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共起語とは?SEOでの重要性や活用方法を解説

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2021.10.21 マーケティング

共起語とは?SEOでの重要性や活用方法を解説

コンテンツSEOにおける重要な概念に共起語があります。

そもそも「共起」とは、あるテーマの文章において、ある単語とある単語が同時に登場することを指します。

例えば「メール」というテーマの文章において、「メール」と「送信」のふたつの単語は、ほぼ確実に同時に登場するでしょう。この考えをSEOでも当てはめたのが共起語という概念です。

共起語の考えをコンテンツSEOに取り入れることは、様々なメリットが得られます。本記事では共起語の概要や、具体的にどんなメリットが得られるかについて解説しているため、参考にしてみてください。

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SEOの「共起語」とは?

共起語とは、軸となるキーワードと共に、コンテンツによく現れる単語のことを指します。

例えば、あるコンテンツの軸キーワードが「メルマガ」であれば、自然と「メール」や「配信」といった単語も文中によく登場するでしょう。それらのような単語が、まさに共起語です。

共起語のイメージ(キーワード:メルマガ)
メルマガ(メールマガジン)とは、メールによるビジネス情報配信媒体のことだ。LINEやその他SNSによるデジタルコミュニケーションが普及した今でも、有効なマーケティングツールとなっている。

※ 太字=共起語

「このキーワードはこれが共起語です」というような明確な決まりはありませんが、検索結果上位のサイトから、共起語の傾向を知ることは可能です。例えば「メルマガ」の検索結果上位30サイトにおける共起語は、以下のようになっています(共起語検索ツールを使用)。

「メルマガ」の共起語(2021/04/09)

  • メール(380)
  • FC(284)
  • 配信(258)
  • マーケティング(104)
  • 情報(100)
  • BF(82)
  • 読者(82)
  • EA(78)

※ 括弧内は出現回数

共起語と「サジェストワード」の違い

共起語と混同されやすい言葉に「サジェストワード」がありますが、両者の概念は異なるので、区別できるようにしましょう。

サジェストワードとは、検索エンジンに検索したい単語を打ち込んだときに出てくる、検索候補のことです。以下は、実際に検索エンジンへ「メルマガ 」と打ち込むことで表示されたサジェストワードの一覧です。

  • メルマガ 配信
  • メルマガとは
  • メルマガ 人気
  • メルマガ 開封率
  • メルマガ おすすめ
  • メルマガ テンプレート
  • メルマガ 作り方
  • メルマガ デザイン

「配信」など一部の単語は共起語と共通していますが、基本的に共起語とサジェストワードの内容は異なることが見て取れるでしょう。

内容だけでなく性質も違います。共起語は、サイト運営者がGoogleに対して「このコンテンツにはこんな情報がありますよ」と伝えるための単語です。

一方サジェストワードは、Googleがユーザーに対して「他の人はこんな検索もしていますよ」と検索意図を先回りするための単語となります。

共起語と「関連キーワード」の違い

共起語と似た言葉にサジェストワードともう一つ、「関連キーワード」というものがあります。関連キーワードも共起語とは異なる概念なので、ここで理解をハッキリさせておきましょう。

関連キーワードとは文字通り、検索ワードとの関連が深い単語のことです。例えば「メルマガ」と検索した場合、Googleの検索結果下部に以下のような関連キーワードが表示されます。

  • メルマガ 人気
  • メルマガとは 有料?
  • メルマガ 無料 人気
  • メルマガ登録
  • メルマガ まぐまぐ
  • メルマガ アプリ
  • メルマガテンプレート
  • メルマガ おすすめ

サジェストワードと共通する単語が多いのがわかります。実際のところ両者は非常によく似た概念です。サジェストワードがGoogleによる「検索意図の先回り」であるなら、関連キーワードは「検索意図の深掘り」となります。

  • サジェストワード……検索意図の先回り
  • 関連キーワード ……検索意図の深掘り

そして共起語との違いもこれで明確になります。先述の通り「サイト運営者がGoogleに対してコンテンツの内容を伝えるための単語」が共起語であり、「Googleがユーザーに対して検索ワードを提案するための単語」のが関連キーワードとなります。

共起語が重要な2つの理由

共起語を意識してコンテンツを作ることは、SEOとユーザビリティ、2つの観点から重要な意味があります。その理由を具体的に見ていきましょう。

ユーザビリティが向上する

コンテンツの質に影響する様々な要素のひとつに「情報の網羅性」がありますが、共起語を意識することで情報の網羅性は格段にアップします。

コンテンツにおける情報の網羅性とは、キーワードに関連する情報がどれだけコンテンツに記されているかの度合いのことです。

キーワードに関する情報を広く、あるいは深く紹介・解説するほど、情報の網羅性は高まります。また、網羅性が高ければ、コンテンツに対するユーザーの満足度も上昇しやすくなります。

例えば「メール配信システム」というキーワードを軸としたコンテンツなら、下記2例のうち、Bの方が情報の網羅性は高いといえます。

「キーワード:メール配信システム」の網羅性比較

  • 例A
    見出し1:メール配信システムとは?
    見出し2:メール配信システム導入によるメリット・デメリット
  • 例B
    見出し1:メール配信システムとは?
    見出し2:メール配信システム導入によるメリット・デメリット
    見出し3:メール配信システムの料金
    見出し4:主要なメール配信システム3選
    見出し5:メール配信システムについてまとめ

機能を知りたいのか、費用感を知りたいのかなど、「メール配信システム」とだけ検索して訪問してくるユーザーのニーズは様々です。それを踏まえると、Bの方がより多くのニーズをひとつのコンテンツでカバーできています。

また、コンテンツを読み進めていく内に「メール配信システムにそんなメリットがあるなら、ぜひ導入してみたいな」と思ってもらえる可能性もあります。

そんなとき、コンテンツの後ろにシステムの料金や具体的なサービス名があれば、他のサイトを開いて情報をまとめる、という労力が減りますよね。

このように共起語を意識する、すなわち情報の網羅性を高めることは、ユーザビリティの向上につながるのです。

SEO対策になる

コンテンツ中に共起語が含まれていると、検索エンジンに「このコンテンツはキーワードとの関連が高い」と判断してもらえる可能性が高まります。

その理由は前の項でも示したとおり、共起語が含まれていほど情報の網羅性が高まるためです。

共起語を意識すれば、結果的にインデックスまでのスピードや掲載順位に良い影響を与えられます。今後のコンテンツ作りには、積極的に共起語を活かしていきましょう。

共起語を活かせる場面

ここでは、共起語がコンテンツ作りのどのような場面・状況で活かせるかを紹介していきます。共起語は、主に以下3つの場面で役に立つでしょう。

  • アウトライン作成時
  • 記事をリライトするとき
  • 外注先への依頼時

各場面でどのようなメリットが得られるのか、詳しく解説します。

アウトライン作成時

アウトライン(見出し構成)作成はコンテンツ作りにおける重要なステップです。アウトラインの内容はコンテンツの方向性を決定づけるため、ここで共起語を活かしておくことで、後になって「なんだか内容が薄い…」となってしまうことを防げます。

また、共起語を見出しのネタにすることで、以下のようなメリットが得られます。

  • 詳しくないジャンルでも、ある程度の網羅性が担保できる
  • 単純に作業スピードが上がる
  • リライトの手間が減る可能性がある

もちろん本文の執筆中でも共起語は活かせます。ただし、本文の執筆時は、共起語を入れようとせず、取り入れた情報をただアウトプットすることだけに意識を割いた方が良いでしょう。

本文の執筆中に共起語を意識しすぎると、執筆スピードが落ちたり、共起語ばかりで逆に文章が破綻してしまったりする可能性があるためです。共起語を意識した執筆は、見出しを作るときだけにとどめましょう。

記事をリライトするとき

コンテンツSEOに取り組んでいると、「この記事はなかなか掲載順位が伸びないな」と思うことが何度もあるはずです。そんなときは、共起語を意識して記事をリライトすることで改善される可能性があります。

共起語の取り入れをリライトの軸にすれば、改修の方針を定めやすくなりますし、労力自体も必要最低限に抑えられるでしょう。

外注先への依頼時

記事作成の外注では、取引先やライターによってクオリティがまちまちなことがあります。場合によっては、こちらが想定していたのとは違う、斜め上のテーマで記事を上げてくることもあるでしょう。

そうしたことが、あらかじめ共起語を提示することで防げます。つまり、外注記事のクオリティを保ちやすくなるのです。

注意すべきは、ただ「これが共起語です」とだけ言われても響かないライターがいる点です。そのため、「これが共起語です。タイトル・見出しに入れるようにしてください」という風に具体的に依頼する方がより確実です。

無料で共起語が調べられるSEO分析ツール3選

共起語は無料ツールで簡単に調べられます。サイトを一つひとつ開いて共起語を調査する、というのはかなり労力がかかるので、ツールの力を最大限活用しましょう。

今回は、以下3つのツールを紹介していきます。

  • 共起語検索
  • 共起語調査ツール
  • AIテキストマイニング

各ツールについて簡単に紹介していきます。

共起語検索

共起語検索

「共起語検索」は、キーワードを打ち込んでボタンを押すだけで、上位30サイトの共起語を一覧してくれるSEOツールです。共起語を調べる以外の機能は一切ない、シンプルな仕様です。

ただ、一日のうちに何度も使っているとIP制限がかかってしまうのが玉に瑕。制限がかかってしまった場合はプロキシを挟む、パソコンからではなくスマホから調べるなどの工夫が必要です。

参考:共起語検索

共起語調査ツール

共起語調査ツール

「共起語調査ツール」は、サクラサクマーケティング株式会社が提供しているSEOツールです。利用には会員登録が必要ですが、複数キーワードの共起語を一度に調べられたり、CSVが落とせたりと無料ながら機能は豊富です。

また、調べたキーワードの履歴は管理画面に保存されます。先ほどの共起語検索では機能的に満足できない場合は、こちらの共起語調査ツールを使うのが良いでしょう。

参考:共起語調査ツール

AIテキストマイニング

AIテキストマイニング

「AIテキストマイニング」は、株式会社ユーザーローカルが提供しているSEOツールです。コンテンツの本文を入力することで、頻出キーワード(共起語)や各キーワードの関連性などが視覚化されます。

記事のリライト時や外注記事のチェックなど、足りない共起語を確認したいときに活用できるでしょう。

参考:AIテキストマイニング

SEOの共起語についてまとめ

共起語とは、コンテンツ中でキーワードと共に頻出する単語のことを指します。サジェストワードや関連キーワードと混同されがちですが、それらと共起語は異なる概念です。

共起語は、コンテンツ作成者がGoogleやユーザーに対して情報を伝えるための単語であり、サジェストワードや関連キーワードは、Googleがユーザーに対して検索意図を提案をするための単語です。

共起語を意識してコンテンツを作ることは、ユーザビリティ向上とSEO、そしてコンテンツ作成の効率上昇というメリットがあります。

今まで共起語をあまり意識していなかった人は、この機会に共起語をどんどん活用していきましょう。

ただし、共起語を適切に用いるにはSEOに対する正しい理解が必要不可欠です。以下の記事ではSEOの基本概念について解説しているため、本記事とあわせて参考にしてください。

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