Facebookは世界で27.4億人もの月間アクティブユーザーをかかえる最大のSNSです。しかし国内でSNSといえばTwitterやInstagramといった感じで、Facebookは下火になりつつある印象です。実際アクティブユーザー数は減少傾向にあります。
参考:2020年12月更新! 12のソーシャルメディア最新動向データまとめ
それならばFacebook広告はあまり効果が見込めないのでしょうか? 結論からいうと、適切に運用すれば効果はしっかり見込めます。
その理由も含めて、今回はFacebook広告の基礎や特徴について徹底的にまとめてみたので、Facebook広告の学び始めにぜひ役立ててみてください。
マーケティングをはじめるなら、必ず押さえておきたいのが「デジタルマーケティング」についてです。
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目次
Facebook広告とは
Facebook広告とは、Facebook・Messenger・Instagramといった3つのFacebook関連サービスと、Facebookの審査を通過したサードパーティサイト・アプリに掲載できる広告のことです。
なおFacebookの審査を通過したサイトやアプリは、「Audience Network(オーディエンスネットワーク)」と総称されます。
Audience Networkの例として挙げられるのは、ニュースサイトの「東洋経済ONLINE」や飲食店口コミサービスの「食べログ」、そしてマンガアプリの「マンガボックス」などです。
審査を通過しているアプリ・サイトは数千を超えると公式で言及されており、リーチ数でいうと毎月10億人ものユーザーがAudience Networkの広告を見ているとのこと。
InstagramやMessengerも合わせると、Facebook広告がリーチ可能なユーザー数は、あらゆるアドネットワークの中でも最大級といえるでしょう。
「Facebookピクセル」とは? Facebook広告とセットで覚えたい便利ツール!
Facebook広告と関連する機能のひとつに「Facebookピクセル」というものがあります。Facebookピクセルとは、広告のリンク先で起きたユーザーアクションをFacebook広告側で把握できるようにするツールです。
使い方は、ツールで生成したタグを広告リンク先のサイトに埋め込むだけと非常にシンプルです。
Facebookピクセルを利用することで、広告の効果がより深く見えてくるようになります。そのためFacebook広告を運用するときは、Webサイト側にもかならずFacebookピクセルのタグを仕込んでおきましょう。
Facebook広告2つの特徴
Facebook広告は他の広告と比べて以下2つの特徴があります。
- ターゲティングの精度が高い
- 様々な広告フォーマットを選べる
それぞれ詳しく見ていきましょう。
特徴1. ターゲティングの精度が高い
Facebook広告最大の特徴といえば、「ターゲティングの精度が高い」ことでしょう。その理由は主に以下の3つです。
- 細かなユーザープロフィールをターゲティングに利用できる
TwitterやLINEのような他SNSと違って、Facebookでは「学歴・職歴」から「好きな食べ物やサイト」までユーザープロフィールを細かく設定できます。Facebook広告では、それらすべてを利用してターゲティング可能なため高い効果が見込めます。 - FacebookアカウントによるAPIログインを活用した「人」ベースでのトラッキングが可能
Web広告最適化のためには、通常Webブラウザに保存されているCookieがよく利用されます。一方Facebook広告の場合は、他サービスでのFacebookアカウントログインによりアカウント内部に蓄積された行動が利用されています。そのため、ブラウザのCookieを利用するより正確なユーザー行動を捕捉できます。 - ブランド認知、リード獲得、販売など、目的に合わせて柔軟に広告配信できる
Facebook広告では、配信目的に合わせてキャンペーンを選択できます。キャンペーンは全部で11種類あり、柔軟な運用が可能です。キャンペーンについては後の見出しで詳しく解説します。
要するに、他のどの広告よりもFacebook広告なら「細かく、正確で、かつ柔軟な」ターゲティングができるのです。
ターゲティングの精度が高いということは、それだけ広告を無駄撃ちしにくいということになります。そのため、運用中のWeb広告の効果が芳しくないというときは、Facebook広告に乗り換えてみるだけでも効果が高まるかもしれません。
特徴2. 様々な広告フォーマットを選べる
Facebook広告では様々な広告フォーマットが選べます。具体的には「画像 or 動画 + テキスト」や「カルーセル」のようなスタンダードな形式から、InstagramやMessengerの画面上部に表示させられる「ストーリー」形式などです。
すでに解説したとおり、Facebook広告は配信先も豊富です。Facebook広告があらゆる業種のWebマーケティングで活用されているのは、Web広告で可能なことがFacebook広告で全部できてしまうから、といっても過言ではありません。
Facebook広告で選択できる配信目的(キャンペーン)
Facebook広告がどのような場面で活用できるかを知るには、Facebook広告で選べる「キャンペーン」の種類について知るのが早いでしょう。
Facebook広告には「リーチ」や「カタログ販売」といった全11種類のキャンペーンが①認知、②検討、③コンバージョンと、大きくわけて3つのステップに振り分けられています。
以下に表で各キャンペーンの利用シーンについてまとめてみたので、参考にしてみてください。
ステップ | キャンペーン | 概要 |
認知 |
ブランドの認知度アップ | 広告を見た後2日以内に広告を想起する可能性が高い(自社ブランドに興味を持ちそうな)ユーザーへ広告を配信する。ブランドや商材の認知度をアップさせたいときに有効。 |
リーチ | 広告が表示されるユーザー数と、ユーザーに広告が表示される回数を最大化する。新商品・サービスの売上を伸ばしたいときに有効。 | |
検討 |
トラフィック | 広告をクリックする可能性が高いユーザーに広告を表示する。ユーザーをWebサイトアクセスやスマホアプリDLに誘導したいときに有効。 |
エンゲージメント | 投稿(広告)にエンゲージメントする可能性が高いユーザーに広告を表示する。エンゲージメントに該当するアクションは「いいね」、コメント、シェアに加えて、ページからのクーポン利用の計4つ。 | |
アプリのインストール | 広告経由でスマホアプリをDLする可能性が高いユーザーに広告を表示する。アプリの新規ユーザーを増やしたいときに有効。 | |
動画の再生数アップ | 広告動画を視聴する可能性が高いユーザーに広告を配信する。動画広告の効果を最大化したいときに有効。 | |
リード獲得 | 社名やメールアドレスなど、リード情報を獲得可能な広告が作成できる。文字通りFacebook広告でリードを獲得したいときに有効なのはもちろん、セミナー・説明会の申し込み獲得にも利用可能。 | |
メッセージ | 広告に反応してMessengerでメッセージを送ってくれる可能性が高いユーザーに広告を配信する。問い合わせの獲得やWeb上での営業活動を促進したいときに有効。 | |
コンバージョン |
コンバージョン | 広告経由ですぐコンバージョンする可能性が高いユーザーに広告を配信する。売上の増加や新規ユーザーの獲得に有効。 |
カタログ販売 | 商品広告が作成でき、広告経由で購入する可能性が高いユーザーに広告を配信する。売上を増やしたいときや商品の認知度アップに有効。 | |
来店数の増加 | 店舗周辺地域に住むターゲットユーザーに広告を配信する。文字通り来店数を増やしたいときや、新店舗の認知度アップに有効。 |
なお、弊サイトの下記記事において、リード獲得広告の実例も紹介しています。広告を活用してのリード獲得を検討している人は、こちらである程度イメージをつかめるでしょう。
リードジェネレーションとは?見込み顧客を獲得する6つの方法【注意点も解説】
また、リード獲得目的で広告運用する場合、メールマーケティングもあわせて行うと非常に効果的です。ぜひ検討してみてください。
Facebook広告で可能な3つのターゲティング
Facebook広告のターゲティング方法には以下の3種類があります。
- コアオーディエンス
- カスタムオーディエンス
- 類似オーディエンス
それぞれについて詳しく解説します。
コアオーディエンス
コアオーディエンスとは、ユーザーのプロフィールや位置情報、そしてFacebook上でのアクションなどに基づいてターゲティングする方法です。Facebook広告における最も基本的なターゲティング方法と言えるでしょう。
プロフィールとは例えば年齢・性別・学歴・職歴などです。Facebookのプロフィール編集画面を見ていただければ、もっと具体的にイメージがつかめるでしょう。
また、Facebook上でのアクションとはどんな投稿やFacebookページに「いいね」をしたかや、Facebookアカウントに紐付いているサイト・アプリの利用状況などを指します。
カスタムオーディエンス
カスタムオーディエンスとは、自社とFacebookが保有しているデータに基づいてターゲティングする方法です。
カスタムオーディエンスはさらに細かく以下の4つに分類できます。
- カスタマーリストに基づくカスタムオーディエンス
自社で保有している顧客データ(メールアドレスや電話番号、Webサイトのアクティビティなど)をFacebook広告のターゲティングに利用できるカスタムオーディエンス。 - エンゲージメントカスタムオーディエンス
Facebook上で行われたエンゲージメント(「いいね」やコメント、動画再生など)に基づいてターゲティングできるカスタムオーディエンス。 - ウェブサイトカスタムオーディエンス
Facebookピクセル(Facebook広告経由によるアクションをトラッキングするツール)やAPIログインなどによってFacebookアカウントに蓄積されたサイトアクティビティをターゲティングに利用できるカスタムオーディエンス。 - モバイルアプリカスタムオーディエンス
スマホアプリの利用状況をターゲティングに利用できるカスタムオーディエンス。
カスタムオーディエンスではコアオーディエンス以上に柔軟なターゲティングができます。そのため、より精度の高いターゲティングが可能なだけでなく、Facebookユーザーの中に既存顧客を見つけて再度リーチするのにも有効です。
類似オーディエンス
類似オーディエンスとは、既存顧客に類似した特徴・傾向をもつユーザーにリーチを広げるのに役立つターゲティング方法です。類似オーディエンスはすでに作成されているカスタムオーディエンスを元に作成する仕組みになっています。
オーディエンスの人数は自由に設定でき、人数が多ければ多いほどリーチ数も多く見込めますが、ユーザーの類似度は下がります。逆にオーディエンスの人数が少なければ少ないほど、リーチは少なくなる代わりに類似度が高くなります。
さらに売上を拡大させたいときには、類似オーディエンスを活用したFacebook広告運用をしていきましょう。
Facebook広告の配信先
Facebook広告の配信先はFacebookだけではありません。Facebook、Instagram、Messenger、Audience Networkの4つが配信先となっています。各配信先の概要は以下の通りとなっています。
配信先 | 概要 |
|
全世界で27.4億人ものユーザーを抱える世界最大のSNS。国内ユーザーは減少傾向にあるが、それでもユーザー数2,600万人と大規模。「いいね」やシェアといった基本機能はもちろん、Facebookページのようなビジネス向けのサービスも充実。広告はフィードやサイドバーに表示させられる。 |
Messenger |
Facebookの関連サービスの一つで、Facebookユーザー同士でやり取りができるチャットアプリ。ビジネスの場面で使われることが比較的多く、チャットルームの一覧に広告を表示させられる。また、Instagramのようにストーリー広告も利用できる。 |
|
Facebookが提供する画像共有SNS。国内ユーザーは3,300万人を突破し、Facebook以上の盛り上がりを見せている。フィード広告の他、Instagramの独自機能「ストーリー」にも広告を表示させられる。 |
Audience Network |
Facebookの審査を通過したサードパーティサイト・アプリによるアドネットワーク。国内サイトでは食べログ、東洋経済ONLINE、マンガボックスなどがAudience Networkに含まれる。広告が表示されるタイミングや場所は媒体によりけり。 |
Facebookだけでも十分なリーチが見込めますが、国内で人気が高まっているInstagramや大手サイト・アプリを抱えるAudience Networkも含めれば、リーチ可能なユーザー数は無限大といってよいでしょう。
Messenger広告は少々利用シーンが限られそうですが、Messengerはビジネス用途の利用が多い印象なため、BtoBマーケティングに向いているでしょう。
Facebook広告のフォーマット(形式)
Facebook広告には画像や動画など、合わせて6つの広告フォーマットがあります。各フォーマットの概要は下記のとおりです。
広告フォーマット | 概要 |
画像 |
バナーのイメージに近い、最もありふれた広告フォーマット。デザインされた画像が不要ならすぐにでも配信できる。2020年9月までは画像内のテキスト量上限があったが、現在は撤廃された。 |
動画 |
15秒以下のショートムービー(Gifも可)を利用できる広告フォーマット。動きがつくため、画像やスライドショーのような他フォーマットよりも視覚的に目立てる上、ブランド・商材のメッセージや機能を効率よく伝えられる。 |
スライドショー |
3~10枚の画像をスライドショーのように表示できる広告フォーマット。動画よりもシンプルにプロセスを伝えられる他、動画再生が難しい低速回線のユーザーにも動画広告に近い訴求効果が見込める。 |
カルーセル |
最大10件までの画像や動画をカルーセル形式(スワイプできる画像・動画群)で表示できる広告フォーマット。各画像・動画で違うURLを設定できる。 |
インスタントエクスペリエンス |
スマホから広告を押下するとフルスクリーンコンテンツが展開される広告フォーマット。たとえばECサイトのトップページやランディングページのようなコンテンツを表示できる。 |
コレクション |
商品画像・動画を組み合わせたカタログのような見た目の広告フォーマット。広告タップで商品紹介コンテンツをフルスクリーン表示させられる。 |
色んなフォーマットがあるので、「動画とか面倒だし、結局画像ばかりになりそう」と思うかもしれませんね。しかしそんなときに役立つのがFacebook広告の「広告ライブラリ」です。
広告ライブラリとは、他社が実際に配信・掲載中のFacebook広告を見られる機能となります。フォーマットの活用アイデアが浮かばなくても、ライブラリを覗けばそこは他社事例の宝庫なため、「こんな使い方があるんだ」と思える広告にいくつも出会えるかもしれません。
なお、画像広告の場合は「画像内のテキスト占有率は20%以内」という制限がありましたが、現在は撤廃されました。
しかしながらFacebook広告公式としては「画像内のテキストが少ないほどよい広告」というスタンスは変わっていません。公式ヘルプ内でも「テキスト量が20%以内だと広告のパフォーマンスが上がる」と説明しています。
画像内のテキスト量は後述の「広告の価値」に影響を与える可能性があります。そのため制限が撤廃されたとはいえ、やはり画像作成時はテキスト量を少なく抑えるよう意識した方がよいでしょう。
Facebook広告の費用や課金方式について
Facebook広告の費用はインプレッションやクリックといった成果と連動しており、最低金額でいうと約100円(1米ドル)からでも始められます。
Facebook広告の使い勝手を把握したいだけであれば数百円の運用でも大丈夫ですが、数当然効果はまったく見込めません。実際に効果を期待して運用するのであれば、最低でも月3万円ほどでスタートすると良いでしょう。
なお、Facebook広告の課金方式は以下の2通りがあります。
- クリック課金(CPC)
広告が押下されたときに広告費が発生する課金方式 - インプレッション課金(CPM)
インプレッション(広告表示)1,000回ごとに広告費が発生する課金方式
具体的に1クリック、あるいは1,000インプレッションごとに料金がいくらかかるかについてですが、これは常に変動します。
Facebook広告には「広告オークション」という広告の価値を決める仕組みがあり、これが1クリック、あるいは1,000インプレッションの金額を自動で決定しています。
課金方法は自由に選べるというわけではなく、キャンペーンによって固定されています。たとえば「リーチ」ではインプレッション課金しか選択できませんが、「エンゲージメント」ではインプレッション課金とクリック課金どちらも選択可能です。
また、クリック課金とインプレッション課金以外にも動画の再生時間、いいね数、アプリインストール数に応じて広告費が発生する特殊な課金方式もあります。
Facebook広告オークションとは?
Facebook広告オークションとは、システムが広告の総合的な価値を自動的に評価し、どの広告をどんなユーザーに表示させるかを決める仕組みのことです。
たとえばA社とB社の共通ターゲットにCさんというユーザーがいたとしましょう。そうなるとCさんのFacebookフィードにある広告枠は、A社とB社どちらの広告を表示させるかを決めなければいけません。
そこで動き出すのがオークションシステムです。システムはA社とB社の広告の価値を定量的に判断し、価値が高かった方の広告をCさんのフィードに表示させます。
総合的な価値は、具体的に以下の3要素で測定されます。
- 入札価格
広告主側が広告の運用に際して用意できた金額が入札価格です。入札価格というとなんだか広告とはかけ離れたことを話している感覚がありますが、要するに予算のことだと考えていただいて大丈夫です。広告にかけられる予算が大きければ大きいほど、総合的な価値の向上に寄与します。入札価格は手動で決められますが、基本的には自動設定で決めてしまうケースが多いです。 - 推定アクション率
推定アクション率とは、ターゲットとするユーザーが広告を押したり、広告経由でコンバージョンしたりする可能性を示す値のことです。推定アクション率が高ければ高いほど総合的な価値の向上に寄与します。 - 広告品質
広告品質とは、その名の通り広告の品質のことです。Facebookの基準で低品質とみなされやすい広告(画像内のテキスト量が多かったり射幸心を煽ったりなど)や、広告が何度も非表示にされるなどすると広告品質は低下します。広告品質高ければ高いほど総合的な価値の向上に寄与します。
また、推定アクション率と広告品質からは広告の関連度が割り出されます。関連度もどの広告を優先的に表示させるかを決定する指標となっており、関連度が高ければ高いほど、少ない広告費で高い効果を得やすい仕組みとなっています。
Web広告について学び始めたばかりだと、広告に対してオークションのイメージが上手く結びつかず少々混乱するでしょう。確かに仕組みは小難しいですが、難しく考える必要はありません。
要するに「ユーザーにとって有益な広告」を優先的に表示するのが広告オークションの目的、ということです。入札価格の高さも総合的な価値に関係しますが、入札価格が低くても、有益な広告であれば入札価格が高い広告よりも優先して表示されることがあります。
なお広告オークションの仕組みはFacebook広告だけでなく、Google広告やTwitter広告といった他のWeb広告でも活用されています。
Facebook広告で使える決済方法は?
決済方法に設定できるのは以下の3つです。
- クレジットカード(Visa / MasterCard / American Express)
- PayPal
- オンライン銀行振込
クレジットカードでの決済の場合は利用限度額や期限に注意しましょう。決済に失敗するとFacebook広告も停止してしまい、機会損失となってしまいます。
Facebook広告の運用を始めるには?
Facebook広告の運用を始めるには、まずFacebookビジネスマネージャアカウントを作る必要があります。Facebookビジネスマネージャアカウントの作成は下記ページから可能です。
また、ビジネスマネージャアカウント作成後の流れは以下の通りです。
- Facebookビジネスマネージャアカウントを作る
- ビジネスマネージャアカウントにFacebookページを登録する
- 広告アカウントを作成する
手順の中身としては社名やメールアドレスといった基本情報を入力・送信するだけです。しかも記入項目も少ないため、滞りなく進められれば5分以内で済ませられます。
広告アカウントの作成までできたら、基本的な準備は完了です。あとは予算や広告用の素材などが揃えば、すぐにでもFacebook広告の運用を始められます。
Facebook広告の入稿手順
それでは、実際に広告を回すまでの手順について見ていきましょう。アカウント準備完了から広告の運用開始までは、以下のような流れとなっています。
- キャンペーン作成
- 広告のセット
- 広告クリエイティブ作成
各手順の詳細を解説します。
① キャンペーン作成
まずはキャンペーン(配信目的)の作成から入ります。「リーチ」や「トラフィック」など全11種類のキャンペーンから最も目的に近いと思われるものを選択しましょう。
② 広告のセット
キャンペーン作成が完了したら、次にオーディエンスの作成や配信先の設定といった広告のセッティングを行っていきます。広告セットで行う設定は以下の3つです。
- オーディエンス設定
- 配信プラットフォームおよび配置の設定(自動設定あり)
- 予算と掲載期間の設定
これらの設定が終わったなら、広告クリエイティブの作成に入ります。
③ 広告クリエイティブ作成
最後に広告クリエイティブの作成を済ませましょう。目的のフォーマットを選択し、画像のアップロードやテキストの設定を完了させてください。
クリエイティブの作成が終わったら、「実行する」ボタンを押すことでFacebook広告の運用が開始されます。
Facebook広告まとめ
Facebook広告は、InstagramやMessengerといったFacebook関連サービスを始めとし、多くのサイト・アプリのユーザーにリーチできる広告です。
また、Facebookの仕組みが最大限生かされた広告テクノロジーにより、どのWeb広告よりも精度の高いターゲティングが実現できます。
膨大な数のユーザーに対して柔軟にターゲティングできるFacebook広告なら、適切に運用することであなたのビジネスに大きな利益をもたらすのは間違いありません。
この機会に、ぜひFacebook広告の運用を検討してみてください。