SNSやチャットなどが台頭する中、稀に「メールによる営業・広告は時代遅れなのではないか?」という不安の声を耳にします。
しかしながら、現時点でも営業・広告の手段としてメールはこれまで廃れることはなく、廃れるどころか近年では敢えてメールを選ぶという企業が増えています。
それはメール特有の強みが時代を問わず評価され続けているためなのですが、ブラストメールを御導入いただいた皆さまは営業・広告の施策にメールを利用することの強みをご存じでしょうか?
今回は、知っているのと知らないのとでは大きく差が付く、メール配信の強みと共に成果が出やすい「おすすめの運用方法」を解説いたします。
目次
メール配信の効果とは?
「集客をしたい」「購入を促したい」と皆様は意識して、メール配信を行っているかと思いますが、他の連絡・広告方法と比較してメール配信自体がどういった強みがあって、どういった効果をもたらすのか、考えたことはありますか?
きちんとメール配信の強みや期待するべき効果を把握してメールを送るのと、そうでないのとでは結果に雲泥の差が付きます。
ここでは意外と盲点になりやすいメール配信の強みと効果について解説いたします。
メール配信の強み
メール配信は、過去に取引や名刺交換などをした特定の相手だけに向けて配信が出来るという点に特徴があります。
そして当たり前ではありますが、メールはメールアドレスを知らないと配信が出来ないため、ユーザー1人当たりに届く情報量は自然と限定されたものになります。
そのため、不特定多数との不要な競争に巻き込まれずに簡単に相手に情報を届けることができます。
また、過去に取引や名刺交換をした相手からの情報のみが届くため、他の広告媒体に比べて信頼性が高く、届けた情報が読まれやすいという強みもあります。
さらに、配信された情報はメールボックスに溜まるため、送る側のタイミングと受信者側の確認タイミングが揃わなくても情報が届くという点も重要なポイントとなります。
・競合企業との競争が最小限なので難易度が低い
・情報量が比較的少ないため読まれやすい
・定着しやすい(継続的に読まれやすい)
・拡散力はないため、爆発力はない
・週3回など高い頻度の場合、悪い印象を与える可能性がある
SNSとの違い
同じような施策としてSNSを使った情報周知があります。
メールと比較した場合【リアルタイム性(即時性)】が高く、通達したいというその瞬間に相手に連絡が出来るという特徴があります。
その特徴から話題になった場合の爆発力は高く、話題にさえなれば非常に高い成果を生むことが出来ます。
引き換えに、明確に相手の連絡先を知らずとも連絡が可能なため、ユーザー1人当たりに届けられる情報量が膨大になります。そのため、配信のタイミングと受信者の確認のタイミングが一致しないと提供した情報が相手の目にすら入らないというというデメリットもあります。
また不特定多数への配信となるため競合する企業も多く、すべての発信者は大手企業と同じ土台で戦うことになります。
成功したときの爆発力は一目置くものがありますが、そのためには高いマーケティング知識とセンスが問われるため、メールと比較してSNSの施策はハイリスクハイリターンのマーケティング熟練者向け施策となります。
上記から一般的にはメールにてある程度の成果が出てからSNSにチャレンジするという段階を踏むことを推奨します。
・リアルタイムに相手に情報を届けることができる
・不特定多数に配信が可能
・流通する情報量が多いので、読まれる可能性が低い
・定着率は極めて低い(継続的に読まれにくい)
もっとも効果的なメール配信の運用方法は継続配信!
新しい読者を獲得しやすい「読まれやすい」という特徴と、継続的に読んでもらいやすい「定着力がある。」という特徴を持つメール配信は継続的な施策に向いています。
月に1回以上の配信を行うことで、継続的に製品やサービスの情報を届け顧客と接触し続けることが出来ます。
継続的な配信は、未来のリピートに繋がる
継続的に自社のサービスや製品情報を提供しつづけることで記憶に残り、いざ顧客が選定を行う際に優位に検討してもらうことが出来ます。
結果として、本来は製品やサービスのことを失念して検討をしなかったはずの顧客にリピートで利用・購入してもらえる可能性を増やすことが出来ます。
このリピート購入の獲得はメール配信における最大のメリットであり、メールマーケティングで成功している企業はかならずといって重視している施策です。
リピート利用率の重要性
メール配信によってリピート利用率の向上が期待できることをご説明しましたが、売上を継続的に上げるためには新規購入だけでなく、リピート率を確保することが大切です。
下記の図は、新規売上量が同じの状態でリピート率が50%あった場合の5年間での売上の推移を表しています。
新規売上が伸びなくとも、しっかりとリピートを獲得することで、5年後にはなんと約2.5倍の売上に達します。
新規売上を確保する一方で、メール配信を実施することでこういった成長基盤を整えることが出来るのです。
最近注目される検討のリピートとは?
メール施策はリピート購入に有効と話しましたが、最近は【失注顧客に検討をリピートさせる】ことで新規顧客を獲得する流れも出てきています。
業界にもよりますが、自社のサービスや製品を検討した結果、失注となってしまったお客様でも、数年以内に半数以上のお客様は似た製品を再検討する傾向があります。
このタイミングを逃さないよう失注してしまった後でも、継続的なメール配信で自社製品・サービスの興味を持続させるという戦略です。
つまり、失注した瞬間に既に次の検討の土台に入れるかどうかの勝負がはじまっているという考え方で、多くの企業がこの手法で成功を収めています。
この場合はむしろ流行りのSNSではなく、継続的に読まれやすい強みを持つメールが適しているとされており、近年メールを使った施策が注目を浴びています。
上記のような意味合いでもやはり継続的にメールを送ることのメリットは強いと言えます。
よりよいメール配信するポイント
メール配信をするためのポイントは前回も一部かんたんに解説させていただきましたが、更により多くのポイントを資料にまとめさせていただきました。
メール配信の効果測定における抑えるべきポイントや、弊社が実際に取り組んだ事例なども御座いますので、ぜひご参考にしていただきたいです。
メール配信効果 虎の巻』をダウンロードまとめ
基本的にメール配信は継続的に配信することで、リピート購入を増大する効果を期待する施策です。
短期で成果が見えづらいため数か月で諦めてしまう方も多いのですが、1年・2年と続けることで、着実に売上を成長させることができる施策でもあります。
1回1回のメールの見直しを行いながら可能な限り開封率・クリック率を上げ、その上で長期的にサービスや製品を記憶に残すことができているか評価することが大切な施策ですので、ぜひ引き続き配信を行っていただきたいと思います。
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