展示会や講演会などは、企業の収益やイメージにつながる貴重なイベントです。
開催するからには、できる限り多くの方にイベントに参加していただきたいものです。
イベント・サービスをお客様に認知させる取組みのことを集客と呼びますが、一言に集客といってもたくさんの方法があり、どれが開催するイベントの集客に適しているのかわからないという声も多く聞きます。
そこでこの記事では、各イベント集客の方法と特徴、成功事例についてご紹介します。
たくさんの集客方法がある中で、自社の開催するイベントとの相性を見極め、たくさんの方にリーチできる集客方法を選びましょう。
また、近年はコロナウイルス(covid-19)の影響もあり、イベントの開催には最新の注意が必要です。
商品やサービスで大きな売上をあげるためには「集客」が重要です。
しかし、良い商品、サービスを作ったにも関わらず、集客が上手くいかずに悩んでいる方は多いのではないでしょうか。
集客の方法はWeb広告、SNS運用、メルマガなど様々な手法がありますが、どんな方法で集客するにせよ失敗しないためには絶対に押さえておかなければいけない3つの鉄則があります。
今回はそんな集客の課題を解決すべく、「今日から使える集客アイデア11選」を大公開。実際に弊社で実践し、1年間で10,000件近いリードを獲得した方法も記載しています。
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今回は、上述するイベント集客の特徴などと合わせて、withコロナの時代でのイベント集客に関しても解説しています。
各都道府県のコロナウイルス拡散防止に関するガイドラインを確認しながら、イベントの集客を成功させましょう。
目次
そもそも集客とは
集客とは、自社の店舗やイベントにお客様を呼ぶための取組みのことを指します。
イベントの種類に関わらず、集客を成功させるにはある程度ターゲットを絞ったアプローチをしなければなりません。
例えば、集客の媒体にチラシを選んだ場合は、無作為にばら撒くのではなく、開催するイベントへの反応率が高そうな方を選んでチラシを配布した方が集客効果は高まります。
マーケティング関連するセミナーイベントでの集客は「企業のマーケティング担当者」をターゲティングをすると良いでしょう。
詳しい事例は後述していますが、お客様を絞って集客を行うことを、マーケティング用語で「ターゲティング」と呼びます。
自社のイベントの集客を考える際も、どのようなお客様に向けて開催するイベントなのか、ターゲティングしたお客様に多く接触できる集客方法は何か、を考えましょう。
イベント集客の代表的な方法
ここからは、実際に使われているイベントの集客方法をご紹介します。
チラシ
チラシを作成し、近隣の商業施設や掲示板に掲載してもらうことで、イベントの集客を行う方法です。
主婦層や家族向けのイベントでは、アウトレットやスーパーに掲示することで狙っている客層にイベントを認識してもらう可能性が高くなります。
イベントが地域の方へ向けたものであれば、開催する会場にチラシを掲示したり、配布をしたりすることで、周辺住民の方の興味関心を引くことができるでしょう。
また、コロナウイルスの影響によってオンラインでのイベント開催を予定している場合は、ターゲットが全国に広がります。
居住地域を問わずお客様を募集している場合は、チラシをPDFで準備し全国の商業施設に掲載を依頼するなどして集客を行いましょう。
ホームページ
ホームページを作成することで、イベントの概要や実際にイベントを行なった様子を動画でも伝えることができます。
既に自社でホームページを開設している場合は、ブログやサービスページに掲載し集客をしましょう。
ホームページの開設には平均して40〜60万円ほどのコストがかかりますが、企業や提供するサービスの雰囲気を伝えることができ、自社のブランディングにも効果的です。
しかし、お客様にウェブ検索をしていただく必要がある点に気をつけましょう。
またターゲットの方がウェブ検索をした際に、自社のイベントに関するコンテンツが上位に表示されていなければ意味がありません。
例えば、モデルルームイベントの集客を自社のホームページで行う場合は、以下のようなキーワードが想定されます。
- 「地域名」 モデルルーム
- 「地域名」 新居
- 「地域名」 家族向け住宅
これらのキーワードで検索された時に、自社のホームページが上位に表示されるように対策する取り組みをSEOと呼びます。
ホームページでの集客はこのSEOに関する知識が不可欠になりますが、競合が多いサービスを提供している場合は、SEO対策のコストや難易度が高くなってしまう傾向があります。
チラシや後述するプレスリリース、SNSなどでイベントを告知し、興味を持っていただいたお客様をホームページに誘導する仕組みを作ることで、SEOだけに頼らないホームページ集客を行うことができます。
プレスリリース
プレスリリースとはメディアに向けてサービスの告知を行う文書です。
プレスリリースを掲載するメディアには以下のようなものがあります。
- 新聞
- 雑誌
- ウェブサイト
- 通信社
- TV
- ラジオ
- フリーペーパー
- SNS
イベントの集客でプレスリリースを行う場合は、上記したようなメディアに向けて個別にプレスリリースを配信することになります。
新聞やTVのような拡散力の強いメディアに掲載されれば、多くの方にリーチすることが可能になりますが、各メディアは毎日たくさんのプレスリリースを受け取っています。
そのため、一目で相手の興味関心を引きつけるプレスリリースでないと、内容を精査してもらうことすら難しいのが現状です。
相手の興味を引くプレスリリースの書き方は以下の記事で詳しく解説しています。
プレスリリースの書き方を解説!実際にプレスリリースを配信した時の経験も公開します
SNS
SNSの利用率は年々上昇しており「Creator Zine」の調査によると、2019年末の国内ネットユーザーは9,960万人と推定され、SNSの利用者はそのうちの78.2%にあたるそうです。
SNSの利用者は20代前後に多く見られていましたが、近年では40代以上でもユーザーが増加しています。
同社の調査では、SNS利用者のうち、連絡手段としての用途が多いLINEに次いで「Twitter」と「Instagram」で35%以上の利用者がいることがわかりました。
SNS集客の魅力はなんと言っても手軽さにあり、無料で利用しているアカウントでもコンテンツが良ければ数千〜数万の方にリーチすることができます。
しかし、ターゲティングをするのは他の集客方法と比較して難しい傾向にあるので、多くのSNSでは有料のオプション機能を使って、ターゲットに集客を仕掛けます。
特に「Facebook」では、アカウントと居住区や職業を結び付けている人が多いので、イベントの集客を行う媒体として利用する企業が多いです。
また、公開イベントという機能を使うことで、Facebook内でお客様がイベントに参加表明をすることができ、専用のホームページなどに移行させる手間を省くことができるのも魅力です。
メールマガジン
メールマガジン(メルマガ)とは、講読を希望する方に向けて自社のサービスに関する情報を定期的に配信するサービスです。
不特定多数の方にイベントの情報を届けられるSNSよりも、ターゲティングをしやすい集客媒体と言えるでしょう。
ただし、メルマガの開封率は平均して20%前後となっており、ターゲティングをしたからと言って必ずしもお客様に読んでいただける、とは限りません。
メルマガでお客様にイベントの情報を届けるには、内容だけでなくお客様がはじめに目にする、タイトルにも工夫が必要です。
メルマガ配信に特化した、メール配信サービスの1つである「ブラストメール」が教える「魅力が伝わるメルマガタイトルの付け方ブック」を無料ダウンロードできます。是非、ご活用ください。
またSNSとの違いは、メルマガを受け取った相手が、実際にメールを開封したかや、添付したURLをクリックしたかなどを知ることができる「効果測定機能」があることです。
過去のデータを知ることで、よりお客様の反応を引き出す集客を行うことができます。
イベントの集客では広告を届けるのだけではなく、実際にお客様の行動を喚起するようなコンテンツを作らなければなりません。
メルマガを使うことで、ターゲットを絞った配信ができるだけでなく、集客のコンテンツを改善していくことができます。
メールマガジンの詳細は以下の記事からご確認ください。
メルマガの作り方を徹底解説!誰でも1時間で配信できる基本ステップ
イベントの集客を成功せさるコツ
ここからは、媒体に限らず考慮しなければならない集客のポイントを解説すると同時に、これまでの事例をご紹介します。
ブランディングを行う
ブランディングとは、企業(ブランド)への消費者の認識を明確化し、市場でのポジションを確率する作業、と言われています。
つまり、「〇〇といえばあの【企業名】だよね」「高級な〇〇といえば【商品名】
」と言ったように、消費者に認知してもらうための作業です。
イベントの集客を成功させるには、自社が開催するイベントだからこそできる体験や、このイベントにしかないもの、を前面に押し出して広告をする必要があります。
どんな集客媒体を選んだ場合でも、別のイベントで替えが効くのであれば、お客様は積極的に参加しようとは思いません。
そのため、「このイベントでは〇〇ができる」と、ブランディングを行い集客をしましょう。
「翼を授ける」のキャッチコピーで有名なエナジードリンクを提供するRedBull社では、カーレースやフェスとタイアップし自社のブランドを確立しました。
今では上記のキャッチコピーを聞けば誰しもがレッドブルを思い浮かべるでしょう。
アクティブなイメージや洗練されたデザインを前面に押し出し、今では自社でカーレースやダンスイベントを世界各国で開催しています。
ターゲットを明確にする
これまでも解説してきた通り、ターゲットの明確化は集客の基本です。
自社のイベントに参加しそうな人を想定し集客を仕掛けましょう。
ターゲティングをし、サービスの売り上げを伸ばした事例は多くありますが、今回はデオドラントウォーターの「シーブリーズ」をご紹介します。
「シーブリーズ」は、元々は海にき体がベタついてしまった際に体を洗うものとして開発されました。
しかし、海を訪れる人の割合が減り商品の需要が低下したのをきっかけに、女子高生にターゲティングをした集客活動を行ったところ売り上げが約8倍にまでアップしたそうです。
イベントの集客でも、開催するイベントはどんな方に需要があるものなのかをよく考えて行う必要があります。
イベントの集客にはコロナ対策の記載が必須
冒頭でもお伝えしたように、コロナウイルスの影響もあり、イベントなどの多くの方が集まる催しでは、コロナウイルスへの対策が欠かせません。
都道府県ごとにイベントを行う際のガイドラインが発表されているので、それを参考にイベントでのコロナ対策を実施しましょう。
また、イベント集客を行っている媒体にコロナ対策に関する記述がないと、お客様の参加意欲を下げてしまう要因にもなりかねません。
ここからは、東京都が発表しているガイドラインと、コロナ対策を集客の媒体に記載している事例をご紹介したいと思います。
東京都が発表している感染防止のチェックリスト
東京都が発表しているイベント開催におけるコロナ感染拡大防止のためのガイドラインは、東京都防災ホームページから確認していただけます。
マスクの着用を義務付けているのはもちろん、大規模なイベントは事前に都に問い合わせるように定めています。
2020年10月8日から6度開催された「運動の基礎を育てるちびっこ体操」では、集客に使っているホームページで、実施しているコロナ対策をお客様にお知らせしています。
また、withコロナの時代でのイベント開催では、万が一イベントに参加したお客様に感染が発生した時への備えが必要です。
細心の注意を払いながら、参加したお客様の名簿などの個人情報を管理しましょう。
まとめ
イベントの集客はターゲットを明確にした上で、多くの方にリーチする媒体を選択しなければなりません。
低コストで多くの方にリーチできるSNSだけでなく、ターゲットを絞った集客がしやすいメールマガジンなども利用しイベント集客を行いましょう。
メールマガジンを配信するにあたり必要な「メール配信システム」は以下の記事で比較しています。ツール選定の参考にしてください。
また、近年はイベントを開催するにあたってのコロナウイルスへの対策が不可欠です。
各都道府県のガイドラインに従ってコロナ対策を行い、取り組みの内容を集客媒体にも記載することで、お客様が安心してイベントに参加できます。
コロナ対策に関する記載も含め、ポイントを抑えた集客を行い、イベントを成功に導きましょう。