メール配信をしていて一番気になるところは、やはり効果ですよね。
自身が作ったメールがどの程度見られているのか、そしてどの程度の反響が発生しているのか?
メール配信担当をされている方は、ぜひ知りたいところだと思います。
そこで今回は、
開封率からみなさまのメール配信が順調な状態なのか、不調な状態なのか
一緒に分析して確認していきましょう。
一般的な平均開封率を知る
最初にこの表をご確認ください。

【参考】https://www.getresponse.com/resources/reports/email-marketing-benchmarks#location-industry
これはメールの開封率に関する調査の結果をもとに、アジア圏での傾向を加味した表となります。
右側の赤枠の部分がアジア圏、つまり日本を含む地域での開封率の平均です。
18.5%
この全業界の平均値となっていて、これを超えているか、それとも超えていないかが順調か不調かの判断基準になります。
まずは、利用者のみなさまの状況を確認しましょう。
開封率を確認する
ブラストメールでは、HTMLメールによってメールを作成すると開封率が自動的に取得できる効果測定ツールとしての機能があります。
【配信履歴】メニュー → 右側の「詳細」 → 下へスクロール
開封率/数という表示があり、数字部分をクリックすると、具体的に誰がというところまで分析することができます。
もし、ここが「-」のように何も表示されていなければテキストメールをご利用中ですので、開封率は取得できていない状態になっています。
開封率の取得はHTMLメールのみの機能となりますので、下記の記事を参考にHTMLメールの作成にチャレンジしてみてください!
そして結果が確認できたら、開封率が18.5%を超えているかどうか確認してみましょう。
18.5%を超えている方
おめでとうございます。
貴社の開封率は平均水準を超えているので、順調と言ってよいでしょう。
上長の方がいれば、満を持して「平均以上の成果がでています!」と報告しましょう!
そして、次はさらなる高みを目指して+5.0%%くらいを目安に次の目標を当てて、よりよいタイミングや件名を探し、さらなる成果を狙いましょう。
18.5%を超えていない方
平均を下回っておりますが、まだ落ち込む段階ではありません!
配信対象によっては、平均通りにはいかないケースもあります。
例えば、特に高額製品など少数の方が興味を持てばよいというケースや、あまり興味をもっていない方へ配信を行っているというケースであれば、平均よりも下回っても仕方ないのです。
弊社で言えば、利用者様向けのメールマガジンは50%に近い高水準を保っていますが、導入前のお客様向けのものでは27%前後と差がついています。
しかし、ターゲットが違いますからどちらが良いとは一概に言えないのです。
上記の18.5%はあくまで水準ですから、現在利用されていないメールアドレス等はリストに入っていないか今一度確認してみましょう。
と、上記のように開封率の度合いにはさまざまな捉え方があります。
とはいえ、それぞれターゲットや業界の水準があるとしても、出来る限り開封率が高い方が良いのには違いありませんよね。
そこで、次の章では開封率を上げる具体的な方法をお教えします。
開封率を上げるには
開封されないメールはどんなに良質で価値のあるものだとしても、残念ながら他のメールに埋もれて一切読まれないまま削除される運命にあります。
ですから、何をするにしてもメールを利用する以上、まずはメールの開封率を上げるのが大切です。
実は開封率は影響を受ける要素が少なく、3つのポイントで改善が可能です。
到達率を改善する
到達しないメールアドレスが大量にある場合、不要な母数が増え当然開封率は下がってしまいます。
ですので、本来はエラーが出たメールは排除してリストのメンテナンスが必要なのですが、ブラストメールは自動でリストがメンテナンスされます!
エラーとなったメールアドレスは次回から配信対象から除外されますので、送れば送るほど到達率は上昇していきます。
ですので、このポイントはブラストメールユーザーのみなさまは無視して大丈夫です!
件名の付け方(タイトルの付け方)を工夫する
これは他の記事でもよく書かせていただいている内容ですが、件名をより分かりやすく魅力的なものにしましょう。
みなさまお待たせしました!毎年恒例、夏のセールを開催します。
上の件名をみていかがでしょうか?
一見よくある件名にも見えますよね。
では、続けてもう一つ例を並べてみましょう。
みなさまお待たせしました!毎年恒例、夏のセールを開催します。
【夏セール開催!】最大50%OFFの商品もあります。ぜひご来店ください。
今度は、どうでしょうか?
なんとなく上よりも、下のメールに目がいきませんか?
さらに、受信者側がメールボックス内での表示幅を短めにしている状況でどう見えるのか、確認してみましょう。
みなさまお待たせしました!毎年恒例、夏
【夏セール開催!】最大50%OFFの商品も
ついに上のパターンでは「夏のセール」という重要な情報すら入らなくなってしまいました。
このように、件名は受信側の画面のサイズでどこまで表示されるのかが決まってしまいます。
そして、読者にはさまざまな会社からのメールが複数同時に届くので、件名はなるべく完結にすぐ要件が分かるものが望ましいです。
【夏セール開催!】最大50%OFFの商品も
このメールは最初の9文字で一番伝えたいことを完結に表現しています。
さらにその後に具体的な文言が続き受信者の興味を掻き立てる内容になっています。
結果、上のメールよりも、下のメールの方が直観的に理解でき、印象に残ったというわけです。
このように、件名が一部しか見えていなくてもパッと見だけですぐに魅力が伝わるように工夫すると、どんな状態で開かれても読者により多い情報を与える事ができます。
上記は概念的なコツでしたが、今回は具体的なテクニックも記載しておきます。
- 最初に【】で伝えたい内容を数文字で表現
- 具体的な数字(●●円、●●%、●●人)などを入れて分かりやすさを
- 無駄な文字は削って、最初の15文字で勝負
ぜひ参考にして件名を変更してみてください!
時間を最適化する
配信する時間でも開封率は大きく変わります。
大げさに考えると、午前3時についたメールと午前8時についたメールどちらが見られるでしょうか?
・
・
・
まぁそれは、絶対的に午前8時の方ですよね?
午前3時に送ったメールはすぐに確認が出来ないので他のメール埋もれて、良くてもせいぜいプレビューで見る程度です。
このようにタイミングは非常に重要なのですが、いつがいいのか?という点については考え方に少しコツがいります。
下記の記事で解説していますので、ぜひ読んでみてくださいね。
まとめ
①日本での平均開封率の参考値は18.5%
②開封率を上げる方法
【到達率】
・エラーアドレスは除外する(blastmailユーザーは自動処理)
【件名】
1.最初に【】で伝えたい内容を数文字で表現
2.具体的な数字(●●円、●●%、●●人)などを入れて分かりやすく
3.無駄な文字は削って、最初の15文字で勝負
【配信時間】
・一週間の受信者の行動を考えて、一番見やすい時間を推測する
【参考】もっともメールが読まれる配信時間とは?
いかがでしたでしょうか?
開封率は、メール施策における重要な指標の1つですが、世間一般の標準値を知っておかないと高いのか低いのか分かりませんよね。
この記事を読んでいただいたみなさまは今自社のメールが良く開封されているのか、あまりされていないのか、判断が出来るようになっているかと思います。
結果を受けて、件名をより良くしていくか、それとも内容自体を変えていくか、さまざまな調整をしながらより多くの方にメールで接触できるよう進めていきましょう!
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