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Gmailの容量を確認する方法を図解!ストレージの上限などもまとめました

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2025.12.05 メール
執筆者:森神佑希

「Gmailの空き容量が不足しています」 突然こんな警告が表示され「もしかして、大事なメールが届いていないんじゃ…?」と不安になっていませんか。

Gmailは無料でも15GBと大容量ですが、実はこの容量、「Googleドライブ」や「Googleフォト」と共有されています。そのため、メールをあまり使っていなくても、スマホの写真バックアップなどでいつの間にか上限に達してしまうケースが急増しています。

容量が上限に達すると、メールの送受信が完全にストップしてしまいます。でも、課金して容量を追加する前に試してほしいことがあります。この記事では、メール配信のプロであるブラストメールが、以下のポイントを解説します。

  • あとどれくらい使える? 正確な残り容量の確認方法
  • 【検索コマンド付き】 重い添付ファイル付きメールだけを一瞬で探して削除する方法
  • 意外な落とし穴!Googleフォトやドライブの容量ダイエット術

この記事を読めば、お金をかけずにスッキリと空き容量を確保し、安心してメールを使えるようになります。まずは現状確認から始めましょう。

【あわせて読みたい】:Gmailを便利に使うマル秘テクニックガイド

Gmailの空き容量ってどれくらい?

「Gmail」を含む、個人のGoogleアカウントで使える容量は全部まとめて「15GB」に設定されています。Googleアカウントを取得することで「Gmail」以外にも、「Googleドライブ」や「Googleフォト」、「Googleスライド」、「Googleスプレッドシート」などが利用できます。

「Gmail」のトップ画面に、「空き容量を確保してください」というメッセージが出た時は、「Gmail」だけでなく、自分のGoogleアカウントで使える容量(15GB)が残り少ないことを表しています。15GBと聞くと、それなりに余裕があるように思えますが、ドライブに画像を保存したり、添付ファイル付きのメールを送受信したりすると、あっという間に上限に達してしまうので注意が必要です。

Gmailの空き容量が少なくなる原因は?

Gmailの使用容量が99%になると、下図のようにGmailの画面にてアラートが表示されます。

このように、空き容量が逼迫してしまう原因は、どこにあるのでしょうか?まとめてご紹介していきたいと思います。

大きなサイズの添付ファイルを送受信することが多い

空き容量が少なくなってしまう原因のひとつに「送受信しているメールのサイズが大きい」というものが挙げられます。

Gmailで画像や動画などを送受信した場合、添付されているファイルがストレージに保存されてしまうため、日常的にサイズが大きいメールを取り扱っている場合は、どんどん空き容量を消費してしまうことになります。ちなみにGmailで送受信できるサイズは25MBが上限です。

「1GB」はMBに直すと「1,000MB」となりますので、25MBのメールを、毎日送受信するとたった40日間で、1GBの容量を消費してしまうことになります。(正確には1GBは1024MBですが、説明の便宜上1,000MBで換算しています)

心当たりがある方は、後に紹介する「Gmailの空き容量を増やす方法」を参考にして、サイズの大きいメールを削除することをお勧めします。

Gmail以外のGoogleサービスも使っている

先述の通り、「Googleドライブ」や「Googleフォト」に保存したファイルもGmailと合わせて同じストレージに保存されます。Gmail同様にサイズの大きなファイル・画像を保存している場合は、ストレージの空き容量を圧迫することになります。

Gmailの場合は25MBを超えるメールはそもそも取り扱えないので、1つのメールが空き容量を過度に圧迫することはないと思いますが、「Googleドライブ」では1ファイルあたり10GBまでのサイズをアップロードすることができます。そのため、あまり「Googleドライブ」を利用していない方でも、大きなサイズのファイルをアップロードした場合は、空き容量を大きく消費してしまうことがあります。

ちなみに、「Googleドライブ」ではGoogleドキュメント方式(文書、スプレッドシート、プレゼンテーション、図形描画)のファイルは、GmailやGoogleフォトなどと共有はされないので、空き容量の中には含まれません。

Gmail空き容量の確認方法

Gmailで「空き容量を確保してください」と表示された場合は、Gmailを含むアカウントの保存容量がどの程度残っているのかを確認し対処しなければなりません。

ここからは、空き容量の確認方法をご説明していきます。まずはGmailのトップ画面を開き、一番下にある「管理」をクリックします。

すると、現在のストレージの空き容量が表示され、「Gmail」、「Googleドライブ」、「Googleフォト」のストレージの共有割合が確認できます。

上の画像にあるように、どのコンテンツがどれくらい空き容量を使用しているかがわかります。

Gmail空き容量を増やす方法

ここからは、ストレージの空き容量を確認した上で、無駄なファイルを削除する方法をご紹介していきます。

Gmailのトップに「空き容量を確保してください」と表示されている方は、この作業をすることで、正常に送受信をすることでできるようになります。

Googleドライブやフォトの容量を減らす

Gmailのファイルを削除する前に、サイズが大きいファイル・画像が保存されている可能性がある、GoogleドライブやGoogleフォトのデータを削除しましょう。

先述の通り、Googleドライブには1ファイルあたり最大10GBものサイズを保存することができます。

もしかしたら、サイズを確認せずに保存してしまった大きなサイズのファイルがあるかもしれないので、確認しておくことをお勧めします。

また、Googleドライブが、受信したファイルの「バックアップと同期」を自動で行なっている可能性もあります。

その場合は、自分が保存した覚えのないファイルもストレージに保存されているので、注意しましょう。

Googleドライブの保存容量を確認するには、先ほどのストレージ確認画面から「ドライブにアクセス」を選択し、Googleドライブのトップ画面を開く必要があります。


その後、トップ画面にある「保存容量」を開き、保存してあるファイルを確認しましょう。

保存してあるファイルの中で、使用サイズが大きいものから順に表示されるように設定し、必要のないものを削除しましょう。

ちなみに「削除」をクリックした後、すぐには保存容量の数値が変化しません。削除後には、ゴミ箱に一度入るためです。

そのため、いますぐに容量を空けたい場合はゴミ箱から「完全に削除」を選択し、ファイルを消してください。

Gmailの不要メールを削除する

次に、Gmailの保存メールを削除する方法をご紹介します。GmailもGoogleドライブのと同様に、使用しないサイズが大きいメールを削除することで、ストレージの空き容量を確保することができます。

Gmailでは通常、受信日時順にメールが表示されるので、過去に送受信した容量の大きなメールは隠れてしまっていることが多いです。容量の大きいメールを並べて表示するには、Gmailの検索バーに、以下の文字を入れる必要があります。

「has:attachment larger:10M」

この文字を打ち込むことで「10MB以上のサイズのメール」を絞り込んで表示することができます。「has:attachment larger:10M」の数字を「10」から「5」に変えると、5MB以上のメールが表示されるという仕組みです。

あとは、Googleドライブと同様に使用しないメールを選択して削除することで、空き容量を確保することができます。削除の詳しい方法は下の画像を参考にしてください。

ストレージを購入する

ストレージの空き容量は、Googleアカウントで共有されているファイルを削除することで増やすことができますが、Googleの公式サイトを通じてストレージの容量を購入することも可能です。

先ほどご紹介した方法を使っても、十分に空き容量を確保することができなかった方は、年間契約でストレージの空き容量を確保する必要があるかもしれません。

重いメールを一発特定!空き容量を劇的に増やす「検索コマンド」

受信トレイを上から順に眺めて不要なメールを探すのは途方もない時間がかかります。Gmailには特定の条件に合うメールだけを一瞬で絞り込める強力な「検索コマンド」機能が備わっています。ここでは、容量不足を解消するために特に役立つ効果的なコマンドを紹介します。検索窓にそのままコピー&ペーストして使ってみてください。

has:attachment larger:10M で10MB以上のファイルを検索

容量を圧迫している最大の要因は、多くの場合「添付ファイル付きのメール」です。以下のコマンドを使うと、指定したサイズよりも大きいメールだけを抽出できます。

検索コマンド: has:attachment larger:10M

  • has:attachment: 添付ファイルがあるメール
  • larger:10M: 10MBより大きいサイズ

このコマンドで検索し出てきたメールの中から不要なものを削除するだけで、数百MB単位の容量が一気に確保できることも珍しくありません。「10M」の部分を「5M」や「20M」に変えれば、任意のサイズで絞り込むことも可能です。

older_than:3y で3年以上前の古いメールをまとめて整理

「昔のメールはもう見返さない」と割り切れる場合は、期間を指定して古いメールを一括整理するのが効率的です。

検索コマンド: older_than:3y

  • older_than:3y: 3年(3 years)以上前のメール

「3y」を「1y(1年)」や「6m(6ヶ月)」に変えることで期間を自由に調整できます。例えば、広告メールやニュースレターなどは情報の鮮度が重要なため「older_than:1y category:promotions」のように組み合わせることで1年以上前のプロモーションメールだけを狙い撃ちして削除することも可能です。

【重要】削除しただけではダメ!「ゴミ箱」を空にする手順

ここで最も注意すべき落とし穴があります。Gmailではメールを「削除」しただけでは容量は空きません。削除されたメールは一時的に「ゴミ箱」フォルダに移動し、そこで30日間保存され続けるからです(30日後に自動消去)。「今すぐ」空き容量を確保してメールを受信できるようにするには、手動でゴミ箱を空にする必要があります。

  1. Gmail左側のメニューから「ゴミ箱」を開く(見当たらない場合は「もっと見る」をクリック)。
  2. リストの上部にある「ゴミ箱を今すぐ空にする」をクリックする。

この操作を行って初めて、ストレージの空き容量に反映されます。

削除したくないデータが多いなら「Google One」を検討しよう

「不要なメールを消してみたけれど焼け石に水だった」「Googleフォトにある子供の写真や動画はどうしても消したくない」という場合は無料枠の15GBにこだわらず、ストレージ容量を購入して増やすのが最も現実的でストレスのない解決策です。

Googleのストレージ追加プランは「Google One」と呼ばれ、手頃な価格設定になっています。

100GBで月額250円から!プラン別料金表

Google Oneの料金プランは以下の通りです。月額250円(缶コーヒー2本分程度)で容量を約6倍以上の100GBに増やせるため、コストパフォーマンスは非常に高いと言えます。

プラン 容量 月額料金(税込) 年額料金(税込)
ベーシック 100 GB 250円 2,500円(お得)
スタンダード 200 GB 380円 3,800円(お得)
プレミアム 2 TB 1,300円 13,000円(お得)

年額払いを選択すると、実質2ヶ月分が無料になりお得です。

Google Oneに加入するメリット(サポートや特典)

有料プランに加入するメリットは、単に容量が増えるだけではありません。Google One会員ならではの特典も付帯します。

  • Googleのスペシャリストによるサポート Google製品やサービスに関する疑問がある場合、専門家によるチャットやメールでのサポートを受けることができます。
  • ファミリー共有 追加した容量は、最大5人のファミリーメンバー(家族)と分け合うことができます。家族それぞれのプライバシーは守られつつ、誰かが容量不足になった時に空き容量をシェアできる便利な機能です。
  • Googleフォトの編集機能 Googleフォトアプリで、消しゴムマジックなどの高度な編集機能が利用できるようになります。

Gmail以外のサービスを使うことで「空き容量問題」が解決するかも

もし、ビジネスなどで容量の大きなメールを、複数のアドレスに向けて一斉送信している場合はGmail以外のメール配信サービスを使うことで、「空き容量不足」が解決するかもしれません。先述の通りGmailアカウントで使えるストレージは15GBほどです。

メルマガなどでサイズの大きなメールを日常的に一斉送信などしている場合は、あっと言う間に上限に達してしまう可能性が高いです。一斉に多くの人へ向けてメールを送信している方であれば、一斉送信に長けたメール配信システムを使用しましょう。

ストレージに送受信したメールを保存しないブラストメールでは、今回ご紹介しているような「空き容量不足」という問題がそもそも発生しません。

また、Gmailとは違い、たくさんの人に向けてメールを送信することに長けたブラストメールを使うことで、「空き容量不足」が発生しないだけでなく、より安定したシステムの下でメール配信をすることができます。

今現在、ブラストメールでは「お試しプラン」として、無料でサービスを提供しています。

日常的に多くの人に向けてメールを配信している方は、ぜひお試しください。

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FAQ

Q:Gmailで無料で使える容量の上限はどれくらいですか?
A:Gmail単体ではなく、GoogleドライブやGoogleフォトなどのサービスと合わせて合計で**15GB**です。
Q:現在の空き容量や内訳を確認する方法は?
A:PC版Gmailのトップ画面最下部にある「管理」をクリックすることで確認できます。**どのサービス(Gmail、ドライブ、フォト)がどれくらい容量を消費しているかの内訳もグラフで把握可能です。**
Q:容量を圧迫している大きなメールだけを効率的に削除できますか?
A:はい、検索ボックスに「has:attachment larger:10M」と入力して検索してください。**このコマンドを使うと「10MB以上の添付ファイルがあるメール」だけを絞り込んで表示できるため、整理がスムーズになります。**
Q:メールやファイルを削除したのに容量が空きません。
A:削除したデータがまだ「ゴミ箱」に残っている可能性があります。**ゴミ箱にある状態では容量は解放されないため、必ずゴミ箱からも「完全に削除」を行ってください。**

まとめ

今回は、Gmailで「空き容量を確保してください」と表示された方のために、Gmailの空き容量の増やし方をご紹介してきました。

Googleアカウントを作成し使用できるサービスのストレージには、「15GB」という上限が設定されています。

Gmailを使って、サイズが大きいメールを送受信している方は、先ほどご紹介した方法を実践することで、空き容量が確保できるでしょう。

また、ストレージはGmailだけでなく「Googleドライブ」や「Googleフォト」と共有されるので、これらのコンテンツで使用している容量を確認することが大切です。

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森神佑希

この記事の執筆者
株式会社ラクスライトクラウド Webマーケティングリーダー
森神佑希

顧客導入社数シェアNo.1のメール配信システム「blastmail」のWebマーケティング担当。2年以上メルマガ配信の実務を行っており、先頭に立ってPDCAを回してきた。メルマガのノウハウは日本最高クラスと言っても過言ではない。

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