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スニペットとは?SEOやクリック率への影響と導入方法について解説

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2021.10.21 マーケティング

スニペットとは?SEOやクリック率への影響と導入方法について解説

Google検索を使っていて、回答が大きく強調された検索結果や、画像が表示されている検索結果を見たことはありませんか?それらのような表示は強調スニペットリッチリザルトと呼びます。

強調スニペットやリッチリザルト対策を行っておくと、クリック率の向上やSEOに効果があるため、ぜひ知識をつけたいところです。

そこで本記事では、スニペットの概要についてと、どうすれば導入できるかについて解説していきます。

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SEOのスニペットとは?

SEOにおけるスニペットとは、Googleの検索結果において、主にページタイトル直下の領域を指します。スニペット(Snippet)は英語で「断片」を意味し、実際、検索結果上でサイト機能の一部が使えることもあります。

例として、以下画像の赤枠で示した部分が通常のスニペットです。

通常のスニペット

また、下記画像のように、掲載順位1位のページの概要部分がピックアップされているのは強調スニペットといいます。

強調スニペット

このようにスニペットにはいくつかの種類があり、表示のされ方によってはクリック率に影響します。

また、以前は「リッチスニペット」と呼ばれていたリッチリザルトは、表示に対応させるための過程がSEOにつながるというメリットがあります。

スニペット対策によって期待される効果

スニペット対策を行うと、クリック率SEOの2点で効果を得られる可能性があります。具体的にどのような効果が得られるのか、詳しく解説していきます。

クリック率が向上する

スニペットの内容がユーザーにとって役立つものであれば、クリック率の向上が期待されます。特に強調スニペットやリッチリザルトは視覚的に目立つ他、「このサイトは参考にしやすそうだ」と判断される可能性がグッと高まります。

なお、スニペットの内容に影響を与えるのは、ページの本文、メタディスクリプション、構造化データの3要素です。クリック率対策のため、スニペットの改善施策を行う場合は、それらに目を向けていくとよいでしょう。

SEOにつながる

一部のスニペット表示では「構造化データ」対応が必要となるのですが、この構造化データに対応することが、実はSEOにつながるという側面があります。なぜなら、構造化データによって、検索エンジンがページ内容をより深く理解できるためです。

つまり構造化データは、スニペット表示と関係なく、SEOのために行っておいて損はないというわけです。また、構造化データ対応は将来的にSEOの重要施策となる可能性が高いとも言われています。

なお、構造化データについては後ほど詳しく解説していきます。

スニペットの注意点

クリック率とSEOの向上が図れるスニペット対策ですが、いくつか注意すべき点もあります。それは以下の3つです。

  • スニペット表示を完全にコントロールすることは不可能
  • 強調スニペット表示はクリック率が下がる可能性も
  • 強調スニペット表示されるページは流動的に変化する

各注意点について詳しく解説します。

スニペット表示を完全にコントロールすることは不可能

ページ内容のどの部分をスニペット表示させるかは、サイト運営者ではなくGoogleが決めています。

つまり、可能な限り良い素材を用意して、最終的にGoogleが何を選ぶのか待つしかない、ということです。

強調スニペット表示はクリック率が下がる可能性も

スニペットの内容はクリック率を向上させるメリットがありますが、強調スニペットの場合、クリック率は下がる可能性があります。

なぜなら、強調スニペットによって検索に対する答えが得られたなら、ユーザーはサイトを訪問せずにブラウザを閉じる(ゼロクリック検索)可能性があるためです。

また、強調スニペットに慣れていない一部のユーザーは、強調スニペット表示されたページではなく、その下にある掲載順位2位のページをクリックすることもあります。

実際、強調スニペットは掲載順位1位のクリック率に悪影響を及ぼし、2位と3位のクリック率は向上したというデータがあります。

参考:強調スニペットはクリック率を5.3%低下させる(原文:Featured snippets cost 5.3 percentage points CTR)

そもそもサイトへの訪問を促すために掲載順位1位を目指しているのに、クリック率が下がってしまうのは、サイト運営者としては不本意でしょう。そこでGoogleは、強調スニペット表示をブロックする方法を公式で示しています。

参考:強調スニペットからオプトアウトするには | Google

注意しておきたいのは、強調スニペットをブロックすることで実際の順位は下落する可能性がある点です。強調スニペットか掲載順位1位か、どちらを取るかよく検討してから強調スニペットをブロックしましょう。

強調スニペット表示されるページは流動的に変化する

強調スニペットに採用されるページは流動的に変化します。例えば今日、強調スニペットされているページも、翌日には別のページになっている、ということが結構あります。

これは「掲載順位が変化しているから」というだけでなく、クリック率の低下を避けるために強調スニペットをブロックするサイトが出てきているのも一因でしょう。

何にせよ、強調スニペットの表示に関しては、「Googleに選んでもらえるように準備するか、表示をブロックするか」という選択しか取れないのが現状です。

SEOにおけるスニペットの種類

SEOにおけるスニペットは、以下の3つが代表的です。

  • 通常のスニペット
  • 強調スニペット
  • リッチリザルト(リッチスニペット)

各スニペットについて、画像付きで分かりやすく解説していきます。

通常のスニペット

通常のスニペット

通常のスニペットは、タイトルの下部に表示される100文字ほどの説明文のことです。より厳密には、PCの場合は120文字前後まで、スマホの場合は70文字前後までが表示されます。

通常のスニペットにはGoogleがページの本文から抜粋したものか、HTMLに設定されたメタディスクリプションが採用されます。ディスクリプションについてはこちらの記事でも解説しているので、あわせて参考にしてみてください。

ディスクリプションとは?SEOへの効果や書き方を解説

強調スニペット

強調スニペット
強調スニペットとは、検索結果の最上部で大きめに表示されるテキストのことです。Googleが「この検索ワードは質問の形式だ」と判断したときに、強調スニペットは表示されます。また、タイトルが下で説明文が上と、通常のスニペットとは逆の位置関係になっています。

ページから抜粋されるかメタディスクリプションが採用される点は、通常のスニペットと同様ですが、強調スニペットの場合は、箇条書・番号リストテーブル(表)が採用されることもあります。

箇条書スニペット

番号リストスニペット

テーブルスニペット

参考:Google の強調スニペットの仕組み – Google 検索ヘルプ

リッチリザルト(リッチスニペット)

リッチリザルトとは、通常のスニペットよりも高度な機能がある検索結果のことです。

具体的にはサイト機能の一部(検索窓やパンくずリストなど)が検索結果からダイレクトに使えたり、レビューや価格といった情報が表示されたりします。

例えば「ご飯 炊き方」でヒットした以下の検索結果では、パンくずリスト、ご飯の写真、炊き上がりの時間がスニペットの領域に表示されています。

リッチリザルト(リッチスニペット)

ベータ版も含めると、リッチリザルトは全部で26種類あります。詳細についてはGoogle 検索セントラルにて確認可能です。

参考:検索ギャラリーとリッチリザルトを見る | Google 検索セントラル

リッチリザルト表示させるには「構造化データ」対応が必要

サイトをリッチリザルト表示させるには、サイトに存在する情報を「構造化データ」に対応させる必要があります。

構造化データとは、商品名や価格といった情報を検索エンジンが理解できるようにしたデータのことです。

例えば「『blastmail』はメール配信システムのひとつ」という文言は、人間からすれば簡単に意味が理解できますが、検索エンジンは理解できません。

「『blastmail』はメール配信システムのひとつ」ということを検索エンジンに理解させるためには、

  • 種類:メール配信システム
  • 名称:blastmail

のように、情報をタグ付けする必要があるのです。

構造化データによるメリットは、スニペット表示が可能になるだけではありません。より検索エンジンがサイトの中身を理解しやすくなり、SEOも図れるというメリットもあります。

しかしながら、構造化データを実装するにはサイトのコードを書き換えなくてはいけないため、一筋縄ではいきません。エンジニアやツールの力を借りて、少しでも効率よく作業をこなしていく必要があります。

強調スニペット・リッチリザルト表示を促す方法

クリック率の向上が期待できる強調スニペット・リッチリザルトですが、以下のような方法で表示を促すことができます。

  • 構造化データを導入する
  • 検索意図に対する簡潔な回答をコンテンツ内に盛り込む
  • コンテンツ作成でリストやテーブルを活用する

各方法について見ていきましょう。

構造化データを導入する

構造化データはリッチリザルト表示の前提条件な上、SEOにも効果がある施策です。可能であればぜひ導入しましょう。

周囲に頼れる人がいない場合は、Googleが無料提供している構造化データ作成の支援ツールを活用するのがおすすめです。

参考:構造化データ マークアップ支援ツール | Google

実際にリッチリザルト表示ができるかどうかは、以下のツールでテストできます。

参考:リッチリザルト テスト | Google

なお、構造化データはリッチリザルトに関係がある施策で、強調スニペットには関係ありません。

簡潔な回答をコンテンツ内に盛り込む

強調スニペットは、それ単体でユーザーの役に立つ内容でなければいけません。そのため、120文字前後の簡潔な回答文が強調スニペットに採用されやすくなっています。

強調スニペットを獲得したければ、ページの本文かメタディスクリプションに、簡潔な回答を設置しておきましょう。

コンテンツ作成でリストやテーブルを活用する

強調スニペットには、ただのテキストの他にも箇条書・番号付きリスト、そしてテーブルが採用されます。それらの要素をページ内で積極的に使っていくことで、強調スニペット表示を促せる可能性があります。

SEOのスニペットについてまとめ

SEOにおけるスニペットとは、検索結果でページタイトルと一緒に表示されるページの説明文のことです。また、スニペットは以下のような役割を持っています。

  • ページの概要をユーザーに伝える
  • 検索ワードに対する回答を検索結果上で直接しめす(強調スニペット)
  • サイト機能の一部を検索結果上ですぐ使えるようにする(リッチリザルト)

良質なスニペットはクリック率の向上につながるため、余裕があればページの本文やメタディスクリプションを今一度見直してみてはいかがでしょうか。

特にリッチリザルト(以前はリッチスニペット)表示に必要な「構造化データ」への対応はSEOの効果があります。「構造化データ」は将来的に重要なSEO施策になる可能性が高いので、ぜひ導入を検討してみてください。

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