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「お手数おかけしました」を使ったフレーズの例文!感謝・謝罪どちらのフレーズも例文付きでご紹介します

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2025.11.21 ビジネス・IT
執筆者:黒川 和樹

自分が依頼した業務をしていただいた時や、相手からの厚意に対して「お手数おかけしました」という言葉を使って、謝罪や感謝の気持ちを表現したことはあるでしょうか。幅広いシーンで使われているこの言葉は、ビジネス用語の中でも特に使用頻度が多いフレーズかもしれません。

しかし「お手数おかけしました」は、使う相手によって表現や前後の文章を変えるべき言葉です。この記事では「お手数おかけしました」の正しい使い方や言い換え表現について、例文つきで解説をしています。「お手数おかけしました」を使うフレーズや意味を理解し、相手との距離感を踏まえたコミュニケーションを心がけましょう。

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「お手数おかけしました」の意味

「お手数おかけしました」は、以下のように区切ることができます。

  • (お)手数 / 名詞
  • (お)かけし/ 動詞
  • ます / 助動詞

「手数(てすう)」とは、時間や手間がかかることを表す名詞です。つまり「お手数おかけしました」は、直訳すると「手間をかけてしまいました」というニュアンスになります。

また「お手数おかけしました」は「お手数おかけします」の過去形になっており、謙譲表現である「お~ます」のフレーズに該当します。そのため、目上の方に対して使っても失礼がない表現です。もちろん、部下や同僚に対して「お手数おかけしました」と感謝の気持ちを伝えても違和感はありません。

直訳すると謝罪のニュアンスが強い言葉ではありますが「あなたの協力のおかげです」という解釈で受け取っていただける言葉なので、ポジティブな意図で使う場面もあるでしょう。

「お手数おかけしました」と「お手数をおかけしました」

「お手数おかけしました」の類似表現として「お手数をおかけしました」というフレーズがあります。「手数」が名詞なので日本語としては「を」がついた表現の方が文法的には正しい使い方になります。ただし「お手数おかけしました」も慣例的に使われており、誤用とまでは言い切れないフレーズです。

これは「施錠する」「報告する」のように口語でのコミュニケーションでは「を(助詞)」が使われていなくても違和感がないためです。そのため、文法的に正しい「お手数をおかけしました」はメールや手紙で使われており「お手数おかけしました」は口語でのコミュニケーションで使われていることが多いです。

ビジネスでのコミュニケーションでは、文語・口語を問わず「を」を使った形を使うようにした方が良いです。

「お手数おかけしました」の例文

ここからは「お手数おかけしました」を使った例文をご紹介します。先述の通り「お手数おかけしました」は、感謝を伝える場面と謝意を伝える場面の両方で使われている言葉です。

反対のシーンではありますが「お手数おかけしました」がクッション言葉としての役割を果たすことで、自分の意図がより丁寧な表現です。。それぞれのシーンでどのような使い方がされているのか、前後の文章にも注目してご覧ください。

感謝を伝えるシーン

感謝を伝えるシーンでは「お陰様です、ありがとうございます」というニュアンスを伝えるために「お手数おかけしました」という言葉を使います。

件名

〇〇(商品名)の納品の件

本文


株式会社〇〇 営業部 佐藤様
お世話になっております。
〇〇株式会社の高橋です。

〇〇(商品名)の納品時期を早めていただきまして、誠にありがとうございます。

無理を承知でご提案をさせていただきましたが、佐藤様はじめ現場の皆様にご尽力いただき、無事、お客様への販売が可能となりました。

この度はお手数おかけしましたが、お陰様でお客様にご満足いただける結果となり、弊社スタッフ一同、心より御礼申し上げます。

今後とも、ぜひよろしくお願い申し上げます。
(署名)

社外の方に「お手数おかけしました」を使って感謝を伝えた例文です。

相手との関係性によっては、以下のようにより丁寧さが伝わる表現にしましょう。

  • お手数をおかけいたしました
  • お手数をおかけしてしまい大変恐縮です
  • お忙しい中、お手数をおかけいたしました

社内の同僚などに対してはここまでフォーマルな文章を使うケースは少ないですが、上司などには上記のような表現を使った方が適切です。相手との関係性を踏まえた上で「お手数おかけしました」という言葉自体と、前後のフレーズを調整しましょう。

謝罪をするシーン

相手に謝罪をするシーンでは「ご迷惑をおかけしてしまい、申し訳ありませんでした」というニュアンスで「お手数おかけしました」を使います。

件名

〇〇(システム)の不具合について

本文


〇〇(システム名)をお使いのお客様へ

平素よりお世話になっております。
株式会社-- カスタマーサポートの佐藤です。

この度は「〇〇(システム名)」で一部システムの動作不良により、多くのお客様に多大なるご迷惑をおかけいたしまして申し訳ございません。

深くお詫び申し上げます。

昨日14時頃にシステムの動作不良に関するお問合せを頂戴し、システムチェックを行いましたが未だ原因が解明できておりません。

システムの復旧に伴い、皆様に通知を送付させていただきます。

なお「〇〇(システム名)」の以下の機能は現在もご使用いただけます。



繰り返しになりますが、この度は皆様にご迷惑とお手数をおかけすることになり、誠に申し訳ございませんでした。

また、原因が確認でき次第、再発の防止に努めて参ります。

何卒、ご理解の程、よろしくお願い申し上げます。
(署名)

先述の通り「お手数おかけしました」には、謝罪のニュアンスも含まれていますが上記のケースでは「大変申し訳ございません」のような直接的な謝罪のフレーズが必要です。

  • この度は、大変お手数をおかけいたしました。
  • 皆様にお手数をおかけしてしまいました。

謝罪の意思を伝えるメールでは、上記のような文章だけで謝意は伝わりません。例文のように、誰が見てもわかる表現で謝罪の意思を伝えるように心がけましょう。

「お手数おかけしました」は前後の言葉とセットで意思を伝える

例文でも解説してきたように「お手数おかけしました」は、前後の文章や文章全体の構成で相手に伝わるニュアンスが異なります。感謝の気持ちを伝えたい文章であれば、以下のようなフレーズを使います。

  • 迅速な対応をしていただき、ありがとうございました。お手数をおかけしました。
  • この度はお手数おかけいたしました。誠にありがとうございました。

上記のような文章では「お手を煩わせてしまいましたが、ありがとうございました」といった、感謝のニュアンスが強い文章になります。相手に対して謝罪する内容のメールでなければ「お手数おかけしました」は、感謝の気持ちを伝えるポジティブな言葉として受け取っていただけるでしょう。

謝罪をしなければならないケースで「お手数おかけしました」を使う場合は、以下のようなフレーズを使います。

  • この度は、大変お手数をおかけいたしました。改めてお詫び申し上げます。
  • お手数をおかけしてしまい、大変申し訳ございません。今後はこのような事態を招かぬよう社内でのチェックを徹底いたします。

前項でも解説したように「お手数おかけしました」だけでは、謝罪メールに使われる言葉としては不十分です。「改めてお詫び申し上げます」や「この度は誠に申し訳ございませんでした」のような謝罪に使われるフレーズと組み合わせて使いましょう。

「お手数おかけしました」の言い換え

「お手数おかけしました」は、以下のような言葉に言い換えることができます。

  • ご面倒をおかけしました。
  • お手を煩わせてしまい申し訳ありません。
  • お手間を取らせることになり、失礼いたしました。

「お手数おかけしました」だけでなく、上記のような表現も同じニュアンスで目上の方とのコミュニケーションに使うことができます。

また、言い換え表現としてご紹介したフレーズも、前後の文章によって感謝と謝罪のどちらのニュアンスにも変化します。感謝を伝えるべき場面なのか、謝罪をすべき場面なのかを判断し、前後のフレーズも含めて相手への気持ちを表現しましょう。

「お手数おかけしました」に対する返事

自身が「お手数おかけしました」と言われた場合の返事に使われるフレーズをご紹介します。

  • とんでもございません。どうぞお気になさらずに。
  • こちらこそ、お手を煩わせてしまい失礼しました。
  • お役に立てて何よりです。今後ともよろしくお願いします。

メッセージの内容にもよりますが、感謝・謝罪のどちらのニュアンスであっても基本的には「気にしないでください」という旨の返信をします。ただし、送付されてきた謝罪メールの内容によっては「気にしないでください」では済まないこともあるでしょう。

自身の立場では判断できない事案については、上記のような言葉を使った返信は避けるようにし上司の判断を仰ぎましょう。

  • かしこまりました。申し訳ございませんが、私では判断しかねますので〇〇(上司)に報告をさせていただき、後日連絡を差し上げます。
  • ご連絡ありがとうございます。現時点では判断が難しい部分が多いので、一度社内で検討させていただきます。

上記のような言い回しにすることで、謝罪の意思を尊重しつつも「謝罪されている内容については、また後ほど話しましょう」というニュアンスを伝えることができます。

「お手数おかけしました」の英語表現

「お手数おかけしました」のニュアンスは、英語では以下のようなフレーズで表現ができます。

  • Thank you for your time.
  • I am sorry for the inconvenience.

感謝のニュアンスを伝える場合は「thank you」や「I appreciate」を使います。もちろん、謝罪のニュアンスを伝える表現としては不適切なので、謝意を伝えるケースでは二つ目の例文を使いましょう。「inconvenience」は「不便」や「不自由」という意味を持つ名詞で、直訳すると「あなたに迷惑をかけてしまいすいません」となります。

社内や仲の良い方とのコミュニケーションでは「Sorry for the trouble」が使われることもありますがカジュアルな表現なので、基本的には社外の方にはつかいません。

二次被害を防ぐ!お詫びメールを一斉送信する際の注意点とリスク

システム障害や不具合が発生した際、担当者は一刻も早くお客様へ状況を伝えようと焦ってしまうものです。しかし、その焦りが「メールの誤送信」という二次被害を招いてしまっては、企業の信用はさらに失墜してしまいます。

お詫びの文面作成と同じくらい重要なのが、「どのように安全に、確実にメールを届けるか」という送信手段の選定です。ここでは、お詫びメールを一斉送信する際に必ず押さえておきたいリスク管理について解説します。

BCCでの一斉送信は情報漏洩のもと!絶対に避けるべき理由

「顧客全員に一斉にメールを送らなければ」と考えた際、普段使っているメーラー(OutlookやGmailなど)のBCC機能を使おうとしていませんか? 緊急時のBCC一斉送信は、人為的なミスが起こりやすく、個人情報の漏洩(二次被害)に直結する極めて危険な行為です。

具体的には、以下のようなリスクが高まります。

  • 宛先設定のミス BCCに入れるべきメールアドレスを、誤って「To(宛先)」や「Cc」に入れてしまい、顧客全員のメールアドレスが他のお客様に見えてしまう事故が後を絶ちません。
  • 送信制限と遅延 一般的なメーラーやプロバイダは、1回に送信できる通数や1日の送信数に上限を設けています。上限を超えてブロックされたり、送信完了までに数時間かかったりする恐れがあります。
  • キャリアブロック(スパム判定) 大量のメールを一度に送ると、受信側のサーバーから「迷惑メール」と判定され、大切なお詫びメールが届かない可能性があります。

システム障害のお詫びをしている最中に、さらに情報漏洩のお詫びを重ねる事態だけは、何としても避けなければなりません。

到達率を高めるための「件名」と「送信元アドレス」の設定

お詫びメールは、お客様に「確実に開封して読んでもらう」必要があります。そのためには、受信ボックスの中で埋もれない工夫と、送信元の信頼性が重要です。

まず件名には、【重要】【お詫び】といった隅付き括弧を目立つ位置に入れ、一目で「緊急の連絡であること」が伝わるようにしましょう。「〇〇システムに関するお知らせ」といった曖昧な件名では、開封を後回しにされるリスクがあります。

また、送信元アドレス(From)は、普段やり取りをしているサポート窓口や、企業ドメインの代表アドレスなど、受信者が「どこの誰からの連絡か」を瞬時に認識できるものに設定してください。個人のメールアドレスや、送信専用を意味する「no-reply」などは、誠意が伝わりにくいだけでなく、迷惑メールフォルダに振り分けられる可能性も高くなるため、避けたほうが無難です。

迅速かつ安全に送るならメール配信システムを活用しよう

数百件、数千件を超えるお客様へ、迅速かつ安全にお詫びメールを一斉送信する場合、BCCでの対応には限界があります。このような緊急時こそ、メール配信システムの活用を推奨します。

メール配信システムであれば、宛先リストをアップロードするだけで、個別にメールを生成して送信するため、そもそも「BCC誤送信」という概念が存在しません。また、送信エラーが起きたアドレスを自動で除外したり、誰がメールを開封したかを追跡したりすることも可能です。

「誰に届いて、誰に届いていないか」を正確に把握することは、その後のフォロー対応においても非常に重要な情報となります。リスクを最小限に抑え、確実にお詫びを届けるためのインフラとして、専用システムの利用を検討しましょう。

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FAQ

Q:「お手数おかけしました」はどのような場面で使えますか?
A:相手に何かを依頼して対応してもらった際の「感謝」と、迷惑をかけた際の「謝罪」の両方の場面で使用できます。相手への配慮を示す「クッション言葉」として、本題の前後に添えて活用するのが一般的です。
Q:目上の人や取引先に対して使っても失礼ではありませんか?
A:敬語として正しい表現ですので、目上の人や社外の人に対しても問題なく使用できます。より丁寧な印象を与えたい場合は、「お手数をおかけいたしました」と言い換えると良いでしょう。
Q:「お手数おかけしました」と言われた時の返信はどうすればいいですか?
A:相手の気遣いを受け止め、「とんでもございません」や「どうぞお気になさらずに」と返すのがスマートです。「こちらこそ、お手を煩わせてしまい失礼しました」と返すと、より丁寧に対応できます。

まとめ

「お手数おかけしました」は「お手間をおかけしました」という意味の言葉です。「お~ます(した)」という謙譲語に見られる表現なので、目上の方に使っても失礼にならないフレーズです。そのためビジネスシーンでもよく使われており、社内外を問わず上記のようなニュアンスを伝えるフレーズとして重宝されています。

また「お手数おかけしました」は、謝罪のニュアンスが強い言葉ですが「手間をかけてくださってありがとうございます」と言った感謝を伝えるフレーズでもあります。「お手数おかけしました」だけではどちらのニュアンスとも取れる文章になってしまうため、使用するケースによって前後の言葉を変えるようにしましょう。

「お手数おかけしました」を使った文章を作る際のポイントは「申し訳ありません」や「ありがとうございました」のような、直接的な表現を前後の文章に使うことです。汎用性の高い言葉だからこそ、他の文章で自分の気持ちを表現するように心がけ、気持ちが伝わりやすい文章を作りましょう。

「お手数おかけしました」に限らずビジネス用語は、誤用やその言葉が持つ正しいニュアンスを正確に把握して使わなければなりません。以下のURLからは、ビジネス用語の正しい使い方がわかる「ビジネスメール例文集」を無料でご覧いただけます。

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ビジネス用語の使い方に自信がない方や、メールの作成に時間がかかっている方は、ぜひ参考にしてください。

黒川 和樹

この記事の執筆者
株式会社ラクスライトクラウド イベントマーケティング責任者
黒川 和樹

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