集客を目的とする施策の一つとして「メールマガジン」の配信を行っている企業は多くあります。
メルマガの中にはトレンド性が高いテーマを扱ったコンテンツもありますが、お役立ち情報や提供するサービスの活用事例のように、配信時期を問わずにコンバージョンが狙えるものもあるでしょう。
上記のようなコンテンツはバックナンバーを活用することで、配信時期を問わずに集客効果を継続することができます。
また、メルマガをバックナンバーで整理しオウンドメディアと連携することで、配信したメルマガがSEO対策としても機能します。
この記事では、メルマガにバックナンバーを付与し活用する方法や、SEO効果について解説をしています。
メルマガの配信をしている方や、SEO対策にお悩みの方はぜひご覧ください。
目次
メルマガのバックナンバーとは
バックナンバーとは、新聞や雑誌のような媒体でどの時期に発行されたかを示す整理番号のようなものです。
メルマガにおけるバックナンバーでは、発行時期と共にメルマガのテーマを記載しキーワード検索ができるように整備されている場合がほとんどです。
メルマガは本来、企業から読者へ向けた一方的な集客媒体ですがバックナンバーやオウンドメディアを活用することで、顧客からの接触が期待できるコンテンツに変化します。
また、バックナンバーを紐付けてオウンドメディアに公開すると、ブログ記事のようにSEO対策として機能します。
過去に配信したメルマガを自社の財産として活用しましょう。
メルマガでバックナンバーを公開するメリット
ここからは、メルマガにバックナンバーを付与し公開するメリットを解説します。
過去のコンテンツを効率的に活用できる
冒頭でも解説したように、メルマガをバックナンバーで管理・公開することで配信済みのコンテンツを集客に活用できるようになります。
読者の満足度アップのためにさまざまな工夫をしているコンテンツなので、配信後はメルマガの購読者だけでなくウェブ検索でも自社のサービスを知っていただけるように整備しましょう。
SEO対策になる
メルマガのバックナンバーをオウンドメディアと紐付けることで、オウンドメディアのSEO対策になります。
メルマガとバックナンバーを活用したSEOはブログ集客と同様で、コンテンツの数・質や被リンクが評価されます。
つまり、質の高いメルマガを数多く公開し、他のサイトやブログから被リンクを獲得することが、オウンドメディアのSEO評価アップにつながります。
オウンドメディアがウェブで上位表示されるようになれば、提供するサービスの認知拡大やトライアルの申し込み数アップが期待できるでしょう。
メルマガのバックナンバーを使ったSEO対策の特徴
メルマガとバックナンバーを活用したSEO対策は、他のSEO対策と比較してどのような特徴があるのでしょうか。
ここからは、メルマガとバックナンバーを使ったSEO対策の特徴を解説します。
オウンドメディア内の周回を促進できる
オウンドメディアのグローバルメニューや公開しているメルマガをリンクで繋ぐことで、ユーザーがサイト内を周回しやすくなります。
周回が促進されることでユーザーが自社の販促コンテンツに接触する機会が増加し、オウンドメディア内でのナーチャリングが期待できるようになります。
提供するサービスに関するコンテンツが増えれば、オウンドメディア内でユーザーの興味関心や疑問に対するアンサーを与えられるようになり、離脱率の低下やCTRの向上に繋がるでしょう。
見込み客・潜在顧客のどちらにもアプローチができる
メルマガがバックナンバー付きでオウンドメディアに公開されることで、自社のサービスを知っている見込み客だけでなく潜在顧客にも接触することができるようになります。
業界に関するお役立ち情報などは、自社のサービスを認知していない方にとっても興味があるトピックです。
既存顧客向けの集客コンテンツにバックナンバーを付けることで、潜在顧客にもアプローチが可能になります。
長期的にオウンドメディアを成長させられる
メルマガを使った集客で集客効果が期待できるのは、メルマガ配信後の短期間に限られます。
しかし、バックナンバーを駆使しメルマガをウェブ上で公開することで、コンテンツの集客効果を長期的に継続させることができます。
またバックナンバーで管理・公開しているメルマガが増えてくると、メルマガを公開しているオウンドメディアのSEO評価も高まります。
メルマガのバックナンバーを活用する方法
ここからは実際にメルマガにバックナンバーを付与し、自社のオウンドメディアで公開する方法について解説します。
オウンドメディアにバックナンバーを公開するページを作る
配信したメルマガが一覧できる専用ページをオウンドメディア上に作ります。
具体的なページの作成方法は、利用しているサーバーの仕様によって変わるため割愛しますが、カテゴリについては以下のように設定すると良いでしょう。
- 【配信済メルマガ】>【個別のメルマガ】
上記のように設定することで、配信したメルマガをバックナンバーで整理し一覧できるようになります。
配信するメルマガにバックナンバーを付ける
配信したメルマガにバックナンバーを付け、オウンドメディアと紐付けます。
バックナンバーには「2023.0411」のように配信した年や日にちが使われますが、タイトルやカテゴリやキーワードを記載すると良いでしょう。
「2023.0411【メール配信】【メールマーケティング】【バックナンバー活用】」のように【】内をタグでまとめておくのも便利です。
効率よくメルマガのバックナンバーを活用するには
オウンドメディアに専用のページを作り、随時バックナンバーを追加していくことが面倒な方は「メール配信システム」の活用がおすすめです。
メルマガの配信に必要な機能を提供しているメール配信システムの中には、バックナンバーの管理・公開に関する以下のようなものが利用できます。
- 配信したメルマガの履歴を確認する
- 配信したメルマガをダウンロードできる
- 配信したメルマガを自動でオウンドメディアに追加できる
ただし、上記のような機能は全てのメール配信システムで利用できるわけではありません。
すでにメール配信システムを使ったメルマガの配信を行なっており、バックナンバーを活用した施策を検討中の方は、メール配信システムの乗り換えも検討してみましょう。
まとめ
メルマガのバックナンバーを活用することで、配信したメルマガをオウンドメディアでも公開することができます。
オウンドメディアでバックナンバーを公開すれば、潜在顧客へのアプローチやSEOの強化につながるでしょう。
メルマガのバックナンバーを公開するには、オウンドメディア内に専用のページを作成し随時更新していく必要がありますが、メール配信システムを使うことで作業の効率化を図ることができます。
ただし、メール配信システムの中にはバックナンバーに関する機能を提供していないものもあるため注意が必要です。
バックナンバー機能があるメール配信システムはいくつかありますが、メルマガ配信に必要な基本機能とバックナンバー機能を提供している「ブラストメール」はコストも抑えられるためオススメです。
上の画像は、ブラストメールのバックナンバー管理画面です。
メール配信システムを使用しないケースと比較して、作業の効率化が期待できるだけでなく、追加忘れの防止にもつながります。
ブラストメールは全機能を体感できる無料トライアルを実施しており、以下のURLから詳細をご確認いただけます。
メルマガを使った施策にお悩みの方はぜひご覧ください。