パンくずリストとは?SEOへの効果と適切な使い方を解説

2021.03.24 マーケティング

パンくずリストとは?SEOへの効果と適切な使い方を解説

「パンくずリスト」は、Webサイトの構造やコンテンツの情報をユーザーにわかりやすく伝える効果がある、Webサイトを構成するパーツのひとつです。また、ユーザビリティだけでなくSEOの効果もあります。

実はパンくずリストにはいくつか種類があり、種類によって適切な使い方が異なります。あなたがサイト担当者なら、ぜひパンくずリストについて理解を深めて、適切な運用ができるようになりましょう。

それでは、パンくずリストについて詳しく解説していきます。

パンくずリストとは?

パンくずリストとは、「いま閲覧しているページがどの階層に位置するか」や、「どのような経路で現在のページにたどり着いたか」をユーザーに示すナビゲーションパーツのことです。

パンくずリストは別名、パンくずナビ、トピックパス、フットパスとも呼びます。また、英語では「Breadcrumb(ブレッドクラム)」という名前です。呼び方がいろいろですが、Webサイトの文脈でなら、単に「パンくず」といっておけば問題なく意味は通じます。

パンくずリストの設置はユーザビリティ向上につながるだけでなく、Webサイト運営においてはSEOも期待できるという側面があります。

そのため、サイトに設置しておいて基本的に損はないパーツですが、そもそもサイトの管理が不適切だと、パンくずリストも不適切な状態になるという点には注意が必要です。

「パンくず」という名前の由来

「パンくず」という名前は、グリム童話「ヘンゼルとグレーテル」が由来となっています。

「ヘンゼルとグレーテル」において、主人公であるヘンゼルとグレーテル兄妹は、口減らしのため両親に深い森へと連れられ、そのまま置き去りにされてしまいます。

しかし兄のヘンゼルは森へ連れられる間、お弁当として与えられていたパンを小さくちぎって、帰るときの道しるべになるように落としていたのです。

このヘンゼルが落としていったパンくずこそが、名前の由来というわけです。

ちなみにヘンゼルとグレーテルが森に置き去りにされたとき、パンくずはほとんど鳥に食べられてしまっていたため、兄妹は結局3日間も森をさまよってしまいます。

パンくずリストの利点

パンくずリストが設置されていれば、ユーザーがサイトの構造を理解しやすくなり、結果的にサイトの回遊を促すことができます。つまりユーザビリティが向上します。

また、サイトの構造が理解しやすくなるのは、クローラーも同様です。つまりユーザビリティだけでなくクローラビリティの向上も見込めるということです。

また、パンくずリストはアンカーリンクの役割もあるため、検索エンジンにキーワードが伝わることで、よりサイトの概要が適切に伝わるという効果も期待できます。

パンくずリストの種類と用法

パンくずリストは位置型、パス型、属性型の3種類が存在します。それぞれ仕組みが全く異なるため、サイトの形式によって適切な種類のパンくずリストを設置するようにしましょう。

位置型

位置型は、そのページがサイト内のどこに位置するかを示すパンくずリストです。ページごとに内容は固定されているため、ユーザーが「現在自分はサイト内のどこにいるのか」を把握しやすくなります。

例えば、ブログAのカテゴリBに属する記事Cの場合、位置型パンくずリストは下記のようになります。

位置型パンくずリストの例
ブログトップA > カテゴリB > 記事C

位置型パンくずリストは、いわばサイトの位置情報です。カテゴリが多く、階層の広がりがあるブログやECサイトなどに適しています。

属性型

属性型は、そのページがどのような属性に当てはまるかを示すパンくずリストです。位置型と似ているようですが、実際は少し異なります。

位置型はページごとにリスト内容が固定なのに対し、属性型はページにたどり着くまでの間どのような手順を踏んだかで内容が変動するのです。

例えばある賃貸情報サイトにおいて、東京都、新宿区、家賃10万円以内という順番で絞り込み、結果的に賃貸Aにたどり着いたなら、属性型パンくずリストは下記のようになります。

属性型パンくずリストの例1

  • 東京都 > 新宿区 > 家賃10万円以内 > 賃貸A

一方、東京都、JR中央線沿線、間取りはワンルームという順で絞り込んだ結果、賃貸Aにたどり着いたなら、パンくずリストは下記のようになります。

属性型パンくずリストの例2

  • 東京都 > JR中央線沿線 > 間取りワンルーム > 賃貸A

このように属性型は、個別ページに大量の情報が付加されているECサイトや不動産情報サイトなどといった、膨大なデータベースを使用しているサイトに有効です。

パス型

パス型は、そのページにたどり着くまでにどのようなページを経たかを示すパンくずリストです。たとえ同じページでも、ページまでの経路が違えばパンくずリストの内容も変化します。

例えばとあるECサイトで「4K有機ELテレビ」と検索し、検索結果一覧から商品ページAにたどりついた場合、商品ページAのパス型パンくずリストは下記のようになります。

パス型パンくずリストの例1

  • 検索結果 “4K有機ELテレビ” > 商品ページA

そこからさらに「家電カテゴリ」から「テレビカテゴリ」という順にページを開いたら、パンくずリストは下記のようになります。

パス型パンくずリストの例2

  • 検索結果 “4K有機ELテレビ” > 商品ページA > カテゴリ “家電” > カテゴリ “テレビ

このように、ユーザーのサイト回遊履歴を表すのがパス型のパンくずリストです。ブラウザの履歴機能や「戻る」機能と重複するため、近年ではあまり見かけなくなっています。パンくずリストを設置するなら、位置型か属性型を使った方がよいでしょう。

パンくずリストの使い方

パンくずリストを適切に表示し、より高いSEO効果を得るためには、以下のような使い方を実践していきましょう。

  • サイトのディレクトリ構造やカテゴリを適切に管理する
  • カテゴリ名に対策したいキーワードを入れる
  • ページの上に設置する
  • タグはパンくずリストに入れない
  • 複数設置する場合、重要度の高いパンくずリストを最初にする

それぞれについて詳しく解説していきます。

サイトのディレクトリ構造やカテゴリを適切に管理する

パンくずリストを適切に扱うには、そもそもサイトの構造やカテゴリが適切に管理されている必要があります。

ごく基本的なことではありますが、カテゴリは「大カテゴリ > 小カテゴリ」のように順序よく設定し、「家電 > 洗濯機 > 洗剤自動投入機能 > 25万円以内」というように関連性を維持するようにしましょう。

「サイトトップ > 25万円以内 > 洗剤自動投入機能 > 洗濯機」のような、順序も関連性もめちゃくちゃなパンくずリストは、サイトの構造も同様であることをそのまま示します。

すべてのコンテンツで正しくパンくずリストが表示されるように、サイトの設計には十分注意しましょう。

カテゴリ名に対策したいキーワードを入れる

カテゴリ名を対策したいキーワードにすれば、パンくずリストによってカテゴリ内の記事でキーワードを表示させることができます。つまり、パンくずリストでキーワード対策が可能になるのです。

逆に言えば、どんなカテゴリにも属していないブログ記事があると、せっかくカテゴリに設定したキーワードが記事のパンくずリストに表示されないことになります。

先ほどのサイト構造の管理に通じる話ですが、コンテンツのカテゴライズは、見出しタグを順番通りに使うのと同じように適切に行いましょう。

また、あくまでカテゴリ名はユーザーにとって意味のある名前にしましょう。キーワードを詰め込みすぎたり、人間が読むと違和感のある名前にしたりすると、逆にペナルティを受ける可能性があります。

ページの上に設置する

パンくずリストの設置場所に決まりはありませんが、特別な事情がない限りは、ページの上部に設置するべきでしょう。その方がユーザーの目にとまりやく、ユーザービリティの向上につながります。

タグはパンくずリストに入れない

位置型の場合、タグはパンくずリストに入りません。位置型はサイトの階層構造を示すパンくずリストなため、ディレクトリであるカテゴリは入りますが、タグのようなディレクトリと関係ない要素は入ってきません。

ただし属性型の場合、サイトの設計次第ではタグがパンくずリストに入る可能性はあります。パス型の場合、ユーザーの訪問履歴にタグページが含まれるなら当然入ってくるでしょう。

複数設置する場合、重要度の高いパンくずリストを最初にする

パンくずリストを複数設置することは可能です。留意しておくべきは、ひとつのページに複数パンくずリストが設置されている場合、検索エンジンは一個目のリスト内容でページを評価するという点です。

SEO効果を最大化したいなら、一個目のパンくずリストは、対策したいキーワードが入っているものを設定しましょう。

また、ユーザビリティの観点からすると、パンくずリストが何個もページにある状態は見栄えも使い勝手も悪いです。パンくずリストの数は最小限にしておきましょう。

パンくずリストを導入するおすすめの方法

WordPress サイトの場合なら、最初からパンくずリストが入っているテーマを使ってサイトを構築していくのが最も手っ取り早いでしょう。その方が、後からパンくずリストを編集するのも簡単です。

既存のテーマを変えずに WordPress サイトにパンくずリストを導入したい、という場合は「Breadcrumb NavXT」というプラグインを使うのが、最もシンプルかつ簡単な方法です。

参考:Breadcrumb NavXT – WordPress plugin

Breadcrumb NavXT なら、すでにインストールされているテーマに合わせてパンくずリストの見た目も柔軟に変更できます。

パンくずリストについてまとめ

パンくずリストとは、ユーザーに「いま閲覧しているページの位置や属性」を示すナビゲーションパーツです。「パンくず」という特徴的な名前は、グリム童話「ヘンゼルとグレーテル」が由来となっています。

パンくずリストはユーザビリティの向上につながるだけでなく、クローラビリティが向上する、キーワード対策になるなどSEOにも効果的です。

ただし、パンくずリストを適切に使うためには、そもそもサイトの構造を適切に管理している必要があります。カテゴリは順序よく設置する、連続性を維持するなど、ディレクトリ構造は正しく設計するように気をつけましょう。

サイト構造が適切に管理されている限り、パンくずリストを設置して損することはありません。ぜひ設置を検討してみてください。

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