2015年にリリースされた「Windows10」ですが、動作が遅く悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
「マイナビニュース」によるとデスクトップのOSユーザーは「Mac」や「Linux」を抑えて87%のシェアを獲得しており、Windowsユーザーの中でもWindows10は半数以上の方が利用しています。
Windows10は2015年にリリースされたもので、長らく利用している人もいるでしょう。
Windows10を使い続けていると、インターネットエクスプローラーやGoogle Chromeなどのブラウザを開くだけで数分かかるようになるケースもあるようです。
パソコンのライフサイクルは2〜4年と言われています。動作が重くなると「そろそろ買い替えなくては」と思うかもしれませんが、PCの設定を変更するだけで動作改善できる場合もあるのです。
この記事では、Windows10を使っているPCで動作が重くなってしまった際にできる改善方法をご紹介します。
解説している全ての方法を試さずとも改善できる場合もあるので、できそうなものから気軽に試してみましょう。
目次
重いWindows10の改善方法
早速、重くなってしまったWindows10を改善する方法をご紹介したいと思います。
再起動する
動作が重いときはまず、OSの再起動を試してみましょう。
スリープ状態が長いと、利用しているアプリケーションが増えてしまい、動作が重くなってしまう原因にもなりかねません。
再起動をすることで、動作しているアプリケーションを停止できる上に、パソコンのメモリを開放(リフレッシュ)できます。
再起動後は負荷が軽い状態となります。
たくさんのアプリを開いた状態や長らく起動し続けた場合と比べ、アプリケーションを動作させる領域に余裕が生まれます。
必要のないアプリをアンインストールする
Windows10にプリインストールされているアプリの中でも、必要のないアプリはアンインストールしましょう。
コントロールパネル>プログラム>プログラムと機能からアプリを一覧することができます。
また、「Windows10 App Remover」というアプリを使えば、アンインストールしたいアプリを選択するだけで済むので、ストレージに余裕がある場合はこれを利用するのもお勧めです。
省電力設定をやめる
「省電力設定」では電力の消費を抑えられる代わりに、PCの動作が遅くなります。
ノートパソコンの場合は、この設定がされている事が多いので、次の手順を参考に電力プランの確認を行ってください。
- 「Windowsマーク」をクリック
- 「電源オプション」を選択後、「電源の追加設定」をクリック
- 「選択されたプラン」が省電力になっている場合は「高パフォーマンス」か「バランス」を選択する
アニメーションをオフにする
アニメーションとは、ウインドウを滑らかに表示させる効果のことです。
PCの機能に大きな問題はありませんが、アニメーション設定をオンにしていることでメモリに負担がかかってしまい、Windows10の動作が重くなるケースがあります。
アニメーションをオフにする設定は以下の手順で行いましょう。
- 「スタートメニュー」をクリックし「設定」を選択
- 「簡単操作」をクリックし「Windowsでアニメーションを再生する」をオフにする
視覚効果を調整する
視覚効果を調整することで、動作を早くできる可能性があります。
視覚効果とは文字を綺麗に見せたり、ウインドウを立体的に表示する設定のことで、アニメーションと同様に視覚的な要素を優先するあまり、動作に影響を及ぼす場合もあります。
視覚効果の設定方法は以下の通りです。
- 「コントロールパネル」を選択後、「システムとセキュリティ」をクリック
- 「システムの詳細設定」から「パフォーマンス」を選択
- 「パフォーマンスを優先する」をクリック
OneDrriveの同期を停止する
Windows10にはOneDriveというアプリが標準搭載されていますが、PCのCPUやメモリなどの性能によってはOneDriveが動作を重くしている場合があります。
とは言え、OneDriveの同期を無効化させると、ファイルの共有が全くできなくなってしまうので、以下の手順に従って同期の間隔を伸ばしましょう。
- タスクバーにある「OneDrive」をクリック
- 「その他」をクリック後、「同期の一時停止」を選択
- 同期の間隔を「2時間」に設定する
同期の間隔を長くした状態でWindows10の動作が軽くなるか確認してみましょう。
クリーンアップをする
HDDやSSDを長時間利用していると、不要なログなどがたまり容量を圧迫してしまいます。
ディスククリーンアップを行うことで、PC内の不要なファイルを一括で削除する事ができます。
ディスククリーンアップの方法は、以下の手順で行います。
- 「エクスプローラー」から「PC」を選択
- 「Windows(C:)」をクリックし、「管理」から「クリーンアップ」を選択
- 「削除する任意のファイルを選択」し「OK」をクリック
- 必要のないファイルを削除
必要なファイルを削除してしまうと、PCの動作に影響を及ぼす可能性もあるので注意して行いましょう。
電源オプションを変更する
アプリを重ねて使用したりしている際にWindows10の動作が重くなってしまう場合は、電源オプションを「高パフォーマンス」に変更しましょう。
バッテリーの消費が早くはなりますが、負荷の大きい作業でも重くならずに行うことができます。
- 「コントロールパネル」から「ハードウェアとサウンド」を選択する
- 「電源オプション」をクリックし「電源プランの選択またはカスタマイズ」を選択
- 「追加プラン」をクリック
- 高パフォーマンスを選択
まとめ
重くなったWindows10の動作改善をするには、必要のないアプリやファイルの削除、無効化が有効です。
購入依頼、設定を変更していないのであれば、使わないアプリなどが容量を圧迫している可能性も考えられるので確認しましょう。
この記事でご紹介した方法は、自分でも行えますが作動しているファイルの中には、PCにとって必要なものである場合もあります。
もし判断ができない場合や、上記の方法を試しても動作が改善しない場合は、ウイルス感染なども考えられるのでサービスセンター等に問い合わせをしてみましょう。