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知っておきたいメール知識 BCCメールは何人まで送れる?

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2024.03.07 メール配信

メールの一斉送信を行う際、BCCを使うと非常に便利です。

BCCは、複数人の相手にメールを送る際に、個別のアドレスを他の送信先に見られないようにする機能で、ビジネスメールにおいてよく使われています。

この記事では「BCCで一斉送信したいが何人まで送ることができるのか」について解説しています。

併せてBCCを使う際の注意点も紹介していますので、日頃のメール業務の参考にしてみてください。

BCCは何人まで送れる?

BCCを使い、一斉送信できる人数は使っているメールサーバーによって異なります

また、メールのデータサイズ(文字量や添付ファイルサイズ)によっても、何人まで送ることができるのか変わってきます。

参考までに使用率の高いGmailアドレスを例に解説します。

Gmailでは、

  • 500人以上の相手に一斉メールを送る
  • 1日に500通以上メールを送信する

というように「1時間あたり」「1日あたり」で送信できるメールの量が制限されています。この数値がGmailであればBCCで送れる人数の限界となります。

以上の制限に達すると「送信できるメールの制限数に達しました」というエラー
メッセージが表示されます。

送信数の制限に達すると最大で24時間メールの送信ができなくなります。一般的なメールの利用者であれば、送信上限に達することは無いかと思いますが、大量の一斉送信
を頻繁に行う場合は注意がしましょう。

そのため、Gmailアドレスでは大量のメールを一斉送信するのには向いていません。

独自ドメインを利用する場合

エックスサーバーやロリポップをはじめとした、レンタルサーバーのメール機能を使っている場合もあるかと思います。

そのような場合はどうなるのでしょうか。

メールサイズ 1日あたり 1時間あたり
XSERVER 100MBまで 15,000通まで 1,500通まで
ロリポップ 100MBまで 1,000〜10,000通まで 100〜1,000通まで
kagoya 容量制限なし

(一斉送信の場合10MBまで)

不明 不明
ロリポップは料金プランにより、送信できるメール数が様々です。一番安いプランだと1時間あたり100通、1日あたり1000通までとGmailと比較しても少し心許ない気がします。

「1時間あたりの送信数」「1日あたりの送信数」の上限を超えてしまうと、メール機能が数時間ストップします。

これは、サーバーへ負荷がかかりすぎないよう考慮されたもので、レンタルサーバーもメールの大量送信には向いていないことが分かります。

Gmailアドレスや独自ドメインを利用するにしろ、一斉送信を頻繁に行う機会が多いのであれば、事前に送信上限を調べておいた方が良いでしょう。

送信上限の種類

「BCCメールを何人に送れるか」の制限は、メーラー側の仕様で上限が決まっている場合とメールサーバーの設定で制御されている場合があります。

例えば「お名前ドットコム」のレンタルサーバーサービスを使う場合、共有サーバーへの負荷を制限するため「TO・CC・BCC合わせて30アドレスまで」となっています。

テキストのみのメールとファイルサイズが大きいメールを比較しても一度に送れるメールの数や、メールの配信が完了する時間は変わってきます。

決まった時間に大量の一斉送信を行うことが多い場合には「1時間あたりの送信数」に、1日を通して多数のメールを扱うのであれば「1日あたりの送信数」に注意しておくことが必要です。

また、自社のメールサーバーを使っている場合には送受信の制限により慎重にならなければいけません。制限を超えてしまうと社内全てのメールが送受信できない状態となってしまい業務に大きな支障がでます。

BCCのリスク

数名相手に一斉送信を行う上では特に問題になりませんが、送信上限ギリギリの一斉送信を行うことが考えられる場合はBCCを使った一斉送信のリスクを知っておきましょう。

BCCを使った大量の一斉送信は、情報漏洩やメール到達率低下という危険性を孕んでいます。

なお、安全に一斉送信をする方法を知りたい方は「安全に一斉送信を行う方法をご紹介!ブラストメールを使った一斉送信方法を解説します!」の記事で手順を画像付きで解説していますので合わせてご覧ください。

アドレスの誤開示

まず、BCCによる一斉送信で注意しなければいけないのは「アドレスの誤開示」です。

BCCで送るべきメールをCCで送ってしまうという人的ミスによって引き起こされますが、小さなミスが「情報漏洩」という会社の信用問題に繋がりかねない事態に発展することもあります。

最近ではコロナ騒動による、一斉送信メールの誤送信トラブルも報告されています。

コロナ騒動による一斉メール誤送信が頻発!誤送信に有効な防止策とは?

多くの人数に対してCCでメールを送ってしまった場合には、情報漏洩の規模も大きくなります。他社へのメールや、複数の顧客に向けてのお知らせメールをBCCを使って行っている場合には特に気をつけましょう。

メールの到達率が低い

BCCを使って大量に一斉送信を行っている場合、メールの到達率が低下してしまう危険があります。

先ほど紹介したように、メールの送信数はサーバーへの負荷を考慮して上限が設定されています。上限に近くとメールの配信速度が低下し、重要なメールが送れないというトラブルにも繋がりかねません。

重要な緊急連絡や学校の連絡網、顧客へ抽選結果を知らせるメールなどは、素早く確実にメールを届ける必要があります。

BCCでの一斉送信は配信遅延やメール不達のリスクがあり常に「重要なメールが届いていないかもしれない」可能性があることを頭に入れておきましょう。

BCCを使わず一斉送信を行うには

BCCを使った一斉送信のリスクを軽減させるにはどうしたら良いのでしょうか。

メールの一斉送信を行う機会が多いのであれば「メール一斉送信ソフト」の利用をおすすめします。

メール一斉送信ソフトとは?BCCとの違いやメリットをご紹介

メール一斉送信ソフトはメール配信数やメールアドレス数によって料金プランを設定していることが多くあります。

ブラストメールではメール配信数は無制限で、メールアドレス数によって料金プランが異なります。最安値のプランだと「登録アドレス数5,000件まで」で月額4,000円となります。

専用のツールを使えば、BCC、CCの使用間違いやメール到達率低下の対策を行うことができます。ツールによっては宛名の自動差し込み機能などもあるので一斉送信メール業務をより効率的にできるでしょう。

まとめ

以上、BCCのメールは何人まで送れるのかについて解説しました。

BCCメールが何人まで送れるかというのは、ご自身が使用しているメールサーバーによって異なります。

Gmailの場合「1日あたり500通まで」「一度に一斉送信できるメールは500通まで」と、多くのメールを扱う場合には少し不安が残ります。

BCCで頻繁に一斉送信を行っていると
各サーバーが設定するメール送信数の上限に達してしまい、メール機能が使えなくなったり、思うようにメールが届かないといったトラブルに繋がります。

数名に対しての一斉送信ではなく、100名を超えるような人数相手に頻繁にBCCを使って一斉送信を行っているようであれば、そうしたリスクを把握し、専用のツールの導入も考えてみてくださいね。

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