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メラビアンの法則とは?第一印象をよくする、ビジネスに使える心理学を紹介

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2025.05.26 ビジネス・IT

「この人、なんか感じがいいな」

そう思われるかどうかは、実は出会って数秒の第一印象でほとんど決まってしまいます。どんなに丁寧な言葉を選んでも、表情や話し方に自信がなかったり、暗い雰囲気だったりすると、相手にはうまく伝わらないことも。

この“第一印象の仕組み”を心理学で説明したのが、メラビアンの法則です。

アメリカの心理学者アルバート・メラビアンが提唱したこの法則では、人が他人の印象を判断する際に影響を与える情報の割合は以下のように示されています。

  • 見た目・表情・しぐさなど(視覚情報):55%
  • 声のトーン・話し方(聴覚情報):38%
  • 話の内容(言語情報):7% 

つまり、「何を言うか」よりも「どう見せるか・どう話すか」の方が印象には大きく影響するということ。

この記事では、ビジネスの現場で第一印象を良くするために、メラビアンの法則をどう活かせばよいかをわかりやすく紹介します。営業・社内報告・面談など、すぐに使える実践ポイントもお届けします。

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メラビアンの法則とは?

メラビアンの法則は、人が他者に与える印象において、言語情報、聴覚情報、視覚情報がそれぞれ異なる割合で影響を与えるという心理学の法則です。

提唱者のアルバート・メラビアン博士の研究に基づき、7-38-55ルールとして知られています。

特に、感情や態度の伝達において、言葉だけでなく、声のトーンや表情、身振り手振りが重要な役割を果たすことを教えてくれます。

メラビアンの法則(7-38-55ルール)の詳細

7-38-55ルールとは、人が他者に与える印象の割合が、以下の割合になるという法則です。

  • 見た目・表情・しぐさなど(視覚情報):55%
  • 声のトーン・話し方(聴覚情報):38%
  • 話の内容(言語情報):7% 

この法則から、非言語コミュニケーションの重要性がわかります。

言葉そのものの意味が伝える印象はわずか7%に過ぎず、声の質や表情といった非言語的な要素が、相手に与える印象の大部分を占めているのです。

例えば、同じ言葉でも、優しい声で語りかける場合と、冷たい声で言い放つ場合では、相手に与える印象は大きく異なります。

また、笑顔で話す場合と、無表情で話す場合でも、相手の受け取り方は変わってきます。

メラビアンの法則に関する誤解

メラビアンの法則は、しばしば「見た目が重要」という誤解を受けますが、これは不正確です。

感情や態度が一致しない場合に、非言語情報がより強く影響することを示唆しています。

重要なのは、言葉、声、表情が一致していることです。

メラビアンの法則は、あくまで感情や態度が矛盾している状況下での、非言語情報の影響力を示したものです。

これらの要素が一致することで、より効果的なコミュニケーションを実現し、相手に真意を伝えることができるようになります。

メラビアンの法則の目的

メラビアンの法則を知っていると、どんなメリットがあるのでしょうか。

ここからはメラビアンの法則をどんなシーンで活用すべきか、その目的について解説していきます。

コミュニケーションを円滑にする

メラビアンの法則を知っているとまず効果があるのは「コミュニケーションを円滑にすること」です。

相手の反応を見ながら、適切なコミュニケーションを心がけましょう。

極端な話、無表情で同じトーンで話をしていると、相手には自分で思っている7%しか情報が伝わりません。

相手に何かをしてほしいとき、逆に自分から何かをアピールしたいときには積極的に視覚/聴覚情報を加えましょう。

苦手な人は大事な場面で失敗しないように事前に練習しておくのもおすすめです。

良好な人間関係を築く

前項と交通する部分もありますが、メラビアンの法則を知っていると良い人間関係構築に役立ちます。

相手の話をよく聞き、共感する姿勢を示すことで、信頼関係を築くことができます。

また、相手が淡々と会話するタイプだったり、文字でのコミュニケーションを行う場合、「自分が受けている情報がたった7%である」ということに自覚的になっていると、コミュニケーションにおける摩擦を避けることができます。

メラビアンの法則を意識しながら、良好な人間関係を築くための努力を続けることが重要です。

ビジネスにおけるメラビアンの法則の活用

ここからは、ビジネスシーン別にメラビアンの法則がどう生かされるのか、例を交えて解説していきます。

オンライン会議での活用

オンライン会議では、対面に比べて非言語情報が伝わりにくいため、より意識的に表情や声のトーンをコントロールする必要があります。

カメラ目線を心がけ、身振り手振りを交えることで、相手に与える印象を高めることができます。

またオンライン会議では、画面越しでのコミュニケーションとなるため、対面時よりも表情や身振り手振りが伝わりにくくなります。

そのため、普段よりも意識して、明るい表情を心がけたり、声のトーンを高くしたりすることが重要です。

また、カメラ目線を意識することで、相手に真剣な気持ちが伝わりやすくなります。

プレゼンテーションでの活用

プレゼンテーションでは、視覚的な資料だけでなく、話し方や身振り手振りも重要です。

聴衆の注意を引きつけ、メッセージを効果的に伝えるために、自信を持って話すこと、適切なジェスチャーを使うことを意識しましょう。

また、声のトーンやスピードを変化させることで、聴衆を飽きさせずに、興味を持続させることができます。

プレゼンテーションの目的を明確にし、聴衆のニーズを理解した上で、メラビアンの法則を意識した効果的なプレゼンテーションを行いましょう。

部下とのコミュニケーションへの応用

部下との信頼関係を築くためには、言葉だけでなく、態度や表情も重要です。

相手の話を真剣に聞き、共感する姿勢を示すことで、より良いコミュニケーションを築くことができます。

メラビアンの法則を意識しながら、部下との良好なコミュニケーションを築き、チーム全体の目標達成に貢献しましょう。

第一印象を良くするために

第一印象は、その後の人間関係に大きな影響を与えます。

  • 清潔感のある服装
  • 笑顔で挨拶する
  • 相手の目を見て話す 

第一印象は、相手に与える最初の印象であり、その後の人間関係に大きな影響を与える可能性があります。

メラビアンの法則を意識しながら、第一印象を良くするための努力をすることで、より円滑な人間関係を築くことができるでしょう。

第一印象は、ビジネスシーンだけでなく、プライベートな場面でも重要です。

メールとメラビアンの法則

前述のとおりメラビアンの法則は、「人が他者の感情や印象を判断する際、言語情報はたった7%しか影響を与えず、残りの93%は声のトーンや表情といった非言語情報に左右される」という心理学の法則です。

これは主に対面や電話といった“声や見た目が伝わるコミュニケーション”に当てはまるものですが、実はメールのような非対面・非音声のやりとりでも、この考え方はヒントになります。

メールには声の抑揚も、表情も、身ぶりもありません。

つまり、本来なら93%を占める非言語の要素が使えない分、残りの7%──すなわち“言葉そのもの”に全ての印象が集約されるのです。

そのため、少しぶっきらぼうな言い回しや、曖昧な表現があると、それだけで「冷たい」「不親切」「怒っている?」といったネガティブな印象を与えてしまうことがあります。

だからこそ、メールでは次のようなポイントが重要になります。

  • 文体を柔らかくし、語尾を丁寧にする(例:「〜してください」→「〜していただけますと幸いです」)
  • 感謝や配慮の言葉を添える(例:「お忙しいところ恐れ入りますが…」)
  • 誤解を避けるため、依頼・確認・提案の意図を明確に伝える 

声や表情が使えないからこそ、“言葉に温度を込める”意識が求められるのです。

メラビアンの法則の本来の意味を逆手に取り、言葉だけで良い印象を与えるテクニックを磨いていくことが、信頼されるビジネスパーソンへの第一歩となります。

メラビアンの法則の観点から見NGメール(印象が冷たく見える例)

件名

資料の提出について

本文

○○さん

お疲れさまです。営業部の〇〇です。

先日の打ち合わせでお話ししていた資料、まだ届いていないようです。
至急、提出をお願いします。

以上、よろしくお願いします。 

NGポイント

  • 「至急、提出をお願いします」が命令的で、相手にプレッシャーを与える
  • クッション言葉や相手への配慮がなく、「責めているような印象」を与えがち
  • 全体的にそっけなく、温度感のない文章に見える

メラビアンの法則の観点から見OKメール(印象が冷たく見える例)

件名

【ご確認】資料ご提出のお願い

本文

○○さん

お疲れさまです。営業部の〇〇です。
いつも迅速なご対応ありがとうございます。

先日の打ち合わせでご相談していた件ですが、
資料のご提出について、念のため進捗を確認させていただきたくご連絡いたしました。

もしご準備が整っていましたら、お手すきの際にご共有いただけますと幸いです。
お忙しいところ恐縮ですが、何卒よろしくお願いいたします。

OKポイント

  • 「念のため確認させていただきたく」という表現で角が立たない
  • 「お忙しいところ恐縮ですが」「幸いです」などの配慮あるクッション言葉
  • 最初に感謝の一言を入れて、全体的にポジティブな雰囲気を演出 

メールでは、声や表情が伝わらない分、「言葉選び」や「文章の構成」が相手の印象を大きく左右します。メラビアンの法則で言えば、“7%の言語情報だけで100%を伝える”ようなもの。

そのため、「相手の気持ちを想像して書く」「柔らかい言い回しを選ぶ」ことが、メールの印象力を高める最大のコツです。

HTMLメールを使えば視覚情報が使える

メールは本来、文字情報だけでやりとりされるため、声のトーンや表情といった“非言語情報”が伝わりづらいコミュニケーション手段です。メラビアンの法則に照らせば、本来93%を占めるはずの「視覚情報」「聴覚情報」がほとんどカットされてしまっていると言えます。

しかし、HTMLメールを使うことで視覚情報をある程度補完することが可能です。

HTMLメールとは?

HTMLメールとは、Webページを作るときに使われる「HTML」という言語を使って作られたメールのことです。

一般的なメールは文字だけの「テキストメール」ですが、HTMLメールでは文字の色を変えたり、画像を挿入したり、レイアウトを整えたりすることができます。

見た目が華やかで、まるでWebサイトのように情報を分かりやすく、視覚的に届けることができるのが特徴です。

テキストメールとの違い

「HTMLメール」と「テキストメール」の違いはいくつかあります。

項目 HTMLメール テキストメール
デザイン性 文字や画像の装飾・レイアウトが自由にでき、見栄えの良いメールが作れる 装飾はできず、シンプルなテキストのみ
訴求力 ビジュアルでの訴求が可能で、商品の魅力を視覚的に伝えやすい 文章だけでの訴求になる
効果測定 開封率やクリック率など、配信結果をデータで確認できる 効果測定が基本的にできない
作成の難易度 HTMLやCSSなど、専門的な知識がある程度必要 誰でも簡単に作成可能
表示の安定性 メールソフトや環境によって正しく表示されないことがある どの環境でも安定して表示される
主な用途 セールスメール、メルマガ、キャンペーン告知など 業務連絡、簡易な通知など

それぞれにメリットやデメリット、特徴があることがわかりますね。

業務連絡などではテキストメール、商品のセールスなどにはHTMLメールと使い分けることをおすすめします。

HTMLメールで補える「視覚的要素」

  • 色や余白、フォントサイズによる温度感の演出
    → 柔らかい色(薄いブルーやグレー)や余白のあるレイアウトで、やさしく丁寧な印象を与えられます。
  • 写真・アイコンの活用
    → 担当者の顔写真を入れることで親近感が生まれたり、チェックマークや注意アイコンで伝達意図が明確になります。
  • ブランドカラーやロゴの挿入
    → 信頼感や安心感を視覚的に補強できます。
  • 段落ごとに整理された構造(見出し・リスト・ボックス)
    → 読みやすさが格段に上がり、「誠実・配慮がある」という印象を強めます。 

メラビアンの法則の「視覚55%」という考え方をベースにすれば、HTMLメールは単なる“きれいなメール”ではなく、印象を意図的に設計するコミュニケーションツールとして活用できます。

メールという制限された手段の中で、いかに言葉以外の“印象操作”ができるか——その答えの1つが、HTMLメールによる視覚補完なのです。

HTMLメールがつくれるおすすめのメール配信システム

HTMLメールは技術的な知識が必要なため、初心者がいきなり作るのは難しいです。そんな人には「メール配信システム」の利用がおすすめです。

メール配信システムに搭載されているHTMLメールのエディタを使えば、コードについての知識などはなくても簡単にHTMLメールを作成することが可能です。

ここからは、おすすめのHTMLメールのエディタの使いやすさに定評のあるメール配信システムを3つ紹介します。

No.1 ブラストメール(株式会社ラクスライトクラウド)

「HTMLメールを作りたいけれど、一から自分で作るのは難しい…」という方にとって、ブラストメールのHTMLエディタは理想的なツールです。テンプレートを選んで画像やテキストを追加するだけで、すぐにレスポンシブ対応のHTMLメールを作成できます。

また、ブラストメールは25,000社以上の導入実績があり、直近では14年連続で顧客導入シェア1位を獲得しています。最大の特徴は、使いやすさとコストパフォーマンスの高さです。さまざまな業種業態の企業や官公庁でも利用されており、最も定番のメール配信システムとして広く知られています。

迷惑メール対策機能はもちろん、セグメント配信や効果測定、HTMLメールエディタなど、基本的な機能がすべて揃っています。月額4,000円から利用することができ、シンプルで安価なため、初めてメール配信システムを利用してみたい方にもおすすめです。

まずは無料トライアルでHTMLメールの作りやすさ、エディタの使いやすさを実感してください。

No.2 配配メール(株式会社ラクス)

配配メールのアイキャッチ画像

『配配メール』は、充実した機能が魅力の配信システムです。

ステップメールやA/Bテスト、HTMLメールなど本格的なメールマーケティングをするならあると嬉しい機能が一通り揃っています。

価格については、標準的なメール配信ツールに比べるとややリッチです。プランについてもオプションが幾つもあるので、導入前にある程度料金プランの理解が必要となります。

メール配信の効果測定をしっかり行い、数値を分析した上で売上戦略を立てていきたい方にはお勧めのシステムです。

初期費用 月額費用 登録アドレス数
問い合わせ 問い合わせ 10,000件〜

>>配配メールの詳しい資料をダウンロードする

No.3 Benchmark Email(株式会社ベンチマークジャパン

Benchmark Emailは、株式会社ベンチマークジャパンが提供する世界50万社以上に利用されているメール配信システムです。

主な特徴として、プロのデザイナーが作成したHTMLメールデザインテンプレートを活用でき、ドラッグ&ドロップ操作だけでメールを作成できます。

HTMLメールのテンプレートやエディタの使いやすさにはかなりの定評がありますが、注意点もあります。

  • メルマガ・ステップメール・フォーム作成数に制限があり、上限を超えるにはオプション料金が必要。
  • リンククリック分岐機能が使いづらい。
  • メールごとに配信対象の詳細設定ができない。
  • 配信上限が厳しく設定されており、制限を超えると超過料金が発生する。 

Benchmark Emailの公式サイトはこちら>>

まとめ

メラビアンの法則は、人の印象形成における非言語コミュニケーションの重要性を示唆する法則です。

この法則を理解し、ビジネスや日常生活で活用することで、より良い人間関係を築き、円滑なコミュニケーションを実現することができます。

言葉、声、表情を一致させ、相手に与える印象を意識することで、あなたのコミュニケーション能力は飛躍的に向上するでしょう。

また、伝達情報のほとんどを言語に頼るメールにおいては、HTMLメールを活用することで相手に伝わる情報量が飛躍的に増加します。

マーケティングや営業など、相手に対して印象を強くつけたい場合には必ずHTMLメールを使いましょう。

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