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クリック率とは?CTRを高める3つのポイント【具体的テクニックを解説】

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2020.11.06 マーケティング

クリック率とは?CTRを高める3つのポイント【具体的テクニックを解説】

リスティング広告など、マーケティング施策のクリック率が全然上がらない…。そもそもクリック率の基本から教えて欲しい!

今回はそのような悩みを解決していきます。

こんにちは。ブラストメールでマーケティング担当をしている森神です。私は普段はマーケティング担当として、以下のような施策をおこなっています。

  • SEO対策
  • リスティング広告などの運用
  • メールマーケティング など

これらのマーケティング施策において、成果を上げるために最も重要な要素のひとつが「クリック率」です。クリック率は広告文やメルマガのタイトルなど、使用する言葉一つで結果が変わります。

この記事では、「マーケティング初心者」の二人のキャラクターを用いて、会話形式を用いりながら解説していきます。

アバター
サポートキャラクター:ねこくん
マーケティング初心者。ほんとうにメールでマーケティングができるの? と少し疑っている。
アバター
サポートキャラクター:ブラスト兄さん
営業一筋12年。上等なスーツを風になびかせ、足を使って稼ぐことを続けてきたが、リモートワーク時代のいまに限界を感じている。最近はマーケティングに関心があり、情報収集の日々。

クリック率の計算方法やクリック率の上げ方など、基礎的な知識からすぐに使える具体的なノウハウまで、すべてお伝えします。

クリック率(CTR)とは?

クリック率(CTR:Click Through Rate)とは、広告が表示された回数に対して、クリックされた割合のことです。

リスティング広告やSEO、メールマーケティングなど、様々なマーケティング施策の指標として利用されています。

クリック率は以下のような様々な要因で変動します。

クリック率が変わる要因

  • 広告文
  • タイトル
  • 掲載位置
  • 掲載時間
  • ターゲット など

これらの要素が複数組み合わされて、クリック率は決まります。そのため、一概に「こうすればクリック率は上がる」という答えはありません。

そのため、今回は実際に私がマーケティング施策を実行する中で導き出した実績や傾向を元にお伝えしていきます。

やっぱりマーケティング初心者には難しそうかも。。。

いえいえいえ!クリック率の考え方やクリック率を上げる方法は意外と簡単です。わたしも一緒にポイントを解説していくので安心してくださいね。

うわ!急に出てきた!!・・・よろしくお願いするにゃ~

クリック率の計算方法

クリック率=クリック数/表示回数 

とてもシンプルで簡単ですよね。

【クリック率の計算例】
100回(クリック数)/10,000回(表示回数)= 1.00%(クリック率)

広告が表示された回数に対して、クリックされた数が多いほど、クリック率は高くなります。

つまり、たくさんクリックさせる方法を考えればクリック率は自然と上がっていきます!

クリック率の業界別平均値

クリック率の平均が1%~3%と言われていますが、この数値は業界によっても大きく変わってきます。

GoogleプレミアパートナーのWordStreamによると、Google検索広告において業界ごとのクリック率は以下のようになります。

BtoB 4.41%
Eコマース 2.69%
金融・保険 2.91%
人材サービス 2.42%
医療・健康 3.27%
旅行 4.68%
引用元:Google Ads Benchmarks for YOUR Industry

ただし、実際に広告出稿しているキーワードや配信方法にもよって変わるので、あくまでクリック率の目安としてとらえるのが良いでしょう。

ぼくの場合、クリック率の平均が1%を下回ってるんだけど、、、大丈夫でしょうか?

ねこ君は指名ワード(商品名や会社名)で出稿をしていないので、クリック率が低いのは当然です。人によって状況は異なるので周りと比べる必要はないですよ!現状を超えることを目指していきましょう。

掲載順位とクリック率の関係

自然検索(SEO)では、掲載順位がクリック率にとても大きな影響を与えます。

以下のグラフはInternet Marketing Ninjasが6,400万回以上のインプレッション、400万回以上のクリックを元に算出した、掲載順位とクリック率の関係を示します。

掲載順位とクリック率の関係

引用元:Announcing: 2017 Google Search Click Through Rate Study

自然検索での1位は2位と比較すると、クリック率は倍近くあります。5位以内に入ると平均の3%を上回ります。

掲載順位とクリック率の関係

1位:21.12%

2位:10.65%

3位:7.57%

4位;4.56%

5位;3.42%

6位:2.56%

7位:2.69%

8位;1.74%

9位:1.74%

10位:1.64%

企業が大金を使って、自然検索で1位を狙いにいくのも納得できますね。

また、検索順位が10位であってもクリック率は1%を上回るということも重要です。

たとえば、検索ボリュームが小さいワードで1位をとるよりも、検索ボリュームが大きいワードで10位をとった方がアクセス数を集めることができる場合もありますよ。

クリック率を活用する場面

クリック率を指標として活用するマーケティング施策はたくさんあります。

今回は本記事の冒頭でもお伝えした以下の3つを中心に解説していきます。

  • SEO(自然検索)
  • リスティング広告
  • メールマーケティング

SEO(自然検索)

SEOとはSearch Engine Optimizationの略で、検索エンジン最適化と訳されます。

つまり、検索エンジンからサイトに訪れる人を増やすことで、Webサイトの成果を向上させる施策のことを言います。

SEOのクリック率は、上記で紹介した「掲載順位」と「タイトル」が大きく影響します。

SEO

基本的には掲載順位が高ければ高いほど、クリック率は上がります。

ただし、読者にとって魅力的なタイトルをつけることで、掲載順位が低くてもクリック率を上げることができます。

リスティング広告

リスティング広告とは、ユーザーが検索したキーワードに応じて検索エンジンの検索結果に掲載される広告のことです。その特性から、検索連動型広告とも呼ばれています。

リスティング広告は、クリックに対して課金が発生します。また、クリックに対しての単価を大きく設定することで上位表示することができます。

SEO(自然検索)よりも上に表示されるため、お金を使ってでもスピード感を重視して成果を出したい場合に利用されること多いですよ。

リスティング広告

自然検索と同様に、掲載順位が高ければ高いほど、クリック率は上がります。

広告管理画面でクリック率が即日でわかるため、広告文のABテストを行うことでクリック率を上げることが可能です。

メールマーケティング

メールマーケティングは、メールを用いてターゲットに対して適切なアプローチをすることで成果をあげるマーケティング手法です。

デジタルマーケティング領域の調査会社である英Adestra社のレポートによると、メールマーケティングは数あるマーケティング手段の中でROI(投資対効果)が最も高いと言われています。

メールマーケティング

出展:2018 Email Marketing Industry Census

メールマーケティングの最大の特徴は、送信する相手を特定の条件で限定することで、より関心をもってもらいやすいコンテンツを配信できることです。ターゲットが求める内容のメールを送ることでクリック率は上がります。

メールマーケティングについては以下の記事で詳しく解説していますので、参考にしてください。

メールマーケティングとは何か?現役のプロが分かりやすく解説します。

クリック率が低い3つの原因

クリック率は様々な要素で上がったり、下がったりします。クリック率が低い場合の根本的な原因は以下の3つ。

クリック率が低い原因

  • 検索意図が理解できていない
  • 検索ユーザーにメッセージが刺さっていない
  • そもそもターゲティングが間違っている

それぞれ詳しく解説していきます。

検索意図が理解できていない

主にSEO(自然検索)とリスティング広告に言えることです。検索された「キーワード」に連動して記事や広告が表示されるので、検索意図とタイトルがマッチしていないとクリック率は下がってしまいます。

ユーザーは検索結果に表示される情報(主にタイトル)から、自分の求めている情報がそこに載っているかを判断してクリックするかどうかを決めます。

たとえば、「クリック率 上げ方」で検索した時に、「クリック率なんてただの運です」と書かれたタイトルの記事はクリックしないですよね。

確かに。。。反対に「クリック率が1%上がる3つの神業」とかなら、思わずクリックしちゃいますね。

検索意図が理解できていない

ユーザーの検索意図にあったタイトルを設定する最も簡単な方法が、キーワードをタイトルに含めることです。

「簡単なクリック率の上げ方3選」など。これなら今すぐにでも実践できますね。

検索ユーザーにメッセージが刺さっていない

ただし、タイトルにキーワードを含めだからといって必ずしもクリック率が上がるわけではありません。

「クリック率を上げて、その先どうしたいのか?」まで深堀して考えることで、ユーザーにメッセージが刺さりクリック率を上げることができます。

つまり、ユーザーの真の検索意図を理解することさえできれば、確実にクリック率を上げることができます。

たとえば、「クリック率 上げ方」の場合、以下のようなステップで深堀りします。

ステップ1:キーワード「クリック率 上げ方」

ステップ2:クリック率を上げる具体的な手法を知りたい

ステップ3:クリック率を上げることで見込み顧客の訪問数を増やしたい

ステップ4:見込み顧客の訪問数を増やすことで、コンバージョン数を増やしたい

深掘りの回数が多いほど、ユーザーの検索意図は明確になります。
検索ユーザーにメッセージが刺さっていない

検索意図がわかれば、その意図に沿ったメッセージを提供することでクリック率を上げることができます。

急に「深掘り」とか言われても、ぶっちゃけできる自信がないにゃ。。。

大丈夫です!「なぜ?」を繰り返すだけで、自然と深掘りができますよ。

そもそもターゲティングが間違っている

主にメールマーケティングに言えることです。

メールマーケティングの成果を上げるためには「誰に何を送るか」がとても重要です。まずは「誰=ターゲット」を明確にしましょう。

ターゲット例

  • 過去の失注顧客リスト
  • 展示会で名刺交換したリスト
  • 資料ダウンロードユーザーリスト など。

ターゲットを明確にすることで、何を送るべきかが見えてきます。

反対に、ターゲティングを間違え、読者のニーズに合わないメールを配信しても、そのメールは開封・クリックされることはないでしょう。

僕の場合「ダイエット」や「美容」のメルマガが来ても絶対に開封しないですね。新しいキャットフードや猫用のおもちゃのメルマガなら100%開封するにゃ!

メールマーケティングでクリック率を上げる秘訣は、相手が求めている情報を提供することですね!(`・ω・´)キリッ

 

クリック率を上げる3つの方法

クリック率を上げる方法は多数あります。その中でも本質的なものは以下の3つ。

これさえおさえておけば、他に応用が可能です。

クリック率を上げる方法

  • ペルソナ設定を行う
  • 魅力的なタイトルをつける
  • 競合との差別化を行う

それぞれ詳しく解説していきます

ペルソナ設定を行う

ペルソナ設定とは、ターゲットとする顧客の属性を深掘りし特定の一人物(仮想)まで落とし込む顧客分析手法です。

ペルソナを設定することで、顧客ニーズが理解しやすくなるため、顧客が求めている情報を提供することができるようになります。

ペルソナは以下の5ステップで作成します。

ペルソナ作成の5ステップ

  • 顧客データを集める
  • 顧客データをグループに分類する
  • ターゲットとするグループを選定する
  • グループから特定の人物の仮想イメージを作る
  • 作成したペルソナイメージからストーリーを作る

実際にブラストメールで作ったペルソナがこちら。

具体的な顧客像を設定することで、顧客が求めることを想定しやすくなり、ターゲットに刺さる広告文やコンテンツを作りやすくなります。

クリック率を上げるためには必須ですよ。

私の好きな女性のタイプは、「セクシーな人」です!

それじゃダメです!「東京都に住んでいて見た目はセクシーで必ずミニスカートを履いている。アパレルショップで働いていて週末は渋谷で飲み歩きをしている」など、もっともっと深掘りしましょう。

より詳しいペルソナの設定方法は、みんな読んでるメルマガ作り方大全にまとめました。無料でダウンロードいただけますので、あわせてご覧ください。

魅力的なタイトルをつける

人はクリックするかどうかをタイトルで判断することが多いです。

  • SEO(自然検索):titleタグ
  • リスティング広告:タイトル1・タイトル2
  • メールマーケティング:メルマガのタイトル(件名)

ブログ記事やメルマガなど、コンテンツの内容を頑張って作り終えると、タイトルが適当になりがちです。

タイトルはクリック率を上げるために最も重要な要素と言っても過言ではありません。

必ず、渾身のタイトルを考えて設定しましょう。

クリック率を上げるタイトルを考えるときは4Uの法則を参考にすると良いでしょう。

Useful(有益性) 記事を読むことで、「有益な情報を手に入れられる」と訴求すること
Urgent(緊急性) 時間的な緊急性䛾アピールを行い、「今」記事を読んでもらう工夫をすること
Ultra specific(超具体性) 数字などを使いタイトルに具体性を持たせること
Unique(独自性) ありきたりな言い回しで䛿なく、他䛾記事と差別化すること

SEOやリスティング広告、メールマーケティングをはじめ、様々なマーケティング施策で使えるタイトルの例を魅力が伝わるメルマガタイトルの付け方にまとめました。無料でダウンロードいただけますので、あわせてご覧ください。

競合との差別化を行う

競合他社の広告やタイトルと文章が似通っているとオリジナリティを訴求できず、なかなかクリックしてもらえません。

たとえば、リスティング広告の場合、以下のようにタイトルが似通うケースが多いです。

競合との差別化を行う

差別化を行うときのポイントは以下の3つ。

差別化のポイント

・具体的な数字を入れる

・他社より優れている点を訴求する

・あえて競合タイトルの逆張りをする

検索結果画面にはたくさんの広告(タイトル)が表示され、ユーザーはこの中から瞬時に比較検討しクリックするかどうかを決めています。

様々な広告文やタイトルを作り、テストを繰り返すことでクリック率が高いタイトルを見つけ出しましょう。

にゃるほど。私の場合は「競合」の視点が抜けていました。顧客・競合・自社の3Cを考えることが重要なんですね!

ですです。私は”イケメンで年収1,000万円超え、家事も得意”ですが…この前合コンでうまくいかなかったです。周りが年収1億円超えばっかりだったんですよね。。。

クリック率についてまとめ

本記事では、数あるマーケティング施策の中でも主に、SEO(自然検索)やリスティング広告、メールマーケティングに絞ってクリック率の上げ方などをお伝えしてきました。

最後にまとめておきます。

クリック率が低い原因 クリック率を上げる方法
SEO/リスティング ・検索意図が理解できていない
・メッセージが刺さっていない
・魅力的なタイトルをつける
・競合との差別化を行う
メールマーケティング ・ターゲティングが間違っている ・ペルソナ設定を行う
・魅力的なタイトルをつける

ただし、クリック率は頭で考えていても上がりません。

様々なことを試し、PDCAサイクルを回し続けることが重要となります。

おかげでクリック率について理解できたにゃ!ありがとう~。

どういたしまして。クリック率に限らず、マーケティングにおいて大事なことは、「とにかくやってみること」です。今回お伝えしたことを少しでも取り入れてチャレンジしてみてください!

もし、メールマーケティングを試したことがないという人は、ぜひブラストメールをお試しください。

7日間は無料でお使いいただけますので、メールマーケティングについて十分に理解できるかと思います。

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