こんにちは。ブラストメールの森神です。
「HTMLメールの画像がうまく表示されない。」
そんな経験をしたことがある人も多いのではないでしょうか。
近年では、メルマガ配信の主流は「テキストメール」から「HTMLメール」へ移行していると言われています。
テキストメールとは、文字通りテキストのみのメールのことで、HTMLメールはメール本文に画像が入っていたり、文字が装飾されていたりする「おしゃれなメール」のことを言います。
「一般社団法人 日本ビジネスメール協会」の調査によれば、2011年〜2018年までの7年間で「HTMLメール」や同じくHTMLタグを使った「リッチテキストメール」の企業での使用率が約1.5倍にまで伸びています。
しかし、HTMLメールは、受信した際に画像がうまく表示されないことやレイアウトが崩れることがあります。
特にスマートフォンで受信した際によく見受けられます。
そこで今回は、「スマホでHTMLメールが表示されない原因」と「スマホでHTMLメールの画像を表示させる3つの方法」を紹介します。
目次
スマホでHTMLメールの画像が表示されないケース
実際にスマホでHTMLメールが表示されないケースは以下の3つです。
- キャリアメールでの受信
- MMSでの受信
- メールソフトの設定
それぞれ詳しく解説します。
キャリアメールでの受信
キャリアメールとは携帯電話を契約するときに必ず付いてくるメールアドレスのことです。
・au:@ezweb.ne.jp
・ドコモ:@docomo.ne.jp
・ソフトバンク:@softbank.ne.jp など。
HTMLメールの多くは、メール内に含まれる画像をインターネット上から取得します。
届いたメールのHTMLにはインターネット上のアドレスが記載されています。
メール受信者が画像を開いたとき、インターネット上の画像を取得することで、メール内に画像が表示されます。
キャリアメールでは、インターネットを参照できないものが多く、その場合はHTMLの画像が表示さません。
MMSでの受信
メッセージアプリである「MMS」でHTMLメールを受信した場合でも、画像が表示されないケースがあります。
MMSとは、マルチメディアメッセージングサービスの略で、上述した「@softbank.ne.jp」のような、キャリア独自のメールアドレスを利用します。
長文のメールや写真つきのメッセージをチャット形式でやり取りできるサービスで、HTMLメールの受信は可能ですが、レイアウトが崩れてしまいます。
メールソフトの設定
スマートフォンやPCでHTMLメールを受信した場合に、メールソフトの設定によっては画像が表示されないことがあります。(稀にメールソフト自体がHTML形式のメールに対応していない場合もあります。)
メールソフトの設定については、各ソフトのマニュアルなどを確認すれば、すぐに設定の変更ができます。
例えば、利用しているメールソフトがOutlookの場合は以下の手順でHTML形式の画像を表示させることができます。
1、メニュー内の「ツール」→「オプション」をクリック
2、オプション画面内の「セキュリティ」タブをクリック
3、イメージのダウンロード欄にある「HTML 電子メールにある画像、および外部コンテンツをブロックする」のチェックを外す
4、「OK」ボタンをクリック
とても簡単ですよね。
スマホやPCでHTMLメールの画像が表示されない場合は、まずメールソフトの設定を確認しましょう。
また、HTMLメールでは「CSS」というプログラミング言語も使用します。
CSSの役割はHTMLメールやwebページのスタイルを定義することで、HTMLタグによって定義された文字や画像を、どのように配置・装飾するかを決めています。
CSSは、レイアウトやフォントを指定する方法がメールソフトによって異なります。そのため、送信先の端末でによってレイアウトが崩れる可能性がありますので注意しましょう。
スマホでHTMLメールの画像を表示させる方法
続いて、スマホでHTMLメールの画像を表示させる方法を3つ紹介します。
・マルチパート配信を行う
・テキストメールを配信する
・グループ配信で切り分けする
それぞれ詳しく解説します。
マルチパート配信を行う
マルチパート配信とは、HTMLメールが受け取れない場合にテキストメールを送信する機能です。
マルチパート配信のメリットは以下の2点です。
・受信ブロックを減らすことができる
ユーザーのメール受信環境によってはHTMLメールを開けない場合や、正しく表示されないことがあります。
また、HTML形式のみのメールは、スパムメールとみなされ受信ブロックされる場合があります。
参考
スパム事業者はHTMLメールを使い、ウィルスをばらまいたり、個人情報盗むプログラムを組み込んだりします。
反対に、スパム事業者がテキストメールを送るメリットはないため、マルチパート配信でテキストを配信することで受信ブロックを減らせます。
これらの理由から、HTMLメールを配信する際はマルチパート配信を必ず行いましょう。
ブラストメール にもブラストメールにはマルチパート配信機能があり、HTMLメールを受信する環境に応じて、HTMLパートとテキストパートを切り替えることが可能です。
テキストメールを配信する
最も簡単な解決法は、HTMLメールを送らずテキストメールを送ることです。
ただし、すべての宛先に対してテキストメールを送ると「HTMLメールで画像を表示させたい」という本来の目的からそれてしまいます。
そこで、メール配信サービスの「グループ配信機能」を利用することで、特定のメールアドレス群にHTMLメールを送らず、テキストメールを送るということが可能となります。
ただし、同じメールを2回に分けて送信する手間がかかるの注意が必要です。
メールと同じ内容のWebページに誘導する
HTMLメールと同じコンテンツをWeb上に用意し、誘導しましょう。
コンテンツをWeb上に準備する手間がかかりますが、普段からブログの内容などをメルマガで配信している人にとっては有効です。
メール上部に「正しく表示されない方はこちら」などのリンクを挿入するのが一般的です。
誘導するのは基本的にスマホでメールを受信した人となるため、誘導先のWebページはレスポンシブデザインなどスマートフォンでの閲覧に最適化されていることを確認しておきましょう。
HTMLメールがスマホで表示されないときに行うことまとめ
スマホでのメール受信者向けにHTMLメールを配信するときは注意が必要です。
せっかくおしゃれな「HTMLメール」を送信しても、レイアウト崩れによって印象が悪くなるのでは、本末転倒ですよね。
メールを送信する際は、それぞれの端末でどのようにメールが表示されるのかを確認しましょう。
スマホでHTMLメールが表示されない場合は、本記事で紹介した以下3つの方法を参考にしてください。
・マルチパート配信を行う
・テキストメールを配信する
・グループ配信で切り分けする
これらを簡単にできるのが、メール配信サービスです。
ブラストメールでは上記3つに機能はもちろん、レスポンシブ対応しており、作成したHTMLメールのレイアウトを受信した端末の画面サイズに合わせて自動変更することが可能です。
また、HTMLメールを作成するのに便利なテンプレート30種類を無料で使うことができます。
テンプレートはこちらで紹介しています。
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