メルマガの登録者を増やすためには、メルマガの登録ページを用意しておくことが重要です。ただ、ホームページのどこに設置するのか、どのようなデザインにするのかによって、登録者数も変化してきます。
本記事では、メルマガの登録ページの事例をいくつか紹介します。ぜひ、購読者数を増やすための登録ページ作りのアイデアの参考にしてみてください。
目次
メルマガ登録ページを設置するメリット
メルマガの読者を増やすことは、マーケティングの可能性を高めていく上で非常に重要です。
メルマガ登録ページを設置するメリットは以下の二つです。
24時間受付可能な窓口になる
メルマガ登録ページを用意しておけば、24時間いつでも顧客からのメルマガ登録を処理できるようになります。
電話や対面での問い合わせを必要とせず、登録までのハードルが低いというのはメルマガの特徴的なポイントです。ぜひ、パッとみて分かりやすく、目立つメルマガ登録ページを用意しておきましょう。
ターゲット配信が可能
メルマガの登録フォームに性別や年齢、趣味、興味のあるのものなどの記入項目を作っていれば、登録してくれた人がどのようなものに興味があるのか知ることができます。
ファッション系のメルマガ配信を行うのであれば、男女で異なる内容にした方が反応率は当然向上するはずです。
メルマガ登録された段階で、顧客情報をある程度把握できれば顧客の属性毎に適切なメールを作成することができます。
メルマガ登録ページの事例
それでは、実際のメルマガ登録ページの事例を紹介していきます。
メルマガ登録ページの事例1.スーツセレクト
最初に紹介するのは「SUIT SELECT(スーツセレクト)」のメルマガ登録ページです。
登録画面に進むと、メルマガによる特典がシンプルに分かりやすく表示されるようになって
おり、HPの雰囲気と合わせたスタイリッシュなデザインになっています。
スーツセレクトでは、メルマガ登録に面倒なユーザー情報の入力を省いており、特定のアドレスへの空メールの送信するだけで登録が完了します。
BtoCのメルマガの場合は、こういったクーポンやお得情報の発信でメルマガ会員を集める方法が多く取られます。
こういった手法でメルマガ登録を促す場合「とりあえず、メルマガではなくクーポンに興味がある」という方がほとんどかと思いますので、登録手続きまでのステップはなるべく少なくした方が良いでしょう。
そのため、顧客情報の入力項目は必要最低限にするか、空メール登録だけで完了するようにしておいた方が読者のストレスは減るはずです。
メルマガ登録ページの事例2.ADDAPTER
次に、ホームページ作成を行う「株式会社アダプター」のメルマガ登録ページをご紹介します。
こちらは「お問い合わせ」や「資料請求」のタイミングでメールアドレスを取得し、メルマガ登録してもらうという手法です。
導入までのハードルの高いサービスや、比較検討が必要な商品、費用が一定ではないものを扱うBtoBで使われることが多い手法です。
こういった商品・サービスはすぐに成約、という形になることは少ないでしょう。問い合わせや、資料請求からメルマガを定期的に発信することで読者との接触機会を増やし、時間をかけていく必要があります。
デザイン的にはお問い合わせ、資料請求へのボタンが分かりやすいように、黄色と青色で目立たせるようなものになっています。登録までの経路が非常に分かりやすく、迷わずメールアドレスの入力フォームまで進めるようになっています。
メルマガ登録ページの事例3.エース英会話家庭教師KIDS
「エース英会話家庭教師KIDS」では資料請求や体験レッスンの申し込みをきっかけにメールアドレスを取得するパターンです。
先ほどと同じような感じですが、デザイン的にはサイト右横にあるバナーが、ページをスクロールしていっても常に追尾されるような設計になっています。
問い合わせやフォーム入力までの経路は「とにかく分かりやすく」「目につきやすいように
」することが、反応を高める上では非常に重要になるので、こうしたデザインは非常に効果的です。
メルマガ登録ページの事例4.TECH+
次に紹介するのは「TEHC+」の「お役立ち資料のプレゼント」をきっかけとして、メールアドレスの入力→メルマガ登録へと誘導していく事例です。
用意する資料によって、顧客の持つ悩みを事前に把握することができるので、その後のメルマガコンテンツもある程度ターゲットを絞って配信することができます。
クーポンやお役立ち情報を発信するメルマガと同様に「メールアドレスを入力すれば何かをプレゼント」という形は、プレゼントを貰うことが一番の目的なので、メールが読まれにくい傾向にあります。
いくつかプレゼントを用意できるなら、どのプレゼントを取得したかによってメールの内容を変えられるように設定しておくと、メルマガの効果も高まります。
お役立ち資料の場合は読者の「悩み」を解消するためのコンテンツです。
用意した資料を欲しい読者はどのような悩みを持っているのか、資料を読むことで次にどんな悩みが出てくるのかを想像し、メールにてそれに対する次の回答をしていくと効果的です。
メルマガ登録ページの作成方法
いくつかメルマガ登録ページの事例を紹介しました。
基本的にメルマガの登録数を増やすには、直接的にメルマガ登録を促すのではなく、資料請求や無料プレゼントなどを足掛かりとしてメールアドレスを取得し、メルマガ配信へと誘導していくというのがほとんどです。
では最後に、メルマガ登録ページを作る方法について簡単にご紹介します。
HTMLで作成し独自にシステムを開発する
資料請求や無料プレゼントからメルマガ登録へと誘導していくには「フォーム」の作成が必要になります。
サイト内にメールアドレスや名前、性別等を入力するフォームを作成し、その入力が確認できたらメルマガを配信開始する、プレゼントを送るといったシステムを構築していく必要があります。
ご自身で入力フォームを自作し、その内容を自社サーバーのデータベースに登録するプログラムを開発すればメルマガ登録ページを作成することが可能です。
この方法は当然、デザインの自由度が高く、取得したデータの管理も自在に設計ができるので、細かくターゲット分けしたメルマガ配信が可能になります。ただし、プログラム開発に関する技術と知識が必要になってくるので、初心者にはかなりハードルが高い手法となります。
フォーム作成ツールを使う
専門的な知識が無い方は、フォームの無料作成ツールの利用がおすすめです。
例えばこちらの「formrun」というツールを利用すれば、誰でも簡単にフォームの作成を行うことができます。
いくつか用意されたテンプレートの中から使いたいものを選び、フォームに必要な項目を選び、作成されたリンクをホームページに貼り付けるだけで、サイトの謳い文句通り30秒で入力フォームの作成が完了します。
他にもGoogleアカウントがあれば無料で使える「Googleフォーム」やフォームからの問い合わせまでツール内で管理できる「Tayori」などもオススメです。
メール配信システムを使う
メルマガ配信をするなら、メール配信に特化した「メール配信システム」の導入が必須になってきます。
そして、メルマガ会員を増やすために、メルマガ登録ページの作成が必要になってくるわけですが、メール配信システムの中には「フォーム作成機能」が搭載されているものもあります。
フォーム作成機能はなくとも、メールを送るだけで登録が完了する空メール登録機能や、効果分析機能などメルマガ登録を円滑に進めるためのツールが揃っています。
メルマガ配信では、読者リストの管理が非常に手間になってきます。新しい読者のアドレスや付随する情報の入力、購読停止希望をしたアドレスの削除などを手作業でやっていては膨大な時間がかかります。
また、メール配信システムにフォーム作成機能が無くとも、先程紹介した無料ツールをサイト内には設置、登録されたアドレスはメール配信システムで管理という設定も行えるので、上手く使い分けて利用してみてください。
5分で分かる!メール配信システムの仕組みとは?メーラーとの違いも解説します
まとめ
以上、メルマガ登録ページの実際の事例、デザインについてご紹介しました。
よほど名前が知られている著名人や企業のメルマガでも無い限り、メルマガの登録ページを用意しておくだけで、読者が集まるということは少ないかと思います。
一般的には、クーポン情報、無料プレゼント、お問い合わせ、資料請求などを取得するためにメールアドレスやその他の情報を入力するフォームを設置し、そこからメルマガを開始するという形がよく取られています。
その入力フォームまでの導線は、サイトの色使いや、リンクを設定する位置を紹介したようなサイトを例に「とにかく分かりやすく」することが大切です。
また、フォームの用意は無料の作成ツールやメール配信システムの利用をおすすめします。ぜひ、今回紹介紹介した事例を参考に、読者の集まる登録ページを作成してみてくださいね。