自社のサービス・商品を広告するために、メールマガジンを配信している企業は多くあります。
クーポンの配布だけでなく、販売サイトへの誘導なども可能なメルマガは、手軽に幅広い業種でとり入れられるマーケティング手法の一つです。
メルマガの効果を図る指標の1つとして、クリック率というものがあります。
この記事では、クリック率をあげるための方法を解説しています。
メルマガ配信をされている方は是非ご覧ください。
目次
メール配信のクリック率とは
クリック率とは、配信したメールのうち、何人がメール内のリンクをクリックしたかを示す数値です。
100人のお客様にメールを配信し、10人の方がリンクをクリックした場合は「クリック率10%」となります。
クリック率は「クリック数/配信数×100」で求めることができます。
商品の広告が目的のメルマガでは、クリック率の高さがお客様がコンテンツに抱く興味関心度ととることができるでしょう。
クリック率が低下する原因
クリック率を低下させる要因には以下のようなものがあります。
- メールがそもそも届いていない
- ターゲット層に届いていない
- 魅力的なコンテンツを作れていない
それぞれの原因について詳しく説明します。
メールがそもそも届いていない
配信したメールがエラーとして返ってくると、クリック率は低下します。
メールが正常に相手のメールボックスに届く割合は「到達率」と呼ばれており、{1-(エラーメールの数/配信したメールの数)}×100で求めることができます。
クリック率を上げるには、ご紹介した式の中の「エラーメールの数」を減らす工夫が有効です。
メルマガがスパムメールに分類されてしまう原因としてよくあるケースに、無料メールソフトを使ったメール配信があります。
無料のメールソフトなどはコストが抑えられる一方で、大量配信をするとスパムメールに分類される可能性が高く、クリック率を低下させる原因となります。
目安として100人以上のお客様にメルマガを配信する場合は、メール配信に特化した環境を整備し、到達率を下げないように対策しましょう。
ターゲット層に届いていない
いくら到達率を上げても、配信しているメルマガの内容に興味のないお客様のもとに届けても、添付したURLのクリック率は上がりづらくなります。
ターゲットを絞りアプローチをかけることを、マーケティング用語では「ターゲティング」と呼びます。
ターゲティングとは、ビジネスをする市場を選ぶこととも捉えることができます。
綿密にターゲティングを行うことで、自社のサービスに興味がある方への効率的なアプローチが可能になります。
メルマガもターゲティングをした上で配信をすることで、商品の詳細ページをクリックする受信者を増やすことができるでしょう。
魅力的なコンテンツを作れていない
いくらターゲットを絞りメルマガを配信していても、コンテンツそのものの出来が悪ければ、商品を魅力的に紹介することはできません。
コンテンツの完成度を上げる方法はいくつありますが、タイトル(件名)の改善は手軽に行うことができる上に、後述する開封率のアップにもつなげることができるのでオススメです。
メールのタイトルは受信者が一番最初に目にするということもあり、メルマガの配信でも重要なポジションを占めています。
以下のURLからは、メルマガの魅力を高める効果的なタイトルの付け方をご紹介しています。
コンテンツの完成度を高める取り組みの一歩目として、是非ご活用ください。
クリック率以外のメール配信の指標となる数値は?
メルマガの配信にはクリック率以外にも先述した「到達率」や「開封率」といった指標があります。
開封率とは到達したメールのうち、お客様がメールを開封した割合です。
開封率は、テキストメールではなく、HTML形式のメールでしか取得することができず、HTMLメールが開封された数/到達したメールの数×100で求められます。
メルマガの配信では、クリックをさせるまでが1つのゴールとすることができますが、クリック率を上げるために、到達率や開封率を把握する取り組みも重要です。
それぞれの指標を把握することで、配信するサーバーに問題があるのか、タイトルの付け方に問題があるのか、と言った具体的な課題を表面化させることができます。
メルマガのクリック率の平均値は?
配信している会社の業者にもよりますが、メルマガのクリック率は2%前後というのが定説です。
お客様2000人にメルマガを送信して、やっと40人の方がリンクをクリックしてくれる計算です。
メルマガのクリック率を向上させるためにも、これから解説するクリック率アップのコツを参考に自社のサービスを多くのお客様に認知させましょう。
配信したメールのクリック率を上げる方法
ここからはメルマガのクリック率を上げる方法を解説します。
そもそも配信しているコンテンツのクリック率を把握していない場合は、クリック率や到達率、開封率を調査する機能がある「メール配信サービス」利用しましょう。
上記のような機能は効果測定機能と呼ばれています。
メール配信サービスを利用すると効果測定を誰でも簡単に行えます。
ターゲット層を意識したコンテンツ作り
メルマガは、先述したターゲティングをしてコンテンツを作成・配信するのが前提です。
後述するHTMLメールなども利用し、ターゲット層に響きやすいコンテンツ作りを意識しましょう。
ターゲット層を絞ったメール配信は、お客様の年齢や性別、職種などをまとめた配信リストを作成した上で行うのが一般的です。
リストはエクセルなどで管理することもできますが、手作業で受信者の情報をまとめるのは相当な手間になります。
以下の記事では、リスト管理を簡単にする方法を解説しているので、これからリストを作成し、ターゲットを絞った配信を行おうと考えている方はご一読ください。
メルマガ配信リストの管理を効率化!メリットだらけの管理方法とは?
効果測定機能を使う
先述した効果測定機能は、クリック率を調べるだけでなく、メルマガの到達率や開封率を把握することができます。
もし、到達率が低かった場合は、メールを配信する媒体の変更を検討しなければなりません。
どんなに質の良いコンテンツを作成しても、お客様のもとに届けることができければ、クリック率を上昇させる頃は難しいでしょう。
開封率が低かった場合は、件名を改善し対策をしましょう。
メールの顔とも言える件名は、メルマガの開封率に大きく影響します。
以下の記事では、メールの開封率アップのコツを詳しく記載しています。
メールの開封率を知るにはどうすれば良い?開封率を上げる4つの方法
HTML形式でメールを作成する
HTMLメールとは、写真や文字に装飾をしたメールで、通常のテキストメールとは異なるデザイン性の高いコンテンツを作成することができます。
『一般社団法人 日本ビジネスメール協会』の調査によると、視覚的な訴求力が高いHTMLメールの使用率は2011年〜2018年の間に約1.5倍にまで伸びているそうです。
スマホの普及に伴って、文字だけのメルマガは徐々に衰退し、代わりのコンテンツとして画像や動画をあしらったHTMLメールの利用が増えています。
画像などを使うことで、メールを配信したお客様に、サービスに関する情報を正確に伝えることができ、クリック率の増加にも貢献してくれるでしょう。
メール配信サービスを利用してクリック率を上げる
今までご紹介してきた方法は、自力で行うとどれも時間のかかるものばかりです。
特にHTMLメールの作成には、IT関係の知識が不可欠です。
全く知識のない方が、業務を行いながら集客に効果的なHTMLを作成するのは現実的ではありません。
メルマガを配信している企業の多くは、これまでご紹介してきた方法を「メール配信サービス」を使ってカバーしています。
メール配信サービスとは、同じ内容のメールを多くの方に配信する場合に便利なツールで、効果測定機能やHTMLメールを作成するエディタを使えるものもあります。
ここからはメール配信サービスの一つである「ブラストメール」で使える、クリック率を上げるための機能をご紹介します。
効果測定機能
ブラストメールでは、先述した効果測定機能を使い、配信したメールのクリック率や到達率・開封率を把握することができます。
HTMLエディタ
HTMLエディタを利用することで、プログラミングなどの専門的な知識がなくても、HTMLメールを作成することができます。
迷惑メール対策
無料のメールソフトなどを利用して多くの方に一斉送信をすると、迷惑メールとして認識される可能性が高くなります。
ブラストメールは、迷惑メール対策に有効なドメイン認証技術であるDKIM署名を採用しています。
そのため、クリック率低下の要因の一つである、到達率の低下を抑えることができます。
まとめ
サービスの販売などを目的としたメールの配信では、お客様の興味関心やコンテンツのクオリティを図る指標の一つとして、クリック率に注目しましょう。
クリック率の低下は、到達率や開封率の低下などが原因になっている可能性があります。
クリック率を上げるにはまず、効果測定機能を使って到達率や開封率に問題がないかチェックしましょう。
到達率や開封率はメールが正常に配信されているのか、魅力的なタイトルがつけられているのか、と言ったクリックの前段階の問題把握に役立ちます。
先述したブラストメールでは、効果測定機能を使うことができる上に、DKIM署名によって迷惑メールやスパムメールに分類されづらいよう対策がされています。
ブラストメールを利用してメルマガを配信するだけで、無料のメールソフトを使用した時と比較して、到達率を上げる対策を行うことができるのは、大きなメリットと言えるでしょう。
7日間の無料お試し登録も実施しているので、是非ご確認ください。