
長年「1日100通まで無料」で使えたSendGridのFreeプランは、2026年3月31日をもって提供が終了しました。翌4月1日以降は最長60日間の無料トライアルに切り替わり、有料プランへ変更しないアカウントは順次送信停止・自動解約となる仕組みです。
会員登録の完了メール、パスワード再設定、注文確認。SendGridをアプリケーションのメール送信基盤として組み込んでいた企業にとって、これは「サービスは動いているのにメールだけ届かない」という障害に直結します。
ただし、代替サービス選びは「安い順に並べて選ぶ」だけではうまくいきません。SendGridはWeb API・SMTPリレーによるトランザクションメールと、管理画面から送るマーケティングキャンペーン(一斉配信)という、性格の異なる2つの用途を1つのアカウントで担っていました。自社がどちらの使い方をしていたかで、選ぶべき移行先はまったく変わります。
この記事では、SendGridの代替を検討するうえで押さえるべき料金構造の実態、用途別の選び分けの基準、そして実際に乗り換えるときの手順と失敗パターンまでを、公式情報に基づいて整理します。
この記事の結論:システム連携でメールを送っていたなら、移行先の第一候補はAPI・SMTPリレー型のメール配信サービスです。接続先とAPIキーの差し替えを中心に切り替えられるため、既存コードへの影響を最小限に抑えられます。管理画面からの一斉配信が主用途だった場合のみ、定額制のメール配信システムを検討してください。
目次
SendGridの代替を探す企業が増えている3つの理由
まず、なぜ今「SendGrid 代替」を調べる企業が増えているのか。背景には料金プランの構造変更と、日本企業特有の運用上の制約があります。
Freeプランの提供終了で無料運用が不可能になった
日本国内のSendGrid正規代理店である構造計画研究所は、2026年3月31日をもってFreeプランの提供を終了すると発表しました。公開されたスケジュールは次の通りです。
- 2026年3月31日:Freeプランの提供終了
- 2026年4月1日:既存のFreeプランアカウントは自動的に無料トライアルへ移行(APIキーや設定はそのまま引き継がれる)
- トライアル期間は最長60日間。満了後はメール送信が停止
- トライアル満了後、有料プランに変更しないまま60日が経過したアカウントは自動解約となり、アカウントが削除される
なお、米国本家のSendGridでは2025年5月に無料プランが廃止されており、国内版はその流れを追う形となりました。
重要なのは、トライアルが切れたあとに「送信できない状態」がいきなり訪れる点です。検証環境や社内システムの通知メールをFreeプランで賄っていた場合、担当者が気づかないまま送信が止まっているケースも起こり得ます。
有料プランに移ると「基本料金+α」が積み上がる
SendGridの現行プランは、Essentials(月額3,000円〜)とPro(月額14,000円〜)の2系統です。初期費用は0円ですが、料金は基本使用料だけで完結しません。
| プラン | 基本使用料(月額・税抜) | 月間上限通数 | 上限超過時 |
|---|---|---|---|
| Essentials 50K | 3,000円 | 5万通 | 0.200円/通 |
| Essentials 100K | 5,400円 | 10万通 | 0.132円/通 |
| Pro 100K | 14,000円 | 10万通 | 0.165円/通 |
| Pro 300K | 37,500円 | 30万通 | 0.137円/通 |
| Pro 700K | 75,000円 | 70万通 | 0.117円/通 |
| Pro 1.5M | 125,000円 | 150万通 | 0.089円/通 |
※構造計画研究所の公開情報より。価格はすべて税抜。
これに加えて、一斉配信を行う場合はマーケティングキャンペーン機能の宛先追加料金が発生します。無料枠は2,000件までで、それを超えると10,000件あたり月額1,500円。
さらに、配信状況の履歴(Activity Feed)の保存期間を30日間に延長するのは有料オプション(Essentials 50Kで月額750円〜)、固定IPアドレスの追加はProプラン限定で1つあたり月額4,300円。基本使用料だけで判断すると、実際の請求額と乖離します。オプションを含めた総額での試算が欠かせません。
Essentialsでは法人要件を満たせないケースがある
見落とされがちですが、実務に直結する制約があります。SendGridで請求書払いに対応しているのはProプランのみ。固定IPアドレス、サブユーザ(子アカウント)、SSOも同じくProプラン限定です。
つまり、「カード決済が使えない」「稟議上、請求書払いが必須」「送信元IPを固定したい」といった条件が1つでもあると、月額3,000円台のEssentialsは選べません。実質的な下限は月額14,000円のProプランになります。表面上の最安値と、自社が実際に契約できるプランの価格には差があるということです。
なお、SendGridは法人向けサービスとして提供されており、個人での利用は受け付けていません。
SendGridの代替を選ぶ前に「自分の使い方」を切り分ける
代替サービス選びで最も多い失敗は、用途を切り分けずに比較を始めてしまうことです。SendGridは2つの顔を持つサービスでした。まずここを整理します。
トランザクションメール型(API・SMTPリレー)
会員登録の完了通知、パスワード再設定、注文確認、システムアラート。自社のアプリケーションやWebサービスから、1通ずつ自動で送るメールです。SendGridではWeb API(HTTPS)またはSMTPリレー経由で送信していたケースがこれにあたります。SendGridはAPI・SMTPリレーによる送信を主要機能として提供しており、この用途で導入しているケースが多く見られます。
この用途で重視すべきは、到達率、APIの扱いやすさ、バウンス処理の自動化、そして配信ログの追跡性です。開封率やクリック率といったマーケティング指標よりも、「確実に、遅延なく届くか」が評価軸になります。
移行先の候補は、同じくAPI・SMTPリレーを提供する配信基盤型のサービスです。SMTPリレーで接続していた場合、接続先ホストと認証情報を差し替えるだけで切り替えられるため、アプリケーション側の改修はほとんど発生しません。Web APIを直接叩いていた場合でも、送信処理は1箇所にまとまっていることが多く、影響範囲は限定的です。
一斉配信・メルマガ型(マーケティングキャンペーン)
メールマガジン、キャンペーン告知、休業案内、セミナー集客。プログラムを書かずに、管理画面からリストへ一斉送信していた使い方です。SendGridのマーケティングキャンペーン機能を使っていた場合はこちらに該当します。
この用途で重視すべきは、HTMLメールの作成しやすさ、リスト・セグメントの管理性、開封率やクリック率の効果測定、そして配信頻度を上げたときのコストの伸び方です。SendGridは通数課金と宛先件数課金が併存するため、同じリストへ繰り返し送るほど料金が増えていきます。
両方使っている場合の考え方
トランザクションメールと一斉配信の両方をSendGridでまかなっていた企業も少なくありません。この場合、用途ごとに送信経路を分けることを強く推奨します。
理由は到達率です。マーケティングメールは配信停止や迷惑メール報告が発生しやすく、その影響でIPやドメインの評価が下がると、本来届かなければならないパスワード再設定メールまで巻き込まれかねません。経路を分けておくことは、コストではなくリスク管理の話です。
| 使い方 | 主な送信方法 | 重視すべき点 | 向いている移行先 |
|---|---|---|---|
| トランザクションメール | Web API / SMTPリレー | 到達率・遅延の少なさ・バウンス自動処理 | API・SMTPリレー型の配信基盤 |
| 一斉配信・メルマガ | 管理画面からの一斉送信 | 作成のしやすさ・効果測定・定額制 | メール配信システム |
| 両方を併用 | API+管理画面 | 経路分離によるレピュテーション保護 | 用途ごとに使い分け |
SendGridの代替サービスを選ぶ5つの基準
用途を切り分けたら、次は比較の軸を決めます。料金だけで選ぶと移行後に苦労するため、以下の5点を必ず確認してください。
国内の受信環境に対する到達率
日本国内向けにメールを送るなら、Gmail・Yahoo!メール・携帯キャリアメールへの到達性が最優先です。2024年2月のGmail送信者ガイドライン、同年6月のYahoo!メール送信者ガイドラインの適用以降、送信ドメイン認証の対応状況と迷惑メール率が、届くかどうかを直接左右するようになりました。
海外発のサービスは全世界での配信実績が豊富でも、日本の携帯キャリア宛の個別ロジックまでは持たない場合があります。国内向け配信が主体なら、日本の受信環境に最適化された配信基盤かどうかを確認しましょう。
障害時に日本語で技術的な問い合わせができるか
トランザクションメールが止まることは、サービス障害と同義です。「特定ドメイン宛だけ遅延している」「バウンスの内容から原因を切り分けたい」といった技術的な問い合わせを、日本語で、できれば電話でできるかどうか。海外サービスに移行して最初につまずくのは、機能ではなくこの点です。
料金体系と、自社が実際に契約できるプラン
前述の通り、SendGridは請求書払い・固定IP・サブユーザがProプラン限定です。同様に、移行先候補についても「最安プランで自社の要件を満たせるか」を確認してください。表面価格ではなく、要件を満たすプランの価格で比較するのが鉄則です。
送信ドメイン認証への標準対応
SPF・DKIMは前提として、DMARCへの対応状況も確認します。移行時にはSPFレコードとDKIMのDNS設定を張り替える必要があるため、設定手順のドキュメントが日本語で整備されているかは、そのまま移行工数に跳ね返ります。
移行のしやすさ
見落とされやすいのが、既存資産の持ち出しやすさと、切り替え時の改修量です。
- SMTPリレーに対応しており、接続先の差し替えだけで移行できるか
- バウンス・配信停止(サプレッション)リストを引き継げるか
- 宛先リストをCSVで書き出せるか
- 配信ログのフォーマットが変わることで、既存の監視やログ集計に影響が出ないか
SendGridと代替サービスの料金比較
トランザクションメール用途を想定し、月間送信通数ごとの費用を比較します。すべて税抜、比較対象はblastengine(初期費用無料・月額固定+上限超過分は従量課金)です。
| 月間送信通数 | SendGrid Essentials | SendGrid Pro | blastengine |
|---|---|---|---|
| 1万通 | 3,000円 | 14,000円 | 3,000円 |
| 5万通 | 3,000円 | 14,000円 | 12,000円 |
| 10万通 | 5,400円 | 14,000円 | 16,000円 |
| 20万通 | 18,600円 | 37,500円 | 30,000円 |
| 50万通 | 58,200円 | 75,000円 | 50,000円 |
| 100万通 | 124,200円 | 125,000円 | 80,000円 |
※2026年9月時点の各社公開情報に基づく試算です(出典:構造計画研究所 SendGrid 料金プランページ/blastengine 料金ページ)。すべて税抜。SendGrid Essentialsの10万通超は基本使用料に超過分0.132円/通を加算、Pro列は当該通数を満たす最も安価なプランを採用しています。blastengineは各通数帯の月額料金です。実際の請求額は利用状況により異なります。
読み取れることは2つあります。
1つは、月間50万通を超えるあたりからblastengineが逆転すること。大量配信になるほど、通数単価の差が総額に効いてきます。100万通規模では年間で50万円以上の差になります。
もう1つは、SendGrid Essentialsの安さは「請求書払い・固定IP・サブユーザを諦めた場合の価格」であること。これらが必要ならPro(月額14,000円〜)が下限となり、その基準で比べれば1万通〜10万通の帯域でもblastengineのほうが安く収まります。
自社が実際に契約できるプランはどれか。そこを確定させてから金額を比べてください。
SendGridから乗り換えるときの移行手順
代替サービスが決まったら、移行作業に入ります。手順を飛ばすと、到達率の低下や配信事故につながります。5つのステップで整理します。
STEP 1:現在の配信内容と通数を棚卸しする
まず、SendGridで何を、どこへ、どれだけ送っていたかを洗い出します。
- 送信の種類(トランザクションメールか、一斉配信か)
- 月間の送信通数と、そのピーク
- 送信元ドメインとFromアドレス
- 送信元となっているシステム(自社アプリ、ECカート、CRM、バッチ処理など)
- 送信処理がコード上のどこに実装されているか
この棚卸しがないまま移行先を決めると、契約後に「必要な機能がなかった」と判明します。特に、複数のシステムから同じAPIキーを使い回しているケースは見落としが起こりやすいポイントです。
STEP 2:宛先リストとサプレッションリストを書き出す
宛先リストのCSVエクスポートは誰でも思いつきます。忘れられがちなのがサプレッションリスト、つまりバウンス(存在しないアドレス)と配信停止済みアドレスの一覧です。
これを引き継がずに新環境で配信すると、配信停止したはずの宛先に再びメールが届き、迷惑メール報告につながります。エラーアドレスへの送信が増えれば、バウンス率の悪化から受信側の評価を落とします。移行直後に到達率が急落する最大の原因が、このリストの引き継ぎ漏れです。
SendGridのアカウントは、有料プランへ移行しないままトライアル満了後60日が経過すると自動解約となり、削除されます。書き出しは解約日より前に必ず完了させてください。
なお、宛先リストは個人データにあたります。書き出したCSVの保管・受け渡しは、社内の安全管理措置に沿って行ってください。委託先の変更にあたる場合は、社内規程上の手続きもあわせて確認が必要です。
STEP 3:送信ドメイン認証を再設定する
送信基盤が変わると、SPFレコードとDKIMの設定を張り替える必要があります。
- SPF:DNSのTXTレコードから旧サービスのincludeを削除し、新サービスのものを追加する
- DKIM:新サービスが発行するCNAMEまたはTXTレコードをDNSに登録する
- DMARC:既存のポリシーを維持しつつ、アライメントが崩れていないかを確認する
なお、SPFレコードにはDNSルックアップ10回までという上限があります。複数のサービスをincludeしたまま新規追加すると上限を超え、認証がPermErrorとなって一斉に届かなくなるおそれがあります。追加する前に、使っていないincludeを削除してください。
STEP 4:送信処理を切り替え、少量から段階的に流す
SMTPリレーで接続していた場合は、接続先ホスト・ポート・認証情報の差し替えが中心の作業になります。Web APIを使っていた場合も、送信処理を新サービスのAPIに置き換えます。
切り替えは一気に行わず、段階的に進めます。新しい送信元IPやドメインは受信側にとって「実績のない送信者」であり、いきなり大量配信を行うと迷惑メール判定を受けやすくなるためです。
推奨は、送信量の少ない種別のメール(社内通知、管理者向けアラート等)から新環境に流し、問題がなければ会員向けメールへ広げる進め方です。1〜2週間かけて全量へ移行するスケジュールを組みましょう。
STEP 5:到達率とエラー率をモニタリングする
切り替え後は、以下の指標を継続的に確認します。
- エラー(バウンス)率が上昇していないか
- Google Postmaster Toolsの迷惑メール率が0.3%未満を維持できているか
- 特定のドメイン宛(Gmail、キャリアメール等)だけ数値が落ちていないか
- 送信から受信までの遅延が発生していないか
異常があれば、STEP 4の通数を一段戻して再度積み上げます。移行は「切り替えて終わり」ではなく、数値が安定するまでが1つの作業です。
SendGrid移行でよくある失敗パターンと回避策
実務で繰り返し起きるつまずきを、先回りして共有します。
旧サービスを即日解約してしまう。 切り替え直後に問題が起きても戻せなくなります。新環境が安定するまで、旧アカウントは最低1か月は残しておくのが安全です。
APIキーの差し替え漏れ。 複数のシステムやバッチから同じSendGridのAPIキーを使っていた場合、1つでも古いままだと、旧アカウントの停止と同時にそのメールだけが送信されなくなります。STEP 1の棚卸しで、送信元をすべて洗い出しておくことが効きます。
Fromアドレスを同時に変更してしまう。 送信基盤の切り替えとFromアドレスの変更を同時に行うと、問題が起きたときの原因切り分けができません。変えるのはどちらか一方にとどめます。
Webhookの向き先を忘れる。 バウンスや開封のイベントをWebhookで受け取り、自社DBのステータスを更新している場合、その受け口の設定も移行が必要です。ここが抜けると、エラーアドレスがいつまでも配信対象に残り続けます。
テンプレートの表示崩れを見落とす。 HTMLメールのレンダリングはサービスごとに差が出ます。移行後の初回配信前に、Gmail・Outlook・iPhoneの標準メールアプリの3環境では最低限テスト配信を行ってください。
SendGridの代替を探すならメール配信サービスを活用する
Freeプランの終了は、自社のメール配信基盤を見直すきっかけにもなります。自前のメールサーバーに戻すという選択肢もありますが、IPレピュテーションの管理、バウンス処理、送信ドメイン認証の運用まで自社で背負うことになります。専任の運用体制がなければ、負荷に見合わないケースがほとんどです。
メール配信サービスを使うメリット
外部のメール配信サービスを利用することで、次のような利点が得られます。
- 送信基盤の運用・IPレピュテーション管理を提供元に任せられる
- SPF・DKIM・DMARCといった送信ドメイン認証に標準対応した環境をそのまま使える
- バウンスや配信停止の処理を自動化し、リストの品質を保てる
- 配信ログから、届いた・届かなかったの切り分けができる
移行のタイミングは、送信経路の整理と運用フローの見直しを同時に進められる好機です。「今までと同じことを別のサービスでやる」のではなく、運用そのものを一段良くする発想で移行先を選んでください。
おすすめのメール配信システム「blastengine」
blastengine(ブラストエンジン)は、お客様のシステムとSMTPリレーやAPIで連携することで、トランザクションメールや一斉配信を実現するメール配信サービスです。SendGridをWeb API・SMTPリレー経由で使っていた場合、接続先と認証情報の差し替えを中心に切り替えられるため、移行先として機能の対応関係を取りやすい構成になっています。
- 99%以上の高いメール到達率:国内キャリア・ISPへの個別送信ロジックで確実に届ける
- API連携・SMTPリレー:既存システムへの組み込みが容易で、複雑なインフラ構築は不要
- SPF/DKIM/DMARC対応:送信ドメイン認証に標準対応し、なりすまし・迷惑メール判定を回避
- バウンスメール自動対応:エラーメールの管理を自動化し、エンジニアの運用負荷を削減
- IPレピュテーション管理:提供元が運用・管理するため、常に高い送信者評価を維持できる
- 配信ログ管理:詳細な配信ステータスを確認でき、移行直後の切り分けがしやすい
- 日本語テクニカルサポート:電話・メールで日本語の技術サポートを受けられる
初期費用は無料、月額3,000円から利用できます。配信速度は1,500万通/時。会員登録メールやパスワード再設定メールなど、確実に届く必要があるシステムメールの基盤を探しているなら、SendGridからの移行先として第一に検討したいサービスです。メールアドレスの入力のみで無料トライアルを開始できます。
ブラストエンジン公式サイト:https://blastengine.jp/
おすすめのメール配信システム「ブラストメール」
SendGridのマーケティングキャンペーン機能で一斉配信を行っていた場合は、メルマガ運用に特化したメール配信システムが適しています。ブラストメール(blastmail)は、15年連続で導入社数シェアNo.1を獲得している国内のメール配信システムで、導入実績は27,000社以上です。
- 配信通数無制限:登録アドレス数に応じた月額料金のみ。同じリストへ何度配信しても追加費用が発生しない
- HTMLメール作成:ノーコードエディタで、専門知識がなくてもメールを作成できる
- 効果測定:開封率・クリック率・エラーカウントを確認でき、配信後の改善に活かせる
- 迷惑メール判定対策:SPF・DKIMに対応し、Gmailガイドラインに沿った配信環境を利用できる
- 登録解除フォーム作成:配信停止の受け付けとリスト管理を自動化できる
SendGridは通数課金と宛先件数課金が併存するため、同じリストへ繰り返し送る運用ではコストが読みにくくなります。定額制に切り替えることで、配信頻度を上げても費用が変わらない運用が可能です。
公式サイト:シェア1位のメール配信システム「ブラストメール」
まとめ
SendGridのFreeプランが終了した今、選択肢は「有料プランに移る」か「代替サービスへ移行する」かの二択です。判断を誤らないために、次の順番で進めてください。
- 用途を切り分ける:API・SMTPリレーによるトランザクションメールか、管理画面からの一斉配信か。両方なら経路を分ける
- 契約できるプランで比較する:請求書払い・固定IP・サブユーザが必要ならSendGridは実質Pro(月額14,000円〜)。表面上の最安値ではなく、要件を満たすプラン同士で総額を比べる
- サプレッションリストを先に書き出す:アカウントが自動解約・削除される前に、宛先リストとバウンス・配信停止リストを退避させる
- 段階的に切り替える:SPF・DKIMを整えたうえで、送信量の少ない種別から新環境へ流す
- 数値で確認する:エラー率・迷惑メール率・遅延が安定するまでモニタリングを続ける
まず今日やるべきことは、SendGridの管理画面からサプレッションリストをCSVで書き出し、送信処理が実装されている箇所をすべて洗い出すこと。この2つさえ押さえておけば、移行先の検討にじっくり時間をかけられます。
FAQ
- SendGridのFreeプランはいつ終了しましたか?
- A:日本国内版(構造計画研究所提供)のFreeプランは2026年3月31日をもって提供終了となりました。2026年4月1日時点でFreeプランだったアカウントは自動的に最長60日間の無料トライアルへ移行し、期間満了後は有料プランへ変更しない限りメール送信ができなくなります。有料プランに変更しないまま一定期間が経過すると自動解約となるため、リストや設定の書き出しは早めに行ってください。なお米国本家のSendGridでは2025年5月に無料プランが廃止されています。
- SendGridの代替サービスを選ぶとき、最初に確認すべきことは何ですか?
- A:自社の使い方が「API・SMTPリレーによるトランザクションメール」なのか「管理画面からの一斉配信・メルマガ」なのかを切り分けることです。用途によって重視すべき機能も料金体系も変わります。SendGridを利用している企業の多くは前者にあたるため、その場合はAPI・SMTPリレーに対応した配信基盤が第一候補になります。両方を併用している場合は、到達率の観点から送信経路を分けることを推奨します。
- SMTPリレーでSendGridを使っていた場合、移行にどれくらい手間がかかりますか?
- A:SMTPリレー同士の移行であれば、接続先ホスト・ポート・認証情報の差し替えが中心となるため、アプリケーション側の改修はほとんど発生しません。ただし、複数のシステムやバッチから同じ設定を使っている場合は差し替え漏れが起きやすいため、事前に送信元をすべて洗い出してください。バウンスや開封のイベントをWebhookで受け取っている場合は、その受け口の設定変更も必要です。
- SendGridから移行するとき、最も事故が起きやすいのはどこですか?
- A:バウンス・配信停止アドレスをまとめたサプレッションリストの引き継ぎ漏れです。これを移さずに新環境で配信すると、配信停止済みの宛先へ再送信してしまい迷惑メール報告につながるほか、エラーアドレスへの送信でバウンス率が悪化します。宛先リストのエクスポートと同時に、必ずサプレッションリストも書き出してください。
- 移行後すぐに以前と同じ通数を配信しても問題ありませんか?
- A:避けたほうが安全です。新しい送信元は受信側にとって配信実績のない送信者にあたるため、いきなり大量配信を行うと迷惑メール判定を受けやすくなります。社内通知や管理者向けアラートなど送信量の少ない種別から新環境に流し、1〜2週間かけて段階的に全量へ移行する進め方を推奨します。切り替え中はエラー率と迷惑メール率を継続的に確認してください。





