低コストで大規模メール配信ができるブラストメール

【2025年最新】クラウドメールサービスおすすめ比較9選!料金・機能・選び方を徹底解説

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2025.12.03 ビジネス・IT
執筆者:森神佑希

「メール配信システムを導入したいが、種類が多すぎてどれを選べばいいかわからない…」 「料金や機能の違いが複雑で、比較検討しているだけで疲れてしまう…」

企業のマーケティング担当者やシステム管理者の方から、このようなお悩みをよく耳にします。 今やビジネスのインフラとなったクラウドメールサービスですが、その種類は千差万別です。単に「メールを送る」だけでなく、到達率、セキュリティ、外部ツールとの連携、そしてコストパフォーマンスなど、比較すべきポイントは多岐にわたります。

安易に選んでしまうと、「せっかく送ったメールが届かない」「操作が難しくて現場が使いこなせない」といった失敗を招きかねません。しかし、数あるサービスの中から自社に最適な一つを見つけ出すのは至難の業です。そこで本記事では、メール配信システムの基礎知識を解説するとともに、本当に選ぶべき代表的な9サービスをプロの視点で徹底比較しました。

各社の特徴や強みを分かりやすく整理していますので、もう何十ものサイトを行き来して迷う必要はありません。自社の課題を解決する最適なツール選びの決定版として、ぜひお役立てください。

関連記事:メール配信システムの選び方ガイドブック

メールサービスとは?

メールサービスとは、PCやスマートフォンから電子メールを送受信できるサービスのことです。

メールサービスには様々な種類がありますが、中でも代表的なのはGmailやYahoo! メールといったクラウド型のサービスです。 クラウド型メールサービスは、サービスにログインできる環境さえあればいつでもどこからでも利用できるため、個人・法人にかかわらず広く利用されています。本記事ではクラウド型のメールサービスを中心にご紹介します。

クラウド型とオンプレミス型の比較

法人向けメールサービスにはクラウド型とオンプレミス型の2種類があります。

両者は利用に当たってどのような点が異なるのか、よく分からない人も多いでしょう。そこでクラウド型とオンプレミス型の違いを下記の通り表でまとめてみました。

  クラウド型 オンプレミス型
初期費用 ○ 多くは無料。かかる場合は5万円程度 × 数十万円のライセンス料
ランニングコスト ○ ユーザーひとりあたり月額500円程度 × サーバーの保守・拡張といった管理費用がかかる。金額は組織の規模により異なる
導入の早さ ○ サービスによっては契約完了後、即日利用可能 × 要件定義や設計など、様々な工程を踏むため時間がかかる
拡張性やカスタマイズ × システムの不満点については、ベンダー側の対応を待つしかない ○ 技術者と予算が十分なら、自由にシステムを改善したり機能を追加したりできる
セキュリティ ○ サービス側である程度対策されている × 完全に自社で対策する必要がある
ユーザーや顧客情報の管理 △ ベンダーのサーバーに保存される ○ 自社ネットワークだけで完結する
トラブル時 ○ ベンダーが素早く対応してくれる × 自社で対応する必要がある

このように、オンプレミス型よりもクラウド型のほうが多くの点で優れています。実際、現在の主流は圧倒的にクラウド型のメールサービスです。

サイボウズ社のメールサービス「Mailwise(メールワイズ)」も2020年でオンプレミスプランの提供を終了しています。 オンプレミス型は「セキュリティの関係上、自社ネットワーク内で運用したい」「自社製のシステムと連携して動かしたい」など、何か特別な事情がない限り選ぶ必要はありません。

無料版と有料版(法人向け)の決定的な違い

クラウド型メールサービスには個人が無料で使えるもの(GmailやYahoo!メールなど)と、企業が料金を支払って使う「法人向け有料版」があります。

「無料で使えるならそれで良いのでは?」と思われるかもしれませんが、ビジネス利用においては明確な違いがあります。 最大のポイントは「信頼性」と「管理機能」です。有料版では、会社名が入った「独自ドメイン(例:name@company.co.jp)」を利用できるため、対外的な信用を得やすくなります。

また、強固なセキュリティ対策、管理者によるアカウントの一元管理、電話サポートの有無など、組織として安全かつ円滑に運用するための機能が充実しているのが特徴です。

クラウドメールサービスの種類

クラウドメールサービスは大きく分けるとフリーメール法人向けの2種類に分けられます。

フリーメールは主に個人向けに提供される無料のサービスで、法人向けメールサービスは有料になるものの、業務効率化やセキュリティの向上につながる機能をいくつも備えています。 それではフリーメールと法人向けメールサービスについて、それぞれ詳しく解説します。

フリーメール(個人向け)

フリーメールとは無料で使えるメールサービスのことです。主に個人向けに提供されています。コストを抑えて運用できるのは大きなメリットですが、以下のような点から法人利用には適しません。

<strong>フリーメールが法人利用に向かない理由</strong>
  • メールアドレスのドメイン(末尾)が「@gmail.com」や「@yahoo.co.jp」のように固定されてしまう
  • ストレージ容量が少ない(無料版のGmailは15GBまで)
  • 組織内ユーザーを一括で管理するような機能がない
一定以上の規模がある組織に対してメールサービスを取り入れるなら、この後に紹介する法人向けのクラウドメールサービスか、オンプレミス型メールサービスのどちらかを採用しましょう。個人での利用におすすめのメールソフトは以下の記事を参考にするとよいでしょう。 参考記事:本当に使いやすいおすすめのメールソフト7選!【フリーメール】  

法人向けメールサービス

法人向けメールサービスとは、その名の通り法人向けに提供されるメールサービスのことです。フリーメールサービスと比べて、以下のような点が異なります。

<strong>法人向けメールサービスの特徴</strong>
  • メールアドレスに独自ドメインが使える
  • 一部のサービスでは100GBや1TBなど、大容量のクラウドストレージが利用できる
  • メールサービスに登録されているユーザーの設定を管理者が操作できる
  • 一部のサービスはセキュリティ性の高さを意識した機能を提供している
  • MAやグループウェアといった外部ツールと柔軟に連携できる

このように法人向けメールサービスには、組織でメールを運用するのに無くてはならない機能を備えています。 なお、法人向けのメールサービスにはベンダーのサーバーを利用するクラウド型と、自社サーバーで運用するオンプレミス型の2種類があります。それぞれ特徴が異なるため、目的に応じて適切なほうを選びましょう。

法人向けメールサービスの比較ポイントは?

法人向けメールサービスの主な比較ポイントは、以下の4つです。

  • 費用
  • 無料体験の有無
  • セキュリティ機能
  • 連携可能な外部ツール

費用

料金は安いに越したことはありませんが、特にメールサービスは長く利用することになるツールなため、月額費用が安ければ安いほどビジネスにかける負担を少なくします。

なお、一部のクラウドサービスはメールサービス機能を備える場合があります。つまり、そうしたクラウドサービスが自社に導入されているなら、追加費用をかけずにメールサービスを導入することが可能です。

無料体験の有無

メールサービスは全社的に利用するものです。そのため、PC操作が苦手な社員でも問題なく扱えるくらい、使いやすいものが望ましいといえます。

そして使いやすさを判断するのにもっとも効果的なのが、無料体験を利用することです。ベンダー各社、自サイトで使いやすさをアピールしているものの、やはり実際の利用体験にかなう判断材料はありません。

セキュリティ機能

ビジネスメールにおいて、セキュリティは非常に重要な問題です。ただのフィッシングメールひとつとっても、個人が相手か、法人が相手かによって、起こりうる損失の規模はケタ違いとなります。

例えばセキュリティが強みのメールサービスでは、強制BCCやHTMLメール表示禁止といった機能があります。システムの力に頼ることで、人的ミスによる被害を防げるということです。 なお、法人向けメールサービスはほぼすべて、スパムやウイルスといった有害なメールをフィルタリングする機能があります。そのため各社員が基本的なITリテラシーを持って運用すれば、メールで大きな被害に遭うことは考えにくいでしょう。

連携可能な外部ツール

法人向けメールサービスには、外部のグループウェアやビジネスチャットとの連携によって、業務効率をさらにアップさせられるものが存在します。そのため自社に導入済みのツールと相性がよいかどうかも、メールサービスを選定する上で重要なポイントです。

クラウド型メールサービスのおすすめ9選

ここからは、おすすめの法人向けクラウド型のメールサービスを7つ紹介します。

  • Mail Dealer(メールディーラー)
  • Google Workspace(Gmail)
  • Exchange Online
  • Mailwise(メールワイズ)
  • Zoho Mail(ゾーホーメール)
  • yaritori
  • @Securemail Plus

Mail Dealer(メールディーラー)

メールディーラーのキャッチ画像 (引用:Mail Dealer公式サイト)

ベンダー 株式会社ラクス
公式サイト Mail Dealer(メールディーラー)
タイプ クラウド
料金 要お問合せ
無料体験 あり。期間は要問い合わせ
特徴 ユーザー間でメールの対応状況を共有できる。また、他社の受注・在庫管理システムとの連携が可能
Mail Dealer(メールディーラー)は、「楽楽精算」や「楽楽明細」といったSaaSプロダクトを提供する、株式会社ラクスが提供しているメール管理サービスです。各メールの対応状況が自動で更新される、対応履歴が一括検索できるなど、メール対応の効率を上げる機能が備わっています。

また、誤送信防止機能やメンバーのアクセス権限設定など、管理者やシステム担当者にとってもメリットも充実。ビジネスの現場に対する配慮が行き届いたメールサービスといえます。 どれを使えばいいか悩んでいる場合は、まずメールディーラーから検討してみると良いでしょう。

Mail Dealerの詳細を確認する>

Google Workspace

(引用:Google Workspace公式サイト)

ベンダー Google
公式サイト Google Workspace
タイプ クラウド
料金(1ユーザーあたりの月額) Business Starter:680円 Business Standard:1,360円 Business Plus:2,040円 Enterprise:要問い合わせ
無料体験 14日間
特徴 Google WorkspaceはGoogleが提供する法人向けクラウドサービス。メールサービスだけでなく、クラウドストレージやオフィスソフト(文書作成や表計算など)といった様々な機能を備えている

Google Workspaceとは、Googleが提供しているビジネス向けクラウドサービスです。

個人向けのメールサービスとしても普及している「Gmail」を独自ドメインで運用できます。 Gmailの特徴は、Google独自の機械学習モデルによってスパム、フィッシング詐欺、ウイルスといったメールが受信前に99.9%の精度でブロックされること。ビジネスでは個人利用よりも高いセキュリティが求められますが、Gmailならその点も安心です。

自社にGoogle Workspaceがすでに導入されているのであれば、Gmailの活用から検討し始めましょう。

Exchange Online

(引用:Exchange Online公式サイト)

ベンダー Microsoft
公式サイト Exchange Online
タイプ クラウド
料金(1ユーザーあたりの月額) プラン1:430円 プラン2:870円 Microsoft 365 Business Standard:1,360円 ※ 決済は年ごと
無料体験 30日間
特徴 Outlookでメールが送受信できるため、すでにOutlookで慣れている場合は移行が容易。最上位のプランMicrosoft 365 Business Standardでは、Google Workspace同様オフィスソフトやビジネスチャットも利用可能

Exchange OnlineはMicrosoft社が提供する法人向けメールサービスです。

定番の個人向けメールサービス「Outlook」上でも利用できます。 メールの誤送信防止やPINロックの強制化、そしてマルウェアやスパムに対するフィルタリング機能など、セキュリティ性の高さが魅力です。 メールサービスのみのプランも存在しますが、オフィスソフトやビジネスチャットを備えたクラウドサービス「Microsoft 365」にも含まれます。

すでにMicrosoft 365を契約しているなら、まずExchange Onlineの活用から検討するのがおすすめです。

Mailwise(メールワイズ)

(引用:Mailwise公式サイト)

ベンダー サイボウズ株式会社
公式サイト Mailwise(メールワイズ)
タイプ クラウド / パッケージ(オンプレミス) ※ パッケージ版は2020年9月30日で販売終了
クラウド版料金(1ユーザーあたりの月額) スタンダードコース:500円~ プレミアムコース:1,500円~
無料体験 30日間
特徴 ユーザー間でメールの対応状況を共有できるため、GmailやOutlookよりも組織でのメール運用が円滑になる。また、サイボウズが提供する「kintone」との連携によりCRMとしても利用可能

Mailwise(メールワイズ)は、「kintone」や「サイボウズ Office」といったビジネス向けクラウドサービスを展開するサイボウズ株式会社のメールサービスです。

テンプレート保存や誤送信の防止機能といった基本機能はもちろん、メール対応状況の共有や返信内容へのコメント機能など、チームでのメール対応に特化した機能も充実しています。 また、サイボウズのサービスと連携して運用することで、メール業務のさらなる効率化が期待できます。

Zoho Mail(ゾーホーメール)

(引用:Zoho Mail公式サイト)

ベンダー Zoho
公式サイト Zoho Mail
タイプ クラウド
料金(1ユーザーあたりの月額) MAIL LITE:120円 MAIL PREMIUM:480円 WORKPLACE:360円~ ※ 決済は年ごと
無料体験 15日間
特徴 大手ベンダーの中では比較的安価でメールサービスが導入可能。GoogleやMicrosoft同様、オフィスソフトがセットになったプランが存在する

Zoho Mail(ゾーホーメール)は複数ドメインでのメール送受信や、組織でのメール共有といった機能を備えるビジネス向けのメールサービスです。

1ユーザーあたり月額120円と、比較的安価でセキュアなメールサービスを導入できます。 ベンダーの「Zoho」は、メールサービスの他にもオフィススイートやビジネスチャットなどのクラウドサービスを運営しています。そして、GoogleやMicrosoft同様、それらのクラウドサービスがパッケージになったプランも存在します。

yaritori

(引用:yaritori公式サイト)

ベンダー Onebox株式会社
公式サイト yaritori
タイプ クラウド
料金(1ユーザーあたりの月額) 980円から ※ 詳細は要問い合わせ
無料体験 14日間
特徴 対応状況のステータス管理やタグ付けの自動化など、チームでの顧客対応に強みがある。チャットアプリ「Slack」と連携が可能で、こちらからの返信や対応状況の確認もできる

yaritoriはチームでの顧客対応に強みがあるメールサービスです。

チームメンバーに向けて、顧客からのメール内容を一斉に共有したり、返信内容についてチャットで相談を出したりできます。 サービスはSlackと連携済みとなっており、すでにSlackが自社に導入されている場合は、より効率の高い社内外とのコラボレーションが実現可能です。また、Gmailのような見た目のUIで操作性や分かりやすさの点でも高い評価を得ています。  

@Securemail Plus

(引用:@Securemail Plus公式サイト)

ベンダー 株式会社ケイティケイソリューションズ
公式サイト @Securemail Plus
タイプ クラウド
料金 初期費用:50,000円 月額費用:10ユーザー2,800円から
無料体験 あり。期間は要問い合わせ
特徴 宛先確認、添付ファイル付け忘れ、強制BCCなど、メール誤送信の防止機能が標準で搭載されている
@Securemail Plusは、メール送受信時のウイルス除去や標的型メールからの保護など、セキュリティ性の高さが強みのメールサービスです。Google WorkspaceやExchange Onlineなど、外部メールサービスのセキュリティを向上させるサービスも提供されています。

オンプレミス型メールサービスのおすすめ2選

ここからは、オンプレミス型メールサービスである「Active! Mail」と「xgate4」の2社を紹介します。

Active! Mail

(引用:Active! Mail公式サイト)

ベンダー 株式会社クオリティア
公式サイト Active! Mail
タイプ オンプレミス
料金 法人向けライセンス:100ユーザー495,000円から 文教向けライセンス:100ユーザー330,000円から
無料体験 あり。期間は要問い合わせ
特徴 オンプレミス型のメールサービスで、サイボウズ社のグループウェア「Garoon」と連携可能。法人だけでなく、官公庁や大学の導入実績も多い

Active! Mailは企業から官公庁、そして大学など様々な組織の導入事例があるオンプレミス型のメールサービスです。 スマートフォンやPCからのアクセス、ユーザーの権限管理、そして誤送信防止など、クラウド型のメールサービスと機能面は遜色ありません。また、サイボウズが提供するグループウェア「Garoon」との連携が可能です。

xgate4

(引用:xgate4公式サイト)

ベンダー 株式会社オレンジソフト
公式サイト xgate4
タイプ オンプレミス
料金 ライセンス費用:50ユーザー150,000円から 年間保守費用:30,000円から ※ 文教向け価格も有り。要問い合わせ
無料体験 あり。期間は要問い合わせ
特徴 強制BCC、htmlメール表示の禁止、マイナンバー漏洩検出など、厳格なセキュリティ機能が特徴的。GmailやOffice 365と連携しての運用も可能

xgate4は2000年から提供されているオンプレミス型のメールサービスです。添付ファイルの無害化や付け忘れの防止、マイナンバー漏洩検出機能など、セキュリティ性の高さに強みがあります。 メーラーのデザインは古さが否めませんが、Google WorkspaceやExchange Onlineとの接続が可能なため、現代風のUIで使用することが可能です。

メールサービスの比較まとめ

本記事で紹介した9のメールサービスを改めて表でまとめます。比較時の参考にぜひ利用してください。

サービス名 タイプ 費用 無料体験 特徴・強み
Google Workspace(Gmail) クラウド 1ユーザー680円/月から 14日間 大容量のクラウドストレージや豊富なオフィススイートも使えるようになる。また、Googleのツールとシームレスに連携可能
Exchange Online クラウド 1ユーザー430円/月から 30日間 メール単体のプランもあるが、ワードやエクセルなどオフィススイートとセットになっている「Microsoft 365」にも含まれる。また、Outlookと接続可能
Mailwise(メールワイズ) クラウド(オンプレミス版は2020年9月販売終了) 1ユーザー500円/月から 30日間 ユーザー間でのメール対応状況のチェックなど、チームでの顧客対応が強み。サイボウズ社のグループウェア「kintone」と連携可能
Zoho Mail(ゾーホーメール) クラウド 1ユーザー120円/月から 15日間 月額120円からと、比較的安価でメールサービスが導入できる。GoogleやMicrosoft同様、オフィスソフトがセットになったプランがある
yaritori クラウド 1ユーザー980円/月から 14日間 対応状況のステータス管理やタグ付けの自動化など、チームでの顧客対応が強み。チャットアプリ「Slack」と連携が可能
Mail Dealer(メールディーラー) クラウド 要お問合せ あり。期間は要問い合わせ ユーザー間でメールの対応状況を共有できたり、受注・在庫管理システムとの連携が可能。ECサイト運営や顧客対応が強み
@Securemail Plus クラウド 初期費用:50,000円 月額費用:10ユーザー2,800円から あり。期間は要問い合わせ 宛先確認、添付ファイル付け忘れ防止、強制BCCなど誤送信防止機能が豊富。他社製のメールサービスにセキュリティ性を付加するプランもある
Active! Mail オンプレミス 法人向け:100ユーザー495,000円から 文教向け:100ユーザー330,000円から あり。期間は要問い合わせ オンプレミス型のメールサービスで、サイボウズ社のグループウェア「Garoon」と連携可能。法人だけでなく、官公庁や大学の導入実績も多い
xgate4 オンプレミス ライセンス費用:50ユーザー150,000円から 年間保守費用:30,000円から ※ 文教向け価格も有り。要問い合わせ あり。期間は要問い合わせ 強制BCC、htmlメール表示の禁止、マイナンバー漏洩検出など、厳格なセキュリティ機能が強み。GmailやOffice 365と連携しての運用も可能

メールサービスはビジネスの現場になくてはならないツールですが、リモートワークの推進によって今まで以上に重要性が増しつつあります。メールでの社内コミュニケーションや顧客対応など、どの点に課題があるかを明確にしつつメールサービス選びを行いましょう。 迷った場合はまずMail Dealer(メールディーラー)に問い合わせてみると良いでしょう。

メールディーラーのバナー

法人が重視すべき「メールセキュリティ」のチェックリスト

ビジネスでメールを利用する以上、セキュリティ対策は避けて通れません。特に近年は情報漏洩やサイバー攻撃のリスクが高まっているため、無料ツールではなく有料の法人サービスを選ぶ意義はここにあります。ツール選定時には以下の機能が備わっているかを必ずチェックしましょう。

誤送信防止機能と承認フロー

情報漏洩事故の多くは、実は外部からの攻撃ではなく従業員のうっかりミス(宛先間違いやファイルの添付ミスなど)によって引き起こされています。こうしたヒューマンエラーをシステム的に防ぐ機能が充実しているかは、非常に重要な選定ポイントです。

  • 送信保留(キャンセル)機能 送信ボタンを押してから数秒〜数分間は送信を保留し、その間にミスに気づけば取り消せる機能。
  • BCC強制変換 一斉送信時にToやCCに入力された大量のアドレスを、自動的にBCCに変換して送信する機能。
  • 上長承認機能 新人や特定の条件に当てはまるメールについて、上長の確認・承認がなければ送信できないようにするフロー機能。

ウイルス対策・スパムフィルタの精度

外部からの攻撃を防ぐための対策も不可欠です。日々巧妙化するスパムメールやEmotetなどのウイルス付きメール、フィッシング詐欺メールを高い精度で検知・ブロックできるかが問われます。

特にクラウド型のサービスを選ぶ際はベンダー側で常に最新のセキュリティパッチが適用され、ウイルス定義ファイルが自動更新されるものを選ぶと安心です。安価なレンタルサーバー付属のメール機能などでは、こうしたフィルタリング精度が不十分で脅威メールがすり抜けて届いてしまうリスクもあるため、導入前にセキュリティスペックを入念に確認しておく必要があります。

メールを一斉配信やシステム連携で配信したい場合は

ここまでご紹介したのは、主に1対1でのメールのやりとりや、チームで共有管理している場合に利用すべきクラウドメールでした。

しかし、近年ではメールマーケティングの流行やシステム連携での配信なども進んでおり、メールの配信手法は多様化しています。そこでここからはAPI連携・SMTPリレーで使えるおすすめのシステムとメルマガなどの一斉配信で使えるおすすめシステムをご紹介します。

API連携・SMTPリレーサービス「ブラストエンジン(blastengine)」の活用

blastengineのアイキャッチ画像

ブラストエンジン(blastengine)は、高速で大量のメール配信を実現するSMTPリレーサービスを提供するとともに、メールサーバーが不要なAPI経由のメール送信機能も提供しています。

ブラストエンジンがサーバーの管理とメンテナンスを担うことで、常に信頼性の高いIPレピュテーションを維持し、メール送信の安全性を保証します。 以下のような課題を抱えている場合、ブラストエンジンの使用を検討しましょう。

  • IPアドレスやドメインがブラックリストに登録されメールが送れない
  • 国内キャリア宛のメール配信に失敗しどう対処すれば良いか分からない
  • メールサーバーの管理や運用を自社で行いたくない

さらに、27,000社以上の導入実績を持ち、15年連続で顧客導入数No.1を誇る姉妹製品blastmailによって構築された配信基盤を活用し、各メールプロバイダーや携帯キャリアドメインに最適化されたメール配信を大規模ネットワークを通じて行い、日本国内へ高速かつ99%以上の高いメール到達率を実現しています。

このサービスは、月額3,000円から利用可能で、コストパフォーマンスに優れ、メールサポートだけでなく日本語の電話サポートも提供しています。 メールアドレスを入力するだけで簡単にトライアルを開始できますので、ぜひお試しください。

ブラストエンジンを無料で試してみる>

シェア1位のメール配信システム「ブラストメール」の活用

ブラストメールのアイキャッチ画像

ブラストメールは、前述のブラストエンジンとは異なり、メルマガ配信や大量配信メールの送信に特化しています。 ブラストメールは15年連続顧客導入数で1位を獲得しており、直感的な操作性と、優れたコストパフォーマンスにあります。

幅広い業界や公共機関からの支持を受け、メール配信ツールとしての地位を確立しています。 以下のような課題を抱えている場合、ブラストメールの使用を検討すべきです。

  • 配信したメルマガが迷惑メールに振り分けられてしまう
  • 大量のメール配信に時間がかかってしまい効率が悪い
  • 安くて信頼できるメール配信システムを探している

SPF・DKIMなど、Gmailの送信者ガイドラインに対応しているのはもちろん、ターゲット分けによるセグメント配信、成果測定、HTMLメールの編集など、必要な機能を一通り備えています。最もリーズナブルなプランであれば、月額4,000円未満から利用開始できます。

そのシンプルさと低価格から、メール配信ツールの使用が初めての方にも推奨されます。無料トライアルが提供されているため、興味があればぜひ利用を検討してみてください。

FAQ

Q:法人利用において、無料のフリーメールと有料のメールサービスの違いは何ですか?
A:独自ドメインの利用可否、容量、セキュリティ、管理機能の充実度が大きく異なります。**フリーメールはコストがかからない反面、独自ドメインが使えないことによる社会的信用の欠如やセキュリティリスクがあるため、ビジネス利用には有料版が推奨されます。**
Q:メールサービスにおける「クラウド型」と「オンプレミス型」の違いは何ですか?
A:サーバーの管理形態が異なります。クラウド型はベンダーのサーバーを利用するため、初期費用が安く、保守管理の手間がないのが特徴です。**現在はコストパフォーマンスや導入スピードの観点から、クラウド型のメールサービスがビジネス利用の主流となっています。**
Q:自社に最適なメールサービスを選ぶためのポイントは何ですか?
A:「費用」「セキュリティ機能」「外部ツールとの連携」、そして「使いやすさ」を確認することが重要です。**特に操作性は日々の業務効率に直結するため、導入前に無料トライアルなどを活用して、実際の使用感を試してみることを強くおすすめします。**
Q:メルマガ配信やシステムからの自動送信を行う場合も、一般的なメールサービスで良いですか?
A:大量配信を行う場合は、到達率や配信効率の面から専用の「メール配信システム」の利用が適しています。**通常のメールサービスで大量送信を行うとスパム判定されるリスクが高まるため、「ブラストメール」のような特化型サービスとの併用を検討すべきです。**

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まとめ

本文でご説明した通り、ブラックリストに登録されてしまうと「あらゆるメールが送信できない」状態となり、ビジネスに大きな支障をきたしてしまいます。

とくに、スピード感を求められるお仕事であれば大打撃となるケースもあるでしょう。 そのため、一度でもブラックリストに判定された場合は配信方法の見直しが大切です。 ただし前述の「ジレンマ」の問題がありますので、それについてもカバーできる対策やサービス検討が必要となります。これらの問題を同時に解決してくれるのが、「メール配信サービス」です。

メール配信サービスなら、送信アドレス数の分散かつ配信速度を低下させないリアルタイムなメール配信が可能です。ブラックリストに登録されて困った経験がある方は、ぜひご検討頂けたらと思います。    

森神佑希

この記事の執筆者
株式会社ラクスライトクラウド Webマーケティングリーダー
森神佑希

顧客導入社数シェアNo.1のメール配信システム「blastmail」のWebマーケティング担当。2年以上メルマガ配信の実務を行っており、先頭に立ってPDCAを回してきた。メルマガのノウハウは日本最高クラスと言っても過言ではない。

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