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「ワンクリック解除」の設定は必須!?Gmailの受信ボックスにメールを配信するには

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2024.04.25 メール配信

2024年2月にGoogleが提供するGmailで施行された「メール送信者のガイドライン」は、送信元に高いセキュリティ要件を求めるものになっています。

特に、1日に5,000件を超えるメール送信者にはセキュリティ関連以外にも厳しい要件がありました。

中でも「ワンクリック解除」の設定は、メールマーケティングを行っている(もしくは検討している)企業にとっては悩ましい問題かもしれません。

この記事ではGoogleが施行した「メール送信者のガイドライン」の概要や、ワンクリック解除の設定方法などを解説しています。

円滑で効率的なメールマーケティングを行うためにも、ぜひご覧ください。

「ワンクリック解除」とは

「ワンクリック解除」は、メール受信者が迷惑メールの報告などを行わずに配信を停止するための仕組みを指します。

メールマーケティングを実施している方であれば「オプトアウト」についてはご存知かもしれません。

オプトアウトとは、メールの購読停止を希望するユーザーが使うリンクのことを指します。

しかし、オプトアウトの多くはクリック後、購読を停止する理由やメールアドレスの入力を行う画面に移行します。

Gmailが採用した「メール送信者のガイドライン」では、上記のようなオプトアウトではなく、クリック後の作業を省略しメールの配信停止を行うリンクを「ワンクリック解除」としています。

そのため、配信しているメルマガなどにオプトアウトを設置している場合でも、ワンクリック解除とはみなされない可能性があることを覚えておきましょう。

「ワンクリック解除」を設置しないとどうなる?

冒頭でもご紹介したように、ワンクリック解除はGmailが更新した「送信者ガイドライン」の中で1日に5,000件を超えるメール送信者に設置が求められています。

ビジネスシーンでの使用であっても、通常のコミュニケーションで上記の件数を送信することは考えづらいため、主にメールマーケティングを行う方に向けての要件でしょう。

実際に、Gmail公式のヘルプページでは以下のような回答がありました。

ワンクリックでの登録解除が必要なのは、マーケティングやプロモーションのメールのみです。トランザクション メールはこの要件から除外されます。トランザクション メールの例としては、パスワードの再設定、予約の確認、フォーム送信の確認などがあります

もし、ワンクリック解除を設定せずにメールの大量配信をした場合、どのような問題が発生するのでしょうか。

Gmailへ向けたメールが届きづらくなる

「メール送信者のガイドライン」では、要項を満たしていない送信者からのメールは迷惑メールに分類される可能性が示唆されています。

どれだけ良いコンテンツを作成しても、相手のメールボックスに受信されなければ集客効果を発揮することはできません。

そのため、メールマーケティングを行う上で到達率の低下は、施策の成果に関わる重要な問題と言えるでしょう。

また、上記のガイドラインでは、ワンクリック解除の設定以外にもセキュリティ環境の整備などが追加されており、Gmailへ向けたメールの送信者は全ての要項をクリアする必要があります。

以下の記事では、Gmailに適応されている「メール送信者のガイドライン」の概要を解説しています。

関連記事:【解決策】2024年2月よりGmailガイドラインが変更!1日5000件以上の配信は対応必須!

今後は、Gmail以外のメールクライアントが定めるガイドラインにも採用される可能性があるため、メール業務やメールシステムの担当者は把握しておきましょう。

レピュテーションが低下する

Gmailへ送信したメールが迷惑メールフォルダに分類されるようになると、送信元のIPレピュテーションが低下します。

IPレピュテーションとは送信元となるメールサーバーに関する評価。メールの送信実績や迷惑メール率などをスコアに反映し、迷惑メールの分類に活用する

2024年4月現在、この記事で紹介している「メール送信者のガイドライン」はGmailにのみ適用されています。

しかし、IPレピュテーションが低いメールサーバーからのメールは、ガイドラインに関係なく迷惑メールとして分類されることがあります。

IPレピュテーションの回復は容易ではないため、基本的にはレピュテーションを低下させない対策が求められます。

IPレピュテーションについては下記の記事で詳しく解説をしているので、参考にしてみてください。

関連記事:IPレピュテーションとは?確認方法やメール到達率を高める方法を解説します

Gmailで「ワンクリック解除」が求められるのは2024年6月から

Gmail宛のメールに「ワンクリック解除」を設置しなければならないのは、2024年6月からとされています。

参考記事:「Gmail」メール送信者のガイドラインに関するよくある質問

SPFやDKIMなどのセキュリティに関する変更は同年2月から施行されていますが、ワンクリック解除に関しては猶予を持たせた記載となっています。

また、冒頭でも解説しているように、ワンクリック解除の設置が求められているのは「1日に5,000件以上の送信」かつ「マーケティング・プロモーションメールの送信」を満たす送信者です。

自社の配信規模に合わせて、ワンクリック解除の設定を行いましょう。

「ワンクリック解除」の設定方法

ここからは、実際にワンクリック解除を自社の配信するコンテンツに実装する方法について解説します。

List-Unsubscribeを使う

Gmailの公式でも紹介されている「List-Unsubscribe」を使用することで、ヘッダーにワンクリック解除を設置できます。

しかし、List-Unsubscribeをヘッダーに実装しワンクリック解除として活用するには、ヘッダー情報の追加だけでなく、以下のような準備も必要になります。

  • 受信者を識別するURI
  • DKIM署名
  • POST処理を行うサーバー 

そのため、メールシステムに関する知識や経験が不可欠となり、専門的なスキルが求められます。

Googleが使用を推薦しているため、現時点ではベターな方法ではありますが技術的なハードルがあるとも言える方法です。

メール配信システムを使う

「List-Unsubscribe」は、GmailやOutlookなどの大手メールクライアントや自社で構築したメールサーバーに実装することができます。

しかし、上記のようなリソースを用意できない場合は別の方法を考えなければなりません。

また、今後Gmailをはじめとする無料メールクライアントに確実にメールを到達させるには、ワンクリック解除以外のセキュリティ要件もクリアしなければなりません。

そもそもGmailやOutlookのようなメールサーバーは1日に5,000件を超えるような大量配信に特化したサーバーではないことが多いことも覚えておきましょう。

1日に5,000件を超えるメール送信を行う企業は、上記のような課題をクリアするために「メール配信システム」を活用しています。

メール配信システム とはメールの大量配信をはじめとする、メールマーケティングに特化した機能を提供しているサービス。提供元によって機能や価格が異なる。

メール配信システムの中には、ワンクリック解除の設置やSPF・DKIMへの対応といった「メール送信者のガイドライン」に対応したサービスもあります。

提供している機能や配信規模によって価格は変わりますが、メール配信システムの1つブラストメールでは、以下の機能を提供した上で5,000件までのリスト登録であれば月額4,000円で利用できます。

  • HTMLメール配信
  • 差し込みコード
  • ターゲット配信
  • 開封率・クリック測定
  • エラーカウント
  • フォーム作成
  • ワンクリック解除 

興味がある方は、ぜひ詳細をご覧ください。

関連記事:【公式サイト】ブラストメール – 一斉メール配信システム

まとめ

「ワンクリック解除」の設置は、Gmailへのプロモーションメールを送信する際に、正常にメールボックスに振り分けられるための条件となっています。

1日に5,000件を超えるメールを送信しマーケティングを行っている場合は、ワンクリック解除を設置しなければ、集客効果に大きな影響を及ぼすことも考えられます。

また、メールセキュリティへの関心が高まっている昨今では、Gmail以外のメールクライアントでもワンクリック解除の設置をはじめとする要件を追加する可能性があります。

配信しているコンテンツにワンクリック解除を設置する方法には、

  • List-Unsubscribe
  • メール配信システム

上記の2つが挙げられます。

「List-Unsubscribe」は無料でヘッダーを拡張できるテキスト情報ですが、技術的なハードルがあることや、ワンクリック解除以外の要件には対処できないという問題点もあります。

1日に5,000件を超えるようなメールマーケティングを行う場合は、ワンクリック解除だけでなくマーケティングを行う上で必要になる機能を提供している「メール配信システム」がオススメです。

本記事でもご紹介している「ブラストメール」では、ワンクリック解除の設置をはじめとするセキュリティ要件の追加に対応したGmail送信者ガイドライン対応版を提供しています。

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メール配信に関連する環境の変化に対応し、自社のコンテンツを正確に配信するためにも、メール配信システムの使用を検討してみてはいかがでしょう。

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