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例文あり】確認メールの返信マナー。件名や感謝の伝え方、返信不要時の対応まで解説

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2025.11.07 メール
執筆者:森神佑希

ビジネスシーンで「承知いたしました」「日程を確認いたしました」といった確認メールを受け取ったとき、このメールに返信すべきか?と迷った経験はありませんか

「返信不要」と書かれていれば迷いませんが、何も書かれていない場合、「返信しないと失礼にあたるかもしれない」「かといって返信すると、相手の手間を増やしてしまうのでは?」と悩んでしまうものです。

また、返信するにしても、件名を「Re:」のままにして良いのか、どのような本文にすれば良いのか、ビジネスマナーとして不安に感じる方も多いでしょう。この記事では、そうした確認メールへの返信に関する疑問や不安を解消します。

返信が必要なケース・不要なケースの判断基準から、件名や引用のルールといった必須マナー、さらには社内・社外でそのまま使えるシーン別の返信例文まで、わかりやすく解説します。この記事を読めば、もう確認メールへの対応で迷うことはありません。自信を持って、迅速かつ丁寧なコミュニケーションが取れるようになります。

関連記事:ビジネスメール例文集

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そもそも確認メールへの返信は必要?不要?判断基準を解説

ビジネスシーンで「確認メール」を受け取った際、「これに返信すべきか?」「返信したら逆に手間をかけさせてしまうのでは?」と悩んだ経験はないでしょうか。

日々の業務で数多くのメールを処理する中で、この判断は非常に重要です。返信が不要なメールに対応していると時間がいくらあっても足りませんし、逆に返信が必要なメールを無視してしまうと相手に不安を与え信頼関係に影響が出る可能性もあります。このセクションでは、確認メールへの返信の要否を判断するための基本的な基準を解説します。

原則:「返信不要」の記載がなければ返信する

まず、ビジネスメールの基本的なマナーとして、メール本文や件名に『返信不要』の記載がなければ、原則として返信すると覚えておきましょう。送信者は送った情報が相手に確かに届いたか、内容を理解してもらえたかを気にしています。

「承知いたしました」「内容、確認いたしました」といった短い返信があるだけでも、送信者は情報が伝わったと安心できます。特に重要な依頼や日程調整などのメールであれば、この受信確認の返信は、円滑なコミュニケーションと信頼関係の構築に不可欠です。

返信がないと、相手はメールが見られていないのでは?内容に不明点があって止まっているのか?と不安に感じてしまう可能性があります。

「返信不要」と明記されている場合の対応

一方で、メールの件名や本文の最後に「(返信不要です)」「ご返信には及びません」といった一文が明記されている場合は、どう対応すべきでしょうか。

この場合、原則として返信する必要はありません。送信者は受信者の負担を減らす意図やメールサーバーへの負荷を考慮して、意図的に「返信不要」と伝えています。良かれと思って返信しても、かえって相手の受信トレイを増やしメール処理の手間を増やしてしまう可能性があります。

特に以下のようなメールは「返信不要」とされているケースが多いです。

  • セミナーやイベントの申し込み完了通知
  • 資料ダウンロード後のサンキューメール
  • (返信を求めていない)全社一斉送信のお知らせや通達
  • メールマガジン

相手の意図を汲み取り、不要な返信は控えることも大切なビジネスマナーの一つです。

自動返信メール(noreplyアドレス)への対応

最後にシステムから自動的に送信される「自動返信メール」への対応です。ECサイトでの注文確認メールや、Webサービスへの問い合わせ時に「受付完了」として送られてくるメールなどがこれにあたります。

これらのメールの多くは、送信元メールアドレスが「noreply@example.com」や「info@example.com(送信専用)」など、返信を受け付けない「送信専用アドレス」になっています。仮にこれらのアドレスに返信しても誰にも読まれることなくエラーメッセージが返ってくるか、そのまま破棄されてしまいます。内容を確認したらそのまま保存しておき、返信はしないようにしましょう。

確認メールへの返信を行う際の注意点

そもそもメールというツールは、相手がそのメールを読んだかどうかを確認することができません。届いていたとしても、他のメールに埋もれ見落とされてしまった場合、仕事の進捗に大きな支障をきたします。

そういった特徴から、確認して欲しいというメールが届いた場合には、「メールに目を通した」旨を相手に伝えることが重要です。たとえ確認するだけで良い内容であっても「確認したこと」を必ず先方に伝えるようにしましょう。返信がこないと担当者に要らぬ心配をかけてしまうかもしれません。

なるべく早く確認して旨を返信する

確認メールへの返信は、内容に問題がないかどうかチェックしたらなるべく早く行いましょう。メールの返信が遅いと先方に迷惑をかけることになります。

社内で確認する事項があり、返信が遅れてしまう場合には、返信日の目安だけでも先に送っておくと親切です。急ぎで確認したことを伝える必要がある場合や、内容に問題があった場合には電話で直接確認をとっても良いでしょう。

件名はそのままにしておく

確認メールに対して返信を行う場合、件名はそのままにしておいてかまいません。

わざわざ件名を変更して返信してしまうと、先方もどのメールに対する返信なのか分からなくなってしまうので、「Re:」や「返信画面に引用される本文」は変更しないようにしましょう。

感謝の気持ちを添える

確認メールに対しての返信は端的になりがちですが、何か一つでも感謝の言葉があるだけで、相手からの印象が良くなります。

例えば、「お忙しい中、迅速なご対応ありがとうございました」というような一文があるだけで感謝の気持ちがこもった例文になります。事務的なメールにこそ、丁寧に返信するように心がけましょう。

確認メールへの返信の例文

それでは、確認メールに対する返信の例文を紹介します。と言っても、「確認メールへの返信の文言」はある程度形式化しています。

「ご確認ください」への返信

件名

Re:資料送付のご案内

本文


株式会社〇〇
営業部 田中様

いつもお世話になっております。
株式会社〇〇の鈴木です。

メールにてお送りいただきました資料を確認させていただきました。
再度、弊社にて検討し明日中にはご連絡させていただきます。

お忙しい中、迅速な対応をしていただき誠にありがとうございました。

-----------------------
署名
-----------------------

資料が添付されたメールを確認したことを伝えるメールの例文です。

そうした内容の場合先方から「ご確認ください」という一文が入っているはずです。

関係性によっては「内容確認しました」という一文だけでも良いかもしれませんが、企業間のやりとりにおいては、ビジネスメールの最低限のマナーがあります。

関連記事:社会人必見!ビジネスメールの正しいマナーと書き方を解説します

確認メールに対して返信する際も、最低限のマナーを守るように意識しましょう。

件名

Re:〇〇打ち合わせの日程調整

本文


〇〇株式会社 事業部 鈴木様

いつもお世話になっております。
株式会社〇〇の田中です。

〇〇打ち合わせの日程のご提案確認いたしました。
複数日ご提案いただき誠にありがとうございました。

こちらの希望日は以下の通りです。

第1希望
・12月24日(木)14:30〜
第2希望
・12月21日(月)11:00〜

上記日程であればどちらでもかまいません。

当日は、私と担当の佐藤の二名でお伺いさせていただきます。
以上ご確認のほどよろしくお願いいたします。

-----------------------
署名
-----------------------

日程調整の確認メールに対する返信の例文です。

ビジネスメールは、なるべくやりとりの回数を少なくすることが良しとされています。何通もやりとりをして、相手に手間をかけさせることが無いよう、伝えたいことを明確にすることがポイントです。

「ご一読ください」への返信

メールの本文を確認して欲しい場合「ご一読ください」というフレーズが使われていることがあります。

この場合も先ほどと同様で「メールがきちんと届き、内容を拝見した」の意図を先方に伝えるという意味でも、メールの返信をした方が親切です。

件名

Re:〇〇プロジェクト進捗状況について

本文

株式会社〇〇ご担当者様

平素より大変お世話になっております。
〇〇株式会社の田中です。

先ほどお送りいただいた、プロジェクトの進捗状況に関するメールですが、
内容を確認いたしました。

丁寧な中間報告ありがとうございます。
今後ともプロジェクト成功に尽力していきますので何卒よろしくお願いいたします。

-----------------------
署名
-----------------------

本文に関する内容を読んだことを伝えるメールの例文です。

ご一読くださいという文言があった場合でも「メールに目を通すだけ」ではなく「メールに目を通したことを相手に伝える」まで行いましょう。

「確認しました」というフレーズ以外にも「拝読いたしました」という文言でもかまいません。

こんな時はどうする? 確認メールの返信

確認メールに対して返信する際に「こういうケースはどうするの?」という疑問が多い場面の対応方法をまとめました。

自分がCCに入っている時は?

CCとはカーボンコピー(Carbon Copy)の略で、メールの内容を複数人で共有したい場合に使われます。

CCで送られてきた場合には基本的に返信の必要はありません。

ただし、以下のようなメールが自分を名指しで送られてきた場合、返信が必須です。

件名

〇〇に関するご案内

本文


株式会社〇〇 事業部 田中様 鈴木様

いつもお世話になっております。
〇〇に関する詳細をこちらのメールにてご案内しております。

●詳細内容-------------

--------------------------

次回の打ち合わせは上記の日程にて行いますのでご周知ください。
以上、ご確認のほどお願いいたします。

-----------------------
署名
-----------------------

返信する場合には、他のCCは残したままで大丈夫です。

メールのCCについては以下の記事で解説していますので参考にしてみてください。

関連記事:【初心者向け】メールのCCの使い方と返信マナー。BCCとの違いも解説!

確認した内容に不備がある場合

先方からの確認して欲しいという旨のメールの内容に不備があったり、質問がある場合には返信の際に指摘します。

その際に件名を変えてしまうと、相手もどのメールに対する指摘なのか分からなくなってしまうため「Re:」をつけたまま返信し、件名もそのままにしておきましょう。

早急に修正する必要がある場合は電話で直接やりとりする方が良いでしょう。

「返信は不要です」には返信すべき?

本文中に「返信不要です」という記載がある場合もあるでしょう。

正直なところ、この場合の対応に正解はなく「ケースバイケース」といったところです。

「返信不要=返信してはいけない」というわけでも無いので、相手が取引先や上司の場合は短い文章でも良いので返信しておいた方が無難です。

確認メールへの返信に対する返信はどうする?

こちらから何か確認して欲しいメールを送り、それに対して「確認しました」と返信がきた場合、そのメールに返信すべきかどうか悩むことがあるかもしれません。

基本的には「ご確認ありがとうございました」とお礼のメールを返信するのが一般的です。

ビジネスメールでは、なるべくやりとりの回数を少なくすることが理想とされるのでなるべく一回ずつのやりとりで完結するようにしましょう。

確認メールに対する返信が相手からこない場合

重要なメールに相手から返信がこない場合、こちらから催促のメールを送ることになります。

催促メールは、そもそもメールがきちんと送信されているか、他の担当者のところに返信がきていないかなど、こちら側の不備が無いか確認してから送るようにすることが大切です。

長くても3日ほど返信が無い場合は、再度メールを送るようにしましょう。

上司や取引先の場合、催促をするのは気が引けるかもしれませんが、適切な形で失礼が無いように注意していれば、何も問題ありません。

むしろ、仕事を効率的に行っていく上では必要なメールになります。

催促メールを書く際の注意点や例文は以下の記事でまとめています。こちらで紹介している例文や注意点を参考にしてみてください。

関連記事:催促メールの作り方!例文付きで解説します

この記事のFAQ

Q:そもそも確認メールに返信は必要ですか?
A:はい、返信が必要です。返信がこないと担当者に要らぬ心配をかけてしまう可能性があるため、内容を確認したらなるべく早く返信しましょう。
Q:確認メールに返信する際、件名(Subject)はどうすればよいですか?
A:件名は変更せず、そのままにして返信します。「Re:」や引用される本文も、変更しないようにしましょう。
Q:返信するタイミングはいつがベストですか?
A:内容に問題がないかチェックしたら、なるべく早く返信しましょう。もし社内確認などで返信が遅れる場合は、先に返信日の目安だけでも送っておくと親切です。
Q:返信メールの本文で気をつけることはありますか?
A:事務的な内容になりがちですが、「お忙しい中、迅速なご対応ありがとうございました」のような感謝の言葉を一つ添えるだけで、相手の印象が良くなります。

まとめ

以上、確認メールに対する返信の注意点と例文をまとめました。ビジネスを円滑に行うには、情報の報告、連絡、相談がとても重要です。メールにおいても同様で、届いたメールに対して「確認しましたよ」と一言返信することは、ビジネスパーソンとしては最低限のマナーです。

特にメールは、相手が確認できたかどうか、内容がきちんと伝わっているかどうかがわかりずらいツールです。メールの見落としや、やりとりした内容の齟齬でトラブルになったりしてしまうことも少なくありません。

また、確認メールは1対1ではなくBcc配信などの一斉配信でも届く場合があります。

他の人が返信するだろうと思うのではなく、一斉配信の場合で確認メールに対して返信を行うようにしましょう。一斉配信について興味をお持ちの方は、下記の記事でおすすめのメール配信システムを紹介していますので、参考にしてください。

関連記事:メール配信システム比較20選!機能・料金を徹底比較

今回紹介した注意点を意識して、確認メールに対する返信を確実に行っていきましょう。

森神佑希

この記事の執筆者
株式会社ラクスライトクラウド Webマーケティングリーダー
森神佑希

顧客導入社数シェアNo.1のメール配信システム「blastmail」のWebマーケティング担当。2年以上メルマガ配信の実務を行っており、先頭に立ってPDCAを回してきた。メルマガのノウハウは日本最高クラスと言っても過言ではない。

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