自社の商品で値引きキャンペーンをする際は、どのような告知をしているでしょうか。
チラシの配布やオウンドメディア・SNSなどで告知することもできますが、メールを利用してキャンペーンをお知らせしている企業も少なくありません。
企業からお客様へお役立ち情報やキャンペーンの情報を送るメールは、メールマガジン(メルマガ)と呼ばれています。
以前はテキストのみのメールを使いメルマガを配信している企業がほとんどでしたが、スマホの普及に伴い、画像を使い視覚的に商品を宣伝するHTML形式のメールが増えてきました。
HTMLメールは作成するのが難しい……という印象がある方も多いかもしれません。
しかし、現在はHTMLメールエディタと呼ばれるツールを利用することで、誰でもHTMLメールを作成することができるのはご存知でしょうか。
この記事では値引きキャンペーンの告知にHTMLメールを利用するメリット・デメリットと、実際にHTMLメールエディタを利用してどのようなメールが作成できるのかご紹介します。
値引きキャンペーンがなるべく多くのお客様の目に留まるように、効果的なメール配信をしましょう。
目次
値引きキャンペーンの告知をHTMLメール作成する
まずは実際に値引きキャンペーンの告知用メールを、HTMLメールエディタで作成した場合のサンプルをご紹介します。
HTMLメールエディタは「メール配信システム」と呼ばれる、HTMLメールの作成やメールの大量配信に特化したシステムから提供されています。
メール配信システムの機能・料金に関する詳細については以下の記事で解説しているので、ぜひこちらも合わせてご覧ください。
5分でわかる!メール配信システムの仕組みとは?メーラーとの違いも解説します
この記事ではメール配信システムの一つである「ブラストメール」の、HTMLメールエディタを利用して値引きキャンペーンを告知するHTMLメールを作成していきます。
アパレル
アイテムのイメージを大きく表示した値引きキャンペーンの告知メールを作成しました。
文字だけでは伝わらない、アイテムの色や質感、使用時の様子などが視覚的にわかるようになっています。
利用している画像は全てイメージなので、スマホやカメラで撮影しアップすれば、自社で用意した画像を利用することができます。
画像はエディタの管理画面から、ドラッグ&ドロップでアップすることができるので、HTMLメールに使用する写真も簡単に用意することができます。
飲食店
飲食店もアパレルと同様に、商品のイメージを全面に出したHTMLメールで値引きキャンペーンの告知をしている企業が多いです。
ご紹介しているHTMLメールではボタンを配置し、メールを受け取った読者が別のコンテンツでキャンペーンの詳細を確認できるように作成してあります。
メールはあくまでキャンペーンの入り口でしかないので、公式HPやECサイトに誘導し販売に繋げる工夫や、実際に店舗に足を運んでいただけるような工夫をしなければなりません。
テキストメールでは伝えづらい商品の魅力もHTMLメールを使えば、視覚的に伝えられるので購買意欲を刺激することができるでしょう。
コンサルティング
コンサルティングなどの業種では、過去の事例を紹介したHTMLメールを作ることで値引きキャンペーンを利用する受信者にアプローチをかけましょう。
自社のメールを受信している方は、自社のサービスを利用したことがある「顧客」か、サービスは知っているものの利用したことがない「見込み客」に分けられます。
見込み客がサービスを利用していない理由には以下のようなものが考えられます。
- 他社のサービスと比較・検討段階
- サービスの詳細がわからない
以上のような理由を解消するためにも、商品の詳細や過去の事例を紹介するメールを作成し、値引きキャンペーンへの参加を促しましょう。
値引きキャンペーンの告知をHTMLメールでするメリット
先述したように様々な告知方法がある中で、値引きキャンペーンの告知にHTMLメールを利用するメリットにはどんなものが挙げられるのでしょうか。
今回は、比較材料としてSNS集客を例に挙げて、HTMLメール集客のメリットを解説していきます。
利用しているユーザーが多い
メールやSNSを使った集客は、そのコンテンツを利用しているユーザーにしか広告をすることができません。
例えばInstagramに値引きキャンペーンの告知を出したとすると、どれだけ自社のサービスとの相性がいい方でも、Instagramをやっていなければ自社の広告を見ることはできません。
では、SNSを利用しているユーザーはどのくらいいるのでしょうか。
【2022年1月版】人気ソーシャルメディアのユーザー数まとめ では各SNSのユーザー数をまとめているので抜粋してご紹介します。
LINE | 8,900万人 |
4,500万人 | |
3,300万人 | |
2,600,万人 |
一方のメールサービスは、国内のGmail利用者だけでも6,600万人を超えていると言われています。
Yahoo!やoutlook、キャリアメールの利用者を加算すると、SNSでトップの利用者であるLINEのユーザー数を超えることが予想できます。
コストをかけて値引きキャンペーンの告知をするのですから、集客をかけることができる母数が多い媒体を選ぶことをオススメします。
企業からのサービス情報を受け取っている方が多い
「メールマガジンに関する意識調査2020」では、企業からのお知らせを受け取る手段としてメールがトップになっています。
友人との連絡や、近況を投稿する媒体として利用されることが多いSNSよりも、キャンペーンの情報などはメールを使って知る方が多いようです。
また、同調査の2021年版では以下のような結果もわかっています。
- スマホでメルマガを読む人が年々増加
- 商品購入のきっかけは「キャンペーンやセールで通常よりも安かったから」(67.5%)
- HTML形式のメルマガを送信している企業が増加(31.2%)
未だにテキスト形式でメルマガを送信している企業もあります。
しかし、マーケティングソフトウェアの開発などを行うHubspotが「HTMLメールとテキストメールどちらを好むか」という調査では44歳以下は7〜8割の方がHTMLメールを好むという結果になりました。
上記のような結果から、消費者が企業から情報を受け取る媒体は、メールが選ばれることが多いことがわかります。
また、商品購入のきっかけとして「キャンペーンやセールに関するメルマガ」を受け取ったと回答している方も非常に多いようです。
費用対効果が高い
SNS広告と比較して、費用対効果が高くなるケースが多いのもHTMLメールを使った集客を採用するメリットとしてあげられます。
SNSとメール集客の費用対効果は以下の記事でも詳しく解説していますが、費用とクリック率に注目すると、メールの費用対効果がよく分かります。
「クリック率」とは広告内に添付したURLがクリックされた割合のことです。
メール集客と同様にSNS集客も、広告内のURLをクリックしてもらいキャンペーンやサービスの詳細を記載したページに誘導しなければなりません。
メール集客は本当に意味がない?SNS集客と比較したメール集客の特徴を解説
上記の記事では「画像6件 動画1件」の広告をInstagramに投稿する際の金額と推定リーチ数を調べています。
最大で38,500人の方にアプローチできる計算になっていますが、Instagramのクリック率は平均して1.6%程度です。
そのため、実際にキャンペーンの詳細ページにまでたどり着くユーザーは、数百人程度にまで絞られるでしょう。
一方のメール集客は業種によって差はありますが、平均して2〜3%のクリック率だと言われています。
前半でご紹介したHTMLメールエディタを提供している「メール配信システム」を利用して30,000人にメールを送信する場合は20,000円程度のコストが必要です。
ほぼ同額のコストをかけるのであれば、次のステップに進みやすいクリック率が高くなる媒体を選ぶ方が費用対効果は高いでしょう。
まとめ
値引きキャンペーンを告知する方法として、HTMLメールを使った告知方法をご紹介しました。
近ごろ注目されている集客方法としてSNS集客がありますが、実は企業からのお得情報を受け取る媒体には、メールを使っている方が多くいらっしゃることを覚えておきましょう。
作成に専門的な知識が必要なHTMLメールですが、メール配信システムが提供している「HTMLメールエディタ」を利用することで、誰でも簡単に作成・配信ができます。
メールやSNS集客は広告を見せるだけでなく、商品を購入していただくことが目的です。
そのため、できるだけ多くのお客様に値引きキャンペーンの詳細を記したページや実商品購入ページに進んでいただく必要があります。
商品のイメージを視覚的に宣伝できるだけでなく、費用対効果も高いHTMLメールの配布は値引きキャンペーンの告知にぴったりな方法かもしれません。
ご紹介してきたように、簡単にHTMLメールを作成することができるHTMLメールエディタですが、メール配信システムごとに提供している機能は異なっているので注意してください。
サンプルをご紹介してきた「ブラストメール」では、無料体験期間を設けており、HTMLメールエディタを含む全ての機能を7日間利用することができます。
お客様に値引きキャンペーンを効果的に知らせる媒体として、メールを使った告知を採用してみてはいかがでしょうか。