費用対効果を数字で言えない人必見!費用対効果の意味や計算方法をわかりやすく解説

2020.12.23 マーケティング

あなたは会社の同僚や上司から費用対効果について聞かれたとき、正確な意味や計算式が分からず、言葉に詰まってしまった経験はありますか?

「かけた費用に対してどれだけの効果が生めたか」を意味する費用対効果という言葉ですが、意味を知っているだけではビジネスの世界では合格点とは言えません。最低でも費用対効果を数字で表現できなければ、費用対効果のことを理解しているとはいえないでしょう。

逆にそれさえできれば、一人前のビジネスパーソンになるための第一歩が踏めたといっても過言ではありません。

本記事では費用対効果についてわかりやすく解説しています。費用対効果の具体的な計算方法から、類似した言葉である「投資対効果」との違いについてまで、徹底的に書いてみたので、ぜひ最後まで読んでみてください。

費用対効果とは

「費用対効果」とは、なんらかの施策にかけた費用(コスト)に対して、どの程度の効果が生まれたかを表す指標です。「コストパフォーマンス」と呼ばれることもあり、その場合は「コスパ」や「CP(Cost Performance)」と略されたりもします。英語での正式名称はCost Performanceではなく、「Benefit By Cost」となるので注意してください。

雰囲気で使われることも少なくない費用対効果という言葉ですが、たとえば「あのWEB広告の費用対効果は?」とマネージャーに聞かれたなら、あなたはどのように答えますか?

「100万円運用して150万円売上が出たので、とりあえず広告費は回収できています」と答えるでしょうか。

その答え方が間違いとはいいませんが、「費用対効果はどうか」という質問に対する応答としては、100点満点とはいえません。

今回の例では広告費という「費用」と、売上という「効果」がはっきり現れているので、次のように費用対効果を数字で答えてあげましょう。

「100万円運用して150万円売上が出たので、費用に対して1.5倍の効果が出ています」

このように言えたら、即答できる範囲としては100点満点の答え方です。ただし、費用対効果という言葉そのものに「これが正解」というような計算方法はありません。何を費用として、また何を効果として扱うかは、そのときどきで変わります。

費用対効果と「投資対効果」の違い

費用対効果とよく似た言葉に「投資対効果」というものがあります。投資対効果とは、投下した資本に対してどれだけ効果を得られたかを表す指標です。

響きも意味もよく似た2つの言葉ですが、実際ビジネスの場面では「費用」と「投資」は意味が混同されがちです。費用対効果のことを話しているようで、厳密には投資対効果のことを話しているということは少なくありません。

ただ、費用対効果と投資対効果を厳密に区別して使い分けるべきかといえば、そうでもないだろうと筆者は考えます。

ここで費用と投資の厳密な意味を確認して、両者を比較してみましょう。

  • 費用……利益を得られるかどうかとは関係なく支払うお金
  • 投資……利益を見込んで支払うお金

こうして見比べてみると、確かに2つの言葉はまったく異なる意味合いとなっています。たとえば株式投資をするときにかかる取引手数料を、投資か費用かに区分するなら費用の方に分類すべきです。

しかし、ビジネスの場面においては、このような区別が混乱を招くことに気づくでしょう。先ほど広告費に対してどれだけ売上が出たか、という例を挙げましたが、広告費は費用でありながら利益を目的として支払うお金であることは明らかです。

つまり、利益が目的ではないコストを費用とするなら、費用に対してどれほど効果を生んだかを意味する「費用対効果」という言葉自体に矛盾が生じるのです。

極論、ビジネスにおけるすべての費用は投資とも言い換えられます。

たとえば人を一人雇うときにかかるお金は、給料の他にも求人費・交通費・保険料など様々な種類がありますよね。それらを費用とするか投資とするかといえば、どちらとも取れるでしょう。

求人費は文字通り求人誌やサイトに求人を掲載するための「費用」です。一方で、求人費を抑えれば応募者の数や質は下がるでしょうし、同じ金額でも掲載する媒体によって効果が変わることもあるでしょう。そういう意味だと求人費というコストは、より高い効果を見込んで行う「投資」といえます。

つまり、ビジネスにおけるコストは費用とも投資とも捉えることができ、捉え方によってコストに対してどう対処するかが変わるということです。

コストを費用と捉えるならシンプルに少ないほどよいですが、投資となったら「何に投資するか」「限られたコストでどう利益を最大化するか」が重要になります。

長くなってしまいましたが、以上を踏まえて費用と投資を使い分けるとするなら、下記のようにするのがよいでしょう。

  • 費用……効果が短期で現れるタイプのコスト
  • 投資……効果が現れるまでの期間が長いタイプのコスト

つまり、効果が現れるまでにかかる時間で使い分けるということです。例としては、新規事業を軌道に乗せるまでのコストは投資で、広告費やランディングページ制作費のようなコストは費用といった具合です。

「ROI」や「ROAS」など費用対効果の計算方法

ビジネスにおいて費用対効果を表す指標には、「ROI(アールオーアイ、ロイ)」と「ROAS(ロアス)」というものがあります。これらを覚えておけば、費用対効果について考えたり話したりするとき大いに役立ちます。

ROIとROASの概要や計算方法は以下のとおりです。

ROI(費用対効果、投資対効果) ROAS(広告費用対効果)

意味

投下した資本に対してどれほどの利益が得られたかを表す指標 かけた広告費に対してどれだけの売上が得られたかを表す指標

計算方法

利益 ÷ 投資 × 100 = ROI (%) 売上 ÷ 広告費 × 100 = ROAS (%)

たとえば投資した金額が1億円で、それよって得られた利益が3億円なら、ROIは下記のとおりとなります。

3億円 ÷ 1億円 × 100 = ROI 300%

次にROASを見ていきましょう。かけた広告費が200万円で、広告経由で発生した売上が380万円だった場合、ROASはこのようになります。

380万円 ÷ 200万円 × 100 = ROAS 190%

以上のように、ROIやROASを使えば費用対効果を数字で表せます。そのため費用対効果について話すときは、ROIやROASを使うことで、費用対効果を明確かつ具体的に伝えられるのです。

なお、本ブログではROIについての解説記事を公開しています。本稿と合わせて、そちらもぜひ読んでみてください。

ROI(投資利益率)はどんな指標?計算方法やマーケティングでのROIの考え方について徹底解説!

費用対効果の重要性

費用対効果を出すことがなぜ重要なのか? 結論を言えば、主に以下の2点にあるといえるでしょう。

  • 事業・施策の改善について考えるきっかけになる
  • 規模の異なる施策同士を比較しやすくなる

それぞれについて詳しく解説していきます。

事業・施策の改善について考えるきっかけになる

たとえば競合他社の事業Aに対抗して、社内でも事業Aに似た新規事業Bを立ち上げるとしましょう。事業Bでは、事業Aの実績である「2年以内でROI 100%」をベンチマークとしましたが、2年経過してもROIは80%止まりでした。

事業Aと事業Bの間にある20%という差は、事業Bの中にどこか改善を要するポイントがあるということなのか? あるいは事業AとBに大きな差はなく、単純に事業Bが後発だからROIが低く留まっているのか?

このように費用対効果を出すことは、事業・施策の改善について考える直接的なきっかけとなります。

実際の事例として、日本一の自動車メーカーであるトヨタは、車一台の原価を極限まで抑えるため、工場の設備やオペレーションのコストを1銭単位で管理していたりするそうです。1円ではなく、1銭です。

トヨタがそれだけ費用対効果を厳しく管理しているのは、社員がストイックだからというだけではありません。トヨタは毎年1,000万台も車を生産しているので、車一台の原価が1銭下がるだけでも、単純計算で毎年10万円浮くことになります。

つまりトヨタの場合、原価を1銭下げるためにかけた費用は、毎年10万円の利益につながるといえるのです。もしかしたらあなたの所属するチームにも、大きな効果につながる小さな改善ポイントがあるかもしれませんね。

規模の異なる施策同士を比較しやすくなる

費用対効果は規模の違う施策同士を比較するときにも役立ちます。

たとえば、毎月100万円かけて運用しているWEB広告クリエイティブのROASが前は100%だったのに、そこからジリジリと下がって今は50%に落ちてしまったとしましょう。この場合、費用対効果が下がっているため、広告の改善や差し替えが必要かもしれない、という判断をすることができます。

テストとして、現在運用中のものとは違うパターンの広告クリエイティブを、広告費20万円でスモールスタートしました。そちらのROIは120%をつけたため、現在運用中のクリエイティブと差し替えることにしました。

このように費用対効果を使えば、かけている費用が大きく異なる施策同士の効果を比べやすくなるのです。

費用対効果の意味まとめ

結論、ビジネスにおける費用対効果とは、かかったコスト(費用や投資など)に対して、どれだけの効果(売上や利益など)が得られたかを表す指標のことです。

また、費用対効果を表す定量的な指標として、ROI(投資対効果)やROAS(広告費用対効果)があります。「費用対効果について聞かれても上手く説明できない」という場合は、それらの指標について覚えておくと良いでしょう。

なおROIやROASの他、CPA(顧客獲得単価)やLTV(顧客生涯価値)など、費用対効果を分析するのに役立つ指標は数多くあります。それらの指標について覚えれば、費用対効果もそれだけ多面的に分析できるようになるでしょう。余裕があれば、ROIやROAS以外の指標についてもぜひ学習してみてください。

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