メルマガ配信やメールマーケティングは、ビジネスの成長を支える重要な要素です。顧客とのコミュニケーションを強化し、ブランドの認知度を高め、売上を増加させるためには自社にとって最適なメルマガ配信ツールの選定が不可欠です。また、メルマガ配信を行いたいと考えているなら、BCCでの一斉送信ではなく専門のツールを導入するのがおすすめです。
とは言っても、メルマガ配信ツールには利用料金に幅があり、それぞれのツールで使える機能が違うので一体どのシステムを導入すれば良いのか迷っている方は多いのではないでしょうか。
今回は数多くあるツールの中から、利用者数・実績共に十分のツールを厳選し、それぞれの料金や機能をまとめました。自分にあったツールを見つけることで、無駄なお金を払わずに最大の成果を実現することができます。
多くの人が使っている人気のツールから利用シーンに併せたツールまで詳しくご紹介。ぜひ最後までご覧ください。
目次
メルマガ配信ツールとは?
メルマガ配信やメールマーケティングを本格的に行っていくためには、専門のツールを利用するのが一般的です。メルマガ配信ツールには、無料でも使えるものや月額制、買取制のものがあり、機能も様々です。
メルマガ配信ツールは、メール配信を効率的にするもので、送ったメールの開封率や到達率を調べたり、画像をたくさん使ったデザイン性の高いHTMLメールを作成することができます。
また、一斉に大量のメールを送る際にも効果的です。
というのも、頻繁にメールを一斉送信していると受信側に迷惑メール認定されてしまう可能性があります。本格的にメルマガ配信やメールマーケティングを行おうと考えているのであれば、到達率が高いツールを使うことが重要です。
BCCでの一斉配信との違い
メルマガ配信には、BCCを使って一斉配信する方法と、メール配信システムを使った方法のふたつがあります。各方法のメリット・デメリットは以下の通りです。
BCC送信 | メール配信システム | |
顧客情報の漏洩リスク | × 誤送信など些細なミスで起こりうる | ○ パスワードなどのセキュリティが突破されない限り起こらない |
セグメント配信 | △ コピペ時にメールアドレスのソートが必要 | ○ 配信セット時に条件を絞り込むだけ |
リスト管理 | × エクセルなどを使い手動で管理する | ○ エラーリストの排除やURLクリックによるタグ付けなどは自動で行われる |
スパム判定 | × スパム判定されやすい | ○ IP分散などの技術によりスパム判定されにくい |
効果測定 | △ 効果測定が行えるように自ら設定する必要がある | ○ 簡単 |
費用 | ○ かからない | × かかる |
使いやすさ | ○ 誰でも使える | △ サービスによっては難しい |
BCCでの一斉配信における最大のデメリットは、誤送信による顧客情報の漏洩リスクがあることです。
「BCC欄にメールアドレスをセットしたつもりが、実はCCやTOにセットしてしまっていた」なんてことになれば、すべてのメールアドレスに対して大量の顧客情報を漏らすことになります。そのようなことが起これば企業の信用問題にかかわりますし、最悪、損害賠償を請求されてしまうような事態に発展する可能性も出てきます。
そのため、メルマガ配信をする場合はどれだけリスト数が少なかったとしても、メルマガ配信ツールを使うようにしてください。
メルマガ配信ツールの主な機能
メルマガ配信ツールは、サービスのよっても異なりますが効果的なメール配信をするにあたり便利な機能が様々あります。以下に、代表的な機能をいくつかご紹介します。
- HTMLメール作成エディタ
- セグメント配信機能
- 開封率・クリック率などの分析
- 迷惑メール対策(SPF・DKIM・DMARCなど)
- メルマガ会員の登録・解除フォーム
など、実際にはもっとたくさんの機能があります。ただし、多くの機能は必須ではありません。多くの企業では上記で紹介したようなシンプルで最低限の機能があれば十分です。
もちろん、サービスごとに機能は変わりますので詳しくは以下のメール配信ツールのご紹介セクションでご確認ください。
メルマガ配信ツールのメリット・デメリット
メルマガ配信ツールを使うことで、大量のメールを一斉送信できることに加えてBCC送信に伴う誤送信や顧客情報漏洩のリスクを解消できます。その他にも顧客リストの管理や効果測定ができる点などもメリットとして挙げられます。
ただし、月額費用がかかる点はデメリットと感じる場合もあるかもしれません。ここからはメルマガ配信ツールのメリット・デメリットを詳しくご紹介します。
メルマガ配信ツールを使うメリット
メルマガ配信ツールを使ったメルマガ配信には、BCC送信のデメリットを解消する様々なメリットがあります。その筆頭として挙げられるのは、上述した誤送信による顧客情報の漏洩リスク解消です。メルマガ配信ツールを使えば、特に設定が必要なくそれぞれのリストにメールが個別配信されるからです。
その他にも、メルマガ配信ツールには以下のようなメリットがあります。
- 手動でメールアドレスを設定する必要がない
- 顧客リストの管理が半自動で行われる
- セグメント配信(グループ配信)が簡単に行える
- 大量にメルマガを配信してもスパム判定されにくい
- メルマガの効果測定が簡単に実施できる
もちろんここで紹介したものだけではなく、おしゃれなHTMLメールを誰でも作れる機能があったり、メール配信システムにはメルマガ配信の効果を最大化するメリットがいくつも存在します。
メルマガ配信ツールのデメリット
メルマガ配信ツールを使う上でのデメリットはほとんどないと言っても過言ではありません。そのため、安心してご利用ください。強いてデメリットをあげるとすれば以下2点があります。
- 費用がかかる
- サービスによっては扱いに習熟が必要
ツールやメルマガの配信数にもよりますが、月4,000円~50,000円程度の月額料金がかかります。ただし、これは必要経費なのでデメリットと捉える必要はないでしょう。コスト削減のためにツールを使わずBCCでの一斉配信による個人情報の漏洩をしてしまった場合、企業としての信用を大きく失ってしまいます。
また、ツールによっては様々な機能を有している場合があります。それらを使いこなそうと思うと、多くの時間や労力が必要となります。
しかし、メルマガ配信においてはこれらの機能を使う必要がないケースも多いです。そのため、必要な機能を揃えていて安価に利用できるツールを選ぶのが最適と言えるでしょう。
メルマガ配信ツールの選び方
メルマガ配信ツールやメール配信の機能を持ったツールは100種類以上あります。そのため、どのツールを使うべきか分からないと悩んでしまうこともあるかと思います。
ここでは、ツールを選ぶときに押さえておくべきポイントを4つご紹介します。
専門知識がなくても使いやすいか
メール配信システムの中には高度なメールマーケティングを可能とするサービスが存在しますが、そうしたサービスは多機能ゆえにメルマガ初心者には扱いづらく、あまりおすすめできません。
「メルマガ配信以前にシステムの使い方を覚えるのが大変で、本当にやりたいことができない」となっては本末転倒ですよね。そのため、メール配信システムを初めて導入するなら、使いやすさをもっとも重視してサービス選定しましょう。
使いやすいメール配信システムは、すぐにでもメルマガ配信が実践できるだけでなく、誰でも直感的に利用できるというメリットもあります。つまり担当者ではないスタッフでも、緊急時にすぐメルマガを送ったり、止めたりできるのです。
料金
メール配信システムはサービスによって料金が異なり、月額4,000円から始められるものもあれば、最安のプランでも月額5万円以上かかるものもあります。
もし配信先のメールアドレス件数がまだ少ない(数百~数千件など)のであれば、月額数千円ほどの安価なプランがあるービスを中心に選定を進めましょう。
逆に、すでに何万件もメールアドレスがあるなら、料金ではなく機能に注目した方が効率よくサービスを比較できます。
どのような機能があるか
メルマガ配信と一口に言っても、「デザインの入ったメールを送りたい」「がっつりPDCAを回してメルマガ経由の成果を増やしたい」など、目的は企業によって様々です。
また、配信先のメールアドレス件数も、10万件を超えることもあれば100件ほどと小規模な場合もあります。
そのため、メール配信システムはどのサービスでもいいわけではなく、自社の目的と相性が良いかどうかを鑑みて選定する必要があります。以下にメルマガ配信の目的ごとにどのような機能をチェックすべきかを箇条書きにしたので、参考にしてください。
- デザインの入ったメールを送りたい
HTMLメールエディタや、HTMLメールテンプレート機能の有無をチェック - メルマガに反応があったかどうかを知りたい
開封率やクリック率などの効果測定が可能かどうかをチェックする - より本格的なメールマーケティングを行いたい
ABテストやステップ配信機能があるかチェックする - 一度に10万通など、大量のメルマガを送る見込みがある
「毎時1,150万通配信可能」など、送信スピードに関する表記があるかチェックする - グループウェアや内製システムとデータを連携したい
連携可能な外部サービスの種類や、API連携が可能かどうかをチェックする
サポート体制
メルマガ配信は日頃から行う業務です。そのため「アクションタグの付与がうまくいかない」「スマホで見るとレイアウトが崩れてしまう」といったトラブルがときどき起こります。
そこで重要なのがサポート体制です。サポート体制は充実しているに越したことはありません。メール・チャット・電話など、どのようなサポート窓口があるのかを、サービスの紹介ページや問い合わせで確認するようにしましょう。
特に緊急トラブルの際に重宝されるのが有人チャットと電話でのサポートです。チャット・電話サポートがあれば、ベンダーがリアルタイムで問題解決を支援してくれるため、メールだけの場合よりも高い安心感が得られます。
また、メール配信システムには海外ベンダーが提供しているものもありますが、海外のサービスはサポート窓口がメールだけだったり、場合によっては有料オプションになっていることがあります。
そのため特別な事情がない限り、メール配信システムは国産サービスを選ぶのがおすすめします。
利用者が多い!安心のメルマガ配信ツール7選
数多くのメルマガ配信ツールがあり、いちいち機能面や料金、使用感を確かめていては時間がかかってしまいます。今回紹介する7つのメルマガ配信ツールは、利用者数が多く、サービスを提供している企業も大手で実績十分なものばかりです。
ネットで調べても結局おすすめされているものが多すぎて、「結局どれが一番良いのかわからない」「とにかく評価の高いツールを知りたい」という場合に参考にしてみてください。
blastmail(ブラストメール)
公式サイト:https://blastmail.jp/
「blastmail(ブラストメール)」は、機能が充実していながらも安価で、コストパフォーマンスが非常に高いことから、14年連続で顧客導入数シェアNo. 1を獲得しているメルマガ配信ツールです。多くの企業、社団法人から学校、官公庁まで幅広く導入されており、24,000社以上の契約があります。
ブラストメールは、初めての方でも使いやすいのが特徴的です。
操作性が良く、メール作成エディタも非常にシンプル、導入までのサポートも手厚いのでパソコンが苦手な人でも、すぐにメルマガ配信を始めることができます。メルマガ配信ツールを初めて導入する方や、現行のシステムに不満があり乗り換えを考えてている場合には非常におすすめです。
ブラストメールで使えるメルマガ配信の主な機能は以下の通りです。
- HTMLメール作成(エディタ)
- 効果測定
- フォーム作成
- ターゲット配信
- 迷惑メール対策
- API連携
メルマガ配信に必要な機能が揃っているので特に不自由することは無いでしょう。最安プランの月額4,000円でもほとんどの機能を利用することができます。
プラン名 | 月額費用 | 初期費用 | 登録アドレス数 |
無料お試し | 0円 | 0円 | 0~100件 |
Lightプラン | 4,000円 | 10,000円(1年契約で半額) | 0~5,000件 |
Standardプラン | 8,000円〜 | 10,000円(1年契約で半額) | 0~50,000件 |
Proプラン | 30,000円〜 | 50,000円 | 50,001件~ |
ブラストメールは、登録アドレス件数により料金プランが変わり、登録アドレス件数内であればメール配信数に制限がありません。
初期費用が10,000円かかりますが、登録件数5,000件で4,000円は他の有料ツールと比較しても非常に安価です。ツールによっては、月のメール配信数で月額料金が変わったり、追加の機能を使うのにオプション料金がかかるものもありますが、その点もブラストメールはシンプルです。
「使いやすいインターフェース・良心的な価格設定・安心のサポート」で高い評価を受ていることは、契約社数24,000社という数字が物語っています。
- 手っ取り早くメルマガ配信ツールを使いたい
- ツールの導入や設定ができるか不安
- とにかくコスパの良いツールを探している
配配メール
公式サイト:https://www.hai2mail.jp/
2007年にサービスを開始して以降、10,000社以上に導入されている実績のあるメルマガ配信ツールです。
メルマガ配信に必要な機能は一通り揃っており、機能面に関して心配する必要はありません。ドラッグドロップだけで完結するHTMLメール作成エディタの評判が良く、テンプレートも豊富に用意されているので、メール作成の手間がかかりません。
メルマガの効果判定やステップメール機能も他のサービスと比較しても充実しており、本格的なメールマーケティングを行いたいという方にはうってつけのサービスです。
配配メールは4つのプランで構成されており、料金に関しては問合せベースとなります。利用したい機能やアドレス数により料金が変動します。
下の画像を見ていただければ分かる通り、StandardプランとLightプランでは「HTMLエディタ」を利用するのにオプション料金がかかり、機能もかなり制限されてきます。
料金形態が分かりづらいですが、裏を返せばユーザーにとって最適なシステムを提供してくれているということです。他のサービスに比べると料金も高いですが、その分サポートが充実しており、効果的なメールマーケティングの手助けをしてくれます。
とりあえず使ってみたいという場合にはハードルが高いですが、今後本格的にメルマガ配信を行こうとしている場合におすすめのサービスです。
- 本格的なメールマーケティングを行いたいと思っている
- 配信先が多く、大量のメールを送りたい
- 料金よりもサービス内容重視
WiLL Mail
公式サイト:https://willcloud.jp/
「WiLL Mail」は2014年よりサービスを開始した比較的歴史の浅いサービスですが、4年連続で売上成長率1位という勢いのあるサービスです。
WiLL Mailの最大の特徴は「必要な時だけ必要な分だけ」を使うことのできる、柔軟な料金形態です。
上記のプレミアムプランは月額10,000円〜利用することができます。
メルマガ配信ツールは「一度プランを決めたら何ヶ月かは変更できない」「最低契約期間は3ヶ月」など制約が多いですが、WillMailは最短1ヶ月から利用することができます。
そのため「繁忙期やイベントがある時のみスポット利用する」という使い方ができます。
月額4,000円から使える「シンプルプラン」も用意されていますが、ターゲットメールやステップメールなどメルマガ配信で必要な機能が使うことができません。顧客管理もできないので、メールマーケティングを行っていくならば「プレミアムプラン」をおすすめします。
- 月ごとにメールの配信数が違う
- 初期費用を払いたくない
- 気軽にメルマガ配信ツールを導入したい
Mail Chimp
公式サイト:https://mailchimp.com/
配信先は多くなく、お金をかけたくないけど高機能なメルマガ配信ツールを使いたいという方におすすめなのが「Mail Chimp」です。世界的に有名なメルマガ配信ツールで、詳細なメール設定、ステップメール、効果測定、HTMLエディタを使うことができます。
操作も簡単で、インターフェースが常に改善されており企業努力が伺えます。HPもおしゃれなデザインで思わず使ってみたいと感じるでしょう。唯一の懸念点は「日本語対応していない」という点です。全て英語なので、苦手意識がある方には少しとっつきにくいツールかもしれません。
ただし、検索すれば日本語で使い方の解説をしているブログなどもありますので、そちらを参考にして使うことはできます。
登録アドレス2,000件までは無料で使うことができますが、それ以降は上記の料金がかかってきます。無料プランでは使えるテンプレートが限られていたり、メールのABテストが行えなかったりという制限がかかってきます。
- メルマガ配信にはコストをかけたくない
- 配信先・登録アドレス数はそんなに多くない
- 英語に苦手意識が無い
Cuenote FC
数あるメルマガ配信ツールの中でもトップクラスの配信速度を誇るのが「Cuenote FC」です。月間のメール配信数は41億通、契約件数も1,700以上と実績も十分です。
1時間あたり1,000万通の高速配信が可能で、数百万規模の配信にも対応可能です。
料金形態は以下のようになっています。
どのプランでも最低利用期間は6ヶ月間、初期費用と月額料金も他のサービスと比較するとコストがかかってきますが、最安プランでも月間配信数が無制限なのは魅力的です。
- 大量のアドレスに向けて一斉送信を素早く行いたい
- 導入コストに余裕があり、高機能なツールを使いたい
- 配信数の制限を気にせず大量のメールを送りたい
アララ メッセージ
公式サイト:https://am.arara.com/
アララ メッセージは、メールマーケティングなど一斉メール配信での用途と基幹システムと連携してメール配信ができる、メール配信APIの2つの用途で利用できる総合的なメルマガ配信ツールになります。また、キャリアやISPの配信ロジックに対応しているため、高速かつ到達率の高いメール配信を実現することができます。
月額 9,500円~(50,000通/月)と金額面は決して安い訳ではありませんが、基本機能に加えてリスト管理機能や効果測定機能など、メール配信効果を高める機能が標準搭載されています。
- メールマーケティングとAPI配信の両方を実現したい
- 基幹システムと連携して自動でメールを送りたい
- HTMLメールなど機能面は初心者向けが良い
まぐまぐ
公式サイト:https://www.mag2.com/
「まぐまぐ」はメルマガ配信に特化したサービスで、個人利用の場合におすすめです。
自分の発信するメルマガを有料にすることも可能で、その際は売り上げの50%を得ることができます。
導入コスト、管理費などは一切不要で、決済手数料やサポート利用料もかかりません。
自身の専門分野をメール配信したり、発信力のある人物が有料メルマガで稼ぎたいという場合にはフィットするサービスですが、まぐまぐで顧客管理を行うことはできません。
あくまでも、まぐまぐが管理する顧客リストに自身のメールを配信するのみで、購読者のリストを他のサービスに流用したりすることはできません。
ただ、まぐまぐ内で自分が配信しているメルマガを宣伝することができるので、自身の顧客が0でもすぐにメルマガ配信を始めることができます。
- メルマガ配信で稼ぎたい
- 自身の専門知識を発信したい
- メールの配信先をたくさん持っていない
用途別・目的別メルマガ配信ツール6選
ここからは、用途別に6つのメルマガ配信ツールをご紹介します。利用用途やメルマガ配信の目的が決まっている場合は、上記で紹介したツールに加えて該当するサービスの利用を検討してみてください。
大規模配信なら「ブラストメール Proプラン」
公式サイト:https://blastmail.jp/
5万件以上のリストに対してメルマガ配信をする場合は、ブラストメールのProプランがおすすめです。
ブラストメールでは、独自に開発した高速配信エンジンと20年間メールのみに取り組んできた技術力で構築した、大規模ネットワークを経由することで確実にメールを届けています。適切なメンテナンスとノウハウを活かして、1,150万通/時のパフォーマンスを発揮します。
大規模配信の場合、システムによってはすべてのメールを配信完了するまでに数日かかることもあります。その点、ブラストメールはメール配信の技術力が高く「早く・確実に」メールを届けることができる安心感があります。
また、問い合わせから即日でメール配信までできることや、Proプランならではの専任担当者によるシステム導入から運用までのサポートがあります。
- 導入後の初回フォローアップ
- メルマガ添削
- お悩み相談
など、メルマガのプロによるサポートをうけることができますので、メルマガで成果を上げたい方にもおすすめです。
また、Proプランは月額30,000円〜と低価格から始めることができるのも嬉しいポイントです。ここまで紹介した事例や詳しい料金は以下の料金表をダウンロードすることで確認できます。まずは資料をダウンロードしてみるとよいでしょう。
プラン名 | 月額費用 | 初期費用 | 登録アドレス数 |
無料お試し | 0円 | 0円 | 0~100件 |
Lightプラン | 4,000円 | 10,000円(1年契約で半額) | 0~5,000件 |
Standardプラン | 8,000円〜 | 10,000円(1年契約で半額) | 0~50,000件 |
Proプラン | 30,000円〜 | 50,000円 | 50,001件~ |
商談獲得をしたいなら「配配メールBridge」
公式サイト:https://www.hai2mail.jp/bridge/
「配配メールBridge」は、だれでも新規顧客開拓ができるMAプランです。商談獲得に特化した機能や、シンプルな設定画面に加え、専任担当による無償の導入活用支援により、はじめての方でもかんたんに新規顧客開拓活動にお取り組みいただけます。
また、ノウハウを活用して成果まで結びつけるためのアフターフォローと、導入企業様の成功事例・プロダクトへの改善要望を絶えず分析し、サービスへフィードバックすることで、お客様すべての成果の最大化を目指します。
- 幅広い目的のメールマーケティングに対応
- 手厚いサポートで改善提案まで
- 他のMAツールよりも低価格
API連携で配信するなら「blastengine(ブラストエンジン)」
公式サイト:https://blastengine.jp/
本記事でも紹介しているブラストメールの姉妹サービスとなります。「ブラストエンジン」は、API連携とSMTPリレーに特化したサービスとなっており、基幹システムと連携してAPIを使って自動でメルマガ配信を実現したい人におすすめです。
最大の特徴は、日本国内へ高速かつ99%以上の高いメール到達率を実現する技術力の高さです。また、初期費用はなく月額3,000円で1万通配信できるコストパフォーマンスの高さも多くの企業から選ばれている理由のひとつになります。
- API連携を活用してメルマガ配信をしたい
- メールを高速かつ確実に届けたい
- エンジニアをメール関連の業務から解放したい
高機能・システム連携で選ぶなら『MailPublisher』
公式サイト:https://emberpoint.com/service/mailpublisher/smart-edition/
MailPublisherは4,100万通/時の国内トップクラスの“スピード”と“到達性”を誇り、MA・CMS・BIツールなどと連携可能なハイブリッドなメール配信システムです。
設計段階から「システム間連携」を想定し開発されており、「人手を介さないセキュアなデータの受け渡し」や「ウェブの行動に応じたタイムリーなシナリオメール」など、メール配信システム単体では難しい高度なメールマーケティングを実現することが可能となっています。
料金よりもシステム連携や機能を重視して選びたい方におすすめです。
- 配信スピードと到達率を上げたい
- 高機能かつシステム間連携を実現したい
- コストはあまり気にしない
おしゃれなメールを作るなら「Benchmark Email」
公式サイト:https://kb.benchmarkemail.com/jp/
誰でもおしゃれなメルマガ作成ができるのがBenchmark Emailの特徴です。ドラッグ&ドロップエディタに加え、数百万点の画像素材やAIによるメール自動生成機能を搭載しています。HTMLメールのテンプレートなども豊富ですが、基本的には海外のメルマガがベースになっているため、日本で活用する場合は日本風のデザインや文字を日本語に修正をしてから使う必要があります。
また、メール配信の基本的な機能に加えてメールマーケティングに特化した機能も多数揃えています。
海外産のサービスということもあって、サポートはチャットサポートのみとなります。電話などで詳しくサポートはうけることができないため、一定の知識がある場合は利用を検討してみるとよいでしょう。
無料で使うなら「オレンジメール」
公式サイト:https://orange-cloud7.net/mail/
オレンジメールは登録アドレス数が100件以下の場合は、半年間無料で利用することもできるメルマガ配信ツールです。アドレス数が100件までと制限はありますが、半年間無料で利用できるのは嬉しい点です。
また、メルマガ無料講座を提供してるので初心者でも安心して利用することができます。機能や性能よりもまずは無料でメールを送りたい人におすすめです。
メルマガ配信ツールでできること
誰でも簡単にHTMLメールを作成・送信できる
HTMLメールでは、画像の挿入や文字装飾に加えURLへのリンクなどを使うことができます。そのため、サービス情報やイベント情報などを視覚的に表現できるため、開封率やクリック率を向上させることができます。
また、ブHTMLメールエディタが搭載されているメルマガ配信ツールは、視覚的に魅力的なHTMLメールを簡単に作成し送信することが可能です。HTMLメールエディタのメリットは以下の通り。
- コーディングの知識が不要
- 効果測定が簡単に行える
- メールマーケティングの作業負担を軽減
上記で紹介しているブラストメールでは、アパレル・不動産・BtoB企業向けなど様々な利用用途に適したデザインのHTMLテンプレート30種類以上を無料で使うことができます。そのため、専門知識がなくても時間がなくても誰でもデザイン性の高いHTMLメールを作ることができます。
上記はテンプレートの一例です。他のテンプレートは以下の公式サイトから確認することができます。
ブラストメール公式サイト:https://blastmail.jp/function/2.html
大量のメールを高速かつ確実に相手に届けられる
メルマガ配信ツールは、大量のメールを短時間で大量の宛先に配信できるよう設計されています。
実はGmailなどのメーラーから一斉送信は様々なリスクがあります。例えば、1日に送信できるメールの数が制限されていたり大量送信という行為がスパムメールと誤認されてメールが受信ボックスに届かないなど。
メルマガ配信ツールを使えば、大量配信においてもサーバーの負荷分散機能や送信スロットリング技術を用いることで、確実に相手にメールを届けることができます。また、スパムフィルターやブラックリスト対策も強化されているためメールの到達率が向上するでしょう。
誤送信などセキュリティ事故を防止する
メールやメルマガの一斉送信において最大のリスクは「メールの誤送信」と言っても過言ではありません。現在では個人情報の管理が厳しくなっており、個人情報の漏えいをしてしまうと企業の信頼が一気に落ちてしまいます。
このような事態を防ぐべく、メルマガ配信ツールには誤送信や個人情報の漏洩といったセキュリティ事故を防ぐための対策が整っています。
セグメント(グループ)配信ができる
メルマガ配信ツールでは、全顧客に対して一斉にメールを送信する機能だけでなく顧客データに基づいたセグメント配信も行えます。
例えば、名前や購入履歴、地域などに応じたカスタマイズを行い特定の読者にのみメールを送信できます。これにより、顧客は自分に適した情報を受け取ることができるため開封率やクリック率の向上が期待できます。
開封率やクリック率の分析ができる
メルマガ配信ツールを使うことで、開封率・クリック率・配信エラー数などを計測することができます。
これにより、どのメルマガが効果的であったかやどの要素に改善の余地があるかなどを数値的に把握でき次回の配信に役立てることが可能です。こうしたデータを基にPDCAサイクルを回すことで継続的な改善が実現できます。
まとめ
メルマガ配信専用ツールを使えば、大量の一斉送信を行っても迷惑メール扱いになる心配がありません。メールマーケティングを効果的に行っていく上では第一に「確実にメールが届く」というのが重要です。
配信先が多く、月に何件もメールを送るようであればメルマガ配信ツールが必須です。
それに加え、メルマガ配信では送ったメールがどれくらい開封されるのか、どのキーワードに反応しやすいかのかなど効果測定をすることが重要になります。
自社の企業規模や配信数、導入コストとそれぞれのメルマガ配信ツールの機能を照らし合わせながらベストなシステムを選んでください。
さらに詳しく知りたい方は以下の記事もあわせてご確認ください。
関連記事:メール配信システム比較20選!機能・料金を徹底比較
この記事の執筆者
株式会社ラクスライトクラウド
Webマーケティング リーダー 森神 佑希
2019年より、ブラストメールのWebマーケティングに従事。ウェブ広告の運用やサイト分析・メールマーケティングなど、集客からナーチャリングまで一貫して取り組んでいる。3年以上メルマガ配信の実務を行っており、先頭に立ってPDCAを回し、コンバージョン数を3倍以上に増やすことに成功。2022年からはそのノウハウを還元すべくセミナー登壇を行っている。