してみることをお勧めします。

【まとめ】「届く」その先へ!指標でPDCAを回そう

「届いているだけ」のメールマーケティングから卒業し、実際に成果を出すためには、開封率、エラー率、迷惑メール報告率という3つの重要指標を定期的にチェックし、目標達成に向けてPDCA(計画→実行→評価→改善)サイクルを回し続けることが不可欠です。

  • 開封率:最低40%を目標に配信リストなどを管理する
  • エラー率:3%以下を維持し、リストの健全性を常に保つ
  • 迷惑メール報告率:0.3%以下を目標に、読者の信頼を裏切らないコンテンツと配慮を

これらの指標を意識することで、あなたのメールは単に届くだけでなく、読者に「開かれ、読まれ、行動につながる」真に価値あるものへと変わっていくはずです。

この記事の監修者

株式会社プリモポスト 取締役
メール到達 エバンジェリスト
日吉 浩之
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2006年より一貫してメール配信の最前線に携わり、業界歴19年の経験を持つ。
メールマーケティングの成功を左右する「開封率向上」と「確実なメール到達」を二大テーマとし、そのための本質的な要素を追求。
世界の最新情報と最先端テクノロジーをいち早く日本に導入し、常に進化するメール環境下で、企業さまのデジタルコミュニケーションを最適化する道を拓いています。
メール到達のスペシャリストとして、複雑な課題を解決し、お客さまのビジネスを次なるステージへ導きます。

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