
「一斉送信したメールが迷惑メールに入ってしまう」「BCCでの送信作業に限界を感じている」 顧客へのメール配信業務において、このようなお悩みをお持ちではありませんか。
メールマーケティングの重要性が高まる一方で、セキュリティ基準の厳格化により、ただメールを送るだけでは「届かない」リスクが増大しています。確実に情報を届け成果を出すためには、自社の目的に合った「メール配信ソフト」の導入が不可欠です。
しかし、いざツールを選ぼうとしても種類が多く「どれが自社に最適なのかわからない」と迷ってしまう担当者様も多いでしょう。そこで本記事では、メール配信のプロの視点から以下のポイントを解説します。
- メール配信ソフトの基本的な仕組みと導入メリット
- 【2025年最新】失敗しない選び方の重要ポイント(セキュリティ対策含む)
- 無料・有料を含むおすすめのメール配信ソフト比較
この記事を読めば、機能や価格の違いだけでなく、「確実に届ける」ために必要なツールの選び方が明確になります。自社の課題を解決する最適なメール一斉送信ソフトを見つけましょう。
目次
メール一斉送信ソフトとは?
メール一斉送信ソフトとは、「送信先のリストを読み込んで、メールを一斉送信してくれる」ソフトウェアの事です。「同報メール配信ソフト」などと呼ばれることもあります。メール一斉送信ソフトには、無料から有料まで様々なソフトが存在し、有する機能もソフトによって違いがあります。
Outlook、Thunderbird、Beckyといった一般的なメールソフトと違う点はやはりメールの一斉送信に特化した機能があるという点です。通常のメーラーでもBCC(ブラインドカーボンコピー)によるメール一斉送信は可能ですが、様々な注意点があります。
また、パソコンにインストールするメール一斉送信ソフトとは違いサーバーにインストールするタイプやメール配信のクラウドサービスなども存在します。それぞれについて解説していきたいと思います。
メール到達率の改善と作業負荷の軽減
メール一斉送信ソフトを導入する大きなメリットの一つが、到達率の改善と作業負荷の軽減です。従来、BCCを利用した大量送信では、リスト管理やエラー対応を手動で行う必要がありますが、メール配信システムはこれらの作業を自動化できます。
到達率に悪影響を及ぼすエラーアドレスの自動検知、迷惑メール回避設定、配信速度の最適化などをシステム側が担保してくれるため、担当者の作業時間を大幅に削減できます。
リストの健全性維持と効果的なターゲティング
メールマーケティングの成果はリストの質によって大きく変わります。メール一斉送信ソフトでは、配信エラーの種類(存在しないアドレス、ドメイン側の拒否など)を自動で識別し除外できます。
これにより、送信元の信用低下を防ぎながら、常にクリーンなリストを維持できます。また、登録情報や過去の開封履歴をもとにターゲティングすることで、適切な顧客層へ必要な情報だけを届けることが可能になります。
コンプライアンス遵守と情報漏洩リスクの低減
近年、個人情報保護法の強化により、メール配信におけるコンプライアンス遵守が求められています。BCC大量送信は誤送信や情報漏洩のリスクが常に伴いますが、メール配信ソフトはアクセス権限管理・ログ取得・管理画面からの安全な操作などを標準で備えているため、事故のリスクが大幅に軽減されます。
BCCで一斉送信する場合の注意点
まずはBCCメールを利用している場合の注意点について解説します。BCCを利用中の方は再度チェックしてみましょう。知らずに行っているとビジネスメールの運用に悪影響を及ぼすものがあります。
送信数の制限
メールソフトそのものには送受信数の制限がなくても、プロバイダやメールサーバーにはメール送受信数の制限が設けられていることがほとんどです。
Gmailなど一部のメールサービスでは件数の具体的な数字が公表されていることもあるので一度チェックしてみましょう。
人為的ミスによる個人情報の漏洩リスク
BCC送信であれば受信者が他の受信者のアドレスを知る事はありませんが、間違えてToやCCに設定してしまい、個人情報を漏洩させてしまうということは実際に起こり得るのです。
メールアドレスの管理(リストの管理)が大変
メールアドレスが多くなるとその管理も大変です。メールアドレスが変更もしくは無くなってしまうとメールが送信エラーとなってしまいます。
このエラーをそのままにしておくと最悪の場合迷惑メールやブラックリストとなるリスクがあるのです。
関連記事:プロが教える!一斉メール配信にBCCをお勧めしない理由と、正しいBCCの使い方!
エラーの有無を確認し、手動でメールアドレスのリストを管理しなくてはいけません。
クラウド型メール配信サービスとの決定的な違い
メール配信のツールには大別して以下のタイプがあります。
- パソコンにインストールするメール一斉送信ソフト
- 自社サーバーにインストールするCGIタイプのメール配信システム
- 自社環境の影響を受けないクラウド型のメール配信サービス
おすすめは、「3.クラウド型のメール配信サービス」です。
関連記事:おすすめのメール配信ソフト5選。初心者の方にも分かりやすくご紹介します!
1と2のタイプは自社の環境(パソコンやレンタルサーバー)にメール配信のシステムを導入するため、それらのスペックや仕様に影響されます。
1であればパソコンのスペックもソフトの動作・処理速度に影響します。件数が多くなると稼働時間も長くなり、パソコン1台が使えない状態となるでしょう。
2も同様で、レンタルサーバーへの導入であればメール送受信数の制限を受けることになります。(サーバーのプランによって制限が設けられていることが多い)
1も2も、自社のメールサーバーを利用しているのであれば送受信数の制限に注意しましょう。制限を超えてしまうと社内の全てのメールが使えない状態となり、通常のビジネスメールも送受信できなくなってしまうことが考えられます。
- メールアドレスの登録数が多い / メルマガ配信の頻度が多く、サーバーへの影響が心配
- より確実にメール配信を行いたい
- メールの配信によって自社環境に影響を及ぼしたくない
そんな時に検討すべきなのが3.クラウド型のメール配信サービスです。このタイプのサービスはメール配信に特化したメールサーバー・配信システムを月額でレンタルするイメージです。
ブラウザでログインを行い、ブラウザ上でメールアドレスの管理やメール配信を行います。
より確実なメール配信と安全性
大量のメール配信を行うには相応のメールサーバーのスペックが求められます。
それだけでなく、IPアドレスがブラックリストに登録されるリスクにも対策を講じなくてはいけません。
ブラストメールは複数のIPアドレスを有しており、1つのIPアドレスが制限を受けても別のIPアドレスからメールを配信することで不達のリスクを回避します。
機能や配信数、アドレス数で料金プランが異なる
クラウド型のメール配信サービスはメール配信数やメールアドレス数によって料金プランが異なることが多いです。
ブラストメールはメール配信数は無制限で、メールアドレス数によって料金プランが異なるサービスです。
例えば、登録アドレス数が5,000件までの場合は月額4,000円となります。
メールアドレス数に余裕があってもメール配信数に制限があるものもありますので、乗り換えの場合は現在の配信状況も加味してサービスを選択すると良いでしょう。
メール一斉送信ソフトの比較で必ず見るべき技術的ポイント
メール配信ソフトを選ぶ際、「料金」や「搭載機能」だけで比較してしまうことはよくあります。しかし、メール配信は“届いて初めて意味がある”もの。見た目の便利さよりも、裏側の技術的な仕組みこそが成果を左右します。ここでは、メールの到達率・安定運用の観点から、必ずチェックしておくべき技術的ポイントを分かりやすくまとめました。
送信ドメイン認証の実装サポート(SPF・DKIM・DMARC)
メール配信における到達率を大きく左右するのが、SPF・DKIM・DMARCといった送信ドメイン認証です。これらの設定はDNSの編集が必要になるため、慣れていない担当者にとってはつまずきやすいポイントでもあります。
設定ミスのまま送ってしまうと、メールが正常に送られていても迷惑メール扱いされてしまうケースは少なくありません。そのため、「このソフトは設定を簡単にできるか?」「サポートがしっかり対応してくれるか?」を事前に確認しておくことが重要です。例えば、以下のような点をチェックすると導入後のトラブルを避けられます。
- SPF・DKIM・DMARCが標準搭載されているか
- 設定ガイドが分かりやすいか
- 設定サポートや代行があるか
メールは外部要因に左右されやすいため、認証設定のサポート体制は軽視できない比較ポイントです。
迷惑メールフィルタへの耐性(IPレピュテーション・フィードバックループ対応)
メールが迷惑メールに入ってしまうかどうかは、実は「IPアドレスの信用度」によって決まる部分が大きいです。信用度の低いIP(スパム疑惑をもたれたIPなど)から送られたメールは、内容が良くても迷惑メールに分類される可能性があります。このため、メール配信ソフトを選ぶ際には以下を確認しておく必要があります。
- 共有IP / 専用IP のどちらを利用できるか
- IPレピュテーション(IPの信用度)が適切に管理されているか
- ブラックリスト対策・監視が行われているか
- フィードバックループ(FBL)に対応しているか
特に大量配信を行う企業では、専用IPが選べるサービスの方が到達率が安定しやすくなります。裏側の仕組みがしっかり整っているかどうかで、長期的な配信品質は大きく違ってきます。
API・外部サービスとの連携可否
ECサイトやWebサービスでメールを運用する場合、API連携の有無は運用効率に直結します。例えば、以下のような通知メールを自動で送るにはAPIが欠かせません。
- 注文完了メール
- 会員登録完了メール
- パスワード再発行メール
また、CRMやMAツールと接続できれば、顧客データをもとにしたパーソナライズ配信も実現できます。一斉配信だけでなく、 “顧客体験を高める配信” にも活用できるため、長期的なメール運用を考える企業ほど、連携性は重視すべきポイントです。
単なる「送り手のツール」ではなく、ビジネス全体の仕組みに組み込めるソフトかどうか。ここをチェックしておくことで、将来的な拡張性も大きく変わります。
メール配信ソフトの選び方
メール配信ソフトには多様なサービスがあるので、自分に合ったサービスを選ぶことが大切です。ここでは、メール配信ソフトを選ぶ時のポイントについて解説します。
配信速度
見逃されがちですが、メール配信システムにおいて配信速度は最重要項目といっても過言ではありません。
サポートや機能が各社の戦略次第で変更可能なのに対し、配信速度は長年蓄積された技術に裏付けされているので、一朝一夕にまねできるものではないからです。
メール配信システムを選ぶ際はその信頼度の指標としいて必ず配信速度を確認しましょう。
配信先の安全性と到達率
到達率も非常に重要です。SPF(Sender Policy Framework)やDKIM(DomainKeys Identified Mail)といった、メールの正当性を保証するための認証プロトコルに対応していないと、メールがスパム扱いされる可能性が高くなります。
特にGmailは送信者ガイドラインもアップデートされているので、これらの対策がなされているシステムを選ぶのは必須といえるでしょう。
関連記事:【解決策】2024年2月よりGmailガイドラインが変更!1日5000件以上の配信は対応必須!
サポート体制
メールの一斉送信は個人情報を扱う非常にデリケートな領域なので、万が一の際のサポート体制は非常に重要です。特にチャットサポートや電話サポートといった、リアルタイムのサポートが提供されているか、日本語でのサポートがあるかは重要なチェックポイントになりえるでしょう。
配信規模と料金プラン
メール配信システムは、配信規模によって最適な料金プランが異なります。少量のメールであれば無料プランでも十分ですが、配信リストが増えたり、頻繁にメールを送信する場合は有料プランをお勧めします。
機能の充実度
メール配信システムには、セグメント機能や効果測定など、様々な付加機能が用意されています。必要な機能が揃っているか確認しましょう。
また、不必要な機能がついていることで、金額が高くなっているケースもあります。本当に自社で必要な機能は何かを考えたうえで、必要最低限のプランを選ぶことをおすすめします。
使いやすさ
メルマガ初心者の場合、いきなり高度なデザインの入ったメールを0から作成するのは非常に難易度が高いです。また、管理画面の見やすさも、メルマガの運用をしていく上では非常に大切です。
無料トライアルやFreeプランを提供しているサービスは、実際に使ってみることができるので、自分に合ったサービスを探すのに役立つでしょう。
メール一斉送信ソフトを「到達率」と「セキュリティ」で選ぶ重要性
近年のメールマーケティングにおいて、ツール選定の基準は大きく変化しました。かつては「機能の多さ」や「価格の安さ」が主な比較ポイントでしたが、現在は「セキュリティ対策」と、それに直結する「メールの到達率」がビジネスの成果を左右する最重要項目となっています。
どれほど魅力的なコンテンツを作成しても、相手の受信ボックスに届かなければ意味がありません。しかし、セキュリティベンダーやメールサービスプロバイダの規制強化により、適切な対策を行っていないメールは届きにくくなっているのが現状です。ここでは、最新の環境下で確実にメールを届けるために、ソフト選定時に知っておくべき必須条件を解説します。
Gmail送信者ガイドライン変更への対応(DKIM・DMARC設定)
特に大きな転換点となったのが、2024年2月から適用されたGmailの「メール送信者ガイドライン」の変更です。Googleはユーザーをスパムメールから守るためにセキュリティ要件を大幅に強化しており、一斉配信を行う送信者に対して、厳格な「送信ドメイン認証」の設定を求めています。
これらに対応していないメール配信ソフトを使用し続けると、正当なビジネスメールであっても「迷惑メール」と判定されたり、最悪の場合は受信自体をブロックされたりするリスクが極めて高くなります。具体的には、以下の3つの認証技術への対応が重要視されています。
- SPF(Sender Policy Framework) あらかじめ登録されたIPアドレスからの送信であることを証明し、なりすましを防ぐ仕組み。
- DKIM(DomainKeys Identified Mail) 電子署名を付与することで、メール送信途中での改ざんが行われていないことを証明する仕組み。
- DMARC(Domain-based Message Authentication, Reporting, and Conformance) SPFとDKIMの認証結果に基づき、認証に失敗したメールをどう扱うか(受信拒否など)をポリシーとして定める仕組み。
これからメール配信ソフトを選ぶ際は、これらの設定機能が備わっているか、あるいは導入サポートや標準対応が含まれているかを必ず確認してください。
共有IPと専用IPの違いとは
「到達率」を高く維持するためには、セキュリティ設定だけでなく、配信に使用する「IPアドレスの設計」も無視できないポイントです。メール配信ソフトの配信環境には、主に「共有IP」と「専用IP」という2つの方式があります。
多くの安価なプランや一般的なクラウド型サービスで採用されているのが「共有IP」です。これは複数の利用企業で一つのIPアドレスをシェアして配信する方式で、低コストで手軽に始められるのが最大のメリットです。しかし、同じIPを利用している他社の中にスパムのような配信を行う企業がいた場合、そのIPアドレス自体の評価(レピュテーション)が下がり、自社のメールまで届きにくくなるという「巻き添え」のリスクがあります。
一方で、月間数万通以上を配信する企業や重要な通知を確実に届けたい場合には「専用IP」の利用が推奨されます。これは自社専用のIPアドレスを使用する方式のため、他社の配信品質に影響を受けることがありません。自社で適切な運用を続けることでIPアドレスの信用度を高め、高い到達率を安定して維持することが可能です。自社の配信規模とリスク許容度に合わせて、適切なIP配信方式を選べるソフトであるかどうかも、重要なチェックポイントと言えるでしょう。
IPレピュテーションについては以下の記事も参考にするとよいでしょう。
関連記事:IPレピュテーションとは?確認方法やメール到達率を高める方法を解説します
メール配信システムならブラストメール(blastmail)

ブラストメールは、15年連続で顧客導入シェア1位を獲得している信頼性の高いメール配信システムです。さまざまな業種や官公庁でも利用されており、定番のメール配信システムとして広く知られています。
配信速度が高く、到達率が非常に高い点が魅力です。最も安いプランなら、月額4,000円で導入することができます。
効果測定機能はもちろん、セグメント配信や豊富なテンプレート、HTMLメールエディタなど、基本的な機能はすべて揃っています。
「一斉送信をするケースがよくある」「たくさん機能があっても使いこなせない」といった方にはブラストメールがおすすめです。
無料トライアルも用意されているので、まずは試してみることをお勧めします。
FAQ
- Q:メール一斉送信ソフトを使うメリットは何ですか?
- A:BCC送信での誤送信リスクを回避できるだけでなく、**宛名などのデータを個別に差し込んで送信できる機能や、エラーとなったアドレスを検知する機能**などが利用できる点です。
- Q:BCCでの一斉送信はなぜ避けるべきなのですか?
- A:プロバイダの送信制限に引っかかる可能性があるほか、操作ミスで**誤ってToやCCに宛先を設定してしまい、個人情報を漏洩させてしまうリスクが常にあるため**です。
- Q:ソフトを選ぶ際に最もおすすめのタイプはどれですか?
- A:パソコンや自社サーバーにインストールするタイプよりも、**自社の環境に負荷をかけず、大量のメールを安定して送信できる「クラウド型」の配信サービス**が推奨されます。
- Q:配信システムの「配信速度」を重視すべき理由は?
- A:**配信速度は長年蓄積された技術に裏付けされており、一朝一夕にまねできるものではないため**、そのシステムの信頼度や到達率の高さを測る重要な指標となるからです。
まとめ

BCC送信と比較したメール一斉送信ソフトの特徴は以下の通りです。
- 負荷の軽減 送信と同時に一気にメールが送られるBCCと違い、メール一斉送信ソフトは数件ずつに分けてメールを送る仕様を取り入れていることがあります。
- 差込み機能で訴求力アップ BCC送信では通常行う事のできない会社名・氏名などのデータを差し込むことができます。
- エラーアドレスの検知 送信エラーとなったアドレスの検知ができるのもメール一斉送信ソフトの特徴です。
BCC送信とパソコンにインストールするメール一斉送信ソフトを比較すると、機能面では大きな違いがあるため導入するメリットは大きいでしょう。


