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パラメータとは?基本的な意味とWebにおけるパラメータについて徹底解説!

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2021.10.21 マーケティング

パラメータとは?基本的な意味とWebにおけるパラメータについて徹底解説!

数学やゲームなど、あらゆる場面で耳にする「パラメータ」という言葉ですが、そもそもの意味をしっかり把握している人は少ないでしょう。

パラメータとは日本語で変数を意味しますが、理系が不得手だとそれでもピンとこないはずです。

しかし、最近ではWebマーケティングでもパラメータがよく使われるようになり、理系が不得手な人でもパラメータの意味を理解する必要性が高まってきています。

そこで本記事では「そもそものパラメータとは何か?」ということと、Web業界人向けに「Webマーケティングにおけるパラメータとは?」ということの2点を解説していきます。

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パラメータとは?

パラメータはもともと数学から生まれた言葉ですが、統計学やコンピュータゲームなどでもよく用いられます。

また、最近ではソフトウェア開発やWebマーケティングの分野でも聞かれる言葉なので、パラメータはそもそも一体どういった意味なのか混乱している人も多いでしょう。

そういった背景を踏まえて大雑把に説明すると、パラメータとは物事の結果に影響を与える「値(あたい)」のことを指します。これはどのような場面でも、おそらく変わりません。

  • Webマーケティングにおけるパラメータとは
    大抵の場合、WebページURLの「?」以降の文字列である「URLパラメータ」のことを指す。詳細は後述
  • 数学におけるパラメータとは
    複数の変数に影響を与える数。たとえば時間経過によって動く座標平面上にある点Pは、時間の影響で場所(変数はx, yの2つ)が変わる。このときの「時間」がパラメータ。「媒介変数」ともいう
  • 統計学におけるパラメータとは
    たとえば「睡眠が6~8時間以内の日本人の割合」という統計を取りたいとき、約1.2億人全員を調査して正確な数値を突き止める、ということはほぼ不可能。そのためランダムで抽出された1万人を対象に調べるなどして推定するしかない。このとき、サンプルとなる1万人から得られた方の値を「統計量」といい、統計量から推定される側の値、つまり真に正確な数値となる方は「パラメータ」と呼ぶ。当然パラメータが変われば統計量も影響を受ける。「母数」や「母平均」ともいう
  • プログラミングにおけるパラメータとは
    システムの処理内容に影響を与える、外部からやってくる値のこと。たとえば、かな入力の状態でキーボードのAキーを押したら「あ」と入力されるが、この場合は入力言語の状態や押されたキーの種類といった各情報がパラメータといえる
  • ゲームにおけるパラメータとは
    キャラクターの攻撃力や防御力などといった、「ゲーム内ステータス」のこと。たとえばプレイヤーが敵に与えられるダメージ量は、自分の攻撃力と相手の防御力がどれくらいかによって決まる。

本記事にたどり着いた人はWeb業界に従事している方が多いと思われるため、ここからは「URLパラメータとはなにか?」について詳しく解説します。

URLパラメータとは?

URLパラメータとは、Web上にあるシステムの動作に影響を与える値のことで、「クエリ」と呼ばれることもあります。具体的には、URLの末尾に記載されている「?(半角クエスチョン)」以降の文字列がURLパラメータに当たります。下記URLをご覧ください。

https://blast.meil/?name=blastmail&product=mailservice

「?」以降がURLパラメータなため、上記例の場合は「?name=blastmail&product=mailservice」がURLパラメータとなります。URLパラメータは「パラメータの名前=パラメータの値」という形で構成されます。

また、「&(半角アンパサンド)」は複数のパラメータをシステムに渡したいときに使われます。つまり例の場合は、「name=blastmail」と「product=mailservice」2つのパラメータが盛り込まれているということです。

URLパラメータの種類と用法

URLパラメータには「アクティブパラメータ」と「パッシブパラメータ」の2種類があり、種類によってどう活用できるかは異なります。

URLパラメータに触れる機会があるなら、ぜひ両者の違いについて把握しておきましょう。

アクティブパラメータ

アクティブパラメータとは、Webページの表示内容に影響を与えるタイプのURLパラメータです。

たとえばECサイトやブログにおいて、絞り込み方に応じて表示させる商品や記事の一覧を変えたいときなどに用いられます。

ECサイトにおけるアクティブパラメータ活用例

  • https://ecsite.example/?item=shirt&color=white …… 白色のシャツが一覧表示される
  • https://ecsite.example/?item=jeans&color=blue …… 青色のジーンズが一覧表示される

ブログの記事絞り込みにおけるアクティブパラメータ活用例

  • https://blog.example/?keyword=マーケティング …… 「マーケティング」という単語が含まれる記事が一覧表示される
  • https://blog.example/?category=marketing&tag=mail …… カテゴリが「マーケティング」であり、タグに「メール」が含まれる記事が一覧表示される

このように、「パラメータの中身によって、ページの表示内容を変えてね」という動作ができる仕組みをシステムに組み込むことは、「白シャツの一覧、赤シャツの一覧、青シャツの一覧……」のように、ページを一つひとつ作成するのが非現実的な場面で役立ちます

パッシブパラメータ

パッシブパラメータとは、Webサイトのアクセス解析やメルマガの効果測定をしたいときに使われるURLパラメータです。アクティブパラメータと違って、ページの見た目に影響することはありません。

たとえばサイトへのアクセスについて、流入元を分けて分析したいときや、ランディングページにおいて、流入元となる広告クリエイティブの違いによるパフォーマンスを計測したいときなどに使われます。

パッシブパラメータの活用例

  • https://site.example/?entry=mail&id=1234 …… 購読者ID「1234」のユーザーがメルマガからサイトに流入した
  • https://lp.example/?creative=b …… クリエイティブパターンBからランディングページに流入した

このようにパッシブパラメータを使うことで、どんなユーザーがどのような経路でページへアクセスしたかを解析できるようになります。

メルマガにおいても、URLごとにパラメータをつけることで簡単にユーザーの行動を分析できます。

パラメータを使ったメルマガの効果分析方法は以下の記事で詳しく解説していますので、参考にしてください。

メルマガの効果をGoogleアナリティクスで分析する方法

URLパラメータを使うときは「重複コンテンツ」に注意!

URLパラメータの活用時に注意したいのは、「重複コンテンツ」によってSEO的な悪影響が生じうる問題です。なお、重複コンテンツによるSEOへの影響は、具体的に下記が挙げられます。

重複コンテンツによるSEOへの影響

  • コンテンツの質が低いとみなされ、サイト自体の検索順位が下がる
  • 重複コンテンツとみなされたページは検索結果に表示されなくなる
  • 本来一つのURLに集中すべき評価が、重複コンテンツごとに分散してしまう

たとえばアクティブパラメータを使う際、「Mサイズシャツの一覧URL」や「Sサイズシャツの一覧URL」といった具合で、URLや細かい情報は違うがコンテンツ自体はほぼ一緒ということが起こりえます。これが重複コンテンツです。

GoogleのクローラーはURL単位でページを評価するため、「?」より前のURLが共通でも、パラメータが異なれば「別個のページ」として扱います。「ページ自体は重複してないから」と油断すると、Googleからは重複コンテンツとみなされてしまうわけです。

URLパラメータを活用しつつSEOへの影響を最小にとどめたい場合は、「Google Search Console」を活用するのがおすすめです。

Google Search Consoleは、自社サイトがGoogleからどんな評価を受けているかをチェックできるツールで、「このURLパラメータがあるページは無視してね」といった設定もできます。

Google Search Consoleの機能はすべて無料で使えるため、URLパラメータを使う予定がなくても、検索結果からの流入を狙ったサイトを運営するのであれば必ず導入しましょう。

パラメータとは? まとめ

パラメータとは、物事の結果に影響を与える「値(あたい)」のことです。数学やゲームなど様々な分野で使われる言葉ですが、大きな意味合いはどの分野も変わりません。

Webマーケティングでパラメータといえば、基本的には「URLパラメータ」のことを指します。

URLパラメータとはURL末尾の「?(半角クエスチョン)」以降の文字列のことで、パラメータの内容に応じて、サイトの見た目や表示結果が変わったり、サイトのアクセス解析に役立ったりします。

何かと便利なURLパラメータですが、Googleのクローラーから重複コンテンツ扱いされ、SEOに悪影響を及ぼすこともあります。

そうしたことを防ぐため、「Google Search Console」を活用してパラメータ付きURLをどう扱ってもらうか、あらかじめ設定するようにしましょう。

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