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メルマガ登録を増やす方法を徹底解説|Webや店舗で登録率を劇的に上げる方法とは?

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2025.11.07 メルマガ
執筆者:森神佑希

「メルマガの登録フォーム、とりあえず設置はしたものの、思ったように登録者数が伸びない…」 「これからフォームを作るけど、”どんな項目”を”どこに”置けば、読者はストレスなく登録してくれるんだろう?」そんな悩みを抱えていませんか。

せっかくメルマガに興味を持ってくれた読者を、入口である「登録フォーム」のせいで逃してしまうのは非常にもったいないことです。フォームが分かりにくかったり、入力項目が多すぎたりするだけで、読者は面倒くさいと感じ登録するのをやめてしまいます。

結論から言うと、登録率が高いフォームには「読者の手間と不安を最小限にする」ということを最優先に設計されています

この記事では単なるフォームの作り方だけでなく、長年メール配信システムを提供し多くの企業のメルマガ運用を支援してきた知見に基づき、「登録されるフォーム」と「離脱されるフォーム」の決定的な違いを徹底解説します。

この記事を最後まで読めば、あなたのサイトのフォームが「読者を逃す原因」になっていないかすぐに診断でき、登録率アップのために明日から試せる具体的な改善策が見つかります。

メルマガ登録者数の重要性

メルマガの作成には、ネタ探しやコンテンツ作成、リストの管理などそれなりの時間がかかります。

どれだけクオリティの高いメルマガを作成したとしても、登録者数が少なければメルマガへの反応は少なくなります。登録者数が増えようとも、メルマガ配信にかかるコストや労力が変わらないのがメリットでもあります。

登録者が増えれば、それだけ収入や影響力も増加します。良いメルマガの作成と並行し、登録者数を増やし分母を大きくしていく努力も大切です。

メルマガは読者に直接マーケティングできるツール

メルマガはSNSやYouTubeなどと違い、読者に対して直接アクションを起こすことのできるツールです。メールアドレスに加え、性別や年齢などを登録時に取得していれば、ターゲット毎に内容を変更することもできます。

セミナーへの参加や新商品のモニターを募る際に、全く自社のことを知らないターゲットを対象に広告をかけるのと、メルマガ読者にアナウンスをするのでは反応率は大きく異なります。

また顧客獲得コスト(CPA)もメルマガのハウスリストに送る場合は、ほぼ0円で集客ができる点もマーケティング担当社にとっては大きなメリットでしょう。

また、SNSなどは基本的に、顧客側からのアクションがなければ、情報を届けることができません。その点メルマガは「個人のメールボックスに情報を届けることができる」という強いメリットがあります。

SNSのフォロワー数以上に、メルマガ登録者数は売上や問い合わせ増加に影響を及ぼします。

接点を持ち続けることができる

メルマガ登録を増やすことで、見込み客との接点を持ち続けることができます。

例えば、ウェブサイトの閲覧や店舗への来店だけでは、顧客との接点がその場限りに
なってしまいます。そうした機会は見込み客を既存顧客に繋げるチャンスです。

メルマガを活用することで、接触機会を増やし継続的なマーケティングを行えるようにしていくことができます。

メルマガ登録をWeb経由で増やすには

まずはメルマガ登録をWeb経由で増やす方法について解説します。

ECサイトやWebサイトからのメルマガ登録はWeb経由で収集するかと思います。その際に意識すべきポイントをまとめました。

登録ページを目立たせる

メルマガ登録を増やすには、まずは「分かりやすい登録ページ」を作ることをおすすめします。

こちらは、「SUIT SELECT(スーツセレクト)」のメルマガ登録ページの一例です。

メルマガ登録専用のページが用意されており、登録による特典や登録リンクが分かりやすいデザインになっています。

専用ページを一つ作っておけば、ブログやSNS、ホームページの各所にメルマガ登録へのリンクを設置できます。接触機会を逃さぬようお客様の目につきやすく見やすい登録ページを作成しましょう。

メルマガ登録ページの事例は以下の記事で詳しく解説していますのでご参考ください。

関連記事:読者が集まる!メルマガ登録ページの事例をご紹介

お役立ち資料を用意する

Webからのメルマガ登録を増やす手段として「無料特典」も効果的です。

弊社でも、上記のようなお役立ち資料を無料で配布していますが、ダウンロードの際にはアドレス登録が必要となっています。

PDF資料以外にも、ECサイトであればクーポンやポイント、SNS関連ツールなどもメルマガ登録を増やすための特典として用いることができます。

ただし、こういった特典を取得するためだけに普段は使っていないメールアドレスを使用したり、ダウンロードのために捨てアドレスを登録するユーザーもいます。

無料特典だけでなく。メルマガもためになる情報やコンテンツを取得できるという点を強調することが大切です。

関連記事:メルマガ登録率大幅アップ! 効果的なメルマガ登録時プレゼントの作り方

登録の手間を少なくする

Webからのメルマガ登録を増やすには登録の手間をなるべく少なくすることが効果的です。後述する店舗での対策とも被ってくるのですが、登録のハードルを下げることが非常に重要です

「このメルマガ気になるな」「会員登録してみようかな」という際に、入力項目が多くて登録が億劫になったという経験はないでしょうか。

登録時にパーソナル情報を取得したくなる気持ちは分かりますが、まず登録してもらえないことには情報を発信することができません。登録後のアンケートでアドレス以外の情報は収集できるので、最低限の項目のみを用意するようにしましょう。

更に「解除方法も明確にしておく」こともメルマガ登録を増やすには効果的です。

メルマガ登録をする際、少なからずユーザーには「登録しても鬱陶しければ解約すれば良い」という考えがあるはずです。

そうした気持ちにより安心感を与えるための文言として「意図したものと異なる内容のメルマガだった場合ワンクリックで解除できます」といったものを登録フォームに記載するのもおすすめです。

サイトの閲覧数を上げる

そもそもサイトの閲覧が少ない状態では、メルマガ登録者も増えません。

サイトの閲覧を上げる方法としては、SEO対策やSNS運用が必要ですが、これらはコストがあまりかからない反面、時間がかかってしまいます。

すぐにメルマガ登録を増やしたいという状況であれば広告を出すことも一案です。ターゲティングしやすいFacebook広告や、検索連動型の広告などはニーズを絞って運用するメルマガと相性が良いでしょう。

メールアドレスを購入できるようなサービスもありますが、無効なアドレスが多く、その後のメルマガ運用にも支障をきたすのでなるべく避けましょう。

ウェブ広告の基礎知識については以下の記事で解説していますので参考にしてみてください。

SNSと連携する

SNSのメリットは拡散力です。ユーザーに拡散してもらうことでメルマガ登録を増やしていくことができます。特にノウハウ系のメルマガの場合は相性が良く、SNSにて情報発信をすることで興味のあるユーザーを集めることができます。

また、SNSと連携するメリットとして配信者情報を知ってもらいやすいというメリットもあります。

「どのような人物がメルマガを配信しているのか」SNSにて顔が見えることで親近感がわきメルマガにも興味を持ってもらえます。メルマガのみだとどうしても配信者の存在を感じにくくなります。

SNSはそうした面への対策ができるので、SNSとメルマガを連携していく意識が大切です。

メルマガ登録を店舗で増やすには

それでは次に店舗にてメルマガ登録を増やす方法について解説します。

ネットでメルマガ登録を増やす方法と被る部分もありますが、実店舗ならではのポイントもありますのでそのポイントをまとめました。

会員制度を用いる

実店舗でのメルマガ登録手法として「会員登録」はおすすめです。

会員限定のポイントカードや割引、アプリへの登録などでメールアドレスを取得すれば、メルマガ配信にまで繋げることができます。

メルマガ登録を増やす目的だけでなく、顧客情報を集めたり、会員限定のキャンペーンをする際にも会員情報は役立ちます。

魅力的なPOPやチラシを作成する

店舗でメルマガ登録を増やす上でも、登録を促す広告を目立たせることが大切です。

飲食店であれば、テーブルに卓上POPを置いたり、トイレ、レジ横、壁のメニュー横などお客様の目につきやすい場所を選んで設置しましょう。

「メルマガ登録でこの後使える割引クーポンがもらえる」というように、登録直後に特典が付与されるようにしておくと、お得感を感じてもらいやすく、メルマガ登録が増えます

既存顧客以外にアプローチする

実店舗の場合、まずはお客様にお店に足を運んでもらうことが重要です。

メルマガ登録を増やし、かつ来店を促す施策として「口コミを通じた会員登録」を行いましょう。友達をメルマガ会員に誘うと割引券がもらえる、というようなキャンペーンを実施すれば、まだ来店が無い見込み客もメルマガ登録させることができます。

紹介や推薦(リファラル)に目を向けることでメルマガ登録を効率的に増やしていくことができます。

ワンステップで登録できるようにする

Webからメルマガ登録を増やす際と同様に登録の手間は極力少なくしましょう。

店舗の場合は「QRコード」を使った空メール登録ができるようにしておくと簡潔にメルマガ登録を促すことができます。「1分で完了します」というような文言を添えておくと、メルマガ登録に踏み切ってもらいやすいでしょう。

また、どんな内容のメルマガが配信されるのかが簡単にでも分かるようにしておきましょう。キャンペーン情報が手に入る、新商品入荷のお知らせが届く、誕生日月の特典が届く、など具体的なメルマガ内容を記載しておくことも大切です。

効果的に店舗でメルマガを運用するポイントについてはこちらの記事でも詳しく解説していますのでご参考ください。

関連記事:店舗メルマガを運用する10のポイント!読者の増やし方から配信の作り方・送り方まで解説します

メルマガ登録を増やすためのポイント

Web、実店舗のどちらでもメルマガ登録を増やすにしろ、共通するのは以下のポイントです。

  • 登録の手間を少なくする
  • 登録による特典を付ける
  • メルマガの存在を知ってもらう ※流入経路を増やす
  • セールスは少なくする

メルマガ登録を増やす上でまず意識しなければならないのは「登録のハードルを下げること」です。強い魅力を持った特典や引きのあるジャンルでも無い限り、登録作業がめんどくさいと登録は増えません。

メルマガ登録を増やす上で「特典」は非常に強力ですが、頼りすぎるのも考えものです。

というのも、特典のみがメルマガ登録の目的になってしまい、肝心のメルマガに興味を持ってもらえない可能性があるからです。

その後のメルマガも読者を惹きつける内容にしていくことが重要です。

また、メルマガ配信では「セールス」の割合は2割、残りの8割はノウハウや情報発信を行うことをおすすめします。

読者がメルマガ登録する動機は商品を買うことではなく「メルマガでしか得られない情報やノウハウが欲しいから」です。

せっかく増やした登録者にセールスしたくなる気持ちは分かりますが、増やしたメルマガ登録者を維持するためにも、売り込み色はなるべく抑えるようにしましょう。

メルマガ登録を有効活用するには

メルマガ登録を増やしたら、そのリストを有効活用したいものです。

メルマガのマーケティング効果を最大限発揮するには「読まれやすく」「クリックされやすく」「効果測定ができる」ことが重要です。そうしたポイントを抑えたメール配信を行うことができるのがHTMLメールです

HTML形式のメルマガ配信は現在主流になっており、従来のテキストのみのメールではなく画像やリンクを自由に配置できるので、デザイン性の高いメールを作ることができます。

画像やリンクが多数設置できることで、メール内のリンクへの反応率が高まることに加え、効果測定もできるのでメール配信結果の分析をしながらメルマガを作成することができます。

HTMLメールはメール配信システムを使うことで、誰でも簡単に利用することができます。こちらの記事では、利用者が多く安心して使えるメール配信システムを詳しく比較していますのでぜひご参考ください。

関連記事:【2022年最新】メール配信システム20選!機能・料金を徹底比較

フォームの離脱を防ぐ!具体的なEFO(入力フォーム最適化)テクニック

メルマガ登録フォームを設置しても、入力の途中でユーザーが離脱してしまっては意味がありません。この「フォームからの離脱」を防ぐための専門的なテクニックを「EFO(Entry Form Optimization=入力フォーム最適化)」と呼びます。

ユーザーは入力が面倒だと感じたり、分かりにくい・使いにくいと感じたりした瞬間に登録をやめてしまいます。ここでは、訪問者を確実に登録完了まで導くための、具体的なEFOテクニックを3つのポイントに分けて解説します。

入力の手間を最小限にするUI/UX(項目数、レイアウト)

登録率を上げるために最も重要なのは、入力の手間をいかに減らすかです。ユーザーの心理的・肉体的な負担を最小限に抑えるUI/UX(ユーザー体験のデザイン)を心がけましょう。

まず、入力項目は必要最低限に絞り込みます。基本的にはメールアドレスのみが最もハードルが低くなります。もし名前や会社名を取得したい場合でも、項目が増えるほど離脱率が上がることを認識し、本当に必要な情報だけを厳選してください。

レイアウトは、ユーザーの視線が迷わない縦1カラムが推奨されます。複数の項目を横並びにすると入力順序が分かりにくくなったり、タップ(クリック)しにくくなったりする原因となります。また、各入力欄のラベル(「メールアドレス」などの項目名)は入力欄の上部または左側に配置するのが一般的です。

リアルタイムエラー表示と入力補助機能(住所自動入力など)

ユーザーが入力ミスをした場合、いつそれを知らせるかは非常に重要です。すべての項目を入力し終えて「送信」ボタンを押した後にまとめて「入力に誤りがあります」と表示されると、ユーザーは大きなストレスを感じ離脱する可能性が高まります。

これを防ぐのがリアルタイムエラー表示(リアルタイムバリデーション)です。例えば、メールアドレスの形式が違う場合、次の項目に移る前に入力欄のすぐ下などに「@がありません」といった具体的なエラーメッセージを即座に表示します。これにより、ユーザーはその場ですぐに修正でき、スムーズに入力を進められます。さらに、入力を補助する機能も有効です。ユーザーの手間を減らすことで、入力完了率を高めます。

  • 入力例(プレースホルダー)の表示 入力欄の中に「例:example@mail.com」といった薄い文字で入力例を示します。
  • 郵便番号からの住所自動入力 郵便番号を入力するだけで、都道府県や市区町村が自動で入力される機能です。
  • フリガナの自動入力 氏名(漢字)を入力すると、フリガナ(カタカナ)が自動で入力される機能です。

スマートフォン(モバイル)での入力体験の最適化(ボタンサイズ等)

現在、多くのユーザーがスマートフォン経由でウェブサイトを閲覧しています。PCでの使いやすさだけを考えてフォームを設計すると、スマホユーザーにとっては非常に使いにくいものになってしまいます。スマートフォンでは画面が小さく、指でタップして操作します。そのため、入力欄やチェックボックス、特に「登録する」といったCTAボタンは、指で押しやすい十分な大きさ(高さ・幅)を確保する必要があります。小さすぎるボタンは押し間違えを誘発し、ストレスの原因となります。

また、入力項目に応じて適切なキーボードを自動で表示させる工夫も有効です。例えば、「メールアドレス」の欄をタップしたら英字キーボードが電話番号の欄をタップしたら数字キーボードが自動で表示されるように設定すると、ユーザーがキーボードを切り替える手間を省けます。

この記事のFAQ

Q:Webサイトでメルマガ登録者を増やすための最も重要なポイントは何ですか?
A:登録ページを目立たせ、分かりやすくすることが重要です。登録の手間をできるだけ少なくする(入力項目を最低限にする)ことも非常に効果的です。また、「無料お役立ち資料」などの特典を用意することも有効な手段です。
Q:実店舗(お店)でメルマガ登録を促すにはどうすればいいですか?
A:テーブルの卓上POPやレジ横などに、魅力的な広告(POPやチラシ)を目立つように設置することが大切です。その際、「QRコード」を使った空メール登録などで、お客様がワンステップで簡単に登録できるように工夫すると効果的です。
Q:登録フォームの入力項目は多い方が良いですか?
A:いいえ、登録の手間を少なくすることが効果的です。入力項目が多いと登録が億劫になり離脱の原因となるため、まずは最低限の項目(例:メールアドレスのみ)で登録してもらうことが重要です。他の情報は登録後のアンケートなどで収集できます。
Q:メルマガ登録者を増やした後、解約されないためにはどうすればいいですか?
A:読者は「メルマガでしか得られない情報やノウハウ」を求めています。セールス(売り込み)の割合は2割程度に抑え、残りの8割はノウハウや有益な情報発信を行うことをおすすめします。

まとめ

以上、メルマガ登録を増やす方法について「Web」「店舗」の二つのパターンに分けて解説してきました。実際のところ、Webでも店舗でも意識すべきポイントは同じような部分が多くなっています。

見込み客との接点を維持し、商品・サービスの購入を逃さないよう、メルマガ登録を増やし、効果的なメルマガ配信を行っていきましょう。

森神佑希

この記事の執筆者
株式会社ラクスライトクラウド Webマーケティングリーダー
森神佑希

顧客導入社数シェアNo.1のメール配信システム「blastmail」のWebマーケティング担当。2年以上メルマガ配信の実務を行っており、先頭に立ってPDCAを回してきた。メルマガのノウハウは日本最高クラスと言っても過言ではない。

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