ブログからの集客を狙って記事を量産しているがイマイチ効果が出ずに悩んではいませんか?
この記事ではブログからの集客力を高めるために、今すぐに対策できるポイントを解説します。サイト構造を変えたり、難しいSEO対策を必要とせずに改善できる方法を紹介しているので、そういった知識が乏しい方でも実践できる内容になっています。
ぜひ、過去の記事も改良してみてブログからの集客力を上げていってくださいね。
目次
ブログ集客本当に効果があるの?
ブログ集客はすぐに効果が現れる集客方法ではありません。
戦略的にブログ内のキーワードを選定し、いくつも記事を公開し、ようやく効果が出てきます。ブログからの集客は中長期的に効果を発揮する施策です。
しかし、広告宣伝費をほとんどかけず、低コストで行え、なおかつ成果が出始めると非常に強力な集客ツールとなります。
ブログ集客の特徴は、こちらの記事で紹介しています。ぜひ合わせてご覧ください。
ブログ集客って効果があるの?ブログ集客の特徴やポイントを解説します!
ブログ集客の基本
初めにブログ集客の基本的な流れをおさらいしておきましょう。
「見込み客が検索するであろうキーワードを選定し、それに対する最適な答えをブログ記事として提供する」そして「その記事から自社サービスや商品を認知、または誘導する」これがブログ集客の基本的な流れです。
検索結果は「キーワードに対して最適な答え」であると評価された順番に表示順位が決まりますが、これがSEO(Search Engine Optimization)、日本語で「検索エンジン最適化」と言います。
ブログ集客の効果を上げるための基本的な方法は以下の2つです。
- SEO対策をして検索上位に表示させる(閲覧数を上げる)
- コンテンツの質を上げて満足度を高める(コンバージョン率を上げる)
こちらを抑えて改善ポイントを詳しく解説していきます。
今すぐ実践! ブログ集客の効果を高めるためにできるコト
それでは早速、ブログからの集客力を高めるために今すぐ実践できるポイントを解説していきます。
思うように成果が出ていない方は、それぞれのポイントを抑えているかチェックし、今からブログ集客を始めようと思っている方はこれらに注意してブログを作成してみてください。
キーワードを見直す
見込み客が検索するであろうキーワードを想像しブログを書いていると思いますが、いずれはネタ切れになります。Googleの関連キーワードやサジェストを参考にしても、キーワーは尽きてしまうでしょう。
自分ではどうにも良いキーワードが思いつかない。そんな時はキーワード選定ツールを使いましょう。
こちらは無料で使える「ラッコキーワード」というキーワードリサーチツールです。
Googleの検索結果で確認できるサジェストや関連キーワード以外にも、検索が多いキーワードを五十音、アルファベット毎に確認することができます。
ラッコキーワードを使えば、自分では思いつかなかったような思わぬキーワードを発見できるかもしれません。
検索ボリュームの少ないキーワードを探す
キーワードの見直しの際には、どれくらいそのキーワードが検索されているかも調べる必要があります。
検索ボリュームを調べる方法は、
- キーワードプランナー
- Ubersuggest
- ahrefs
などがあります。「キーワードプランナー」はGoogleアカウントを持っていれば、誰でも使うことができます。「Ubersuggest」「ahrefs」は有料のサービスですが、より細かいキーワード分析ができます。なお高度な検索を利用しなければ、UberSuggestは無料の範囲でも十分に使えます。
それぞれ無料トライアルもできるので興味のある方は試してみてください。
ただしキーワードプランナーは無料で使えますが、 Google広告を出稿していない場合、検索ボリュームの数値が曖昧にしか表示されません。具体的な数値で知りたい場合は、広告出稿する必要があるので、実質有料とも言えます。
キーワードプランナーを使って「居酒屋」の検索ボリュームを調べてみました。
Google広告を出稿していないので数値の幅が広くなっています。
とはいえ「居酒屋」というキーワードのボリュームは非常に大きいことが分かります。
「居酒屋」というキーワードに「渋谷」「焼き鳥」というワードを追加してみました。するとグッと検索ボリュームが下がりました。
検索ボリュームの大きいキーワードというのは、それだけ表示される記事数が多くなり、検索上位に表示されるのが難しくなります。逆に検索する人が少なすぎても集客を行うのは困難です。
世の中のトレンドによっても検索ボリュームは変動します。ビックキーワードに関連する単語を付けていき、適度に競合が少ない所で勝負するのがブログによる集客を成功させるポイントです。
本格的なキーワード選定を行う場合には、こういったツールを使い、どれくらいの検索数(需要)があるのかリサーチしましょう。
強いキーワードの正面突破を諦める
例えば「エステサロン」のブログ集客を行う場合「美容ジャンル」の市場はとても大きく、トップを取るのは困難です。
だからこそ、それに付随するキーワードを選定して敵の少ないところで勝負していくわけですが、それでも美容ジャンルは記事が多く大変です。
そういった場合には「正面突破」は諦めましょう。
もちろん「エステ」に関するブログを書いておくことは前提です。その上で「美顔器に関するブログ書いてエステに誘導する」「スタッフを使ってエステの効果を長期的に記録したブログを作成する」「化粧水の比較記事を作る」などなど様々な角度からブログを作成していきましょう。
記事を見やすくする
記事の内容と同じくらい大切なのがサイトの見た目です。
ユーザーがブログ記事にアクセスした時、どんなに良いコンテンツを用意していたとしても、瞬時に全ての情報を伝えることができるわけではありません。
まず最初に読者に印象付けさせるべきは「読みやすそう」、「分かりやすそう」というイメージです。
今すぐできる対策としては、
- サイトの表示速度
- アイキャッチ画像
- 文字数
この3点です。
サイトの表示速度を上げる
気になる記事を見つけたのでタップ、なのにいつまで経っても読み込みが終わらず記事が読めずイライラ…
そんな経験はないでしょうか。
せっかく良いコンテンツを用意しているのに表示速度のせいで離脱されるのは非常にもったいないです。特に食品関係や旅行、美容など高画質な写真を多く使用している場合には注意しておきましょう。
サイトの表示速度は「PageSpeed Insights」または「Googleアナリティクス」で確認することができます。Googleアナリティクスではページ毎の表示速度を「行動」→「サイトの速度」→「ページ速度」で確認することもできます。
かと言って「サイトをいじれるような専門的な知識はないし、なんだか難しそう」そんなプログラミングの知識がないあなたでも今すぐできるのが「画像のリサイズ」です。
「画像・サイズ変換」などで検索すれば、ブラウザ上で画像のサイズ変換ができるサービスが出てくるので、表示速度が遅いと診断された場合に試してみましょう。
アイキャッチ画像を設定する
アイキャッチはその名の通り「目(eye)」を「引きつける(catch)」役割があります。
「なんか面白そう」「〇〇について書いているんだな」と思ってもらえれば十分です。
例えばブラストメールブログにこんな記事があります。
この記事のアイキャッチはこちらです。
パンくずリストの形とパンの画像が組み合わさっていて非常にキャッチーな画像になっています。ごちゃごちゃしておらず、すっきりとした見た目であることで「本文も分かりやすそう」と読者はイメージします。
また他のサイトやSNSで拡散する際にもアイキャッチを設定しておくと有効です。
上記のようにTwitterであれば、URLを入力しただけで「アイキャッチ画像+タイトル」が表示されます。TwitterやFacebookなどにブログを共有している方も多いと思いますが、文字だけよりも確実ににクリック率が上がります。
文字数を少なくする
良い記事を届けたい、その一心で長文のブログを書くのは効果的ではないかもしれません。
「思っている以上に読者は文字を読まない」
ブログを運営していく上で、ぜひこの言葉を覚えておいてください。
「Webユーザーがページにアクセスしてどれくらいの文章を読んでいるのか」を研究したデータによると1,000を超える単語で構成されたWEBページは、およそ20%程度しか読まれないそうです。(参考:ユーザーはいかにテキストを読まないか)
文字ばかりのブログはなかなか読んでくれません。特に今はスマホを使ってブログを見る人がほとんどなので、長文だとスマホの画面が文字で埋め尽くされてしまいます。
PC上では綺麗なレイアウトでもスマホで見ると文字ばっかりということにならないように注意しましょう。
SEOライティングでは4,000字程が適切と言われていますが、読者からすれば、検索した課題をできるだけ早く解決してくれる記事が良い記事です。
だらだらと文字数を増やすくらいならば、記事の読みやすさを意識して文字を削ってみましょう。
読者の検索意図を考える
ブログ集客が上手くいかない人の特徴として「読者目線になれていない」という点が挙げられます。
SEOファーストで検索順位を上げていくことは当然大切ですが、まず意識すべきは「いかにブログ訪問者の課題を解決できるか」という点です。また、SEO対策として様々な情報が出回っていますが根幹にあるのは、検索課題の解決能力が高いとされる記事から並んでいくという点です。
そういった意味では「そのキーワードを検索したユーザーの持つ悩み」を想像することが大切になります。
ブログ記事を細かく分ける
例えば「ブログ」「集客」というキーワードで検索するユーザーの悩みは、
- 成果が出るまでにどれくらいかかるのか知りたい
- ブログ集客が上手くいかないので改善点が知りたい
- ブログ集客とSNS集客のどちらが効果的なのか知りたい
- 集客できるブログの書き方が知りたい
- ブログで本当に集客できるのか分からない
- ブログ集客の成功例が知りたい
- ブログで集客する方法が知りたい
- ブログ集客はどれくらいの費用がかかるのか知りたい
- ブログツールにどんなものがあるのか知りたい
- ブログの始め方が知りたい
- 集客の方法にどんなものがあるのか知りたい
ざっと考えただけでもこのようなものがあります。
これらの疑問を、一つの記事で解決に導こうとするのはあまり良くありません。
それぞれの悩み毎にターゲットは変わります。全てを網羅しようとすると、記事の方向性が定まらず「問題解決までに時間がかかる」「何について書いている記事なのか分かりづらい」読者にとってストレスを感じる記事になります。
また、記事を分けることは先ほど解説した「文字数を少なくする」という部分にもつながってきます。
問題解決のために、どこよりも詳しい記事を作成したいという気持ちは分かりますが、読者にとって、課題解決に不必要な情報は邪魔なだけです。
内部リンクを整備する
細かく分けた記事は、同じような悩みを持って検索されそうな記事と内部リンクとしてつなげましょう。
例えば、「エステで痩せるのか知りたい」という課題を持って検索したユーザーがブログを読む中で「エステで痩せそう」と感じた場合「どれくらいの料金で受けれるのか」「どれくらいの期間必要なのか」という次の疑問が出てきます。
料金と期間が分かったら、次は「どこで受けれるのか」という課題になってきます。
こう分けると徐々にコンバージョンへの確率は高まっていることが伺えます。
課題が解決され、次の疑問が出てきているところに、それに対する適切な記事へのリンクを出せばクリックされる確率は高くなります。その経路を整備しておくことが集客力を高めるポイントになってきます。
まとめ
以上、ブログからの集客力を上げるために今すぐ実践できるポイントについて解説しました。
今すぐ改善できる点でいうと「ブログの見やすさ」と「キーワードの選び方」の2点です。
特に、良い記事を書こうと様々な情報を盛り込んだブログを書いている方は、それが逆効果になっているかもしれません。
ブログによる集客力を高めるためには、コンバージョンへの経路を整えておくことです。そのためには、細かく記事を分けて「読者の悩みレベル」に適切に合わせた記事を用意しておくことが大切です。
それぞれの段階に合わせた記事を用意しておき、的確に解決。解決したことによって生まれる次の疑問を想像し、それに対しての答えとなる記事を貼っておくというステップを意識すれば集客力は高まるはずです。
また、ブログによる集客は必ずしも「新規」が対象なわけではありません。既存顧客に向けてブログを書き、新商品のPRをする、来店を促す、というのも立派な集客です。
今すぐ改善できるポイントを整備してブログからの集客を増やしていきましょう。